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隈研吾が校長を務める「高知県立林業大学校」のオープンキャンパスが開催
隈研吾が校長を務める「高知県立林業大学校」のオープンキャンパスが開催

 
隈研吾が校長を務める「高知県立林業大学校」のオープンキャンパスが開催されます

隈研吾が校長を務める「高知県立林業大学校」のオープンキャンパスが開催されます。開催日は2019年7月27日(土)です。要事前申し込み2019年7月22日(月)午後5時必着。【ap・ad】

Kochi Prefectural Forestry College
高知県立林業大学校
2019 OPEN CAMPUS

オープンキャンパス2019/7/27(土)13:00~16:00

■研修生の生の声が聞けるフリートークも開催!
■校長は世界的建築家隈研吾氏!
■現場で使用される林業機械で本格的な実演
■木造建築模型作りの見学や、製図の体験もできます!
■CLTを活用した木造校舎を見学できます!
■エブリデイオープンキャンパス
・オープンキャンパス以外でもあらかじめご連絡をいただけると見学・説明OK! (要予約)
■その他、実習棟など全国的にもハイレベルな施設をぜひご覧ください。

詳細は以下でどうぞ。

スノヘッタによる、ノルウェーの海岸にある、沈んだような外観と海中を眺められる食事スペースが特徴的なレストラン「Under」の高クオリティな動画

スノヘッタが設計した、ノルウェーの海岸にある、沈んだような外観と海中を眺められる食事スペースが特徴的なレストラン「Under」の高クオリティな動画です。動画の制作は中国のメディア・一条です。2019年3月の完成時にも非常に話題になりました。建築写真が見られるページはこちらお店の公式サイトはこちらです。

熊木英雄 / オーガニックデザインによる、東京・港区のオフィス「Re Bar」
熊木英雄 / オーガニックデザインによる、東京・港区のオフィス「Re Bar」 photo©Y.Okamura
熊木英雄 / オーガニックデザインによる、東京・港区のオフィス「Re Bar」 photo©Y.Okamura

熊木英雄 / オーガニックデザインが設計した、東京・港区のオフィス「Re Bar」です。

芝浦の築33年の大手電機メーカーの倉庫兼R&D(研究開発)センターとして使われていた建物の一部をリノベーション。今回設計した150㎡は、1380㎡のフロアを使う将来のクライアント企業へのプレゼンテーションの役割も果たす。

【ap job 更新】 株式会社リアルゲイトが、「設計デザイン」「企画営業」の正社員・アルバイトを募集中
【ap job 更新】 株式会社リアルゲイトが、「設計デザイン」「企画営業」の正社員・アルバイトを募集中
【ap job 更新】 株式会社リアルゲイトが、「設計デザイン」「企画営業」の正社員・アルバイトを募集中SHARE GREEN MINAMI AOYAMA

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

株式会社リアルゲイトの、「設計デザイン」「企画営業」の正社員・アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

株式会社リアルゲイトが設計デザイン・企画営業スタッフを募集中!!!

株式会社リアルゲイトでは現在スタッフを募集しています。
当社は、都心部における不動産再生のリーディングカンパニーとして、クリエイターやスタートアップ企業をターゲットとした
オフィスや複合施設のプロデュースを行っています。
大規模なリノベーション、用途変更、耐震改修等を用いて、自社で45棟近くのクリエイターの働く空間や地域とつながる場所の提供・運営をしてきました。
日々の気づきを通して培った経験と知識に期待され、新築物件のデザイン監修やインテリアデザイン、プロジェクトの目指す方向性の枠組みをつくる等、求められる業務の幅が広がってきました。
今後更に発展していくために共に成長していける仲間を募集します。
コンサルティングとしての事業採算性を意識した企画や運営目線のプランコントロール、提供コンテンツの創造等、一貫して事業を行う会社ならではのスキルを身につけられます。

