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内藤廣建築設計事務所が内装設計を手掛けた、東京・銀座の店舗「TORAYA GINZA」がオープン。吹抜テラスを特徴とし、壁は瓦タイルを用いて空間の音にもこだわる
内藤廣建築設計事務所が内装設計を手掛けた、東京・銀座の店舗「TORAYA GINZA」がオープン。吹抜テラスを特徴とし、壁は瓦タイルを用いて空間の音にもこだわるテラス席 photo courtesy of 虎屋

内藤廣建築設計事務所が内装設計を手掛けた、東京・銀座の店舗「TORAYA GINZA」がオープンしています。

旧「とらや 銀座店」の店舗は1947年より店舗を構えてきた。複合ビルへの建て替えに伴い、ビルの4階に新店舗として、この「TORAYA GINZA」をリニューアルオープンした。内装を手掛けているのは、これまでも日本各地のとらやの店舗を手掛けてきた内藤廣である。

今回の店舗では、吹抜のテラス席が空間のポイントとなっている。またテラス席に加えて、職人が目の前で和菓子をつくり提供するカウンター席もある。そのほがソファー席、奥座敷のような個室など様々なタイプの客席も用意されている。壁には鈍く輝く瓦タイルが使用され、空間の音にもこだわっているとのこと。

明治以降、多くの「日本初」が生まれ、やがて流行の発信源となった街「銀座」。
情報の発信地である一方で、老舗店舗や歴史的な建築が軒を連ねる、新しさと伝統が共存する街です。

1947年、とらや 銀座店は生まれました。
そして2024年、国内外を問わず、年齢層もさまざまな人が行き交う銀座で、
とらやの菓子の新たな一面を体験できる店としてリニューアルオープンいたします。

リリーステキストより

以下に、その他の写真と空間の解説テキストを掲載します。

黒崎敏 / APOLLOによる、東京・世田谷区の住宅「Le49Ⅱ」。閑静な住宅街の角地での計画。家族が豊かに暮らせる住まいとして、地下と一階に個室等をまとめて二階に“パブリックルーム”としてのLDKを設ける構成を考案。間接照明と勾配天井を用いて団欒の空間を演出する
黒崎敏 / APOLLOによる、東京・世田谷区の住宅「Le49Ⅱ」。閑静な住宅街の角地での計画。家族が豊かに暮らせる住まいとして、地下と一階に個室等をまとめて二階に“パブリックルーム”としてのLDKを設ける構成を考案。間接照明と勾配天井を用いて団欒の空間を演出する外観、南側道路より見る、夜景 photo©西川公朗
黒崎敏 / APOLLOによる、東京・世田谷区の住宅「Le49Ⅱ」。閑静な住宅街の角地での計画。家族が豊かに暮らせる住まいとして、地下と一階に個室等をまとめて二階に“パブリックルーム”としてのLDKを設ける構成を考案。間接照明と勾配天井を用いて団欒の空間を演出する2階、ダイニングからリビングを見る、夕景 photo©西川公朗
黒崎敏 / APOLLOによる、東京・世田谷区の住宅「Le49Ⅱ」。閑静な住宅街の角地での計画。家族が豊かに暮らせる住まいとして、地下と一階に個室等をまとめて二階に“パブリックルーム”としてのLDKを設ける構成を考案。間接照明と勾配天井を用いて団欒の空間を演出する2階、リビングからダイニングとキッチンを見る、夕景 photo©西川公朗

黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesが設計した、東京・世田谷区の住宅「Le49Ⅱ」です。
閑静な住宅街の角地での計画です。建築家は、家族が豊かに暮らせる住まいとして、地下と一階に個室等をまとめて二階に“パブリックルーム”としてのLDKを設ける構成を考案しました。そして、間接照明と勾配天井を用いて団欒の空間を演出しました。

東京都心の閑静な住宅街の角地に建つ「Le49Ⅱ」。
クライアントはご息女が通う小学校の傍に新たに土地を購入し、家族3人が豊かに暮らしながら、ワークフロムホームを実現できる住宅を目指した。

建築家によるテキストより

ご主人の書斎と奥様のアトリエを地下1階に設けることで、大人が集中して仕事や趣味に打ちこめる空間を確保。
1階には主寝室や子供室に加え、水回りエリアがコンパクトにまとめた。2階には家族全員が集まり、団欒ができる一室空間のパブリックルームを配置。
寄棟&切妻屋根の天井垂木が特徴的で、南側リビングに設けた5角形の開口部から自然光が注がれ、その反射光がストライプ柄の天井垂木面に美しいグラデーションをつくりあげている。

建築家によるテキストより

また、桁側壁面を利用してリビング収納やキッチン、トイレ、エレベーターなどを格納。その上部耐風梁に設置したコーブ照明の効果により天井が美しくライトアップされ、昼とは異なる表情がうまれている。
ダイニング&キッチンエリアの天井高をあえて低く抑えることで、天井高のあるリビングエリアと間に生じる心地よいコントラストも特徴的である。

