藤田雄介 / Camp Design inc.による「芦花公園の住宅」

( )

Photo at random

藤田雄介 / Camp Design inc.による「芦花公園の住宅」

architecture, feature

roka_01
all photos(C)kentahasegawa

藤田雄介 / Camp Design inc.が設計した「芦花公園の住宅」です。
この建築には、藤田が考案した「布框戸(ぬのかまちど)」が使用されており、これはR不動産TOOLBOXにて販売もされています。

この建物は、築44年の分譲化された団地である。約50㎡の住戸で、一般的な団地同様に柱間装置によって仕切られていた。プランニングの問題からか、柱間装置を用いた日本建築がつくりだす連続性や可変性は感じられない状態だった。そこで既存の形式を切り捨てて新たな形式を用いるのではなく、エレメントの導入によって現在的なものに更新できるのではないか。素材は一新されながらも懐かしさや記憶を受け継いだ、あったかもしれない風景を顕在化できるのではないかと考えた。

※以下の写真はクリックで拡大します

roka_02

roka_03

roka_04

roka_05

roka_06

roka_07

roka_08

roka_09

roka_10

roka_11

roka_12zumen

roka_13toolbox

以下、建築家によるテキストです。

**********

形式のリノベーション

柱と梁の間に、建具や壁が嵌められた形式を柱間装置と呼ぶ。
日本建築の特質である外部環境との連続性や空間の可変性は、柱間装置によって生み出されてきたとも言える。注目したいのは、近代以降、木造ではなくRC造の団地等のインテリアにおいても柱間装置が採用されてきたことだ。形骸化されながらもインテリアに用いられてきたのは、柱間装置がうみだす場所性が日本人にとって拠り所となってきたからだろう。

この建物は、築44年の分譲化された団地である。約50㎡の住戸で、一般的な団地同様に柱間装置によって仕切られていた。プランニングの問題からか、柱間装置を用いた日本建築がつくりだす連続性や可変性は感じられない状態だった。そこで既存の形式を切り捨てて新たな形式を用いるのではなく、エレメントの導入によって現在的なものに更新できるのではないか。素材は一新されながらも懐かしさや記憶を受け継いだ、あったかもしれない風景を顕在化できるのではないかと考えた。

新たに導入するエレメントとして、布框戸(ぬのかまちど)という建具を製作した。これは障子のような透過性と襖のような軽やかさを併せ持っている、障子と襖の間の閾となる建具である。好きな布を張ったり、寒冷紗を張り網戸にしたり、自らカスタマイズできる仕様になっている。既製の障子や襖の枠は、溝7分(21mm)・溝同士の間は3~5分(9~15mm)と規格化されている。この規格に合わせてを製作し、製品化したものを実際に販売している*。団地に柱間装置が採用されている慣習を活かして、布框戸が団地改修で汎用されるツールとなり、団地というビルディングタイプを更新するエレメントになることを目指している。

*布框戸はR不動産TOOLBOXにて販売している:http://www.r-toolbox.jp/service/布框戸(ぬのかまちど)/

■建築概要
設計:藤田雄介 / Camp Design inc.
施工:河行工務店
建具:三村悠 / retour


前後の記事を読む

RSSフィード

このサイトの最新情報をRSSフィードで配信しています。
RSS RSSリーダーで購読する

メールマガジン

メールマガジンで最新の情報を配信しています。
»メールで architecturephoto.netを購読する

情報募集

建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
»詳しくは、こちらをどうぞ

Search"サイト内検索"

amazon search"書籍検索"

最新ニュースを受け取る

feature"特集記事"

remarkable"注目情報"

book"書籍情報"

Exhibitions"展覧会情報"

Competitions"コンペ情報"

最近のTopics

Ad

広告掲載ついてはこちらにどうぞ

ap job"求人情報"

ap product"建材情報"

ap books"入荷情報"

Tags

※ニュース・リリースなどはこちらのフォームをご利用ください
>>contact