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原広司が、自身の思想や生い立ちを語っている動画。2022年に国立近現代建築資料館が制作したもの

原広司が、自身の思想や生い立ちを語っている動画です。2022年に国立近現代建築資料館が制作して「「原広司 建築に何が可能か-有孔体と浮遊の思想の55年-」の会場で放送されたものです。アーキテクチャーフォトでは同展覧会を特集記事として公開しています。


原広司 オーラルヒストリー 有孔体と浮遊の思想

建築家・原広司の建築理論の根幹となる「有孔体と浮遊の思想」について、お話しいただきました。


原広司 オーラルヒストリー 生い立ち、そして建築理念

建築家・原広司の生い立ちから、建築理念、本展に向けて制作された模型についてなど、幅広くお話しいただきました。

坂茂による講演「Timber in Architecture」の動画。2023年2月にジャパン・ソサエティの主催で行われたもの

坂茂による講演「Timber in Architecture」の動画です。2023年2月27日にアメリカ・ニューヨークのジャパン・ソサエティの主催で行われたものです。イベントの概要ページはこちら

(翻訳)
プリツカー賞を受賞した建築家・坂茂は、その革新的な木材の使い方で知られています。自然で美しい木造建築は、環境に配慮した建築物を作ることで、気候変動との戦いにおいても重要なツールとなり得ます。坂の新刊『Shigeru Ban: Timber in Architecture』は、フランスのポンピドゥー・メッツセンターのうねるような曲線から、日本の富士山世界遺産センターの遊び心のある反転まで、木材の多様性を示す建築家の作品45点を詳細に検証しています。本講演では、坂のキャリアを通じた木材の驚異的な使用法、人道的な活動の長い歴史、そして建築を通じてより持続可能な未来に取り組むための洞察を紹介します。

(原文)
Pritzker Prize-winning architect Shigeru Ban is renowned for his innovative use of wood. Natural and beautiful, timber construction can also be a key tool in the fight against climate change through the creation of environmentally responsible buildings. Ban’s new book, Shigeru Ban: Timber in Architecture presents an in-depth examination of 45 of the architect’s works demonstrating the versatility of timber, from the undulating curves of the Centre Pompidou-Metz in France to the playful inversion of Japan’s Mt. Fuji World Heritage Centre. At this talk, Ban examines the awe-inspiring use of wood throughout his career, shares his long history of humanitarian work, and offers insights on working toward a more sustainable future through architecture.

NHKのテレビ番組“クローズアップ現代”の特集「“思い出の建物”消えていいですか?問われるニッポンの建築文化」が放送(日時:2023年5月10日19時30分~)

NHKのテレビ番組“クローズアップ現代”の特集「“思い出の建物”消えていいですか?問われるニッポンの建築文化」が放送されます。放送日時は、2023年5月10日19時30分~。鈴木京香がゲストで出演して、自身が施主として関わった、吉阪隆正+U研究室設計のヴィラ・クゥクゥ (旧近藤邸)の改修についても語られるようです。またこの改修で鈴木は2023年日本建築学会文化賞を受賞しています。

いま、懐かしの建物、思い出の建物が全国各地で取り壊しに…。「中銀カプセルタワービル」や「東京海上日動ビル」など、名建築が次々と姿を消している。維持管理や耐震対策など、多額の費用が所有者にのしかかる背景も。そうした中、私財を投じて名建築の再生に取り組んだ俳優・鈴木京香さんの取り組みや、宿場町の街並みを住民主体で守った兵庫・丹波篠山の事例も紹介。歴史的建造物の継承はどうあるべきか考える。

吉村靖孝・大野博史・倉方俊輔・中川エリカ・西沢大良が審査した、東京建築士会主催の「住宅建築賞2023」の結果と審査講評等が公開

吉村靖孝大野博史倉方俊輔中川エリカ西沢大良が審査した、東京建築士会主催の「住宅建築賞2023」の結果と審査講評等が公開されています。PDFでの公開です。
住宅建築賞金賞を、齋藤隆太郎(DOG)+井手駿が受賞。住宅建築賞を、服部大祐(Schenk Hattori)古谷俊一(古谷デザイン建築設計事務所)溝部礼士(溝部礼士建築設計事務所)坪井宏嗣(坪井宏嗣構造設計事務所)工藤浩平+宮崎侑也(工藤浩平建築設計事務所)が受賞しています。