建築家によるテキストより
石飛亮 / WANKARASHINによる、長崎の「五島列島製麺所」。民家を改修した“島の観光拠点”にもなる蕎麦店。既存を観光客を迎え入れる“構え”に変える為に、内外を跨ぐ“屋根空間”を増築して“奥行きを持った”立面を構築。周辺の下屋のある建物群との呼応も意図
石飛亮 / WANKARASHINによる、長崎の「五島列島製麺所」。民家を改修した“島の観光拠点”にもなる蕎麦店。既存を観光客を迎え入れる“構え”に変える為に、内外を跨ぐ“屋根空間”を増築して“奥行きを持った”立面を構築。周辺の下屋のある建物群との呼応も意図外観、南側より見る。 photo©大竹央祐
石飛亮 / WANKARASHINによる、長崎の「五島列島製麺所」。民家を改修した“島の観光拠点”にもなる蕎麦店。既存を観光客を迎え入れる“構え”に変える為に、内外を跨ぐ“屋根空間”を増築して“奥行きを持った”立面を構築。周辺の下屋のある建物群との呼応も意図正面:縁側、右:室内の客席 photo©大竹央祐
石飛亮 / WANKARASHINによる、長崎の「五島列島製麺所」。民家を改修した“島の観光拠点”にもなる蕎麦店。既存を観光客を迎え入れる“構え”に変える為に、内外を跨ぐ“屋根空間”を増築して“奥行きを持った”立面を構築。周辺の下屋のある建物群との呼応も意図出入口側から客席を見る。 photo©大竹央祐

石飛亮 / WANKARASHINが設計した、長崎・五島市の「五島列島製麺所」です。
民家を改修した“島の観光拠点”にもなる蕎麦店です。建築家は、既存を観光客を迎え入れる“構え”に変える為に、内外を跨ぐ“屋根空間”を増築して“奥行きを持った”立面を構築しました。また、周辺の下屋のある建物群との呼応も意図されました。店舗の公式サイトはこちら

民家をリノベーションし、食の発信地としての道の駅のような蕎麦処をつくるプロジェクト。
前面に広がる畑で栽培した五島の在来種である蕎麦の実を用いた蕎麦を提供するとともに、島の物産の拠点としての役割も担う。

五島列島福江島の富江町は、島で二番目に大きな街であるにも関わらず、唯一観光バスが停まらないエリアといわれている。そのような地域の住宅地と農地のちょうど境目にあたる敷地に、島の観光拠点となるような場所をつくる。

建築家によるテキストより

前面に広がる広大な畑の風景に対して、いわゆる民家のような点としての建ち方では、多くの観光客を迎え入れる拠点の構えとしては不十分であるように感じた。

建築家によるテキストより

そこで改修工事にあたり、建物の前面に、解体した下屋よりも少し緩い勾配の屋根空間を屋内と屋外をまたぐように増築した。そしてそこに水平的に連続した開口部を設けて、内部はカウンター席とし、外部にもカウンターやベンチを設けてアプローチと休憩スペースを兼ねた空間とした。それによって単純な面としてでなく、奥行きを持ったファサードをつくっている。

軒を低く伸ばすことで、前面に広がる農地と水平的な連続感が生まれ、また店内に入らずとも空間が体験できるようなおおらかさを獲得することができた。

建築家によるテキストより
山本稜 / Spicy Architectsによる、東京の「LIGHT UP COFFEE 三鷹」。旧工場を改修した焙煎所兼カフェ。シャッターの開放で内外が繋がる既存空間を活かし、“ストリートラウンジ”としての店舗を志向。歴史ある焙煎機の活用も意図して訪問客が“焙煎の過程”を見られる平面計画とする
山本稜 / Spicy Architectsによる、東京の「LIGHT UP COFFEE 三鷹」。旧工場を改修した焙煎所兼カフェ。シャッターの開放で内外が繋がる既存空間を活かし、“ストリートラウンジ”としての店舗を志向。歴史ある焙煎機の活用も意図して訪問客が“焙煎の過程”を見られる平面計画とする外観、西側道路より見る。 photo©楠瀬友将
山本稜 / Spicy Architectsによる、東京の「LIGHT UP COFFEE 三鷹」。旧工場を改修した焙煎所兼カフェ。シャッターの開放で内外が繋がる既存空間を活かし、“ストリートラウンジ”としての店舗を志向。歴史ある焙煎機の活用も意図して訪問客が“焙煎の過程”を見られる平面計画とする1階、手前:カフェ、奥:「キオスク」 photo©楠瀬友将
山本稜 / Spicy Architectsによる、東京の「LIGHT UP COFFEE 三鷹」。旧工場を改修した焙煎所兼カフェ。シャッターの開放で内外が繋がる既存空間を活かし、“ストリートラウンジ”としての店舗を志向。歴史ある焙煎機の活用も意図して訪問客が“焙煎の過程”を見られる平面計画とする1階、「キオスク」から道路側を見る。 photo©楠瀬友将

山本稜 / Spicy Architectsが設計した、東京・三鷹市の「LIGHT UP COFFEE 三鷹」です。
旧工場を改修した焙煎所兼カフェです。建築家は、シャッターの開放で内外が繋がる既存空間を活かし、“ストリートラウンジ”としての店舗を志向しました。また、歴史ある焙煎機の活用も意図して訪問客が“焙煎の過程”を見られる平面計画としました。店舗の場所はこちら(Google Map)。

