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ニコ設計室 と なわけんジムによる、東京・中野区の「商店街のツリーハウス」。賑やかな商店街の狭小地での計画。昼夜人々が行交う状況に“自然の森”との類似性を見出し、森での安心できる場所である“樹上”と“洞穴”のような建築を志向。柱を“肥大化”させて都市スケールとの同化も意図
ニコ設計室 と なわけんジムによる、東京・中野区の「商店街のツリーハウス」。賑やかな商店街の狭小地での計画。昼夜人々が行交う状況に“自然の森”との類似性を見出し、森での安心できる場所である“樹上”と“洞穴”のような建築を志向。柱を“肥大化”させて都市スケールとの同化も意図外観、西側前面道路より見る。 photo©傍島利浩
ニコ設計室 と なわけんジムによる、東京・中野区の「商店街のツリーハウス」。賑やかな商店街の狭小地での計画。昼夜人々が行交う状況に“自然の森”との類似性を見出し、森での安心できる場所である“樹上”と“洞穴”のような建築を志向。柱を“肥大化”させて都市スケールとの同化も意図「CAVE部」 photo©傍島利浩
ニコ設計室 と なわけんジムによる、東京・中野区の「商店街のツリーハウス」。賑やかな商店街の狭小地での計画。昼夜人々が行交う状況に“自然の森”との類似性を見出し、森での安心できる場所である“樹上”と“洞穴”のような建築を志向。柱を“肥大化”させて都市スケールとの同化も意図1階、手前:「洞穴の間」、左奥:玄関 photo©西久保毅人

西久保毅人 / ニコ設計室と名和研二 / なわけんジムが設計した、東京・中野区の「樹上と洞穴 ─ 商店街のツリーハウス」です。
賑やかな商店街の狭小地での計画です。建築家は、昼夜人々が行交う状況に“自然の森”との類似性を見出し、森での安心できる場所である“樹上”と“洞穴”のような建築を志向しました。また、柱を“肥大化”させて都市スケールとの同化も意図されました。

これは神社へ続く東京都中野区の商店街に計画した住宅である。
四六時中不特定多数の人が行き交い賑やかなこの商店街の状況は自然の森のようだ。森の中で安心できる場所といえば、樹上か洞穴(CAVE)だろう。

建築家によるテキストより

ぎゅうぎゅうに建て込んだ商店街にある敷地は小さく、間口が3.6m奥行きが11m、面積は約40㎡であった。小さな建築の設計においては階段、柱、壁厚などの構成要素を最小化するのがセオリーである。しかしここでは逆に街との境界に現れる外階段や御柱という要素をあえて肥大化させる事にした。

