exhibition archive

建築家の能作淳平によるセミナー「仕事と暮らしを変える―持ち寄るシェアの可能性―」(ゲスト:佐竹雄太、加藤健介)が開催。主催はリビングデザインセンターOZONE、参加費無料、要事前登録
建築家の能作淳平によるセミナー「仕事と暮らしを変える―持ち寄るシェアの可能性―」(ゲスト:佐竹雄太、加藤健介)が開催。主催はリビングデザインセンターOZONE、参加費無料、要事前登録建築家の能作淳平
建築家の能作淳平によるセミナー「仕事と暮らしを変える―持ち寄るシェアの可能性―」(ゲスト:佐竹雄太、加藤健介)が開催。主催はリビングデザインセンターOZONE、参加費無料、要事前登録能作淳平が運営する「富士見台トンネル」の様子。

建築家の能作淳平によるセミナー「仕事と暮らしを変える―持ち寄るシェアの可能性―」(ゲスト:佐竹雄太、加藤健介)が開催されます。主催はリビングデザインセンターOZONEです。参加費無料、要事前登録です(※無料の会員登録が必要)。開催日時は、2022年12月9日(金)17:00~18:30会場は、東京都新宿区のリビングデザインセンターOZONEの5Fセミナールームです。 ※zoomでのオンライン開催に変更になりました(2022/11/28追記)【ap・ad】

仕事と暮らしを変える―持ち寄るシェアの可能性―

ニューノーマルと呼ばれる現在、建築に携わるクリエイターの職能・役割が多様化しています。
建築物を建てるだけでなく、街で働く人、集う人、住まう人を見据え、彼らと建築をつなぐためのプランを立案し、事業や活動を展開する。
こうしたコミュニケーションをつくり、つなぎ、集う取り組みは、建築という仕事だけでなく、コロナ禍の社会全体において、必要課題といえるのではないでしょうか。
本セミナーでは、国立市にシェアする商店「富士見台トンネル」を開業した、建築家の能作淳平氏を迎え、「富士見台トンネル」を通じて、ご自身の仕事の変遷や、場をつくることでうまれた思いなどを語っていただきます。
また、現在進行中のプロジェクト「シェアするコンビニ」に参画する佐竹雄太氏(アラウンドアーキテクチャー)、加藤健介氏(三画舎)をゲストに迎え、プロジェクトの過程と今後の取り組みをお話します。

※やむを得ない事情により、中止または延期とさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

ギャラリー・間の2023年5月以降の展覧会情報が公開。ドットアーキテクツ、西澤徹夫、能作文徳+常山未央の展示を開催
ギャラリー・間の2023年5月以降の展覧会情報が公開。ドットアーキテクツ、西澤徹夫、能作文徳+常山未央の展示を開催 photo©architecturephoto

TOTOギャラリー・間の2023年5月以降の展覧会情報が公開されています。ドットアーキテクツ西澤徹夫能作文徳常山未央の展示を開催予定です。

久保都島建築設計事務所とアラキ+ササキアーキテクツによる、プリズミックギャラリーでの建築展「Crossing」の会場写真。両事務所が協働で設計している、“食”をテーマにした鎌倉の集合住宅を中心に展示。其々の近作も併せて紹介
久保都島建築設計事務所とアラキ+ササキアーキテクツによる、プリズミックギャラリーでの建築展「Crossing」の会場写真。両事務所が協働で設計している、“食”をテーマにした鎌倉の集合住宅を中心に展示。其々の近作も併せて紹介会場全景 photo©architecturephoto
久保都島建築設計事務所とアラキ+ササキアーキテクツによる、プリズミックギャラリーでの建築展「Crossing」の会場写真。両事務所が協働で設計している、“食”をテーマにした鎌倉の集合住宅を中心に展示。其々の近作も併せて紹介久保都島建築設計事務所の近作を紹介するスペース photo©architecturephoto
久保都島建築設計事務所とアラキ+ササキアーキテクツによる、プリズミックギャラリーでの建築展「Crossing」の会場写真。両事務所が協働で設計している、“食”をテーマにした鎌倉の集合住宅を中心に展示。其々の近作も併せて紹介アラキ+ササキアーキテクツの近作を紹介するスペース photo©architecturephoto

久保秀朗+都島有美 / 久保都島建築設計事務所荒木源希+佐々木高之+佐々木珠穂 / アラキ+ササキアーキテクツによる、プリズミックギャラリーでの建築展「Crossing」の会場写真です。
両事務所が協働で設計している、“食”をテーマにした鎌倉の集合住宅を中心に展示しています。其々の近作も併せて紹介する内容です。会場構成は久保都島建築設計事務所が手掛け、道路側と展示会場のどこから見ても裏ができないオブジェとして展示台をデザインされています。
展示の開催期間は、2022年11月3日~12月23日(土日・祝日の開廊やイベントの情報はこちらで更新されます)。入場無料です。展覧会の公式ページはこちら

本展覧会は、久保都島建築設計事務所とアラキ+ササキアーキテクツによる展覧会として、両事務所で協働設計中の『CrossingSasukeプロジェクト』にメインスポットを当てながら、両設計事務所の近作も併せて紹介する建築展です。

2021年9月に、神奈川県鎌倉市佐助に『食』をテーマにした集合住宅プロジェクトの設計者選定のコンペが行われました。2600㎡の山林を含む4000㎡の広大な敷地に、菜園やキッチン付き共有リビングを設け、居住者だけでなく地域ともつながり、暮らし方、住まい方が発信されることが設計条件とされ、両事務所が設計者として選定されました。

光、音、熱、風といった自然環境の要素を大切にしながらも、人工的な操作を加えながら取り込むことで、より人にとって居心地のよいスペースをつくることを目指す久保都島建築設計事務所と、積極的に手を使ってドローイング・模型・試作などを製作し「頭で考えたこと(垂直志向)」と「手で考えたこと(水平思考)」を融合させて建築をつくるアラキ+ササキアーキテクツの設計思考がどのように本プロジェクトで一つの形に結実したか、本展覧会を通じてご覧いただけたら幸いです。