自動車整備工場や電気店が営まれていた2階建ての建物をリノベーションし、1階を焙煎スペース兼カフェと生豆保管場、2階をコーヒー豆の梱包や発送作業場、事務所として利用する計画。今回設計を担当したのはその1階部分で、ライトアップコーヒーの設計をするのは2店舗目となる。

建築家によるテキストより

はじめに、ライトアップコーヒーの代表の川野さんから「Probat UG22という名前の1960年代ドイツ製のビンテージ焙煎機を購入したので、それに相応しい場所を作りたい」と連絡があった。この焙煎機は川野さんがコーヒーにのめり込むきっかけとなったお店から譲り受けたものと聞き、ロマンを感じた。
そんな焙煎機のストーリーを生かし、焙煎するプロセスを多くの人に気軽に見て、知ってもらうことで直に店のこだわりを伝えたいと考えた。そのために、焙煎スペースとカフェの間には壁は設けず、生豆からコーヒーになるまでの工程を見渡せる計画とした。

建築家によるテキストより

この建物は、以前自動車整備工場だった背景から道路に接する前面は全てシャッターで、天井まで開け放つことができた。シャッターを開けることで外部と何の隔たりも無い開放感のある空間が生まれ、自転車に乗った親子や犬の散歩をしているご近所さん達をとても近くに感じることができた。そして、この開放的な場所をカフェとすることで、街の中で自由にコーヒーを楽しみ、外にいるようなラフなコミュニケーションが生まれることを期待して「ストリートラウンジ」と題し設計をした。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/4/15-4/21]
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/4/15-4/21]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2024/4/15-4/21)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 丹下健三の生涯を描いた漫画『丹下健三 ~世界のタンゲと呼ばれた建築家~』のオンライン版が公開。愛媛県今治市の制作で無料閲覧が可能
  2. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  3. 2024年日本建築学会賞が発表。作品は、石上純也の「House & Restaurant」、向山徹の「岩国のアトリエ」、山﨑健太郎の「52間の縁側」が受賞
  4. ニコ設計室 と なわけんジムによる、東京・中野区の「商店街のツリーハウス」。賑やかな商店街の狭小地での計画。昼夜人々が行交う状況に“自然の森”との類似性を見出し、森での安心できる場所である“樹上”と“洞穴”のような建築を志向。柱を“肥大化”させて都市スケールとの同化も意図
  5. 妹島和世が監修するパヴィリオンなども公開される、イベント「PERPETUAL MOMENT − 自然の中の時間」が東京都庭園美術館で開催。日本ロレックスの主催で行われ、妹島も参加するシンポジウムや、名和晃平・目/me・小牟田悠介による作品展示も実施
  6. 高塚陽介 / TYdo architectsによる、静岡・磐田市の「久保町の住宅」。様々な“異なる性格”の土地に面した敷地。生活リズムが不規則な施主の為に、夜中でも気を遣わず“不自由のない日常”を送れる建築を志向。隣接状況と呼応するように距離・機能配置・開口部を操作して建築を造る
  7. 迫慶一郎 / SAKO建築設計工社による、中国の「天水スクエアズ」。“雑多な環境”に建つ図書館等の施設。敷地条件を読み解き、外周部で“静謐さ”を確保した上で中庭から“自然の様々な変化”を取込む建築を考案。平面と立面の要素を“正方形”とし“曼荼羅”の様に整然と並べる
  8. 塩入勇生+矢﨑亮大 / ARCHIDIVISIONによる、東京・杉並区の住戸改修「ポールダンサーの部屋」。築古住戸の価値向上を目指した計画。ポールダンサー入居の想定に対し、新設の“コンクリートの列柱”を挟んでステージと住まいの機能を並列させる構成を考案。列柱の身体性でダンサーの精神に見合う秩序を作り出す
  9. NHKのテレビ番組“すこぶるアガるビル”が、丹下健三が1964年に完成させた「国立代々木競技場」を特集
  10. 矢野青山建築設計事務所による、愛媛・大洲市の「あいわ苑」。就労支援と生活介護を行う多機能型事業所。景観条例・自然災害・安全性等の与件に対し、問題への応答に加えて“街に適切に開かれた”建築を志向。屋根形状と開口部の操作で“街との繋がり”を構築する
  11. 坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・港区の「beyond the office」。企業のPRイベントの為に計画。緑豊かな広場に面する与件を活かし、眼前の風景を皆で眺める為の“階段状の座席”を据えた空間を考案。強度・施工性・廃棄抑制の観点からレンタルの足場材を用いて作る
  12. 遠野未来建築事務所による、埼玉・三芳町の「トイレトワ」。廃棄物の再資源化を行う企業が保全する森の中に計画。“循環と再生”を主題とし、廃棄物中の土砂を原料とする“再生土”を用いた版築壁の建築を考案。“建築伝統技術の循環”も意図して“手刻み”等で造り上げる
  13. 石上純也建築設計事務所による、中国・山東省の「水の美術館」。湖の上の約“1km”の建築。中国の“茫漠とした風景”という前提に対して、環境と建築を近付け“対等な存在”となる設計を志向。湖の端から端まで延びる“新しい陸地”を“水面にそっと触れる”様にしてつくる
  14. 二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の「ブルーボトルコーヒー 福岡天神カフェ」。“大通り”と“神社の境内”に面する区画。街と神社を繋ぐ“結節点”となる存在を目指し、機能を中央集約して通りから参道へと“視線が抜ける”構成を考案。既存レベル差も活かして其々の側で客席の雰囲気を変える
  15. 長野県小諸市立芦原中学校区再編設計プロポで、渡邉健介建築設計事務所が契約候補者に特定
  16. 建築の“構造デザイン”に注目した、WHAT MUSEUMでの建築展「 感覚する構造 – 法隆寺から宇宙まで – 」の入場チケットをプレゼント。木材を用いた建築に焦点を当て、伝統的な木造建築から最先端の建築までを紹介。内藤廣やo+hの建築を含む100点以上の模型を展示
  17. 2024年日本建築学会賞(作品)を受賞した、石上純也による「House & Restaurant」のメイキング動画
  18. 古谷デザイン建築設計事務所による、長野・下高井郡の宿泊施設「GONDOLA HOUSE」。吉阪隆正設計の宿泊施設に並んで計画された新館。既存への“アンサーソング”として、吉阪建築の“親密さを増長し共鳴する”設計を志向。特徴的な形態を踏襲しつつ対比的な“白い外壁”で雪景色とも同化させる
  19. 4組の若い世代のスイス建築家に注目した展覧会「スイス・ヴィジョン ─ 新世代の表現手法」。従来のスイスの建築表現とは一線を画す“力強く新鮮さのある建築表現”の作品群を紹介。一般化した映像という表現手段にも着目し、等身大の映像・写真・図面を展示
  20. VUILDによる、東京・小金井市の「学ぶ、学び舎」。次世代の学びを促す為の教育施設。教材にもなる“実験的な”存在を目指し、“5軸CNC加工機”で“3次元切削”した型枠で作る大スパンの建築を考案。利用者自身が拡張していく“オープンエンド”な場として作る