建築家によるテキストより

さらに1階では天井を肉付けしボールト状の天井としている。街に存在するようなワイルドなスケール感や質感、厚みを小さな敷地内に持ち込む事で、空間の小ささとの比率で存在感を増幅させ、それを街との距離感に転換させようと考えた。商店街に樹上と洞穴(CAVE)な環境を作り出す事で、街という環境と同化しようとしたのだ。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/4/8-4/14]
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/4/8-4/14]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2024/4/8-4/14)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 長野県小諸市立芦原中学校区再編設計プロポで、渡邉健介建築設計事務所が契約候補者に特定
  2. NHKのテレビ番組“すこぶるアガるビル”が、村野藤吾が1957年に完成させた「読売会館」を特集
  3. 中村拓志&NAP建築設計事務所による、埼玉・所沢市の「狭山樹林葬地」。霊園内に計画された墓地。地域の自然環境を背景とした“循環の死生観”のもとに、森に還った故人を偲び“対話できる”ような建築を志向。放物面として設計された礼拝所は60m先にある森からの音を祈る人に届ける
  4. テレビ番組“情熱大陸”が、建築家でイチバンセンを主宰する川西康之を特集。鉄道車両や駅舎などのデザインも手掛ける
  5. 遠野未来建築事務所による、埼玉・三芳町の「トイレトワ」。廃棄物の再資源化を行う企業が保全する森の中に計画。“循環と再生”を主題とし、廃棄物中の土砂を原料とする“再生土”を用いた版築壁の建築を考案。“建築伝統技術の循環”も意図して“手刻み”等で造り上げる
  6. 21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」の入場チケットをプレゼント。先端技術に形を与えた“プロトタイプ”を中心とした展示。様々な専門領域のクリエイターと研究者とのコラボレーションによる作品も紹介
  7. ザハ・ハディド・アーキテクツが改修を手掛ける、モナコの「Le Schuylkill Tower」。築約60年の高層集合住宅の改修計画。既存の遺産の保持と居住性の向上を目指し、居住空間の再構成に加えて共用機能の新設も構想。新たなファサードシステムはタワーの外観を再定義すると共に機能性も備える
  8. 長坂常 / スキーマ建築計画による、香川・小豆島の温泉施設「島湯」がオープン。既存ホテル内の温浴施設を“引き算”のデザインで改修。黄金湯と狛江湯に続く長坂が手掛ける温浴施設
  9. 山下貴成建築設計事務所による、埼玉・新座市の「森のクリニック」。小児専門の歯科医院。緑の生い茂る土地という与件に対し、敷地内の木々と“緩やかに混ざり合う”建築を志向。折れ曲がり連続する屋根は、内部では“部屋の分節を希薄”にして外部では“周囲の家並み”と呼応する
  10. VUILDによる、東京・小金井市の「学ぶ、学び舎」。次世代の学びを促す為の教育施設。教材にもなる“実験的な”存在を目指し、“5軸CNC加工機”で“3次元切削”した型枠で作る大スパンの建築を考案。利用者自身が拡張していく“オープンエンド”な場として作る
  11. 隈研吾建築都市設計事務所による、クリスチャン・ディオールの新店舗が、麻布台ヒルズにオープン
  12. 安藤忠雄が設計して、熊本県に寄贈した「こども本の森 熊本」が、2024年4月8日に開館
  13. トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図
  14. 藤田雄介+寺澤宏亮 / Camp Designによる、東京の住戸改修「公園上の家」。公園に面した集合住宅の中での計画。風景を取込み“開放感”を得られる空間を求め、収納を兼ねた腰壁と建具の組合わせで領域を仕切る構成を考案。掃出し窓に障子を設けて“落ち着いた”室内環境にも転換可能とする
  15. 石上純也建築設計事務所による、韓国・大邱広域市寿城区の、橋設計コンペ「Suseongmot Lake Bridge(Skywalk) Development」の勝利案
  16. 4組の若い世代のスイス建築家に注目した展覧会「スイス・ヴィジョン ─ 新世代の表現手法」。従来のスイスの建築表現とは一線を画す“力強く新鮮さのある建築表現”の作品群を紹介。一般化した映像という表現手段にも着目し、等身大の映像・写真・図面を展示
  17. 岡佑亮 / チドリスタジオによる、石川・白山市の「北陸住居No.3」。様々な時代や用途の建物が混在する地域。街並みに“参与する”在り方を求め、周囲の町家・酒蔵・近代的ビルの建築要素を取り込むような設計を志向。隣接の休遊地を活かした配置計画で“視覚的な拡がり”も生み出す
  18. 古谷デザイン建築設計事務所による、プリズミックギャラリーでの建築展「親密な建築を目指して」。“みどり”のデザインも手掛ける建築家の展覧会。人々が愛着を持ち“場所の風景となる建築”を目指して活動。代表作や進行中のプロジェクト等の模型や図面を公開する内容
  19. 藤本壮介+東畑建築事務所+梓設計による、2025年大阪・関西万博の「大屋根(リング)」。外側高さ約20mで内径約615mの世界最大級の木造建築。会場の主動線として交通空間であると共に、雨風等を遮る快適な滞留空間としても機能。屋上には緑の丘が広がり瀬戸内海の景観を眺望
  20. 中村浩士建築設計事務所による、埼玉・越谷市の「うどん屋『もり豊』」。過去の名残で水田が残る地域。のどかな環境を活かした在り方を目指し、隣地に合わせた配置と平面で“田んぼの稲を存分に眺められる”建築を考案。90角の杉材を300本吊ったルーバーは“巨大な暖簾”をイメージ

永山祐子によるプレイグラウンドなどが体験できるイベント「Playground Becomes Dark Slowly」が日比谷公園で開催
永山祐子によるプレイグラウンドなどが体験できるイベント「Playground Becomes Dark Slowly」が日比谷公園で開催永山祐子による「はなのハンモック」(会場:第一花壇)