建築家によるテキストより
パナソニックによる、“ワークプレイスの実証実験”を行う、東京・新橋のライブオフィス「BRIDGEHEAD Shimbashi」の内覧会が開催。新しい時代を見据え仮説検証を実践する場を公開
パナソニックによる、“ワークプレイスの実証実験”を行う、東京・新橋のライブオフィス「BRIDGEHEAD Shimbashi」の内覧会が開催。新しい時代を見据え仮説検証を実践する場を公開

パナソニックによる、“コミュニケーション機能に特化したワークプレイス”の実証実験を行う、東京・新橋のライブオフィス「BRIDGEHEAD Shimbashi」の内覧会(オープン・ルーム)が開催されます。新しい時代を見据え仮説検証を実践する場を公開します。開催日は、2022年11月17日(木)・18日(金)です。場所は、東京・新橋です(詳細は申込後のご案内)。参加費無料・事前予約制申込はこちらのページからどうぞ。【ap・ad】

世界的にリモートワークが浸透する中で、出社の目的が効率的に仕事をする場所から、人が集まって交流したり、意見をぶつけ合い、イノベーションを生み出す創造的な場へと変わろうとしている。大きなオフィスでは、セキュリティや運営上実現が困難な、「コミュニケーション機能に特化したスモールワークプレイス」の受容性が高まるとの仮説検証のため、自らが体験し、お客様にも体感していただけるライブオフィスをパナソニック株式会社くらし・空間コンセプト研究所が企画、運営しています。

リリーステキストより

協創パートナーを募集します
パナソニック くらし・空間コンセプト研究所では、今までのオフィスでは実現できなかった、新たなビジネスシーンに展開できるオフィス向けのソリューション・商品を企画・提案しています。
オフィスでの「新たな価値」を創造していくため、わたしたちのコンセプトにご興味のある方は、ぜひオープンルームにご参加ください。

リリーステキストより

以下、施設の特徴を紹介します。

トラフ建築設計事務所の会場構成による、神奈川のポーラ美術館での展覧会「ピカソ 青の時代を超えて」。作家の制作過程に注目して“描く”作品を捉え直す展示。サステイナブルな計画も目指し、前展の会場の一部を活かし新設壁と組合せて空間を構成。見所と呼応する“青色”の採用で没入感も生み出す
トラフ建築設計事務所の会場構成による、神奈川のポーラ美術館での展覧会「ピカソ 青の時代を超えて」。作家の制作過程に注目して“描く”作品を捉え直す展示。サステイナブルな計画も目指し、前展の会場の一部を活かし新設壁と組合せて空間を構成。見所と呼応する“青色”の採用で没入感も生み出す photo©Ken KATO
トラフ建築設計事務所の会場構成による、神奈川のポーラ美術館での展覧会「ピカソ 青の時代を超えて」。作家の制作過程に注目して“描く”作品を捉え直す展示。サステイナブルな計画も目指し、前展の会場の一部を活かし新設壁と組合せて空間を構成。見所と呼応する“青色”の採用で没入感も生み出す photo©Ken KATO
トラフ建築設計事務所の会場構成による、神奈川のポーラ美術館での展覧会「ピカソ 青の時代を超えて」。作家の制作過程に注目して“描く”作品を捉え直す展示。サステイナブルな計画も目指し、前展の会場の一部を活かし新設壁と組合せて空間を構成。見所と呼応する“青色”の採用で没入感も生み出す photo©Ken KATO

トラフ建築設計事務所の会場構成による、神奈川のポーラ美術館での展覧会「ピカソ 青の時代を超えて」です。
作家の制作過程に注目して“描く”作品を捉え直す展示です。建築家は、サステイナブルな計画も目指し、前展の会場の一部を活かし新設壁と組合せて空間を構成しました。また、見所と呼応する“青色”の採用で没入感も生み出す事も意図されました。展覧会の公式ページはこちら

国内でも屈指のピカソ・コレクションを誇るポーラ美術館とひろしま美術館による共同開催展の会場構成。
展示では欧米の美術館の協力を得て深めてきた作品研究をもとに、制作のプロセスに焦点を当て「描く」ピカソの作品を初期から捉えなおしている。

建築家によるテキストより

全部で5つの章から構成される本展示は、同会場で前に開催されていた別の会場構成を部分的に活かしたサスティナブルな計画とした。すべて四角く分節したシンプルな会場構成を特徴とした前の展示に対して、各章の導入となる解説が掲出される壁を、絵画の展示される壁に対して45度の角度をつけて新設し、章の入り口として際立たせるのと同時に、観客を誘導している。
これらの壁にはピカソのポートレートを大きく印刷し、背景にはそれぞれの時代のピカソの心象を反映するように様々な青色を用いた。

建築家によるテキストより

この展覧会では、ピカソがオリジナリティを初めて確立した「青の時代」についての章がハイライトとなっている。科学調査により新たに判明した「青の時代」の塗り重ねのプロセスや下層の分析結果を映像で紹介する”青の時代ラボ”という部屋では、来場者が色の世界感に没入できるよう、床、壁をすべて青色で仕上げた。