2024年日本建築学会賞(作品)を受賞した、石上純也による「House & Restaurant」のメイキング動画

2024年日本建築学会賞(作品)を受賞した、石上純也が設計した「House & Restaurant」(2022年3月竣工)のメイキング動画です。本建築はアーキテクチャーフォトでも特集記事として紹介しており写真と図面も豊富に掲載しています。

【ap job更新】 町家再生から出発し、京都と沖縄を拠点に多様な仕事に取り組む「STUDIOMONAKA」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 町家再生から出発し、京都と沖縄を拠点に多様な仕事に取り組む「STUDIOMONAKA」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 町家再生から出発し、京都と沖縄を拠点に多様な仕事に取り組む「STUDIOMONAKA」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中

町家再生から出発し、京都と沖縄を拠点に多様な仕事に取り組む「STUDIOMONAKA」の、設計スタッフ(既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

STUDIOMONAKAは、8年前、京都の町家再生からスタートしました。

2018年には沖縄にも拠点を構え、小さな住宅から商業施設、エリアリノベーションや企業のブランディングなど、多種多様なプロジェクトに取り組んでいます。

プロジェクトごとに最適なチームを社内外でつくり、構想・企画・設計・現場監理までを行います。多様なプロジェクトで価値を生み出すためにも、1人ひとりの個性を大切にしたチームづくりを心がけており、年齢や性別、国籍を問わず、多様なメンバーが多様性を生かして仕事ができるような環境づくりを意識しています。

コロナウィルスの到来によって、これまでの常識を更新し、新たな常識をつくっていく必要性・重要性が高まったように思います。

ぼくたちの仕事は、社会をつくる仕事です。

社会をより良くしていくために、文化やコミュニティに対する理解を深め、その場の魅力を最大化するような仕事をしていきたい。そんな発展的なプロセスを楽しみ、会社とともに変化・成長していける方とご一緒できればと思います。

お会いできますことを、メンバー一同、心より楽しみにしております。

二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の「ブルーボトルコーヒー 福岡天神カフェ」。“大通り”と“神社の境内”に面する区画。街と神社を繋ぐ“結節点”となる存在を目指し、機能を中央集約して通りから参道へと“視線が抜ける”構成を考案。既存レベル差も活かして其々の側で客席の雰囲気を変える
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の「ブルーボトルコーヒー 福岡天神カフェ」。“大通り”と“神社の境内”に面する区画。街と神社を繋ぐ“結節点”となる存在を目指し、機能を中央集約して通りから参道へと“視線が抜ける”構成を考案。既存レベル差も活かして其々の側で客席の雰囲気を変える左:通り側の出入口、右:カウンター photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の「ブルーボトルコーヒー 福岡天神カフェ」。“大通り”と“神社の境内”に面する区画。街と神社を繋ぐ“結節点”となる存在を目指し、機能を中央集約して通りから参道へと“視線が抜ける”構成を考案。既存レベル差も活かして其々の側で客席の雰囲気を変える通り側から境内側を見る。 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の「ブルーボトルコーヒー 福岡天神カフェ」。“大通り”と“神社の境内”に面する区画。街と神社を繋ぐ“結節点”となる存在を目指し、機能を中央集約して通りから参道へと“視線が抜ける”構成を考案。既存レベル差も活かして其々の側で客席の雰囲気を変える正面:境内側の客席、右:境内(建築家による解説:高低差を活かして空間を構成。カウンターやベンチの天板は左官材で仕上げている) photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市の「ブルーボトルコーヒー 福岡天神カフェ」。“大通り”と“神社の境内”に面する区画。街と神社を繋ぐ“結節点”となる存在を目指し、機能を中央集約して通りから参道へと“視線が抜ける”構成を考案。既存レベル差も活かして其々の側で客席の雰囲気を変える左:通り側のスタンディングエリア、右:境内側のラウンジ・シーティングエリア(建築家による解説:手前にある無垢のスツールは、木工作家の吉川和人氏によるもの) photo©水崎浩志