永山祐子によるプレイグラウンドなどが体験できるイベント「Playground Becomes Dark Slowly」が日比谷公園で開催されます。
会期は、2024年4月27日~5月12日(9:00~22:00)。入場無料、予約不要。永山に加え、アーティストの大巻伸嗣細井美裕のインスタレーションが展開されます。イベントの公式サイトはこちら

本イベントは、キュレーターを山峰潤也氏が務め、「公園という都市の隙間の中で変化していく日の光を感じながら、自然への想像力を駆り立てること」をコンセプトに大巻伸嗣氏、永山祐子氏、細井美裕氏ら3名のアーティストによるアート体験を提供します。日中は永山祐子氏の「はなのハンモック」を中心としたプレイグラウンド、夜は光を放つ大巻伸嗣氏の「Gravity and Grace」、細井美裕氏がサウンドスケープの視点から日比谷公園の音を収集し、再構築した「余白史」など、一日を通して公園での新たなアート体験をお楽しみください。

リリーステキストより

以下にその他の画像などを掲載します。

坂茂・藤本壮介・大西麻貴+百田有希が、2024年に行った講演会の動画。主催した東西アスファルト事業協同組合のサイトで期間限定で公開

坂茂藤本壮介大西麻貴+百田有希が、2024年に行った講演会の動画が期間限定で公開されます。リンク先は、主催した東西アスファルト事業協同組合のウェブサイトで、視聴には登録が必要です。配信期間は、2024年4月15日~4月28日。

藤本壮介による講演「Between Nature and Architecture」の動画。岡山で2024年4月に行われたもの アーティストのシアスター・ゲイツの講演「ブラックスペースをつくる」の動画。国際文化会館の主催で行われ2024年3月に公開されたもの(日本語字幕付)

アーティストのシアスター・ゲイツの講演「ブラックスペースをつくる」の動画です。国際文化会館の主催で行われ2024年3月に公開されたもの。日本語字幕付です。ゲイツは2022年のサーペンタインパヴィリオンを手掛けており、アーキテクチャーフォトでも特集記事として紹介していました。

世界が注目するアーティストおよび都市計画家、シアスター・ゲイツを迎え、「建築」を通して現代社会について考えるArchitalk新エピソードを配信いたします。

ゲイツ氏が、出身地シカゴで治安悪化が著しかった地域の廃屋をアートの拠点として再生させながあら場づくりの実践を各地で行っています。また、人種に起因する土地・建物売却を多く経験した地域の文化的価値に光をあてつつ、ドイツ・イギリスで古い建物のリノベーションによって地域の活性化を行ったプロジェクトなどをご紹介いただきます。また、場の歴史など建物に宿るものをふまえた建築空間の創出や有効活用方法についてもお話しいただきます。

スピーカー:シアスター・ゲイツ(アーティスト/都市計画家)
モデレーター:片岡真実(森美術館館長/国際文化会館評議員)
主催:公益財団法人国際文化会館
助成:MRAハウス、住環境財団、米日財団

4組の若い世代のスイス建築家に注目した展覧会「スイス・ヴィジョン ─ 新世代の表現手法」。従来のスイスの建築表現とは一線を画す“力強く新鮮さのある建築表現”の作品群を紹介。一般化した映像という表現手段にも着目し、等身大の映像・写真・図面を展示
4組の若い世代のスイス建築家に注目した展覧会「スイス・ヴィジョン ─ 新世代の表現手法」。従来のスイスの建築表現とは一線を画す“力強く新鮮さのある建築表現”の作品群を紹介。一般化した映像という表現手段にも着目し、等身大の映像・写真・図面を展示 photo courtesy of JSAA
4組の若い世代のスイス建築家に注目した展覧会「スイス・ヴィジョン ─ 新世代の表現手法」。従来のスイスの建築表現とは一線を画す“力強く新鮮さのある建築表現”の作品群を紹介。一般化した映像という表現手段にも着目し、等身大の映像・写真・図面を展示 photo courtesy of JSAA
4組の若い世代のスイス建築家に注目した展覧会「スイス・ヴィジョン ─ 新世代の表現手法」。従来のスイスの建築表現とは一線を画す“力強く新鮮さのある建築表現”の作品群を紹介。一般化した映像という表現手段にも着目し、等身大の映像・写真・図面を展示 photo courtesy of JSAA

