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宮城島崇人建築設計事務所による、神奈川の「森のホワイエ/横浜国立大学ローカル実践コア拠点」
宮城島崇人建築設計事務所による、神奈川の「森のホワイエ/横浜国立大学ローカル実践コア拠点」 photo©阿野太一

宮城島崇人建築設計事務所による、神奈川の「森のホワイエ/横浜国立大学ローカル実践コア拠点」です。

 横浜国立大学における、地域に根ざした教育研究活動を推進する「地域実践教育研究センター」の新たな活動拠点である。物置同然となっていたエントランスロビーを、地域実践の成果を発信し、グループワークやプレゼンテーションなどができる空間に改修した。
 改修にあたり、南足柄の林業家杉山精一氏より杉、桧、朴の丸太の寄付を受けた。健全な水系を保つために欠かせない林業を、空間を通して広く伝えたいとの思いからであった。それら〜黒味の強い杉と比較的白い杉の二種類の丸太、桧の小径丸太十数本、一本の朴〜を有効に使って、いかに地域の教育・交流スペースをつくるかが課題となった。また、改修する建物は、キャンパスと外部を結ぶバス通り沿いに建ち、その反対側は、木洩れ陽が美しい森に南面する。ゴルフ場跡地をキャンパスにした名残である。既存ロビーはうす暗く陰鬱な印象であったので、改修にあたっては森とのつながりをより感じられる明るい空間をつくりたいと考えた。

【ap job更新】 hayakawa kowalczykが、設計スタッフとプレス・バックアップオフィススタッフを募集中
【ap job更新】 hayakawa kowalczykが、設計スタッフとプレス・バックアップオフィススタッフを募集中
【ap job更新】 hayakawa kowalczykが、設計スタッフとプレス・バックアップオフィススタッフを募集中House in the Woods

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

hayakawa kowalczykの、設計スタッフとプレス・バックアップオフィススタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

hayakawa kowalczyk(ハヤカワ コヴァルチック)では、業務拡大に伴い、設計スタッフ並びにプレス/バックアップオフィススタッフを募集しています。

現在弊社では住宅や別荘の設計・監理、店舗・オフィスのインテリアデザインなどを行なっています。

計画、設計、監理、クライアントとのコミュニケーションなど、プロジェクトの一連のステージを通してチームのリーダー、又は一員として責任を持って積極的に取組んでいただける方のご応募をお待ちしています。

ヘルツォーグ&ド・ムーロンによる、香港の元中央警察署を改修増築した美術館「タイ・クゥン」のイワン・バーンが撮影した写真

ヘルツォーグ&ド・ムーロンによる、香港の元中央警察署を改修増築した美術館「タイ・クゥン」のイワン・バーンが撮影した写真が11枚、dezeenに掲載されています。

歴史家・加藤耕一による連載・アーキテクトニックな建築論を目指して の最新回「21世紀のアール・デコラティフ(後編)」

歴史家・加藤耕一による連載・アーキテクトニックな建築論を目指して の最新回「21世紀のアール・デコラティフ(後編)」が10+1websiteで公開されています。

槇総合計画事務所が優先交渉権者に選ばれた、長崎の「大村市新庁舎」設計プロポの提案書

槇総合計画事務所が優先交渉権者に選ばれた、長崎の「大村市新庁舎」設計プロポの提案書が公開されています。

平成30年12月15日(土曜日)に開催しました、大村市新庁舎建設基本設計業務委託プロポーザル審査委員会の二次審査の結果を踏まえ、次のとおり代表構成員の優先交渉権者および次点交渉権者を決定しました。

今後、優先交渉権者に特定された代表構成員が、特定設計業務共同企業体(JV)の構成員候補者(市内法人)4者の中から1者を選定して結成するJVと1月下旬に契約を締結する予定です。(via city.omura.nagasaki.jp

イギリスの新聞ガーディアンによる2018年の建築ベスト10の1番に、石上純也のカルティエ財団での展示が紹介

イギリスの新聞ガーディアンによる2018年の建築ベスト10の1番に、石上純也のカルティエ財団での展示が紹介されています。日本の建築家では10番に隈研吾によるヴィクトリア&アルバート博物館ダンディーもランクインしています。石上純也のカルティエ財団美術館での建築展の会場写真はこちらで閲覧可能です。

せんだいデザインリーグ2019卒業設計日本一決定戦の公式サイトが公開されています

せんだいデザインリーグ2019卒業設計日本一決定戦の公式サイトが公開されています。今年の審査員のプロフィールなどが公開されています。

「ジェノバの新しい橋、設計はレンゾ・ピアノ氏 8月に崩落事故、総工費260億円」(AFPBB News)