二俣公一 / ケース・リアルが設計した、福岡市の「ブルーボトルコーヒー 福岡天神カフェ」です。
“大通り”と“神社の境内”に面する区画での計画です。建築家は、街と神社を繋ぐ“結節点”となる存在を目指し、機能を中央集約して通りから参道へと“視線が抜ける”構成を考案しました。また、既存レベル差も活かして其々の側で客席の雰囲気を変えることも意図されました。店舗の公式ページはこちら

九州1号店となる、ブルーボトルコーヒー 福岡天神カフェの内装計画。

計画地は、福岡天神という街中にありながらも、警固神社の境内という特殊な場所にある。店舗の片面は交通量の多い通りに面している一方で、その反対側は神社の参道に面しており、街の喧騒とは対照的に、適度な緑に囲まれて穏やかな空気が流れている。

建築家によるテキストより

このようなコントラストのある場所での空間を考えていくと、私たちは自ずと「街」と「神社」という相対する要素を掛け合わせながら、両者を繋ぐ結節点として今回のカフェがあるのが良いと考えた。

建築家によるテキストより

そこでまず、店内のレイアウトを考える上では、通りから参道へと視線が抜けることを重視した。店内の中央にキッチンを配置し、それを囲うようにドリンクカウンターや収納などの機能を集約。これにより、二つの道を視覚的に繋ぎながら空間の中心にブルーボトルらしい象徴的なステージを作っている。

また、参道側と道路側には高さ約50cmの落差があるのも今回の区画の特徴であった。そこで、参道に向かって段階的に高さを上げていくことで、道路側はスタンディングエリアなどの活気ある空間に、参道側はソファスペースを設けるなど、徐々に落ち着いた空間となるよう計画した。

建築家によるテキストより
2024年日本建築学会賞が発表。作品は、石上純也の「House & Restaurant」、向山徹の「岩国のアトリエ」、山﨑健太郎の「52間の縁側」が受賞

2024年日本建築学会賞が発表されています。作品は、石上純也の「House & Restaurant」、向山徹の「岩国のアトリエ」、山﨑健太郎の「52間の縁側」が受賞しています。
アーキテクチャーフォトでも、これまでに、石上純也の「House & Restaurant」山﨑健太郎の「52間の縁側」を特集記事として掲載しています。

以下は、日本建築学会賞が公開した作品資料のPDFです。

 
こちらは其々の作品の講評のPDFです。

古谷デザイン建築設計事務所による、長野・下高井郡の宿泊施設「GONDOLA HOUSE」。吉阪隆正設計の宿泊施設に並んで計画された新館。既存への“アンサーソング”として、吉阪建築の“親密さを増長し共鳴する”設計を志向。特徴的な形態を踏襲しつつ対比的な“白い外壁”で雪景色とも同化させる
古谷デザイン建築設計事務所による、長野・下高井郡の宿泊施設「GONDOLA HOUSE」。吉阪隆正設計の宿泊施設に並んで計画された新館。既存への“アンサーソング”として、吉阪建築の“親密さを増長し共鳴する”設計を志向。特徴的な形態を踏襲しつつ対比的な“白い外壁”で雪景色とも同化させる外観、左:新館、右奥:本館(設計:吉阪隆正) photo©山内紀人
古谷デザイン建築設計事務所による、長野・下高井郡の宿泊施設「GONDOLA HOUSE」。吉阪隆正設計の宿泊施設に並んで計画された新館。既存への“アンサーソング”として、吉阪建築の“親密さを増長し共鳴する”設計を志向。特徴的な形態を踏襲しつつ対比的な“白い外壁”で雪景色とも同化させる外観、西側道路より見る。 photo©山内紀人
古谷デザイン建築設計事務所による、長野・下高井郡の宿泊施設「GONDOLA HOUSE」。吉阪隆正設計の宿泊施設に並んで計画された新館。既存への“アンサーソング”として、吉阪建築の“親密さを増長し共鳴する”設計を志向。特徴的な形態を踏襲しつつ対比的な“白い外壁”で雪景色とも同化させる2階、ルームA、ダイニングとリビング photo©山内紀人
古谷デザイン建築設計事務所による、長野・下高井郡の宿泊施設「GONDOLA HOUSE」。吉阪隆正設計の宿泊施設に並んで計画された新館。既存への“アンサーソング”として、吉阪建築の“親密さを増長し共鳴する”設計を志向。特徴的な形態を踏襲しつつ対比的な“白い外壁”で雪景色とも同化させる3階、ルームB、ダイニングからリビングとキッチンを見る。 photo©山内紀人

古谷デザイン建築設計事務所が設計した、長野・下高井郡の宿泊施設「野沢温泉ロッヂ新館 GONDOLA HOUSE」です。
吉阪隆正設計の宿泊施設に並んで計画された新館です。建築家は、既存への“アンサーソング”として、吉阪建築の“親密さを増長し共鳴する”設計を志向しました。また、特徴的な形態を踏襲しつつ対比的な“白い外壁”で雪景色とも同化させることも意図されました。施設の公式サイトはこちら