【ap job 更新】 設計施工物件が海外メディア等に取り上げられ、施工部門では著名アトリエの信頼も得ている「株式会社ルーヴィス」が、プロジェクトマネージャー(正社員)を募集中
【ap job 更新】 設計施工物件が海外メディア等に取り上げられ、施工部門では著名アトリエの信頼も得ている「株式会社ルーヴィス」が、プロジェクトマネージャー(正社員)を募集中
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設計施工物件が海外メディア等に取り上げられ、施工部門では著名アトリエの信頼も得ている「株式会社ルーヴィス」の、プロジェクトマネージャー(正社員)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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株式会社ルーヴィスでは現在、プロジェクトマネージャーを募集しています。

ルーヴィスは、住宅や店舗・事務所のリノベーションから新築まで色々な規模の設計施工を行う工務店です。国内外の多数メディアにも取り上げられた「みやがわベーグル」や「カリアゲ」事業など、社会に対してスピード感のあるアイデアを実行・実現しています。

私たちは、リノベーションを通じて建築の選択肢を広げていくために、設計スタッフと施工管理スタッフがお互いのアイデアを交流させながら、日々様々なプロジェクトに取り組んでいます。この設計的価値と施工的価値の両面から建築を捉えることが私たちの強みです。私たちの建築に興味があり、常に新しいデザインや知識を学ぶ好奇心に満ちた方、コミュニケーション能力が高く、明るく楽しんで仕事に取り組むことのできる方を求めています。

『谷口吉郎建築作品集』が、金沢の、谷口吉郎・吉生記念金沢建築館の開館に併せて刊行

『谷口吉郎建築作品集』が、金沢の、谷口吉郎・吉生記念金沢建築館の開館に併せて刊行されます。発売は2019年7月20日だそう。

〈昭和を、日本を代表する建築家の建築作品集、約40年ぶりの復刊〉
〈「清らかな意匠」を体現する数々の代表作、その竣工時の姿を伝える貴重な写真集〉

1981年刊行の『谷口吉郎作品集』の復刊。谷口吉郎氏の生家跡(金沢市寺町)に建設される、長男・谷口吉生氏設計になる「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」(2019年夏開館予定)の開館を記念し刊行する新版です。旧本に収録されていた竣工当時の作品写真をほぼそのまま忠実に再録、現存していない建築や当時の状況を知ることのできる、資料価値の高い一冊です。吉郎氏自筆エッセイも多く収録するほか、吉生氏のエッセイ、谷口吉郎研究の第一人者である藤岡洋保氏(東京工業大学教授)による、新規書き下ろし解説も収録します。

【ap job 更新】 オーガニックデザイン一級建築士事務所が、設計スタッフ(経験者)を募集中
【ap job 更新】 オーガニックデザイン一級建築士事務所が、設計スタッフ(経験者)を募集中
【ap job 更新】 オーガニックデザイン一級建築士事務所が、設計スタッフ(経験者)を募集中

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

オーガニックデザイン一級建築士事務所の、設計スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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■設計スタッフ(経験者)
オーガニックデザイン一級建築士事務所では、最近になり新たなプロジェクトを獲得したため、追加の設計スタッフ(担当者として)を募集しています。また、東京恵比寿事務所または戸田公園事務所勤務のどちらかにて勤務をして戴きます。
案件的には新規に企業本社ビル、集合住宅、駅前テナントビル、その他が進行しており、これ以外にも引き合いを受けております。実務経験者を携えて力を貸して下さる追加スタッフで、弊社を理解し、チームとして寄り添える方を募集します。また、今後はプロポーザルにも取り組む計画です。
代表建築家 熊木英雄:西森事務所・東京を経て、フォスターアンドパートナース・ロンドン、フューチャーシステムズ・ロンドンに勤務の後、独立。

■弊社の様なアトリエ事務所のメリット:独立志願者や一人でプロジェクト0から最後まで学びたい方には弊社は絶好の事務所です。特に建築企画・計画は事務所独立のためには必須です。仕事の取り方から、法規を読み解き、デザインし実務設計、申請、監理までの過程が一緒に経験できることは、皆さんの糧になることでしょう。

SAKUMAESHIMA / 朔永吉+前嶋章太郎による、東京の、ソニー品川本社の研修機能と人事採用のためのエリア「SONY 品川本社 PORT」
SAKUMAESHIMA / 朔永吉+前嶋章太郎による、東京の、ソニー品川本社の研修機能と人事採用のためのエリア「SONY 品川本社 PORT」 photo©ジョシュア・リーバーマン