4組の若い世代のスイス建築家に注目した展覧会「スイス・ヴィジョン ─ 新世代の表現手法」です。
出展者は、BY JUNGTruwant+ Rodet+WALDRAPWeyell Zipseです。従来のスイスの建築表現とは一線を画す“力強く新鮮さのある建築表現”の作品群を紹介しています。また、一般化した映像という表現手段にも着目し、等身大の映像・写真・図面を展示します。会期は2024年4月14日まで。入場無料です。展覧会の公式サイトはこちら

この度、日本・スイスの建築文化交流のプラットフォームとして2018年に設立した日瑞建築文化協会(JSAA)は、第3回目のイベントとして、スイスの1980年代前半生まれの建築家4組(BYJUNG / Truwant + Rodet + / WALDRAP / Weyell Zipse)の映像・音のインスタレーションの展覧会『スイス・ヴィジョン ─ 新世代の表現手法』を開催いたします。

スイスの建築表現と言えば、抽象的な図面やリアルなレンダリングなど、ストイックな印象が強いかもしれません。しかし、近年のスイスにおいては、色彩豊かな図面やコラージュ、精緻で具象的な模型など、従来とは一線を画し、力強く新鮮さのある建築表現が生まれています。

本展では、1980~83年の間に生まれ、言語や文化の異なるスイス各地で教育を受けた4組の建築家を選出し、建築家にとっても、設計競技やSNSで日常的な表現手段となった映像に着目しました。二酸化炭素排出を極力削減するため、デジタル情報だけをスイスから日本へ転送することで、次世代の展示方法を模索しています。

また、アクシスギャラリーの会場の特性を活かし、フルハイトで映像を投影します。等身大の映像と共に、空間体験にとって重要となる音が流れ、図面や写真と共に展示します。スイスの建築家たちによる今日の建築表現をご覧ください。

リリーステキストより

以下に、会場の写真と詳細な情報を掲載します

子浦中 / シオ建築設計事務所による、神奈川・小田原市の「山林のラウンジ」。地域の財団が運営する起業支援施設の中のカフェ等の計画。エリアの“山林資材”の周知を主題とし、天井・建具・家具などに“地場産の木材”を用いた空間を志向。素材それ自体の大きさや質感を生かした設計を行う
子浦中 / シオ建築設計事務所による、神奈川・小田原市の「山林のラウンジ」。地域の財団が運営する起業支援施設の中のカフェ等の計画。エリアの“山林資材”の周知を主題とし、天井・建具・家具などに“地場産の木材”を用いた空間を志向。素材それ自体の大きさや質感を生かした設計を行うエントランスからラウンジを見る。 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、神奈川・小田原市の「山林のラウンジ」。地域の財団が運営する起業支援施設の中のカフェ等の計画。エリアの“山林資材”の周知を主題とし、天井・建具・家具などに“地場産の木材”を用いた空間を志向。素材それ自体の大きさや質感を生かした設計を行うラウンジからエントランス側を見る。 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、神奈川・小田原市の「山林のラウンジ」。地域の財団が運営する起業支援施設の中のカフェ等の計画。エリアの“山林資材”の周知を主題とし、天井・建具・家具などに“地場産の木材”を用いた空間を志向。素材それ自体の大きさや質感を生かした設計を行うキッチン2のカウンター photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、神奈川・小田原市の「山林のラウンジ」。地域の財団が運営する起業支援施設の中のカフェ等の計画。エリアの“山林資材”の周知を主題とし、天井・建具・家具などに“地場産の木材”を用いた空間を志向。素材それ自体の大きさや質感を生かした設計を行う家具 photo©淺川敏

子浦中 / シオ建築設計事務所が設計した、神奈川・小田原市の「山林のラウンジ ARUYO ODAWARA LOUNGE」です。
地域の財団が運営する起業支援施設の中のカフェ等の計画です。建築家は、エリアの“山林資材”の周知を主題とし、天井・建具・家具などに“地場産の木材”を用いた空間を志向しました。そして、素材それ自体の大きさや質感を生かした設計を行いました。施設の公式ページはこちら

かまぼこに代表されるような海産物の街として認識されている神奈川県小田原市には、約4,000haの山林があり市域の約40%を占めているが、誰もがそのように認識していない。

このプロジェクトは、さまざまな人の出会いや交流を図るための街に開いた小田原のコワークスペースのカフェ、バーラウンジを作ることである。

建築家によるテキストより

この施設は、小田原市を中心とした起業家の起業支援を行うことや、出会いと発見を創出することを主な目的とし、神奈川県、小田原市から補助金と小田原の財団で運営している。そのため、小田原にこだわり地場の材料、特に山林資材を使うこととした。