「ジェノバの新しい橋、設計はレンゾ・ピアノ氏 8月に崩落事故、総工費260億円」という記事が、AFPBB Newsに掲載されています。

O.F.D.A.+東京理科大学坂牛研究室による、山梨・富士吉田市のコワーキングスペース「anyplace.work 富士吉田」
O.F.D.A.+東京理科大学坂牛研究室による、山梨・富士吉田市のコワーキングスペース「anyplace.work 富士吉田」 photo©川崎璃乃

O.F.D.A.+東京理科大学坂牛研究室による、山梨・富士吉田市のコワーキングスペース「anyplace.work 富士吉田」です。
また、同市においてO.F.D.A.+東京理科大学坂牛研究室は、製氷工場を事務所・保育所等にコンヴァージョンした「旧富士製氷工場」の設計も手掛けています。

富士山駅から徒歩五分ほどに位置するビルの三階にコワーキングスペースを設計した。当ビルの魅力である三面のガラス張りから望める景色をすべての利用者が享受出来るよう、ガラス面に沿ってデスクを配置し、日射の遮蔽と景色を両立するためにデスクの前に開閉できる引戸を取り付けた。中央に900mm高くなったリフレッシュスペースを作り、富士山をはじめ、三方向の景色が望めるようにし、リフレッシュスペースの周囲をさらに1100mm上げその下に受付、個人ブース、ミーティングスペース、フォンブース、といった多様な場を設けた。テレワークなどで新しい働き方をする人の助けとなる場所が富士吉田市に完成した。

野中あつみ+三谷裕樹 / ナノメートルアーキテクチャーによる、愛知の別荘の改修「海辺の別荘 野間の改構」
野中あつみ+三谷裕樹 / ナノメートルアーキテクチャーによる、愛知の別荘の改修「海辺の別荘 野間の改構」 photo©Ryuji Inoue
野中あつみ+三谷裕樹 / ナノメートルアーキテクチャーによる、愛知の別荘の改修「海辺の別荘 野間の改構」 photo©Ryuji Inoue

野中あつみ+三谷裕樹 / ナノメートルアーキテクチャーによる、愛知の別荘の改修「海辺の別荘 野間の改構」です。

海辺の別荘改修計画である。敷地は条例で建築不可地域となり、確認申請が不要な計画を進めた。強い海風で砂が舞い、窓から室内に砂が吹き込む厳しい条件である。
海に面する物置小屋が庭への防砂壁となり、隙間を埋める補修が繰り返されていたが、それが海への眺望を遮っていった。海への眺望の再獲得、居間であった元土間を庭と一体的に利用できる場所への改修が望まれた。

砂問題解決として、外壁・窓・倉庫を一体に囲む防砂壁で覆った風除室ならぬ砂除室を作り、砂による傷も目立ちにくいフロストタイプのポリカーボネート波板により眺望と機能性を獲得した。そして居間は砂除室と残りの室内に挟まれた土間室へと改め、ピロティに砂除室が差し込まれたように見える、外が通り抜ける部屋とした。
雑多な2階リビングは一本線を引いて整えた。

建築も使い勝手も構えを改める「改構」という手法によりこれらの案に辿り着いた。

多田正治の設計・監理で、地域住民や学生らがセルフビルドで増築・改修した、三重・尾鷲市の「梶賀のあぶり場」
多田正治の設計・監理で、地域住民や学生らがセルフビルドで増築・改修した、三重・尾鷲市の「梶賀のあぶり場」 photo©松村康平

多田正治の設計・監理で、地域住民や学生らがセルフビルドで増築・改修した、三重・尾鷲市の「梶賀のあぶり場」です。

三重県尾鷲市梶賀町。人口180人ほどの漁村である。
梶賀町には、水揚げされた魚で売り物にならない小魚などを加工し自分たちの保存食とした郷土料理あぶりが、古くから伝わっている。
現在、あぶりを地域の特産品「梶賀のあぶり」として販売しようとしており、この建築はそれを製造するための加工場である。
梶賀は紀伊半島の南東部の入り組んだリアス式の海岸の一部の集落で、静かな海とすぐ後ろに急峻な山という立地の細長い湾に沿って家々が建ち並ぶ。敷地は梶賀の出入口にあたる部分で、梶賀に訪れるときは陸路でも海路でも目ってくる場所である。

そこに建っている築60年程の海女小屋を改装し、さらに煙が出る作業のスペースを増築をすることで、下処理・加熱調理(煙が出る)・梱包という一連の製造過程を内包する建築とした。

日建設計による、中国西安市のオフィスと商業の複合施設「IEC VANKE CRNTER」
日建設計による、中国西安市のオフィスと商業の複合施設「IEC VANKE CRNTER」 photo©Chen Hao

