髙木貴間建築設計事務所による、埼玉の既存住宅の改修「鶴ヶ島の東屋」

( )

Photo at random

髙木貴間建築設計事務所による、埼玉の既存住宅の改修「鶴ヶ島の東屋」

architecture, feature

all photos©大瀬戸雄大

髙木貴間建築設計事務所による、埼玉の既存住宅の改修「鶴ヶ島の東屋」です。

関東のありふれた密集造成宅地で、接道わずか2mの旗竿敷地に建つ築33年を経た木造住宅の改修である。改修着工前、南側には小さな明るい庭があった。庭に面した隣地には畑があり広々とした空が望めたが、宅地造成されることが計画されていた。ゆえにいずれ四周を住宅に囲まれ、決して良い環境ではない庭に変貌することが想像できた。

このプロジェクトは改築と増築の組み合わせからなる。既存の住宅プランは各部屋を小さく区切るnLDKプランだった。その閉塞感を持ったプランをオープンに変えることにした。リビングやダイニングなどの共有性の高い室に吹き抜けで縦におおらかな広がりを持たせ、ワークスペースやロフトをそこに開いた。

※以下の写真はクリックで拡大します

以下、建築家によるテキストです。

**********

関東のありふれた密集造成宅地で、接道わずか2mの旗竿敷地に建つ築33年を経た木造住宅の改修である。改修着工前、南側には小さな明るい庭があった。庭に面した隣地には畑があり広々とした空が望めたが、宅地造成されることが計画されていた。ゆえにいずれ四周を住宅に囲まれ、決して良い環境ではない庭に変貌することが想像できた。

このプロジェクトは改築と増築の組み合わせからなる。既存の住宅プランは各部屋を小さく区切るnLDKプランだった。その閉塞感を持ったプランをオープンに変えることにした。リビングやダイニングなどの共有性の高い室に吹き抜けで縦におおらかな広がりを持たせ、ワークスペースやロフトをそこに開いた。

そして庭に小さな東屋を増築することにした。改修された古い母屋のリビングと増築された簡素な東屋は寄り添うように、空間的・視覚的に連続させた。近隣の住宅にタイトに囲われた庭で、透過性のある素材で作られた東屋の屋根はわずかな光をキャッチし拡散する。また真夏の強烈な太陽光を照明のシェイドのようにやわらげ、程よい明るさをもたらす。そして近隣からのウインドウトリートメントの役割も果たす。リビングの窓を開け放って、東屋と空間を連続させると、リビングの機能も拡張する。リビングの一部と化した東屋で本を読んだり、ご飯を食べたり、飼い犬と遊んだりできる。そして、東屋は喫煙部屋としても毎日頻繁に滞在するくつろぎの空間である。

小さな東屋は庭を変え、家全体に影響する大きな存在となった。

■建築概要
建設地:埼玉県鶴ヶ島市
用途:専用住宅
構造:木造二階建
建築面積:57.50m2
延床面積:97.24m2
構造計画:長谷川大輔構造計画
竣工:2016年11月
写真:大瀬戸雄大


前後の記事を読む

RSSフィード

このサイトの最新情報をRSSフィードで配信しています。
RSS RSSリーダーで購読する

メールマガジン

メールマガジンで最新の情報を配信しています。
»メールで architecturephoto.netを購読する

情報募集

建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
»詳しくは、こちらをどうぞ

Search"サイト内検索"

amazon search"書籍検索"

最新ニュースを受け取る

feature"特集記事"

remarkable"注目情報"

book"書籍情報"

Exhibitions"展覧会情報"

Competitions"コンペ情報"

最近のTopics

AD

広告掲載ついてはこちらにどうぞ

ap job"求人情報"

ap product"建材情報"

ap books"入荷情報"

Tags

※ニュース・リリースなどはこちらのフォームをご利用ください
>>contact