本計画はこの場所に愛着を持つオーナーの思いと吉阪隆正氏の設計思想(野沢温泉ロッヂ,1969年)に敬意を払ったアンサーソングである。

建築家によるテキストより

本州では希少なパウダースノーと温泉街の雰囲気が人気の野沢温泉村は長期滞在する外国人観光客が多く訪れている。吉阪氏設計の本館は地元では「アボカドハウス」などと呼ばれ、古くから野沢温泉村のシンボルとして存在しており、元アルペンスキーヤーのオーナーが幼い頃から親しみを持っている原風景でもあった。

建築家によるテキストより

その本館が持つ親密さを増長し共鳴するようなものであるためにはどのような建築がふさわしいのか。機能を充足しつつ見た目に愛らしく長く親しまれる場所になってほしい。

冬の野沢温泉でそんな全体像を夢想する時、降り積もる雪景色に同化し消えてしまうようなアノニマスな情景が浮かんだ。形態は踏襲しつつも、本館の板金屋根とコントラストをつけた白い外壁は雪景色と同化する。吉阪氏の建築との関係は、盆栽における主幹と副幹のような主従の関係をイメージした。

建築家によるテキストより
建築の“構造デザイン”に注目した、WHAT MUSEUMでの建築展「 感覚する構造 – 法隆寺から宇宙まで – 」の入場チケットをプレゼント。木材を用いた建築に焦点を当て、伝統的な木造建築から最先端の建築までを紹介。内藤廣やo+hの建築を含む100点以上の模型を展示
建築の“構造デザイン”に注目した、WHAT MUSEUMでの建築展「 感覚する構造 – 法隆寺から宇宙まで – 」の入場チケットをプレゼント。木材を用いた建築に焦点を当て、伝統的な木造建築から最先端の建築までを紹介。内藤廣やo+hの建築を含む100点以上の模型を展示海の博物館 架構模型、建築設計:内藤廣建築設計事務所、構造設計:構造設計集団<SDG> photo courtesy of WHAT MUSEUM
建築の“構造デザイン”に注目した、WHAT MUSEUMでの建築展「 感覚する構造 – 法隆寺から宇宙まで – 」の入場チケットをプレゼント。木材を用いた建築に焦点を当て、伝統的な木造建築から最先端の建築までを紹介。内藤廣やo+hの建築を含む100点以上の模型を展示称名寺の鐘撞堂 模型、建築設計:大西麻貴+百田有希 / o+h、構造設計:平岩構造計画 photo courtesy of WHAT MUSEUM

建築の“構造デザイン”に注目した、WHAT MUSEUMでの建築展「 感覚する構造 – 法隆寺から宇宙まで – 」の入場チケットを5組10名様に抽選でプレゼントいたします。
木材を用いた建築に焦点を当て、伝統的な木造建築から最先端の建築までを紹介する内容です。また、内藤廣やo+hの建築を含む100点以上の模型が展示されます。会期は、2024年4月26日~2024年8月25日です。展覧会の公式ページはこちら
入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年4月30日(火)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表に変えさせていただきます)。

本展は、建築の骨組みを創造してきた「構造デザイン」に焦点を当てた展覧会です。

日本には世界に誇る建築家が数多く存在しますが、建築家の仕事を支える構造家の存在はあまり知られていません。重力や風力といった力の流れや素材と真摯に向き合い、その時代や社会とともに創造してきたのが建築の構造デザインです。専門性の高い構造デザインの世界ですが、建築の「骨組み」の模型を見たり、模型に触れたりしてその仕組みを分かりやすく紹介いたします。

このたびの後期展では、近年サステナブルな建材として注目が高まる木材を用いた建築にフォーカスします。日本の伝統的な木造建築から最先端のものまでを取り上げ、木造の特質を歴史的に俯瞰し、未来の木造建築の可能性を考察します。また、構造デザインを応用したファッションや宇宙開発など、他領域との横断的な取り組みを通じて、構造デザインの広がりを提示します。

前期展から大幅に作品を入れ替え、100点以上の構造模型を鑑賞できます。開催期間中には、展覧会に関連した書籍の出版や、トークイベント、パフォーマンスイベント、ワークショップなども予定しています。詳細は順次お知らせいたします。

リリーステキストより

以下に、写真と詳細な情報を掲載します。

【ap job更新】 クライアントと共に成長する環境の設計を目指す「FEDL」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)、CADオペレーター、アルバイトを募集中
【ap job更新】 クライアントと共に成長する環境の設計を目指す「FEDL」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)、CADオペレーター、アルバイトを募集中
【ap job更新】 クライアントと共に成長する環境の設計を目指す「FEDL」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)、CADオペレーター、アルバイトを募集中DEFファミリーの為の視覚コミュニケーションハウス

クライアントと共に成長する環境の設計を目指す「FEDL」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)、CADオペレーター、アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

業務拡大のため設計メンバーを募集します。

【どんな依頼にも応える】
クライアントに満足して頂き、それがいい建物であること。
将来に渡ってオーナーと一緒に成長する環境を設計することが私たちの目指すところです。