建築家によるテキストより
熊谷組と石上純也事務所を中心とした設計企業体による「徳島文化芸術ホール(仮称)」の、東京都庭園美術館での企画展示の会場写真。プロポーザル時の提案を大型模型や映像等で紹介、妹島和世が館長に就任した事を機に企画
熊谷組と石上純也事務所を中心とした設計企業体による「徳島文化芸術ホール(仮称)」の、東京都庭園美術館での企画展示の会場写真。プロポーザル時の提案を大型模型や映像等で紹介、妹島和世が館長に就任した事を機に企画 photo©architecturephoto
熊谷組と石上純也事務所を中心とした設計企業体による「徳島文化芸術ホール(仮称)」の、東京都庭園美術館での企画展示の会場写真。プロポーザル時の提案を大型模型や映像等で紹介、妹島和世が館長に就任した事を機に企画 photo©architecturephoto
熊谷組と石上純也事務所を中心とした設計企業体による「徳島文化芸術ホール(仮称)」の、東京都庭園美術館での企画展示の会場写真。プロポーザル時の提案を大型模型や映像等で紹介、妹島和世が館長に就任した事を機に企画 photo©architecturephoto
熊谷組と石上純也事務所を中心とした設計企業体による「徳島文化芸術ホール(仮称)」の、東京都庭園美術館での企画展示の会場写真。プロポーザル時の提案を大型模型や映像等で紹介、妹島和世が館長に就任した事を機に企画 photo©architecturephoto

熊谷組と石上純也建築設計事務所を中心とした設計企業体(熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設JV)による「徳島文化芸術ホール(仮称)」の、東京都庭園美術館での企画展示の会場写真です。
プロポーザル時の提案を大型模型や映像等で紹介するもので、妹島和世が館長に就任した事を機に企画されました。加えて、旧朝香宮邸の竣工時の写真や設計図面等も展示されています。アーキテクチャーフォトでは、本建築について、そのCGパース等を特集記事として紹介しています。
展示の開催期間は、2022年10月28日~12月4日。休館は毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始。入場無料です。会場の東京都庭園美術館の公式サイトはこちら


2022年7月、建築家の妹島和世が東京都庭園美術館の館長に就任。朝香宮邸時代に門衛所として建てられた建物を活用し「ランドスケープをつくる」を総合テーマとした企画展示が行われる。その初回が「徳島文化芸術ホール(仮称)」を特集した本展である。また第2回目は、横浜国立大学大学院Y-GSAの学生による「スカイハウスの研究」展示を予定。東京都庭園美術館では、今後も「ランドスケープ」をキーワードとしつつ、本館建物とともに今日に伝えられている緑豊かな庭園や付属施設をひとつの構成要素として捉え様々な活動を展開していくとの事。

写真家のヴォルフガング・ティルマンスによる、MoMAでの展覧会「Wolfgang Tillmans To look without fear」の会場写真。展示場所に合わせて自身で作品を構成する事でも知られ、インスタレーションとしても評価される
写真家のヴォルフガング・ティルマンスによる、MoMAでの展覧会「Wolfgang Tillmans To look without fear」の会場写真。展示場所に合わせて自身で作品を構成する事でも知られ、インスタレーションとしても評価されるInstallation view of Wolfgang Tillmans: To look without fear, on view at The Museum of Modern Art, New York from September 12, 2022 – January 1, 2023. Photo: Emile Askey
写真家のヴォルフガング・ティルマンスによる、MoMAでの展覧会「Wolfgang Tillmans To look without fear」の会場写真。展示場所に合わせて自身で作品を構成する事でも知られ、インスタレーションとしても評価されるInstallation view of Wolfgang Tillmans: To look without fear, on view at The Museum of Modern Art, New York from September 12, 2022 – January 1, 2023. Photo: Emile Askey
写真家のヴォルフガング・ティルマンスによる、MoMAでの展覧会「Wolfgang Tillmans To look without fear」の会場写真。展示場所に合わせて自身で作品を構成する事でも知られ、インスタレーションとしても評価されるInstallation view of Wolfgang Tillmans: To look without fear, on view at The Museum of Modern Art, New York from September 12, 2022 – January 1, 2023. Photo: Emile Askey

写真家のヴォルフガング・ティルマンスによる、MoMAでの展覧会「Wolfgang Tillmans To look without fear」の会場写真です。展示場所に合わせて自身で作品を構成する事でも知られ、インスタレーションとしても評価されています。ティルマンスの公式サイトでは、会場写真が88枚のスライドショーで閲覧可能です。展覧会の公式ページはこちら

こちらはリリーステキストの翻訳。

ニューヨーク近代美術館は「Wolfgang Tillmans: To look without fear」を行います。作家にとってニューヨークでの初めての美術館調査で、2022年9月12日から2023年1月1日まで、スティーブン&アレクサンドラ・コーエン展示センターでの特別展覧会です。ティルマンスの写真、ビデオ、マルチメディア・インスタレーションなど約350点が、美術館の6階にゆるやかな年代順で展示されます。この展覧会では、新しい学識と8年にわたるアーティストとの対話から、ティルマンスの深い独創性、哲学的、創造的なアプローチが、彼がそのキャリアを通じて提唱してきた社会的、政治的活動にいかに影響を受け、またそれを強調するためにデザインされているかに焦点をあてます。「Wolfgang Tillmans: To look without fear」は、新たにデイヴィッド・デックマン写真部門のシニアキュレーターとなったロクサナ・マルコシと、キュレーターアシスタントのケイトリン・ライアン、写真部門の前キュレーターアシスタントのフィル・テイラーによって企画されています。

ヴォルフガング・ティルマンス(1968年ドイツ生まれ)は、そのキャリア初期から写真表現の既成概念を覆し、与えられた文脈に応じて写真間の接続を行い、写真を隅に、ドアフレームの上に、自立した柱の上に、あるいは消火器の横に吊り下げて展示空間を活性化させました。このような全体的なインスタレーションのために独自の言語を発展させることで、ティルマンスの実践は、彫刻的な次元に踏み込んでいるのです。彼の実践の決定的な論理は視覚的民主主義であり、「もし一つのことが重要なら、すべてが重要である」というフレーズに最もよく集約されています。

