リンハオ・アーキテクツ+KUUによるシンガポールの「ガーデンフードパビリオン/ SATAY BY THE BAY」

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リンハオ・アーキテクツ+KUUによるシンガポールの「ガーデンフードパビリオン/ SATAY BY THE BAY」

architecture, feature

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リンハオ・アーキテクツ+KUUが設計したシンガポールの「ガーデンフードパビリオン/ SATAY BY THE BAY」です。
KUUは佐伯聡子、Kok-Meng Tanによる上海を拠点に活動している設計事務所。「マイナスKハウス」で新建築賞も受賞しています。

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以下、建築家によるテキストです。

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ガーデンフードパビリオン/ SATAY BY THE BAY

このガーデンフードパビリオンはシンガポールのマリーナベイに位置する。一般的にはホーカーセンターと呼ばれる個人経営の食堂が集まるオープンエアーな施設であり、シンガポールのあちこちで目にするタイポロジーである。食品や雑貨の市場と併設されていることも多く、日常的でアノニマスな佇まいを持つ。

周囲はマリーナベイに新しく作られた公園で、他にもいくつかの建築があるが、このフードパビリオンにはトロピカルな木が植えられた海沿いの歩道や、人口池に沿った歩道などからアクセスできる。蝶やその他の虫が飛び交う中、大きな木の枝やつる性植物の下をくぐり抜けた先にある。

ここには、大きな屋根がかかっている。その屋根はシンガポールの強い日射しを遮り、突然のスコールから客や働く人を守る。天井に設置されたファンが心地のいい空気の流れをもたらす。屋根の高さが周辺に広がるオープンさを保ち、所によっては折れて下がることで、その下の空間に変化を作る。所々に設けられたガラスの明かり取りが、大きな屋根の内部にも光をもたらす。そしてその屋根全体は植物で覆われている。

自由に好きな店から食べ物を買い、好きな場所に座る。蓮の花やそこを飛び回るトンボがよく見える池に面した席でもいいし、シェードを作る大きなシダ系植物の下でもいい。ここで働く人達もこの大きな屋根の下の自然に近い環境の中で、料理を炒め、皿を洗う。ここには食べ物の煙と匂い、湾からの風、木や花の香りがある。

経済成長を背景に建築がデザインされ過ぎ、コントロールされ過ぎな傾向にあるシンガポール。自然でさえもランドスケープという名前でコントロールされるが、竣工後数ヶ月で育った植物を見る限りはコントロールしきれない勢いもこのトロピカルな気候にはあるようだ。これから月日を経てその勢いにこのパビリオンが徐々に埋もれていくのを見るのを楽しみにしている。

■建築概要
プロジェクト名:ガーデンフードパビリオン/ SATAY BY THE BAY
設計:LINGHAO architect + KUU  
写真:Jeremy San
竣工:2013年1月
面積:1999.35平米


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