目標はごくシンプルなのですが、すべては個別解となる設計は多くの要件を螺旋を描くようにフィードバックを重ねて少しずつ統合していく大変なプロセスです。

たくさんの課題を目標に向かって融合して形にするためには自由で自立した立場で素直に設計できる環境がとても大切だと考えています。また、そのことがさまざまな依頼にゼロベースで設計してきた私たちの土台ともなっています。

プロジェクトの大小もいろいろですが、法規・環境性能・音響・設備・デザイン・土地運用に関わる事業採算性・ランドスケープなど、さまざま課題を持った設計が平行して進むので、仕事の幅を広げたい、多様な設計・デザインをしたい、早く仕事を覚えたいと思っている人にとっては最適な環境だと思います。

【お気軽にご連絡ください】
・ものづくりの現場が好きな人。
・複数の人数で多角的な視点や知見を共有しながら設計するためチームプレーができる人。
・行動や物事の背景など広く世の中の事に好奇心が持てる人。

【オフィスの雰囲気】
・社内ではデジタルツールをプロジェクトのコミュニケーションやスケジュール管理その他に利用して、合理的なプロセスで設計の質を高めていくことを目指しています(もちろん社内のリアルなコミュニケーションもとても大切にしています。)
・社内でのデザインレビューやSlackなどを通して、全員が他の人が担当している案件の経験も共有しています。
・設計の目的に向かっていくためには年齢や経験などの上下関係なく、全員がフラットにプロジェクトに参加します。

矢野青山建築設計事務所による、愛媛・大洲市の「あいわ苑」。就労支援と生活介護を行う多機能型事業所。景観条例・自然災害・安全性等の与件に対し、問題への応答に加えて“街に適切に開かれた”建築を志向。屋根形状と開口部の操作で“街との繋がり”を構築する
矢野青山建築設計事務所による、愛媛・大洲市の「あいわ苑」。就労支援と生活介護を行う多機能型事業所。景観条例・自然災害・安全性等の与件に対し、問題への応答に加えて“街に適切に開かれた”建築を志向。屋根形状と開口部の操作で“街との繋がり”を構築する俯瞰、北西側上空から見る。 photo©西川公朗
矢野青山建築設計事務所による、愛媛・大洲市の「あいわ苑」。就労支援と生活介護を行う多機能型事業所。景観条例・自然災害・安全性等の与件に対し、問題への応答に加えて“街に適切に開かれた”建築を志向。屋根形状と開口部の操作で“街との繋がり”を構築する外観、北側道路より見る。 photo©西川公朗
矢野青山建築設計事務所による、愛媛・大洲市の「あいわ苑」。就労支援と生活介護を行う多機能型事業所。景観条例・自然災害・安全性等の与件に対し、問題への応答に加えて“街に適切に開かれた”建築を志向。屋根形状と開口部の操作で“街との繋がり”を構築する2階、左:「食堂」、右:「くつろぎスペース」 photo©西川公朗
矢野青山建築設計事務所による、愛媛・大洲市の「あいわ苑」。就労支援と生活介護を行う多機能型事業所。景観条例・自然災害・安全性等の与件に対し、問題への応答に加えて“街に適切に開かれた”建築を志向。屋根形状と開口部の操作で“街との繋がり”を構築する2階、「食堂」 photo©西川公朗

矢野寿洋+青山えり子+福田樹 / 矢野青山建築設計事務所が設計した、愛媛・大洲市の「あいわ苑」です。
就労支援と生活介護を行う多機能型事業所です。建築家は、景観条例・自然災害・安全性等の与件に対し、問題への応答に加えて“街に適切に開かれた”建築を志向しました。そして、屋根形状と開口部の操作で“街との繋がり”を構築しました。

愛媛県大洲市の肱南地区に立地するB型就労支援施設+生活介護の多機能型事業所である。

建築家によるテキストより

あいわ苑を運営する社会福祉法人「肱友会」は施設利用者の保護者で構成されており、約30年前から大洲市で福祉作業所・B型就労支援サービスを実施してきた。利用者の高齢化を見据えた生活介護サービスの実施のためのスペース拡充や施設利用定員拡大等の要望に加え、既存施設の老朽化による耐震性への不安等、利用者が安心して通える施設の設計が求められた。

敷地周辺地域には景観条例が定められており、瓦屋根であることや素材・色彩への適合が求められた。また、大洲市は水害に悩まされる地域であり以前の大豪雨では2階レベルまで浸水したことも記憶に新しい。景観への配慮や自然災害への向き合い方、施設利用者の安全・プライバシーの確保等の複雑な条件に対し、街に対して適切にひらかれた福祉施設を考えた。

建築家によるテキストより

敷地周辺地域には景観条例が定められており、瓦屋根であることや素材・色彩への適合が求められた。また、大洲市は水害に悩まされる地域であり以前の大豪雨では2階レベルまで浸水したことも記憶に新しい。景観への配慮や自然災害への向き合い方、施設利用者の安全・プライバシーの確保等の複雑な条件に対し、街に対して適切にひらかれた福祉施設を考えた。

建築家によるテキストより
テレビ番組“情熱大陸”での、建築家の川西康之を特集した放送回の動画がオンラインで公開。期間限定で無料配信中

テレビ番組“情熱大陸”での、建築家の川西康之を特集した放送回の動画がオンラインで公開されています。2024年4月21日まで期間限定で無料配信されています。川西の出演回の概要はこちらで閲覧可能です。

