長坂常 / スキーマ建築計画による、東京都千代田区のスーパーマーケット「福島屋秋葉原店」

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長坂常 / スキーマ建築計画による、東京都千代田区のスーパーマーケット「福島屋秋葉原店」

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all photos(C)長谷川健太

長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、東京都千代田区のスーパーマーケット「福島屋秋葉原店」です。店舗の場所はこちらでどうぞ

10年前だったら、スーパーマーケットにデザインが必要なんて思ってもみなかった。できるだけ品数多く、必要なものに無駄なくたどり着け、はやく買い物を済ませられるように、そして他店よりも同じものを安く提供し、それを武器にすべくその商品を前面に押し出し、そのうえでそのプライスを高らかに掲げるのがスーパーマーケットの役割であり、むしろそれがスーパーマーケットらしく、そこにはデザインの介在する余地などないと思っていた。

でも、どうやら最近はそれが少し変わってきたようだ。消費者が商品の良し悪しを理解し、良いものを買いたいという意識が強くなるとともに、それを提供しようとするスーパーマーケットが増えてきた。商品の良さを表現したり、買い物自体を楽しんでもらったりするために、デザインを少し必要としてきているようだ。

※以下の写真はクリックで拡大します

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以下、建築家によるテキストです。

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福島屋秋葉原店 / FUKUSHIMAYA TASTING MARKET AKIHABARA

10年前だったら、スーパーマーケットにデザインが必要なんて思ってもみなかった。できるだけ品数多く、必要なものに無駄なくたどり着け、はやく買い物を済ませられるように、そして他店よりも同じものを安く提供し、それを武器にすべくその商品を前面に押し出し、そのうえでそのプライスを高らかに掲げるのがスーパーマーケットの役割であり、むしろそれがスーパーマーケットらしく、そこにはデザインの介在する余地などないと思っていた。

でも、どうやら最近はそれが少し変わってきたようだ。消費者が商品の良し悪しを理解し、良いものを買いたいという意識が強くなるとともに、それを提供しようとするスーパーマーケットが増えてきた。商品の良さを表現したり、買い物自体を楽しんでもらったりするために、デザインを少し必要としてきているようだ。

福島屋の拠点は都心から1時間半ほどかかる郊外、青梅線の羽村駅に位置し、すでに創立30年を越す。消費者・生産者・小売り流通業者の三位一体、三方よしの共存共栄をコンセプトに、長い時間をかけて独自の成長を遂げ、有機栽培や無農薬無肥料による野菜など独自のセレクトで優れた商品を集めているスーパーマーケットとして、地元に支持されていた。それが突然、この数年で社会のニーズが一気に福島屋の思想に傾き、六本木店に続く都心型スーパーマーケットの第3弾が誕生した。

とはいえ、スーパーマーケットという業態自体は季節の変化や天候、時間帯によって商品やレイアウトがめまぐるしく変化する性格をもち、そしてそれが魅力となって消費者を引きつける。その魅力を引き出すべく計画に携わったが、我々にとっては新しい業態であり、暗中模索のなか計画を行った。

また、良いものを売るとはいえ、そもそも一般的に利幅の低いスーパーマーケットのひとつである以上、そんなに空間づくりに贅沢はできず、ビニールハウスのZAMパイプやレディーメイドなカゴ台車、ワイン箱などのローコストな材料を使って構成し、魅力的な商品の動きを演出する創作を計画した。また、評判の高いお惣菜やおにぎり、お弁当などを作るオープンキッチンを店舗を囲むように設置し、品質を開示しつつ、厨房の活気を店内に伝え、賑わい感を作った。

■建築概要
題名:福島屋秋葉原店
設計:長坂 常/スキーマ建築計画
担当:會田倫久+西原将
所在地:東京都千代田区外神田
主用途:スーパーマーケット
施工:株式会社TANK
協力:village(サイン計画)
階数:1階
延床面積:543.76㎡
構造:CFT構造
竣工:2016年12月
写真:長谷川健太


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