SAKUMAESHIMA / 朔永吉+前嶋章太郎が設計した、東京の、ソニー品川本社の研修機能と人事採用のためのエリア「SONY 品川本社 PORT」です。

ソニー品川本社の改修計画。社員のための研修機能と人事採用のためのエリア。
フロア中央に広場のようなオープンスペースをつくり、その周りに透明な研修室と面談室を取り囲むように配置し、施設の利用者が自然に中央のオープンスペースに集まり、様々な活動を許容できるような平面計画となっている。
空間は、多様な個性を受け入れる器として、既存建物の躯体現しの「素の状態」まで戻し、その中に多種多様なマテリアル、家具が広がる構成とした。

坂茂による、大分・竹田市の温泉利用型健康増進施設「クアパーク長湯」の写真

坂茂のウェブサイトに、大分・竹田市の温泉利用型健康増進施設「クアパーク長湯」の写真が13枚掲載されています。

クアパーク長湯は、クアハウスとクアレストラン、クアホテルからなる温泉利用型健康増進施設である。

クアハウスは、スキップフロア2 層の空間を1.8M の短い丸太を組み合わせた相互依存構造の大屋根で覆った温泉棟と、長さ約50M の歩き湯からなり、そこには従来の裸で入る温泉ゾーンと、男女そして外国人も楽しめる水着を着て入る温泉ゾーンを設けている。
温泉棟のエントランスからスロープ上がるとまず脱衣所にたどり着く。脱衣所から半階上がると裸ではいる温泉、半階下がると温泉の中に入って運動のできるクアハウスゾーンとなる。ここから芹川に沿って歩行浴ゾーンである歩き湯が始まる。歩き湯の周りには季節を感じられるランドスケープが施され、自然の中で温泉を楽しみながら健康増進を図れるようになっている。

クアレストランは木と再生紙からできた紙管で構成されている。施設全体の受付にもなっており、紙管の列柱がレストランとエントランスを緩やかに分けている。

クアホテルは周辺の風景に溶け込むようにコテージ形式としている。シングルタイプとツインタイプ(ロフト有り、ロフトなし)があり、どちらもペーパーハニカムパネルをヒノキ合板でサンドイッチしたフレーム(PHP)を連続させる構法を採用している。フレームの間はベッドや机、収納などに使い、空間を効率的に利用している。

江藤健太アトリエによる、大分の住宅「臼杵の家」
江藤健太アトリエによる、大分の住宅「臼杵の家」 photo©矢野紀行

江藤健太アトリエが設計した、大分の住宅「臼杵の家」です。

地方の場合、360°周辺に建物が密集していない恵まれた環境が多く、何を手掛かりに建築形態を決定すべきかの迷いや、問題定義の研鑽という問題が逆に生じる。

建物は大分県臼杵市に建つ4人家族のための住宅である。

敷地は東西南北に連なる山々に囲まれ、田園風景の広がる平地から上がった丘陵地の中に位置する。この場所の豊かな自然環境を読み解きながら周辺環境へ溶け込む建築を導き出す事、及び建て主が望んだ風景への開放や眺望、道路や隣家からのプライバシー確保を同時に実現する住環境を獲得する事が計画での主題となった。

木村浩一 / フォルム・木村浩一建築研究所による、滋賀・大津市の住宅「視線が抜ける家」
木村浩一 / フォルム・木村浩一建築研究所による、滋賀・大津市の住宅「視線が抜ける家」 photo©Norihito Yamauchi

木村浩一 / フォルム・木村浩一建築研究所が設計した、滋賀・大津市の住宅「視線が抜ける家」です。

この住宅は、郊外の幹線道路から入った区画分譲地の中に位置し、間口が狭く奥行のある細長い敷地に計画された。
周辺には、ハウスメーカーや地元の工務店によって建てられた住宅が建ち並んでいる。

最も注目を集めたトピックス [期間:2019/6/24-6/30]
最も注目を集めたトピックス [期間:2019/6/24-6/30]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2019/6/24-6/30)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページ右下の「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


