佐々木翔 / INTERMEDIAによる、長崎・諫早市の建設会社の新社屋「基壇地形の改修」

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佐々木翔 / INTERMEDIAによる、長崎・諫早市の建設会社の新社屋「基壇地形の改修」

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photo©Kai Nakamura

佐々木翔 / INTERMEDIAが設計した、長崎・諫早市の建設会社の新社屋「基壇地形の改修」です。

敷地は長崎県諫早市。県内の主要幹線道路の一つである国道57号線(1日の交通量約25,000台)に面し、Jリーグチームの本拠地スタジアムが近接しており、市民だけでなく周辺地域の県民も頻繁に往来する場所である。視認性も高い。そのような場所に建設会社の新社屋を依頼された。

その交通量の多さや視認性の高さから、オフィススペースだけでなく不動産の窓口や注文住宅の商談スペース、または住まいにまつわるショップやカフェ等への展開可能性を持たせていきたい、という施主の要望はとても自然なことのように思えた。つまり、開かれたパブリックスペースとオフィスのプライバシー性が同居するプログラムとなっていった。

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以下、建築家によるテキストです。

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「基壇地形の改修」

敷地は長崎県諫早市。県内の主要幹線道路の一つである国道57号線(1日の交通量約25,000台)に面し、Jリーグチームの本拠地スタジアムが近接しており、市民だけでなく周辺地域の県民も頻繁に往来する場所である。視認性も高い。そのような場所に建設会社の新社屋を依頼された。

その交通量の多さや視認性の高さから、オフィススペースだけでなく不動産の窓口や注文住宅の商談スペース、または住まいにまつわるショップやカフェ等への展開可能性を持たせていきたい、という施主の要望はとても自然なことのように思えた。つまり、開かれたパブリックスペースとオフィスのプライバシー性が同居するプログラムとなっていった。

この敷地は断面に特徴がある。敷地ほぼ中央に1.2mの段差があり、道路から見て奥側が基壇のような格好になっていた。既存建物はこの基壇の上に建っていたのだが、上記のプログラムを考慮したとき、この基壇地形をそのまま内包し、1.2mの高低差でパブリックからプライバシーまで程よい距離感で展開していけるのではないかと考えた。

その際、特徴的な階段や少し雁行した基壇形状も既存位置のまま活かすようにした。それらの要素が各スペースを程よいスケールで作ってくれており、結果的にこの地形が元々孕んでいた空間性を再解釈するようなプロジェクトになったように思う。また、当然ではあるが周辺とはスムーズに接続でき、発生土/残土は最小限となるなどの合理性を持った計画となった。

実は元々、既存の鉄骨建物を改修利用することからこの計画はスタートした。その後すぐに既存不適格であることが判明し、既存建物の改修利用には合理性が無くなってしまったのだが、基壇状の地形にはこの形状を維持したまま新たな価値を見いだせそうだと思った。

また、この基壇地形も元を辿れば人為的である。地歴を調べると元から傾斜地だったことは分かったけれど、誰かが数十年前にこの造成を計画してつくったのだ。その点でも単なる「新築」とは少し違う操作なのかもしれないと思うようになった。

そのような経緯もあり、このプロジェクトは「建物」の改修から「基壇地形」の改修に置き換わったようなものだと捉え、「基壇地形の改修」と名付け、地形そのものが持っていたポテンシャルを最大限引き出し、建築空間として再解釈することを目指したものとなった。

■建築概要
所在地:長崎県諫早市小船越町
種別:新築
構造:木造平屋建て
用途:事務所
延床面積:297.18㎡
設計期間:2018年5月〜9月
施工期間:2018年10月〜2019年1月
建築主・施工:株式会社池田建設
設計・監理:INTERMEDIA
担当:佐々木翔、安田早貴、佐々木信明
構造:円酒昂構造設計
設備:総合設備設計事務所
照明:大光電機
写真:中村絵
INTERMEDIA:www.intermedia-co.jp


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