小笠原優建築設計事務所による、石川県のビルの住居フロアのリノベーション「厚い壁に囲まれた洞窟のような住居」

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小笠原優建築設計事務所による、石川県のビルの住居フロアのリノベーション「厚い壁に囲まれた洞窟のような住居」

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写真提供:masaru ogasawara and associates

小笠原優建築設計事務所による、石川県のビルの住居フロアのリノベーション「厚い壁に囲まれた洞窟のような住居」です。

鉄骨造ビルの住居フロアのリノベーション計画である。

既存の躯体や設備スペースなどの雑多な凹凸を消すように大きな壁を配置した。隈なく光が伝わるように壁は開口部から垂直に引き伸ばされている。壁は300~500㎜程の厚みがあり、小住宅のスケールではない。構造からは自由である。たっぷりと光を含んだ砂漆喰の塊は、それ自体が彫刻のような存在感を持ちながら、空間に落ち着きと和らぎをもたらしてくれる。切り取られた分厚い壁の断面は、光を拡散させるためのバッフルとしても機能する。

※以下の写真はクリックで拡大します

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以下、建築家によるテキストです。

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鉄骨造ビルの住居フロアのリノベーション計画である。

既存の躯体や設備スペースなどの雑多な凹凸を消すように大きな壁を配置した。隈なく光が伝わるように壁は開口部から垂直に引き伸ばされている。壁は300~500㎜程の厚みがあり、小住宅のスケールではない。構造からは自由である。たっぷりと光を含んだ砂漆喰の塊は、それ自体が彫刻のような存在感を持ちながら、空間に落ち着きと和らぎをもたらしてくれる。切り取られた分厚い壁の断面は、光を拡散させるためのバッフルとしても機能する。

内部空間は切石の量塊を積み上げたようでもあり、大きく刳り貫いた洞窟のようでもある。構築的でありながら始源的でもある。木製家具のスケールやディテールも同様に扱っている。砂漆喰の壁面は、既存の家具に合わせて地元の浜砂と黄土を混ぜた温かみのある色とし、砂の粒径や配合は壁が光を含みすぎず、かつ反射しすぎることがないよう慎重に決定した。主要な3つの開口部には、乳白ガラスやタペストリーなど透過率の異なるスクリーンを用いて、1日を通じて天候の移ろいと光の変化を楽しむことができる。
(小笠原優)

■建築概要
主要用途:個人住宅
所在地:石川県
設計監理:小笠原優建築設計事務所
施工:中野工務店
構造:鉄骨造3階建(既存)
床面積:76.3㎡(改修部分)
竣工年:2016.10
写真:masaru ogasawara and associates


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