ツバメアーキテクツによる、小径木広葉樹を活用した家具「KINOKO」

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ツバメアーキテクツによる、小径木広葉樹を活用した家具「KINOKO」

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写真提供:ツバメアーキテクツ

ツバメアーキテクツによる、小径木広葉樹を活用した家具「KINOKO」です。

飛騨には豊かな広葉樹の森が広がっている。しかしそこで取れる木材は、家具の生産には向かない小径木が多く、また、植林された針葉樹林とは異なり、どんな樹種がどの程度手に入るか把握しづらい。大量生産を前提とした飛騨の家具製品の多くは、同じ樹種が安定的に供給できる輸入材でつくられている。近くの森にある木々よりも、遠くの木材の方が資源として扱い易いという皮肉な話ではあるが、産業社会に包囲された現代では、あちこちで同じような状況が起きている。
しかし、これからの地域の持続性を考えれば、飛騨に住む人々自身が管理できる資源、つまり飛騨の森を前提とした産業のあり方に、少しづつでも切り替えていかなければならないだろう。こうした思いから、本プロジェクトは飛騨の小径木広葉樹を活用した家具の提案として始まった。

※以下の写真はクリックで拡大します

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以下、建築家によるテキストです。

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飛騨には豊かな広葉樹の森が広がっている。しかしそこで取れる木材は、家具の生産には向かない小径木が多く、また、植林された針葉樹林とは異なり、どんな樹種がどの程度手に入るか把握しづらい。大量生産を前提とした飛騨の家具製品の多くは、同じ樹種が安定的に供給できる輸入材でつくられている。近くの森にある木々よりも、遠くの木材の方が資源として扱い易いという皮肉な話ではあるが、産業社会に包囲された現代では、あちこちで同じような状況が起きている。
しかし、これからの地域の持続性を考えれば、飛騨に住む人々自身が管理できる資源、つまり飛騨の森を前提とした産業のあり方に、少しづつでも切り替えていかなければならないだろう。こうした思いから、本プロジェクトは飛騨の小径木広葉樹を活用した家具の提案として始まった。
 
材が小さく、利用可能な樹種が特定しづらいのであれば、そのような飛騨の森の特徴をそのまま体現したような家具をつくれば良いのではないかと考えた。小径木を製材すると、幅200~300の材として取り出される。そこから円を取り出し、複数枚を組み合わせることで大きな座面を作り出している。3枚組み合わせれば椅子になり、7 枚組み合わせればベンチになる。円同士は、伝統的な技術である千切りを用いて留め付けた。樹種は飛騨の森で採れる、ミズメ、ヤマザクラ、トチ、クリ、ブナ、キハダ、ホウを用いており、その時々で採れる樹種によって交換して良い。まるでキノコのような形であることと、飛騨の木々の子という意味を込めて「KINOKO」と名付けることにした。

■作品概要
企画:飛騨の森でクマは踊る
設計:ツバメアーキテクツ
製作 : Hida Collection
制作年:2017年
写真: ツバメアーキテクツ


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