ティルマンスは、アーティストの役割として、社会認識のための「増幅器」であることなどを考えています。彼の制作姿勢は、人と人とのつながりや一体感を前面に押し出したもので、被写体への深い愛情を感じさせます。ティルマンスは、エイズ危機における生存と喪失を描き、メディアによる軍隊の美化を掘り起こし、世界中のLGBTQ+コミュニティに声を与え、グローバリズムの拡散を追跡し、そうすることで絶対的な真実に対する主張と論争しています。

「ティルマンスの価値観は、いくつかの中心的な問いを軸に展開されています」とマルコシは言います。「写真は何を見えるようにすることができるのでしょうか?人は何を知ることができるのでしょうか?誰が注目されるに値するのでしょうか?人はどのように他の人々とつながることができるのでしょうか?どのようにして連帯感を育むことができるのでしょうか?芸術の政治的可能性と倫理的価値は何に宿るのでしょうか?」

東京藝大青木淳研究室による建築展「HAPPY TURN」が、東京・有楽町で開催。“テンポラリーなリノベーションとしての展覧会”をテーマとした展示で、今回が3回目の企画となる
東京藝大青木淳研究室による建築展「HAPPY TURN」が、東京・有楽町で開催。“テンポラリーなリノベーションとしての展覧会”をテーマとした展示で、今回が3回目の企画となる

東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻青木淳研究室による建築展「HAPPY TURN」が、東京・有楽町で開催されます。
“テンポラリーなリノベーションとしての展覧会”をテーマとした展示で、今回が3回目の企画となります。会期は、2022年11月19日~2022年11月27日。会場は、新有楽町ビルB1F旧理容室です(※詳細は記事末尾に掲載)。
アーキテクチャーフォトでは2021年11月に行われた2回目の展示「鳥は泳ぎつづける」を特集記事としてレポートしています。

この度、東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻青木淳研究室ではテンポラリーなリノベーションとしての展覧会「HAPPY TURN」を開催する運びとなりました。

本展覧会は2020年12月、東京藝術大学正木記念館にて開催した「シン・マサキキネンカン」展において提示した「展覧会とはテンポラリーなリノベーションである」という考え方を踏襲し、その可能性を有楽町において試みるものです。

リリーステキストより

コンセプト
コインの「表」と「裏」に優劣がないように、空間にも優劣はない。それらは主観によって決定される。
日本一のオフィス街でありながら、飲食店や高級な物販店もひしめく「大丸有エリア」。
平日には多くのサラリーマンが出勤し、休日には観光客やショッピングを楽しむ人々が行き交う街となっている。しかし、ビルの奥では清掃員、配送業者、ゴミ収集車などが行き来する、清掃室、荷捌き室、集塵室などのエリアがある。
目に見える表層だけではなく、その奥にも存在する時間・空間を顕在化するような展覧会を、新有楽町ビル地下一階に位置する旧理容室からはじめる。

※大丸有とは:東京の中心地である大手町・丸の内・有楽町地区の通称。
※所要時間:30分程度。歩きやすい服装でお越しください。

リリーステキストより
安藤忠雄の建築を被写体とし、写真家フィリップ・セクリエが撮り下ろした写真作品の展覧会が開催。USMの丸の内のショールームを会場に、作家が9年間にわたって探求した資料やコレクションも展示
安藤忠雄の建築を被写体とし、写真家フィリップ・セクリエが撮り下ろした写真作品の展覧会が開催。USMの丸の内のショールームを会場に、作家が9年間にわたって探求した資料やコレクションも展示写真集『Atlas Tadao Ando』(Atelier EXB/Prestel)

安藤忠雄の建築を被写体とし、フランス人写真家フィリップ・セクリエが撮り下ろした写真作品の展覧会が開催されます。USMの東京都千代田区丸の内のショールームを会場に、作家が9年間にわたって探求した資料やコレクションも展示されます。会期は2022年11月1日~11月15日です。会場の場所はこちら(Google Map)。【ap・ad】

2021年に刊行された写真集『Atlas Tadao Ando』(Atelier EXB/Prestel)は、元ジャーナリストであるフィリップ・セクリエが、建築と写真への情熱から、建築家安藤忠雄が手掛けた日本はじめ世界中の公共および民間の建造物を9年間にわたって探求し記録した作品集です。

フィリップは、最も象徴的でありながらもなかなか目に触れることができない120棟の安藤忠雄建築をセレクションし、2000枚以上ものモノクロ写真を集成しました。コンクリートとガラスの構造を通して、日本を代表する著名な建築家の卓越した熟考的側面と鋭い美的感覚をとらえたアプローチは、これまでにない独創性を示しています。

丸の内直営ショールームで開催する今回の展覧会では、フィリップの長年に渡る旅の記録を垣間見ることができます。旅に携行した地図や書籍、安藤忠雄に関する書物の個人コレクション、写真集に掲載されている写真の原板など、フィリップが収集した貴重な資料を展示します。

USM ハラーが、建築家フリッツ・ハラーと事業家ポール・シェアラー(USM 三代目経営者)の建築とデザインに対する共通の情熱の産物であるように、この展示では、特別に設計されたハラーのユニットが、フィリップによって選ばれた希少なさまざまな資料を美しく引き立てます。

以下に、パリで行われた際の、同展覧会の会場写真を掲載します。

中村竜治建築設計事務所による、京都市の、デザイン展の会場構成「FormSWISS展示設計」。ビジュアル作品等を展示。限られたスペースを活かす為に、壁と床を“画鋲”を用いた“200mmグリッド”で覆って磁石で固定する仕組みを考案。均質な空間に不均質な作品群が重なり合う場を作る
中村竜治建築設計事務所による、京都市の、デザイン展の会場構成「FormSWISS展示設計」。ビジュアル作品等を展示。限られたスペースを活かす為に、壁と床を“画鋲”を用いた“200mmグリッド”で覆って磁石で固定する仕組みを考案。均質な空間に不均質な作品群が重なり合う場を作る photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所による、京都市の、デザイン展の会場構成「FormSWISS展示設計」。ビジュアル作品等を展示。限られたスペースを活かす為に、壁と床を“画鋲”を用いた“200mmグリッド”で覆って磁石で固定する仕組みを考案。均質な空間に不均質な作品群が重なり合う場を作る photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所による、京都市の、デザイン展の会場構成「FormSWISS展示設計」。ビジュアル作品等を展示。限られたスペースを活かす為に、壁と床を“画鋲”を用いた“200mmグリッド”で覆って磁石で固定する仕組みを考案。均質な空間に不均質な作品群が重なり合う場を作る photo©中村竜治