日建設計 / 高橋秀通・高橋恵多・薛君・馬スーシュアン・魯斌(PM)による、中国西安市のオフィスと商業の複合施設「IEC VANKE CRNTER」です。

中国最大手のディベロッパー企業の西安支社が手掛けるオフィスと商業の複合施設。厳しい日影規制による限られたボリュームの中で、使いやすい整形なワークスペースを確保した。
分節されたボリュームを積み上げ、スリットや屋上部分をテラス化することで、憩いや対話の場が随所で生まれるワークプレイスとして計画。低層から高層まで「分節」「テラス」「屋上緑化」を共通のコンセプトとして、統一感のある外観デザインとした。外装は夏場の日射量シミュレーションより、各面の縦ルーバーの奥行を設定し、室内環境に配慮するとともに、各ボリューム間に変化のある表情をもたらした。
多様な外部空間を超高層ビルに挿入することで、都市に対して人の活動が表に表れる外観とした。

大山顕が文春オンラインに寄稿した、分譲マンションのキャッチコピーに関する考察『1000作品以上集めてわかった「マンションポエム」に隠された“ワナ”』

団地や工場の写真などでも知られている大山顕が文春オンラインに寄稿した、分譲マンションのキャッチコピーに関する考察『1000作品以上集めてわかった「マンションポエム」に隠された“ワナ”』が公開されています。

吉村真基建築計画事務所による、三重・四日市市の既存住宅の増築と改修「西坂部の家をめぐるもう一つの解釈」の内覧会が開催
吉村真基建築計画事務所による、三重・四日市市の既存住宅の増築と改修「西坂部の家をめぐるもう一つの解釈」の内覧会が開催 image corstry of 吉村真基建築計画事務所

吉村真基建築計画事務所による、三重・四日市市の既存住宅の増築と改修「西坂部の家をめぐるもう一つの解釈」の内覧会が開催されます

吉村真基建築計画事務所による、三重・四日市市の既存住宅の増築と改修「西坂部の家をめぐるもう一つの解釈」の内覧会が開催されます。開催日は2018年12月23日。

「西坂部の家をめぐるもう一つの解釈」
オープンハウスのお知らせ

この度私共で設計監理を進めておりました住宅が完成致します。
クライアントのご厚意によりオープンハウスを開催する運びとなりましたのでご案内申し上げます。
築35年の住宅の増築と改修です。

日時:12月23日(日・祝)11時~16時半
場所:三重県四日市市

見学を希望される方は氏名・所属・人数・連絡先をお書き添えの上、メール・SNS等にてご連絡くださいませ。
折り返し詳細をお送り致します。
連絡先:info@mya-o.com

以下に写真も掲載します。

トラフによる、東京の「イソップ 渋谷店」の写真

トラフのウェブサイトに、東京の「イソップ 渋谷店」の写真が8枚掲載されています。

オーストラリアのスキンケアブランドであるイソップの、新しく渋谷にオープンする路面店の内外装計画。明治通り沿いにあるビルの1階で、面積としては4倍ほど広い、間口7m、奥行き12mの空間である。

日々変わり続け、新旧が入り混じる渋谷の様子を手がかりに、下地の状態と、仕上がった状態とが共存する空間を考えた。
元の内装を解体して現れたのは、度重なる改修の跡が刻まれたコンクリートのスケルトン空間。その空間をそのまま活かしながら、大きなシンクを中心とした回遊的なプランとし、売り場の広さを利用して雛壇状に構成された壁側の商品棚が、店内を包み込む。これら什器の木部には全て国産のクリ材が使われており、質の高い家具のような仕上がりを目指して、家具メーカーのカリモクに製作を依頼した。人の手に触れる部分は、思わず撫でたくなる滑らかなディティールで仕上げられているのとは対比的に、人の手に触れない部分は、仕上げられていない製作途中の家具のように構造が露出している。構造を含め、シンクやファサードなど、今回使われる鋼材は耐食性のある溶融亜鉛メッキ仕上げとし、金物の素材感を統一した。床は、既存のコンクリート床に対し、人が歩行する場所のみ、カシミア混紡のカーペットを敷くことで、硬い路面から店舗へ入る際に柔らかな印象を足元からも与えられるようにした。
窓際のコーナーをなでるようにカーブさせたベンチは、その脇に置かれたシンクとともに、親密な空間をつくりあげている。
路面店としての顔となるファサードは、その横にある建物のエントランスに施されたアーチ状のゲートを反復したような庇をつけることで、既存環境を引き受けてデザインした。

新陳代謝をし続ける渋谷に呼応するように、新旧のダイナミックなコントラストを持つ店舗空間を目指した。

黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、東京・府中市の住宅「COVER」
黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、東京・府中市の住宅「COVER」 photo©西川公朗

黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesが設計した、東京・府中市の住宅「COVER」です。

東京郊外の住宅密集地に建つ住宅で、建主は大手不動産会社の設計デザイナー。メタリックグレーのガルバリウム鋼板の屋根と外壁がモノコックな外観をつくりだしながら、生活者のプライバシーを確保し、道路面からは1階での生活の様子を窺うことはできない。屋根面に開けられた大きな開口からは室内に十分な光が降り注ぎ、コンパクトな空間の解放感を増幅させている。

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