建築家によるテキストより

一方で、私たち建築の人間が山林を保護する方法として、伐採をした資源を建材として生かす一つの方法が考えられる。
そのため運営側と設計が同じ地場の山林資材を使うという考えのもとラウンジを作り、たくさんの人に小田原の材料を知ってもらうことを目的とした。地場産の木材は、地場で加工し天井材、カウンター材、建具、机などの家具に使用した。床の左官は山林から採取し、三和土とするなど徹底的に地場産にこだわった。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 リノベる株式会社が、デザイン・設計パートナー(業務委託)を募集中
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リノベる株式会社の、デザイン・設計パートナー(業務委託)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

【デザイン・設計パートナー募集】

月1~2件のデザインを、コンスタントに。
「リノベる。」のお客様に向けた、オーダーメイドのリノベーションデザインを手がけて頂きます。

担当していただくのは、ご契約後のお客様のみ。
デザイナー自身が営業活動を行う必要はなく、お客様へのデザイン提案に集中頂けます。

岡佑亮 / チドリスタジオによる、石川・白山市の「北陸住居No.3」。様々な時代や用途の建物が混在する地域。街並みに“参与する”在り方を求め、周囲の町家・酒蔵・近代的ビルの建築要素を取り込むような設計を志向。隣接の休遊地を活かした配置計画で“視覚的な拡がり”も生み出す
岡佑亮 / チドリスタジオによる、石川・白山市の「北陸住居No.3」。様々な時代や用途の建物が混在する地域。街並みに“参与する”在り方を求め、周囲の町家・酒蔵・近代的ビルの建築要素を取り込むような設計を志向。隣接の休遊地を活かした配置計画で“視覚的な拡がり”も生み出す外観、南側道路より見る。 photo©中山保寛
岡佑亮 / チドリスタジオによる、石川・白山市の「北陸住居No.3」。様々な時代や用途の建物が混在する地域。街並みに“参与する”在り方を求め、周囲の町家・酒蔵・近代的ビルの建築要素を取り込むような設計を志向。隣接の休遊地を活かした配置計画で“視覚的な拡がり”も生み出す中庭、北側より見る。 photo©中山保寛
岡佑亮 / チドリスタジオによる、石川・白山市の「北陸住居No.3」。様々な時代や用途の建物が混在する地域。街並みに“参与する”在り方を求め、周囲の町家・酒蔵・近代的ビルの建築要素を取り込むような設計を志向。隣接の休遊地を活かした配置計画で“視覚的な拡がり”も生み出すキッチンからダイニングとリビングを見る。 photo©中山保寛
岡佑亮 / チドリスタジオによる、石川・白山市の「北陸住居No.3」。様々な時代や用途の建物が混在する地域。街並みに“参与する”在り方を求め、周囲の町家・酒蔵・近代的ビルの建築要素を取り込むような設計を志向。隣接の休遊地を活かした配置計画で“視覚的な拡がり”も生み出すダイニングから開口部越しに中庭を見る。 photo©中山保寛

岡佑亮 / チドリスタジオが設計した、石川・白山市の「北陸住居No.3」です。
様々な時代や用途の建物が混在する地域での計画です。建築家は、街並みに“参与する”在り方を求め、周囲の町家・酒蔵・近代的ビルの建築要素を取り込むような設計を志向しました。また、隣接の休遊地を活かした配置計画で“視覚的な拡がり”を生み出すことも意図されました。

ゆったりとした敷地と、日本三大霊山のひとつである白山の麓にある古い街並みが残る周辺環境に惹かれた若い施主夫婦は、広い庭と開放的なLDKを備えた平屋住宅を要望していた。

周辺には山から流れる清らかな水源のおかげで、酒蔵や醤油、味噌、麹などの伝統的産業が今でも残り、この敷地の周りも酒蔵の建物群が取り囲む。

敷地西側の酒蔵が所有する隣地は、空地で塀がない。本敷地から見ると、その空地には畑や小さな植林地があり、その先に町家や山並みが見える。この豊かな環境を象徴しているような風景だった。これを借景に、視覚的に拡がりを持たせた中庭を設けるべく、建物の配置検討を始めた。