以下は、結果です。

「住宅建築賞2023」入賞者発表
この度、本会主催による「住宅建築賞」の受賞が下記の通り決定しましたのでお知らせいたします。

■住宅建築賞2023 審査結果(応募点数71点)
・入賞5点(内金賞1点)
・審査員:【審査員長】吉村 靖孝 【審査員】大野 博史 倉方 俊輔 中川 エリカ 西沢 大良

<住宅建築賞 金賞>
●8.5ハウス(神奈川県)
・設計者 齋藤 隆太郎(DOG)+井手 駿
・建築主 乙部 遊+乙部 京子
・施工者 新進建設株式会社
【建物構造:木造】

<住宅建築賞> (受付順)
●House in Fukasawa(東京都)
・設計者 服部 大祐(Schenk Hattori)
・建築主 白井 秀忠
・施工者 池田工務店
【建物構造:木造】

●大森ロッヂ新棟 笑門の家(東京都)
・設計者 古谷 俊一(古谷デザイン建築設計事務所)
・建築主 矢野 一郎・矢野 典子
・施工者 株式会社日起
【建物構造:木造在来軸組工法】

●石黒邸(東京都)
・設計者 溝部 礼士(溝部礼士建築設計事務所)+坪井 宏嗣(株式会社坪井宏嗣構造設計事務所)
・建築主 石黒 唯嗣
・施工者 株式会社広橋工務店
【建物構造:木造】

●佐竹邸(東京都)
・設計者 工藤 浩平+宮崎 侑也(株式会社工藤浩平建築設計事務所)
・建築主 佐竹 雄太
・施工者 株式会社住建トレーディング
【建物構造:鉄骨造】

安藤忠雄を特集したテレビ番組“関西リーダー列伝”の動画。2023年3月に放送され公式アカウントでも公開

安藤忠雄を特集したテレビ番組“関西リーダー列伝”の動画です。2023年3月に放送され公式アカウントでも公開されました。安藤登場回の紹介ページはこちら

闘う建築家・安藤忠雄が登場!!

大阪生まれの大阪育ち。
貧しい少年時代を経て、17歳でプロボクサーに!
独学で建築を学び、
建築界のノーベル賞ともいわれる『プリツカー賞』を受賞!

安藤の価値観を変えた〝アートの島〟プロジェクトとは!?
日本を飛び出し、海外でも数々手掛ける巨大プロジェクト。
安藤はいかにして〝世界のANDO〟に上り詰めたのか。

「親分の仕事はたくさんお金をゲットする」
「安藤事務所50年、1回も赤字ない」

大阪商人の顔も見せる安藤。
一方で、私財をなげうって子どものための図書館「こども本の森」を次々建設!

「大阪から出ていくことのできない人間ですから、少しぐらいは大阪を良くしたい」

建築を通じ、日本を元気にしようと走り続ける安藤忠雄。
安藤が思い描く未来とは!?

2023年のプリツカー賞を受賞したデイビッド・チッパーフィールドへの、公式インタビュー動画。
2023年のプリツカー賞を受賞したデイビッド・チッパーフィールドへの、公式インタビュー動画。Sir David Alan Chipperfield photo courtesy of Tom Welsh

2023年のプリツカー賞を受賞したデイビッド・チッパーフィールドへの、公式インタビュー動画を掲載します。プリツカー財団が制作したものです。アーキテクチャーフォトでは、チッパーフィールドの代表作や審査講評などを特集記事として公開しています。


Architecture: A Societally-Engaged Product

Cities: Records of History

Architecture as a Collaborative Process

SANAAが設計した「金沢21世紀美術館」の、施工責任者 関塚良和に、建設時のエピソードを聞いている動画

妹島和世+西沢立衛 / SANAAが設計して2004年に竣工した「金沢21世紀美術館」の、施工責任者 関塚良和に、建設時のエピソードを聞いている動画です。

「歴史をつくる、未来をつくる。それが建設」
普段見ることのできない仮囲いのなかの様子、建設の仕事の魅力、そしてそこで働く人々の想いなど、建設業のリアルをお届けする第1弾は、「金沢21世紀美術館」です。