中村竜治建築設計事務所が設計した、京都市の、デザイン展の会場構成「FormSWISS展示設計」です。
ビジュアル作品等を展示する計画です。建築家は、限られたスペースを活かす為に、壁と床を“画鋲”を用いた“200mmグリッド”で覆って磁石で固定する仕組みを考案しました。そして、均質な空間に不均質な作品群が重なり合う場を作る事が意図されました。
京都dddギャラリーで開催され、会期は2022年11月20日まで。東京で行われた展示の会場構成も中村竜治建築設計事務所が手掛けており、アーキテクチャーフォトでは、特集記事として紹介しています。展覧会の公式サイトはこちら

京都dddギャラリーでのFormSWISS展の展示設計です。
展示内容はスイスのビジュアルコミュニケーションデザインに関する作品群とFormSWISSの企画者である丸山新さんによるデザイナー達への取材記録です。

建築家によるテキストより

東京、神戸に続く3度目の展示となりますが、東京や神戸の会場とは異なり展示可能な壁面の割合が多くかつコンパクトな会場だったので、前回までの床のみを使ったコンクリートブロックによるグリッドではなく、壁と床の両方を使った画鋲+磁石によるグリッドを用意しました。95m2ほどの四角い部屋に画鋲を200mmピッチで壁と床に設置しグリッドをつくり、それを利用し磁石で展示物を固定するという仕組の空間となっています。

建築家によるテキストより

丸山さんによる展示物のレイアウトは、それらを3つの文化圏(ドイツ語圏、フランス語圏、イタリア語圏)に区分しつつ、グリッドとは対象的に地形のような不均質な輪郭を形成するように配置するというものです。作品はケースに入れられることなく裸で展示され、また、限られたスペースでより多くの作品を紹介するため床に重ねて置かれ途中何度か入替もされます。そのような作品に対するラフで流動的な扱いは、デザイナー達のアトリエでのふるまいを意識したものでもあります。

建築家によるテキストより
関西の建築界を牽引した石井修の、生誕100周年を記念した展覧会が開催。兵庫県立美術館のギャラリーを会場とし、倉方俊輔のキュレーションで、代表作品の図面・写真・模型を公開
関西の建築界を牽引した石井修の、生誕100周年を記念した展覧会が開催。兵庫県立美術館のギャラリーを会場とし、倉方俊輔のキュレーションで、代表作品の図面・写真・模型を公開

関西の建築界を牽引した石井修の、生誕100周年を記念した展覧会が開催されます。兵庫県立美術館のギャラリーを会場とし、倉方俊輔のキュレーションで、代表作品の図面・写真・模型が公開されます。会期は、2022年11月3日~2022年11月27日会場は、兵庫県立美術館ギャラリー棟3ギャラリーです。【ap・ad】

2022年は、六甲山東端の甲山の南斜面に位置する目神山町に自邸を構え、関西の建築界を牽引してきた建築家・石井修の生誕100年となります。「建築に外観はいらない」と語った石井は、自然の地形を最大限に生かし、樹木や周辺環境と共存した建築を多く手がけました。今回、石井修の生誕100年を記念し、代表的な作品の図面・写真・模型を展示する展覧会を開催します。また、シンポジウムを開催するとともに、全作品をアーカイブした作品集の出版も行います。本展は、多様な展示資料を通して建築家・石井修の建築・理念・活動を多くの人々に知っていただくことを目的としています。

以下に、キュレーションを手掛けた倉方俊輔のテキストも掲載します。

ピーター・ズントーと、トッド・ウィリアムズ&ビリー・チェンが対話するイベントが、オンラインでライブ配信

ピーター・ズントーと、トッド・ウィリアムズ&ビリー・チェンが対話するイベントが、オンラインでライブ配信されます。会場はルイス・カーンが設計したイェール・センター・フォーブリティッシュ・アートです。配信は、日本時間2022年10月28日7時30分から(現地時間2022年10月28日18時30分から)。公式ページはこちら

(翻訳)
建築家ピーター・ズントーと建築家ビリー・チェン、トッド・ウィリアムズとの対談。

ピーター・ズントーについて
1943年、スイスのバーゼルに生まれたツムトールは、スイスのハルデンシュタインという高山地帯で約30人のスタッフとともに、クンストハウス・ブレゲンツ(オーストリア)、テルメ・ヴァルス(スイス)、コロンバ美術館(ドイツ)、ステイルネセット記念館(ノルウェー)などのオリジナルな建築物を制作しています。1963年、バーゼルの美術工芸学校Kunstgewerbeschuleで学び始め、1966年にはニューヨークのプラット・インスティテュートに交換留学生として留学し、工業デザインと建築を学びました。

1979年、アトリエ・ピーター・ズントーを設立。建築は実際に体験してみないとわからないという考えから、彼の作品は大部分が出版されていない。1999年にEU現代建築賞ミース・ファン・デル・ローエ賞、2008年に高松宮殿下記念世界文化賞、2009年にプリツカー建築賞など、数々の賞を受賞している。2012年、RIBAロイヤルゴールドメダル受賞。現在、ロサンゼルス郡立美術館のデヴィッド・ゲフィン・ギャラリーの設計を担当。

ビリー・チェン&トッド・ウィリアムズについて
トッド・ウィリアムズとビリー・チェンの夫妻による建築事務所は、1986年にニューヨークで設立されました。ウィリアムズとチェンは1977年に一緒に仕事をするようになりました。最近のプロジェクトとしては、オバマ大統領記念センター(シカゴ)、バーンズ財団(フィラデルフィア)、フェニックス美術館(フェニックス)、アメリカ民俗芸術博物館(ニューヨーク)、ダートマス大学フード博物館(ニューハンプシャー州ハノーファー)などがあります。

(原文)
Peter Zumthor, architect, in conversation with architects Billie Tsien and Tod Williams.