1、OMAが公開した、SANAA設計のニューミュージアムに隣接する同美術館の新館の画像

2、坂茂が提案した「ノートルダム大聖堂のための仮設パビリオン」の模型写真

3、隈研吾が化粧品メーカー・コーセーの為にデザインした、化粧品カウンターの画像

4、BIGのNY事務所に勤務する日本人建築家が、担当した新事務所の改修のエピソードを綴った記事「建築事務所のいろいろ_働く場のデザイン」

5、MVRDVが、ファサードの既存レンガを、ガラス製レンガに置き換える操作で2016年に改修を行ったシャネルの店舗が、エルメスの店舗として再オープン

6、長谷川豪による、メキシコのルイス・バラガンの自邸の庭を敷地にした建築プロジェクトが進行中

7、スタジオ・ムンバイらによる、広島・尾道市の既存建物を改修した宿泊施設「LOG」の高クオリティな動画

8、富永大毅建築都市計画事務所による、東京・北区の「四寸角の写真スタジオ」の写真

9、内藤廣と藤村龍至の対談「穴が開くほど見る ── 建築写真から読み解く暮らしとその先 (第3回)」

10、中山英之と、中山設計の住宅「弦と弧」の施主へのインタビュー記事「ピクニックをするように暮らす家」

11、建築再構企画・佐久間悠が、2019年6月25日施行の「改正建築基準法」について解説した記事

12、二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡の、彫金教室&ギャラリー「WORKSHOP NANOKAWA」

13、玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、埼玉の、大型賃貸型物流施設の託児所・休憩ラウンジ・売店「ESR久喜DC KLÜBB エリア」

14、小泉雅生 / 小泉アトリエによる、神奈川の「横浜市寿町健康福祉交流センター/市営住宅」の写真

15、三家大地の、プリズミックギャラリーでの建築展「建築の規模」の会場写真

16、菊竹清訓の設計で1966年に竣工し、解体が決まっている「旧都城市民会館」の見学会の写真

17、10+1websiteでの建築論がSNSで話題になった立石遼太郎による、新しい連載論考「建築におけるフィクションについての12章」が開始

18、世界的に著名な建築写真家のイワン・バーンのサイトがリニューアル

19、隈研吾による、中国・上海の、大学教授の研究室の為の棚「上海LABO」の写真

20、「谷口建築館 名誉館長に吉生氏」(中日新聞)


過去の「最も注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ

「谷口建築館 名誉館長に吉生氏」(中日新聞)

「谷口建築館 名誉館長に吉生氏」という記事が、中日新聞に掲載されています。正式名称「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」は2019年7月26日に開館することが発表されています。ほぼ完成している外観はこちらのブログで閲覧できます

BIGのNY事務所に勤務する日本人建築家が、担当した新事務所の改修のエピソードを綴った記事「建築事務所のいろいろ_働く場のデザイン」

BIGのNY事務所に勤務する日本人建築家が、担当した新事務所の改修のエピソードを綴った記事「建築事務所のいろいろ_働く場のデザイン」がnoteに掲載されています。

これまで色々なプロジェクトに携わってきた。住宅、美術館、オフィスビル、サッカースタジアム、場所もサイズも色々だ。

その中で一番大変だったプロジェクト、それは去年完成したBIGの新事務所だろう。もちろん設計デザインはBIGによるもの。たまたま一つのプロジェクトが終わった区切りのいい私に、担当の指令が下された。

新築でもなくただの改装なのに何が大変だったのか?と言われそうだが、いくら飛躍中のBIGと言え、大金を叩けたわけでもなく、低コスト、タイトスケジュールに加え、BIGのショーケースともなるビアルケや200人以上の建築家たちの「家」となる新事務所に求められる完璧さ。この重圧があった。

Bjarke Ingels Group (BIG), ニューヨークに勤務する建築家です。出世街道からは遠く離れた私だけれど、BIGをはじめ黒川紀章、スティーブンホールと建築事務所を渡り歩き、そこでの興味深く貴重な経験が私の最大の財産だと思っています。