建築家によるテキストより

前面道路の喧騒から少し距離を取るため、道路に沿ってL字型に建物を配置した。施主の趣味であるキャンプ道具の出し入れを考慮し、道路側に建つ長屋門のようなガレージ(農具がキャンプ道具に置き換わった)と、大きな妻壁をもつ母屋のようなLDKが、中庭を介して見通せるような平面計画とした。

建築家によるテキストより

ちょうど敷地がある周囲には、町家がつくる軒が揃った街並みや、増改築された大きな酒蔵、近代的な事務所ビルや工場など、異なる時代や機能の建物が入り混じる。本敷地の道路を挟んだ向かいの土地は分譲住宅地になる予定で、カーポートを携えた住宅も建つだろう。この街並みを形成する多種多様な建物は、この地で暮らす人々の息づく風景として現れている。

こうした環境において、それぞれの時代・機能の建物にも解釈できるような住宅がつくれないか考えていた。結果として、増改築された町家のような屋根形状、蔵と似た屋根勾配や納まり、近代的な工業製品の外壁や部材、隣地の休遊地も自らの敷地と見なす配置計画等に現れた。

建築家によるテキストより
NOT A HOTELが、40歳未満を対象とした建築の実施コンペを開催。最優秀賞には賞金1,000万円に加え設計料も支払われる

NOT A HOTELが、40歳未満を対象とした建築の実施コンペを開催します。最優秀賞には賞金1,000万円に加え設計料も支払われるとのこと。また建築士等の資格や実績は求められていません。

【ap job更新】 “生き方や価値観に 最も似合う建築を”をヴィジョンに掲げる「SNARK Inc.」が、設計スタッフ(経験者・既卒)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 “生き方や価値観に 最も似合う建築を”をヴィジョンに掲げる「SNARK Inc.」が、設計スタッフ(経験者・既卒)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 “生き方や価値観に 最も似合う建築を”をヴィジョンに掲げる「SNARK Inc.」が、設計スタッフ(経験者・既卒)とアルバイトを募集中House in Nonakamachi / Photo©Ippei Shinzawa

“生き方や価値観に 最も似合う建築を”をヴィジョンに掲げる「SNARK Inc.」の、設計スタッフ(経験者・既卒)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

建築設計事務所 SNARK Inc.では、プロジェクト拡大に伴い、熱意のある設計者とスタッフを募集します。

私たちは群馬県高崎市と東京都東日本橋を拠点に活動する建築設計事務所です。
家具などのプロダクトから内装、新築住宅、集合住宅、公共施設などの企画、設計、施工監理やイベントの企画、運営など活動は多岐にわたり、クライアント、ビルダーと共にチームで新しい暮らし方や働き方、遊び方のきっかけとなるような場をつくっています。

「Architecture for the life you live 生き方や価値観に 最も似合う建築を」をビジョンに、住まい手や使い手は何が好きで何を大切にしているのか、どんな暮らしを送ってどう生きていきたいのかを深堀りし、理想を形にするために時間をかけて対話と思考を繰り返しています。

アート、映画、音楽、アウトドア、サウナなどを好きな社員が多く、それらのカルチャーに関連するプロジェクトも多く進行中です。子育て中の社員も多く、時短勤務やテレワークなど柔軟な働き方が可能です。働き方やチームの仕組みなども含めて、一緒に考えていけるメンバーを求めています。

トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図外観、明治通りより見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図売場 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図売場、キャットストリート側を見る。 photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」。同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画。機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案。洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図外観、キャットストリートより見る。 photo©阿野太一

トラフ建築設計事務所が設計した、東京・渋谷区の店舗「FREITAG Store Tokyo Shibuya」です。
同事務所が過去に手掛けた店のリニューアル計画です。建築家は、機能性と耐久性の要望に、既存の“床を道に見立てる”コンセプトを踏襲しつつ素材等を更新した空間を考案しました。また、洗練し続ける施主ブランドの“世界観の体現”も意図されました。トラフが2013年に完成させた空間は、こちらのページで閲覧可能です。店舗の公式ページはこちら

使用済みのトラックタープ(幌)、自転車のインナーチューブ、廃車のシートベルトを使った、色とりどりのメッセンジャーバッグやアクセサリーを展開するFREITAG(フライターグ)の渋谷店。
トラフが2013年に設計をした店舗がオープンしてから10周年を迎えたことを機に、内外装をリニューアルすることとなった。