About Peter Zumthor
Born in 1943 in Basel, Switzerland, Zumthor works with around three dozen people in the alpine setting of Haldenstein, Switzerland, producing architecture originals like Kunsthaus Bregenz, Bregenz, Austria; Therme Vals, Vals, Switzerland; Kolumba Museum, Cologne, Germany; and the Steilneset Memorial, Vardo, Norway. In 1963, he began studies at the Kunstgewerbeschule, an arts and crafts school in Basel, and studied industrial design and architecture as an exchange student at Pratt Institute in New York in 1966.

Zumthor founded Atelier Peter Zumthor in 1979. His work is largely unpublished because he believes that architecture must be experienced first-hand. He is the recipient of numerous awards including the European Union Prize for Contemporary Architecture—Mies van der Rohe Award (1999); the Praemium Imperiale (2008); and the Pritzker Architecture Prize (2009). In 2012, he was awarded the RIBA Royal Gold Medal. He is currently designing the David Geffen Galleries at the Los Angeles County Museum of Art, Los Angeles.

About Billie Tsien and Tod Williams
Husband-and-wife architecture firm Tod Williams Billie Tsien Architects | Partners, was founded in 1986 in New York City. Williams and Tsien began working together in 1977. Their firm focuses on institutions such as museums, schools, and nonprofit organizations, including the following recent projects: the Obama Presidential Center, Chicago; Barnes Foundation, Philadelphia; Phoenix Art Museum, Phoenix; American Folk Art Museum, New York; and the Hood Museum, Dartmouth College, Hanover, New Hampshire.

ネリ&フーによる、ドイツ・ベルリンでの建築展「リフレクティヴ・ノスタルジア」の会場写真。上海が拠点の建築家の個展。アジアの大都市が似通う状況に危機感を覚え、歴史的文脈の中で活動する戦略として“リフレクティブ・ノスタルジア”を掲げ活動。批評的距離を持ち過去と未来を扱う
ネリ&フーによる、ドイツ・ベルリンでの建築展「リフレクティヴ・ノスタルジア」の会場写真。上海が拠点の建築家の個展。アジアの大都市が似通う状況に危機感を覚え、歴史的文脈の中で活動する戦略として“リフレクティブ・ノスタルジア”を掲げ活動。批評的距離を持ち過去と未来を扱う photo courtesy of Neri&Hu
ネリ&フーによる、ドイツ・ベルリンでの建築展「リフレクティヴ・ノスタルジア」の会場写真。上海が拠点の建築家の個展。アジアの大都市が似通う状況に危機感を覚え、歴史的文脈の中で活動する戦略として“リフレクティブ・ノスタルジア”を掲げ活動。批評的距離を持ち過去と未来を扱う photo courtesy of Neri&Hu
ネリ&フーによる、ドイツ・ベルリンでの建築展「リフレクティヴ・ノスタルジア」の会場写真。上海が拠点の建築家の個展。アジアの大都市が似通う状況に危機感を覚え、歴史的文脈の中で活動する戦略として“リフレクティブ・ノスタルジア”を掲げ活動。批評的距離を持ち過去と未来を扱う photo courtesy of Neri&Hu
ネリ&フーによる、ドイツ・ベルリンでの建築展「リフレクティヴ・ノスタルジア」の会場写真。上海が拠点の建築家の個展。アジアの大都市が似通う状況に危機感を覚え、歴史的文脈の中で活動する戦略として“リフレクティブ・ノスタルジア”を掲げ活動。批評的距離を持ち過去と未来を扱う photo courtesy of Neri&Hu

ネリ&フーによる、ドイツ・ベルリンのでの建築展「リフレクティヴ・ノスタルジア」の会場写真です。
上海が拠点の建築家の個展です。建築家は、アジアの大都市が似通う状況に危機感を覚え、歴史的文脈の中で活動する戦略として“リフレクティブ・ノスタルジア”を掲げ活動しています。そして、批評的距離を持ち過去と未来を扱っています。展覧会の公式ページはこちら

こちらは、リリーステキストの翻訳です。

ネリ&フー: リフレクティヴ・ノスタルジア

2022年10月14日、ベルリンのアエデス・アーキテクチュラル・フォーラムにてネリ&フーの個展「リフレクティヴ・ノスタルジア」が始まりました。「リフレクティヴ・ノスタルジア」というコンセプトに基づき、現代の矛盾を受け入れ、多面的なプロットライン、想像上の過去と有望な未来を追求するネリ&フーの作品を展示します。「ネリ&フー: リフレクティヴ・ノスタルジア」は、2022年11月30日まで開催されます。

ここ数十年、アジアを広く旅して生活する中で、ネリ&フーは、アジアの大都市がどんどん似通ってきている傾向に危機感を覚えました。深センやソウルからクアラルンプールやバンコクまで、各都市の中心街を行進するガラス張りの高層タワー群は、これらの都市の違いをほとんど感じさせなくしています。中国では、この現象は、都市化と近代化のプロセスが非常に大規模であるために、さらに悪化しています。この危機的状況に、中国で活動するネリ&フーは、「先端技術の最適化と、ノスタルジックな歴史主義への回帰傾向」の狭間にいることを実感しています。ノスタルジアは、ある人々にとっては問題のある概念かもしれません。それは、チャールズ・マイヤーが「ノスタルジアは憧れでありキッチュは芸術である」というように、否定的に受け取られる傾向があります。