長谷川逸子へのインタビュー「女性と建築の半世紀」。建築討論の企画“Mind the Gap──なぜ女性建築家は少ないのか”の一環で収録されたもの

長谷川逸子へのインタビュー「女性と建築の半世紀」が公開されています。建築討論の企画“Mind the Gap──なぜ女性建築家は少ないのか”の一環で、2022年12月に収録されたものです。

乾久美子へのインタビュー「女性が建築の世界で働きやすくなる可能性をともに考える」

乾久美子へのインタビュー「女性が建築の世界で働きやすくなる可能性をともに考える」が、建築討論に掲載されています。2022年12月に収録されたものです。

隈研吾事務所が最優秀者に選ばれた「新福岡県立美術館」設計プロポの、二次審査参加者の提案書が公開

隈研吾建築都市設計事務所が最優秀者に選ばれた「新福岡県立美術館」設計プロポーザルの、二次審査参加者の提案書が公開されています。次点者は、青木淳と品川雅俊のASでした。

本プロポーザルの最優秀者及び次点者について、二次審査の結果のとおり、最優秀者を株式会社隈研吾建築都市設計事務所、次点者を株式会社ASに特定しました。

【最優秀者】隈研吾建築都市設計事務所

【次点者】AS

SUEP・昭和設計共同体

西澤・EIKA studio 設計共同体

審査講評

ピーター・ズントーが、2018年10月にジョージアで行った講演の動画 前川國男・坂倉準三・吉村順三の設計で、1955年に完成した“国際文化会館”のドキュメンタリー「THREE ARCHITECTS」。青木淳・藤森照信・皆川明らへのインタビューも収録

前川國男・坂倉準三・吉村順三の設計で、1955年に完成した“国際文化会館”の、法人設立70周年記念ドキュメンタリー「THREE ARCHITECTS」です。皆川明、アナ・トストエス、青木淳、藤森照信、萬代恭博へのインタビューも収録されています。国際文化会館のyoutubeアカウントで公開されたものです。

モダニズム建築の巨匠、前川國男、坂倉準三、吉村順三による異例のコラボレーションで設計された国際文化会館。港区名勝指定の日本庭園と見事に調和し、戦後モダニズム建築の傑作と称されるその建物は、終戦からわずか10年の1955年に竣工し、翌年、日本建築学会賞を受賞。資材の乏しい時代において建築する喜びと平和への思いが溢れる唯一無二の建物です。本作では、若かりし頃にル・コルビュジエに師事し、アントニン・レーモンドと働いていた国際感覚あふれる3人の建築家たちが、当時の日本において、国際的な文化施設をつくるにあたり設計にこめたものを、様々な切り口から彼らを知る人々にたずねました。
 インタビューに応えてくれたのは、ミナペルホネンのデザイナーで、日ごろから坂倉準三、吉村順三の建築に親しんできた皆川明氏。建築家で建築史家の藤森照信氏は、歴史的観点から設計の経緯を分析。青木淳氏は建築家ならではの知見で設計の意図を分析し、萬代恭博氏は建築家のバックグラウンドから解説。アナ・トストエス氏は国際的な観点から国際文化会館の建物の意義を読み解きました。

出演:皆川明(デザイナー)、アナ・トストエス(建築家・建築史家)、青木淳(建築家)、藤森照信(建築家、建築史家)、萬代恭博(建築家)※登場順
監督:新山正彰
撮影監督:小山一平
言語:日本語・英語
製作:Geek Pictures

平田晃久のチームが、国立台湾大学の芸術文化施設の設計コンペに勝利。最終候補にはSANAAのチームやザハ事務所のチームも。各者の提案書も公開

平田晃久建築設計事務所のチームが、国立台湾大学の芸術文化施設の設計コンペに勝利しています。最終候補にはSANAAのチームやザハ事務所のチームが残っていました。各者の提案書もPDFで公開されています。

以下、提案書へのリンクです(Google driveでの公開)。

※2等は該当なし

内藤廣による、磯崎新への追悼文「時代を創った建築家 」 ヘルツォーグ&ド・ムーロンのウェブサイトがリニューアル

ヘルツォーグ&ド・ムーロンのウェブサイトがリニューアルされています。以前のサイトと比較してヴィジュアルベースのデザインになっていて、全578作品(2023/1/19時点)が一覧できるページもあります。