建築家によるテキストより

倉庫や物流センターをテーマに、「長持ちする資材の使用」、「自社デザインのシェルフシステムとモジュラー式什器の使用」、「修理スペースの拡張」に焦点を置き、機能性と耐久性のある空間が求められた。

建築家によるテキストより

開店当初から渋谷店の特徴であった、明治通りとキャットストリート、二つの通りに面する特殊な立地を引き続き活かし、二つの通りを結ぶ道に見立てた空間の床を、今回は新たにグレーと青の2色の床パネルで仕上げた。日本の自転車道を想起させる中央の青い道は、リサイクル材でありながら、一般的には倉庫で使用されるパネルで、従来の床材よりも安定性と耐久性に優れ、店内の多くの人の往来に対応する。

工場等で用いられるセーフティフェンスを使って、見えてもよい収納スペースを売り場内に確保することで、リペア工房のスペースを拡張し、店内から作業の様子が良く見えるように窓を新たに設けた。ポスカウンターやリペア品を格納するワゴンなどは全て可動式で、特別なイベントや新しいニーズに合わせて移動させることができる。

建築家によるテキストより
長坂常 / スキーマ建築計画による、香川・小豆島の温泉施設「島湯」がオープン。既存ホテル内の温浴施設を“引き算”のデザインで改修。黄金湯と狛江湯に続く長坂が手掛ける温浴施設
長坂常 / スキーマ建築計画による、香川・小豆島の温泉施設「島湯」がオープン。既存ホテル内の温浴施設を“引き算”のデザインで改修。黄金湯と狛江湯に続く長坂が手掛ける温浴施設 photo courtesy of 両備ホールディングス

長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、香川・小豆島の温泉施設「島湯(しまゆ)」が2024年4月1日にオープンしました。

長坂が手掛けた「島湯」は、小豆島オーキドホテルの中の温浴施設の改修として完成した。宿泊者はもちろん、一般外来の利用も可能とのこと。これまでに、長坂は、2020年に東京都墨田区の「黄金湯」、2023年に東京都狛江市の「狛江湯」の設計を手掛けてきた。そんな長坂が新たに小豆島に完成させたのが「島湯」だ。黄金湯と狛江湯は銭湯であるが、今回の島湯はホテル内の温浴施設という違いはあるものの、これまでの長坂の経験が生かされた空間であることは間違いないだろう。

その設計に関して、報道資料を読むと「究極の引き算」と書かれている。完成した空間の写真をみても、既存のタイル壁をはつることがデザインのポイントになっていることが分かる。また、一方で本格的フィンランド式サウナを導入するなど設備面での充実も図っているとのこと。

以下に掲載する施設の写真と概要で、旅行や訪問の参考して頂ければ幸いである。

長野県小諸市立芦原中学校区再編設計プロポで、渡邉健介建築設計事務所が契約候補者に特定
長野県小諸市立芦原中学校区再編設計プロポで、渡邉健介建築設計事務所が契約候補者に特定 image©渡邉健介建築設計事務所(パース協力:ヒサナガ)
長野県小諸市立芦原中学校区再編設計プロポで、渡邉健介建築設計事務所が契約候補者に特定 image©渡邉健介建築設計事務所(パース協力:ヒサナガ)

長野県小諸市立芦原中学校区再編設計プロポーザルで、渡邉健介建築設計事務所が契約候補者に特定されています。
二次審査に選ばれていたのは、大建met、PHa+イシバシナガラ設計共同企業体、渡邉健介建築設計事務所、シーラカンスK&H+伊藤暁建築設計共同企業体、ライフデザイン・工藤浩平設計共同企業体でした。
選考の結果、第1位が渡邉健介建築設計事務所、第2位がシーラカンスK&H+伊藤暁建築設計共同企業体となりました。その後、渡邉健介建築設計事務所が契約候補者に特定されました。経過や二次審査時の動画は小諸市のウェブサイトに掲載されています。

渡邉健介建築設計事務所による提案書

※リンク先は小諸市のウェブサイト内のPDFデータとなります

以下に、提案のパース画像を掲載します。

NHKのテレビ番組“すこぶるアガるビル”が、村野藤吾が1957年に完成させた「読売会館」を特集

NHKのテレビ番組“すこぶるアガるビル”が、村野藤吾が1957年に完成させた「読売会館」を特集します。放送日は2024年4月9日23時~。リンク先で予告動画を閲覧できます。建築史家の松隈洋も出演するようです。

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