しかし、ネリ&フーは、ノスタルジアを単に還元的なものにするのではなく、建設的なものにする可能性があると強く感じています。ネリ&フーは、歴史的な文脈や系譜の中でどのように活動するかという戦略を練る中で、学者であるスヴェトラーナ・ボイムの造語であるリフレクティブ・ノスタルジアという概念に生産力を見いだしたのです。ボイムによれば、リフレクティブ・ノスタルジアとは、より文字通りの意味で、「失われた故郷の越境的歴史的再構築」を試み、自らを「真実と伝統」と見なすものである。これに対して、「リフレクティブ・ノスタルジアはアルギア(憧れそのもの)を繁栄させ、帰郷を-切なく、皮肉に、反語的に-遅らせる」のである。 リフレクティブ・ノスタルジアは、一つのプロットを追うのではなく、一度に多くの場所に住み、異なる時間帯を想像する方法を探るのです。それは象徴ではなく、細部を愛することです。つまり、リフレクティブ・ノスタルジアは、かつての回顧的ノスタルジアよりも、退行性が低い批評的距離を提供しているのです。

ノーマン・フォスターが、自身の為にデザインした家具の展覧会をレポート。カリモク家具と協業して家具6型を製品化し展示。会場自体も現地の雰囲気を伝えるべくフォスター+パートナーズと共に構成
ノーマン・フォスターが、自身の為にデザインした家具の展覧会をレポート。カリモク家具と協業して家具6型を製品化し展示。会場自体も現地の雰囲気を伝えるべくフォスター+パートナーズと共に構成 photo©architecturephoto
ノーマン・フォスターが、自身の為にデザインした家具の展覧会をレポート。カリモク家具と協業して家具6型を製品化し展示。会場自体も現地の雰囲気を伝えるべくフォスター+パートナーズと共に構成左からバースツール NF-BS02、ソファ NF-S01、ラウンジチェア NF-LC01 photo©architecturephoto
ノーマン・フォスターが、自身の為にデザインした家具の展覧会をレポート。カリモク家具と協業して家具6型を製品化し展示。会場自体も現地の雰囲気を伝えるべくフォスター+パートナーズと共に構成ラウンジチェア NF-LC01 photo©architecturephoto

ノーマン・フォスターが、自身の為にデザインしたプライベート空間「Foster Retreat」の為にデザインした家具の展覧会「Norman Foster × Karimoku」をレポートします。
カリモク家具と協業して家具6型を製品化したものを展示する内容です。また、会場自体も現地の雰囲気を伝えるべくフォスター+パートナーズと共に構成されました。会場は、東京・港区のKarimoku Commons Tokyoの1階ギャラリースペース。会期は2022年10月21日(金)~12月9日(金)です。入場料は無料です。

「NF Collection」は、ノーマン・フォスターとカリモク家具との初のコラボレーションで、Karimoku Case Studyの新しいコレクションとして誕生しました。

ノーマン・フォスター夫妻のプライベート空間として作られた「Foster Retreat」のためにビスポークで作られた家具より6アイテムが、Karimoku Case Studyの新作として発表されます。この家具の骨格ともいえる木製フレームは、流れる様なラインがその優美さを生み出し、また柔らかな布張りとパッド使いのさりげない切り替えが特徴的です。

「Foster Retreat」では広々とした室内にて使用されており、木製フレームとテキスタイルの温かな表情がより一層映え、ゆとりを感じさせます。継ぎ目を感じさせない滑らかで有機的なデザインは、カリモク家具の最新鋭の技術とクラフトマンシップによって、精巧かつ丁寧に仕上げられています。

リリーステキストより
塚本由晴、千葉学、セン・クアン、田根剛のキュレーションによる、TOTOギャラリー・間での建築展「How is Life?」の会場写真。建築以前の“生活”に注目して企画。“持続的成長ではなく成長なき繁栄”を主題とし日本と世界から注目すべき試みを収集。建築媒体が減少する中で展覧会の意味を再考し批評や議論を巻き起こす役割も意図
塚本由晴、千葉学、セン・クアン、田根剛のキュレーションによる、TOTOギャラリー・間での建築展「How is Life?」の会場写真。建築以前の“生活”に注目して企画。“持続的成長ではなく成長なき繁栄”を主題とし日本と世界から注目すべき試みを収集。建築媒体が減少する中で展覧会の意味を再考し批評や議論を巻き起こす役割も意図エントランス photo©architecturephoto
塚本由晴、千葉学、セン・クアン、田根剛のキュレーションによる、TOTOギャラリー・間での建築展「How is Life?」の会場写真。建築以前の“生活”に注目して企画。“持続的成長ではなく成長なき繁栄”を主題とし日本と世界から注目すべき試みを収集。建築媒体が減少する中で展覧会の意味を再考し批評や議論を巻き起こす役割も意図ギャラリー1全景 photo©architecturephoto
塚本由晴、千葉学、セン・クアン、田根剛のキュレーションによる、TOTOギャラリー・間での建築展「How is Life?」の会場写真。建築以前の“生活”に注目して企画。“持続的成長ではなく成長なき繁栄”を主題とし日本と世界から注目すべき試みを収集。建築媒体が減少する中で展覧会の意味を再考し批評や議論を巻き起こす役割も意図右:茅葺普請 / 設計=塚本由晴、アリソン理恵、平尾しえな / 茅葺指導=相良育弥(くさかんむり) / 藁ぼっち制作指導=畑中亨 / 制作=平尾しえな 、大山亮 / 東京都 / 2022 photo©architecturephoto
塚本由晴、千葉学、セン・クアン、田根剛のキュレーションによる、TOTOギャラリー・間での建築展「How is Life?」の会場写真。建築以前の“生活”に注目して企画。“持続的成長ではなく成長なき繁栄”を主題とし日本と世界から注目すべき試みを収集。建築媒体が減少する中で展覧会の意味を再考し批評や議論を巻き起こす役割も意図ギャラリー2全景 photo©architecturephoto

塚本由晴千葉学セン・クアン田根剛のキュレーションによる、TOTOギャラリー・間での建築展「How is Life?――地球と生きるためのデザイン」の会場写真です。
建築以前の“生活”に注目して企画されました。キュレーションチームは、“持続的成長ではなく成長なき繁栄”を主題とし日本と世界から注目すべき試みを収集しました。また、建築媒体が減少する中で展覧会の意味を再考し批評や議論を巻き起こす役割も意図されました。
会期は、2022年10月21日~2023年3月19日。要事前予約です。展覧会の公式サイトはこちら

How is Life?