【ap job更新】 岩瀬諒子設計事務所が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 岩瀬諒子設計事務所が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 岩瀬諒子設計事務所が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中Recent works ©Studio IWASE

岩瀬諒子設計事務所の、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

岩瀬諒子設計事務所は2012年に発足し、建築、土木、ランドスケープを横断する柔軟な思考によって実験的なプロジェクトに奔走してきました。

「トコトコダンダン」「満寿美公園」など土木構造物に建築的な身体スケールや思想を重ねる設計や、「石ころの庭」や「ヴェネチアビエンナーレ2021日本館:ふるまいの連鎖」などのものの出自や循環、移動について考えるプロジェクトなどに加えて、最近では建築のプロジェクトとして「こどもの家」や近日発表予定の公共こども遊び場「もっくる」などの子ども関連プロジェクトが竣工しました。

そのほか、ノルウェーで移民コミュニティの団地のための建築とエリアランドスケープ計画が進行するなど、国内外の地域コミュニティプロジェクトにも取り組んでいます。

私たちの事務所では、前例のないプログラムに取り組むことも多く、その時々でその設計対象を分かったつもりにならずに、私たちなりにきちんと把握、捉え方を見極めることも大切なプロセスとして考えています。

現在進行中のプロジェクトで例えると、動物と人間の共生をテーマにした小さな動物園のプロジェクトでは、「動物のために建築は設計できるのか」という根本的な問いに向き合い、動物の生態のリサーチや、実際に運用する飼育員さんとの対話をもとに、あたらしい可能性に向けてチームで日々問答しながら前向きに取り組んでいます。また専門性の異なるアカデミックメンバーやプロフェッショナルとの協働の機会も多くあります。
 
プロジェクト規模にもよりますが、各メンバーの能力や熱意に応じて1年目からプロジェクトの担当者として、基本設計から現場監理まで一貫して携わることも可能です。また経験年数によらず、能力に応じて昇給や担当を変更していくため、各々の実力を発揮しやすく、やりがいや成長を実感できる環境を用意しています。

ご応募お待ちしております。

坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・港区の「beyond the office」。企業のPRイベントの為に計画。緑豊かな広場に面する与件を活かし、眼前の風景を皆で眺める為の“階段状の座席”を据えた空間を考案。強度・施工性・廃棄抑制の観点からレンタルの足場材を用いて作る
坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・港区の「beyond the office」。企業のPRイベントの為に計画。緑豊かな広場に面する与件を活かし、眼前の風景を皆で眺める為の“階段状の座席”を据えた空間を考案。強度・施工性・廃棄抑制の観点からレンタルの足場材を用いて作る座席、側面より見る。 photo©ATELIER WRITE
坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・港区の「beyond the office」。企業のPRイベントの為に計画。緑豊かな広場に面する与件を活かし、眼前の風景を皆で眺める為の“階段状の座席”を据えた空間を考案。強度・施工性・廃棄抑制の観点からレンタルの足場材を用いて作る座席、出入口から見る。 photo©長谷川健太
坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・港区の「beyond the office」。企業のPRイベントの為に計画。緑豊かな広場に面する与件を活かし、眼前の風景を皆で眺める為の“階段状の座席”を据えた空間を考案。強度・施工性・廃棄抑制の観点からレンタルの足場材を用いて作る座席 photo©ATELIER WRITE

坂本拓也 / ATELIER WRITEが設計した、東京・港区の「owns pop up space “beyond the office”」です。
企業のPRイベントの為に計画されました。建築家は、緑豊かな広場に面する与件を活かし、眼前の風景を皆で眺める為の“階段状の座席”を据えた空間を考案しました。また、強度・施工性・廃棄抑制の観点からレンタルの足場材を用いて作られました。※開催期間は終了しています

NTT都市開発による「owns」開業に先駆けたPRイベントの空間デザイン。
「owns」は働く場所を主体的に選択することが一般的になった現代において、「集まりたくなる場所」を追求してうまれたオフィスブランド。

建築家によるテキストより

計画地のSHARE GREEN MINAMI AOYAMAは、都心の一等地にありながら閑静で豊かな緑を感じられる都市計画公園区域内遊休地の暫定利活用施設。イベントスペースが緑豊かな広場に面することから、階段状の座席をつくりその風景を皆で眺められるようにした。

同じ方向を向くことで、それぞれの視線が交わることなくリラックスした雰囲気がうまれる。その名のとおり「緑を共有する」ことで、この場所に集りたくなる空気感が醸成されると考えた。

建築家によるテキストより

人が乗れる強度と施工の手早さから建築工事用のくさび緊結式足場を構造材とし、支柱を傾けることで緩やかな勾配を作った。廃棄を抑えるため、足場はレンタル材を採用。床板などの木工は各部材の寸法を全スパン統一することで施工を効率化している。

テーブルは支柱先端のホゾへの差し込み式とすることで、転倒の恐れなく安全ながらも軽く、利用者自身で移動可能なつくりとした。さらに植物やカーペット、コンセント、展示用メッシュなどを所々に配置し様々な拠り所を作った。

建築家によるテキストより

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