インタビュー集『アーキテクトプラス “設計周辺”を巻き込む』のプレビュー(2)、豊田啓介・蔡佳萱・酒井康介(noiz)と齋藤精一(Rhizomatiks Architecture)
インタビュー集『アーキテクトプラス “設計周辺”を巻き込む』のプレビュー(2)、豊田啓介・蔡佳萱・酒井康介(noiz)と齋藤精一(Rhizomatiks Architecture)

ユウブックスから刊行されたインタビュー集『アーキテクトプラス “設計周辺”を巻き込む』をプレビューします。
第二回目のプレビューは、豊田啓介・蔡佳萱・酒井康介/noizのインタビュー「コンピューテーショナル・デザインを武器に、デザインと戦略を提供する」と、齋藤精一/Rhizomatiks Architectureのインタビュー「アートの手段を用いながら建築や都市のフレームワークを構築する」の一部を紹介します。

 本書はユウブックス の1作目『リノベーションプラス 拡張する建築家の職能』の続編です。

 「建築家の職能の拡張」を共通のテーマにしながらも、『リノベーションプラス』が「探求と生活の両立」であるならば、今作は「探求の延長にある領域で、フィーについて考える」に編集者の個人的な関心が移ったことも反映されました。

 具体的には設計業務を遂行するうえで、それをより良いものとするために自然と考察し、手掛けることになる領域、つまり建物のソフトの部分に関わってくる「企画」「リサーチ」「コンサルティング」といった、“設計周辺”に積極的に携わることの可能性を探っています。

 取材を通し、ソフト面でも提案した価値に見合う対価を得ること、それがアトリエ系設計事務所の置かれた経営状況をより良い方向に導き、ひいては設計者の地位の向上につながるのではと、建築家の方々には教えていただきました。

 もちろんそれらの領域への進出が仕事を取るための工夫、フィーについての試行錯誤、といった側面だけで行われているわけでは決してありません。
 多くが社会問題を解決し、またよりよい設計ができるような環境を整えたり、多様化する社会にプロジェクトを対応させたり、歴史文化やコミュニティに貢献する事業を生み出すなど、建築家らしい視点でより広く社会に良い影響を与える手法について深く考え、試みられています。
 ちなみに、いわゆる“上流工程”に建築家が関わることの意味とは何か、についても巻頭鼎談では熱く議論が交わされました。

 本書ではこのように、社会と同時に建築界に対し、建築家が“設計周辺”に職能を広げることへの可能性を探っています。

 ぜひご一読いただけましたら幸いです。

10+1websiteでの建築論がSNSで話題になった立石遼太郎による、新しい連載論考「建築におけるフィクションについての12章」が開始
10+1websiteでの建築論がSNSで話題になった立石遼太郎による、新しい連載論考「建築におけるフィクションについての12章」が開始

 
10+1websiteでの建築論がSNSで話題になった立石遼太郎による、新しい連載論考「建築におけるフィクションについての12章」が開始されています

10+1websiteでの建築論「建築の修辞学──装飾としてのレトリック」がSNSで話題になった立石遼太郎による、新しい連載論考「建築におけるフィクションについての12章」がmillegraphのnoteページで開始されています。序章は無料で閲覧することができます。立石は東京藝大出身で松島潤平建築設計事務所に勤務しています。
また2019年7月13日に立石によるレクチャーとディスカッションが藝大で行われるとの事(参加無料)。

立石遼太郎氏は、2015年の修士制作《静かなレトリック》(東京藝術大学サロン・ド・プランタン賞)から、一貫して建築を語る語彙をより豊かにすることを志向し、建築の新しい語り方を提示してきた。そのエッセンスは、論考「建築の修辞学──装飾としてのレトリック」(「10+1 website」2018年4月号)として発表されている。 連載「建築におけるフィクションについての12章」は、12の建築物をモチーフに、「フィクション」という視座から、凝り固まった建築の見方を解凍し、より豊穣で乱雑な現実世界へと溶かし広げていく試みである。 各章の字数は約15,000〜20,000文字を予定しており、2019年6月現在、約17,000字の第1章が公開されている。約18,000字からなる「第2章は7月10日に公開予定。 このような連載を掲載できる専門誌が失われた今、noteという現代ならではのインタラクティブな環境を採用し、書き手と読者の新たな関係構築を目指している。

富井雄太郎/millegraph(ミルグラフ)

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