産業革命以降手に入れた生産力を背景に、成長を是としてきた人類の活動は、プラネタリー・バウンダリー※1を超え、気候変動や南北格差をもたらし、声をあげることのできない生物や将来世代を搾取し続けている。その対応策として、成長の原動力となった産業や便利な暮らしを維持しつつ環境負荷を低減させる行動がSDGsとして推奨されているが、事態はより深刻で、持続的成長ではなく成長なき繁栄※2を本気で検討しなければならないところまで来ている。そのためには産業分野だけでなく、暮らし自体を見直し、その構成要素の一つ一つを、地球に負荷をかけない方向に転換していかなければならない。しかし、産業からサービスを買うことに慣れてしまった我々は、自らの手で衣食住やエネルギーを獲得するスキルをもたず、また産業社会的連関による包囲網はそこからの逸脱を容易には許さない。20世紀後半につくられた生産―消費―廃棄の想定を定着し続けてきた構築環境の中に暮らしていると、その想定を疑うことも容易ではない。そこで培われた自画像は、同じ想定に基づく構築環境や暮らしを再生産してしまう。その反復から抜け出して、成長なき繁栄を選ぶのならば、我々はどう生きるか? 建築が人々の暮らしをよりよくすることに奉仕するものであるならば、そうした包囲網を障壁として発見し、挑んでいくことから、建築的営為を始めるべきだろう。その時話し合いのテーブルにつくのは、今ここにいる自分達だけでなく、立場の弱い人、地球の別の場所にいる人、未来の人、そしてヒト以外の生物かもしれない。「How is Life?」という、彼ら、そして私達自身への問いかけを、建築展という形にする試みに、ご期待あれ。

TOTOギャラリー・間 企画展 How is Life? キュレーター
塚本由晴、千葉学、セン・クアン、田根剛

出典
※1 プラネタリー・バウンダリー Rockstrom, Johan, et al. “A safe operating space for humanity.” Nature, vol. 461, no. 7263, 24 Sept. 2009, pp. 472+.

※2 成長なき繁栄 Tim Jackson (2009). Prosperity without Growth. Earthcan. (ティム・ジャクソン 田沢恭子( 訳 ) (2012). 成長なき繁栄 ―地球生態系内での持続的繁栄のために― 一灯舎)

畝森泰行と金野千恵による建築展「畝森・teco」の会場写真。二人の建築家が共同でアトリエとするビルを会場とし、多数の模型に加え映像等でプロジェクトを紹介
畝森泰行と金野千恵による建築展「畝森・teco」の会場写真。二人の建築家が共同でアトリエとするビルを会場とし、多数の模型に加え映像等でプロジェクトを紹介1階「SQUARE」での展示 photo©architecturephoto
畝森泰行と金野千恵による建築展「畝森・teco」の会場写真。二人の建築家が共同でアトリエとするビルを会場とし、多数の模型に加え映像等でプロジェクトを紹介2階「GARDEN」での展示 photo©architecturephoto
畝森泰行と金野千恵による建築展「畝森・teco」の会場写真。二人の建築家が共同でアトリエとするビルを会場とし、多数の模型に加え映像等でプロジェクトを紹介3階「teco」での展示(※公開は2022年10月7日のオープンアトリエ時のみ) photo©architecturephoto
畝森泰行と金野千恵による建築展「畝森・teco」の会場写真。二人の建築家が共同でアトリエとするビルを会場とし、多数の模型に加え映像等でプロジェクトを紹介4階「UNEMORI Architects」での展示(※公開は2022年10月7日のオープンアトリエ時のみ) photo©architecturephoto

畝森泰行金野千恵による建築展「畝森・teco」の会場写真です。二人の建築家が共同でアトリエとするビルを会場とし、多数の模型に加え映像等でプロジェクトを紹介しています。開催期間は、2022年10月8日(土)~10月21日(金)。開館時間は11:00~17:00で、土日開場・入場無料です。会場となっているBASEの公式サイトはこちら

2020年から浅草橋のビル「BASE」でシェアオフィスをしている、畝森泰行建築設計事務所とt e c o、2つの設計事務所の活動を、模型や映像を交えて展示します。

2009年に設立した畝森泰行建築設計事務所は、50m2ほどの狭小住宅から1万m2を超える図書館や学校といった公共複合施設まで、様々なプロジェクトを手がけてきました。金野千恵の主宰するt e c o は、前身となるKONNO(2011年設立)を引き継ぎ2015年に設立した設計事務所で、住宅、福祉施設、アートインスタレーション、まちづくりなどを分野横断的に手がけています。またこの2者が協働する組織、UtA(Unemori teco Associates)では、いくつもの公共プロポーザルに勝利し、実現したものを含め、日々ともに思考を重ねています。

この2つの事務所が対話するように展覧会を組み立て、このBASEをより開かれたまちなかの発信拠点としてお知らせしたいと考えました。作品やこのBASEの体験を、ぜひお楽しみください。

リリーステキストより

Subscribe and Follow

公式アカウントをフォローして、
見逃せない建築情報を受け取ろう。

「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

  • 情報募集建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
  • メールマガジン メールマガジンで最新の情報を配信しています。