ピーター・ズントーとトッド・ウィリアムズ&ビリー・チェンによる、2022年10月に行われた鼎談イベントの動画

ピーター・ズントーとトッド・ウィリアムズ&ビリー・チェンによる鼎談イベントの動画です。2022年10月28日に、ルイス・カーンが設計したイェール・センター・フォーブリティッシュ・アートで行われたものです。イベントの公式ページはこちら
※動画を2022年12月21日に公開された音声が鮮明なものに差し替えました(2022年12月23日)

(翻訳)
建築家ピーター・ズントーと建築家ビリー・チェン、トッド・ウィリアムズとの対談。

ピーター・ズントーについて
1943年、スイスのバーゼルに生まれたツムトールは、スイスのハルデンシュタインという高山地帯で約30人のスタッフとともに、クンストハウス・ブレゲンツ(オーストリア)、テルメ・ヴァルス(スイス)、コロンバ美術館(ドイツ)、ステイルネセット記念館(ノルウェー)などのオリジナルな建築物を制作しています。1963年、バーゼルの美術工芸学校Kunstgewerbeschuleで学び始め、1966年にはニューヨークのプラット・インスティテュートに交換留学生として留学し、工業デザインと建築を学びました。

1979年、アトリエ・ピーター・ズントーを設立。建築は実際に体験してみないとわからないという考えから、彼の作品は大部分が出版されていない。1999年にEU現代建築賞ミース・ファン・デル・ローエ賞、2008年に高松宮殿下記念世界文化賞、2009年にプリツカー建築賞など、数々の賞を受賞している。2012年、RIBAロイヤルゴールドメダル受賞。現在、ロサンゼルス郡立美術館のデヴィッド・ゲフィン・ギャラリーの設計を担当。

ビリー・チェン&トッド・ウィリアムズについて
トッド・ウィリアムズとビリー・チェンの夫妻による建築事務所は、1986年にニューヨークで設立されました。ウィリアムズとチェンは1977年に一緒に仕事をするようになりました。最近のプロジェクトとしては、オバマ大統領記念センター(シカゴ)、バーンズ財団(フィラデルフィア)、フェニックス美術館(フェニックス)、アメリカ民俗芸術博物館(ニューヨーク)、ダートマス大学フード博物館(ニューハンプシャー州ハノーファー)などがあります。

(原文)
Peter Zumthor, architect, in conversation with architects Billie Tsien and Tod Williams.

About Peter Zumthor
Born in 1943 in Basel, Switzerland, Zumthor works with around three dozen people in the alpine setting of Haldenstein, Switzerland, producing architecture originals like Kunsthaus Bregenz, Bregenz, Austria; Therme Vals, Vals, Switzerland; Kolumba Museum, Cologne, Germany; and the Steilneset Memorial, Vardo, Norway. In 1963, he began studies at the Kunstgewerbeschule, an arts and crafts school in Basel, and studied industrial design and architecture as an exchange student at Pratt Institute in New York in 1966.

Zumthor founded Atelier Peter Zumthor in 1979. His work is largely unpublished because he believes that architecture must be experienced first-hand. He is the recipient of numerous awards including the European Union Prize for Contemporary Architecture—Mies van der Rohe Award (1999); the Praemium Imperiale (2008); and the Pritzker Architecture Prize (2009). In 2012, he was awarded the RIBA Royal Gold Medal. He is currently designing the David Geffen Galleries at the Los Angeles County Museum of Art, Los Angeles.

About Billie Tsien and Tod Williams
Husband-and-wife architecture firm Tod Williams Billie Tsien Architects | Partners, was founded in 1986 in New York City. Williams and Tsien began working together in 1977. Their firm focuses on institutions such as museums, schools, and nonprofit organizations, including the following recent projects: the Obama Presidential Center, Chicago; Barnes Foundation, Philadelphia; Phoenix Art Museum, Phoenix; American Folk Art Museum, New York; and the Hood Museum, Dartmouth College, Hanover, New Hampshire.

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