黒川紀章の“中銀カプセルタワー”をテーマとしたMoMAでの展覧会の会場写真。同建築の50年間の寿命に捧げる展示。タイトルは「中銀カプセルタワーの多様な人生」Installation view of The Many Lives of the Nakagin Capsule Tower, on view at The Museum of Modern Art, New York, from July 10, 2025, through July 12, 2026. Photo: Jonathan Dorado.黒川紀章の“中銀カプセルタワー”をテーマとしたMoMAでの展覧会の会場写真。同建築の50年間の寿命に捧げる展示。タイトルは「中銀カプセルタワーの多様な人生」Installation view of The Many Lives of the Nakagin Capsule Tower, on view at The Museum of Modern Art, New York, from July 10, 2025, through July 12, 2026. Photo: Jonathan Dorado.黒川紀章の“中銀カプセルタワー”をテーマとしたMoMAでの展覧会の会場写真。同建築の50年間の寿命に捧げる展示。タイトルは「中銀カプセルタワーの多様な人生」Installation view of The Many Lives of the Nakagin Capsule Tower, on view at The Museum of Modern Art, New York, from July 10, 2025, through July 12, 2026. Photo: Jonathan Dorado.
黒川紀章の“中銀カプセルタワー”をテーマとしたMoMA(ニューヨーク近代美術館)での展覧会の会場写真です。
同建築の50年間の寿命に捧げる展示です。タイトルは「中銀カプセルタワーの多様な人生(The Many Lives of the Nakagin Capsule Tower)」。本記事では、会場写真に加えて関連資料の画像や動画も掲載します。
会期は、2025年7月10日~2026年7月12日です。展覧会の公式ページはこちら。
こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)
MoMAが2025年7月10日に中銀カプセルタワーの50年間の寿命に捧げる展覧会を開催
「中銀カプセルタワーの多様な人生(The Many Lives of the Nakagin Capsule Tower)」展では、ニューヨーク近代美術館のコレクションから完全に修復されたカプセルが展示されます。
ニューヨーク近代美術館は、1972年から2022年まで東京・銀座に存在した、日本の建築家・黒川紀章(1934年~2007年)による画期的なプロジェクト、中銀カプセルタワーの50年間の存続期間に焦点を当てた展覧会を開催します。「中銀カプセルタワーの多様な人生」展は、2025年7月10日から2026年7月12日までニューヨーク近代美術館のストリートレベルギャラリーで開催され、カプセルA1305とともに、建物の変化し続ける、予想外の用途を示す約45点の関連資料が展示されます。これらの資料には、1970~72年に作られた本プロジェクト唯一の現存模型、オリジナルの図面や写真、販促用の印刷物、アーカイブ映像や音声記録、元居住者へのインタビュー、そして建物全体のインタラクティブなバーチャルツアーが含まれます。通勤するビジネスマン向けのマイクロ住居として宣伝されたこの建物は、相互に接続された2つのコンクリートと鉄骨のタワーから成り、各ユニットにはプレハブ式の設備とソニー製のカラーテレビが完備された、1人用の「カプセル」が140個設置されていました。かつて建物の最上階に設置されていたカプセルA1305は、他の保存されたカプセルから回収された可能な限り多くのオリジナル部品によって完全に修復されており、オプションとして提供されていた音響機器一式も含まれています。このカプセルは、2022年に建物が解体された後、オリジナルの状態に修復されたわずか14個のうちの1つであり、2023年にニューヨーク近代美術館によって収蔵されました。ニューヨーク近代美術館の会員は、特別なアクティベーションイベントの際にカプセル内部に入る機会を得ることができます。「中銀カプセルタワーの多様な人生」展は、建築・デザイン部門のアシスタント・キュレーターであるエヴァンゲロス・コツィオリス(Evangelos Kotsioris)と、キュレーター・アソシエイトのパウラ・ヴィラプラナ・デ・ミゲル(Paula Vilaplana de Miguel)によって企画されました。
「私たちはこれまでに、自身の作品展を数多く手がけてきたことや、ハノーバーからボゴタ、台北に至るまでの博覧会向け展示パビリオンを設計してきたことから、展示デザインにおいてかなりの専門知識を培ってきました」と、MVRDVの創設パートナーであるヤコブ・ファン・ライス(Jacob van Rijs)は語っています。「その専門知識を、誰にでもわかりやすく、多様で、情報豊かな展示づくりにおいて、ブンデスクンストハレのような権威ある機関、そして建設における持続可能な革命という重要なテーマに活かすことができるのは、とても刺激的です」
ザハ・ハディド・アーキテクツによる展覧会「Function Through Form」の会場写真です。
自社のZHAギャラリーで開催されています。同事務所の家具の仕事に着目し、この20年の活動の中から選ばれた作品を展示。多様な素材や文脈を横断しながらも“二項対立の継続的な探求”から一貫性のあるデザインが生まれる様子を紹介しています。会期は2025年の夏までとのこと。
こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)
ZHAギャラリーでの「Function Through Form」展
クラーケンウェル・デザイン・ウィークで開始され、2025年の夏まで開催される、この新しい展覧会は、ザハ・ハディド・アーキテクツ(ZHA)の家具デザインへのアプローチを探求します。図面、模型、素材サンプル、完成品を含む「Function Through Form: Furniture Designs by Zaha Hadid Architects」は、スタジオの創造的プロセスの舞台裏を紹介します。