竹口健太郎 + 山本麻子/アルファヴィルによる”House Twisted”

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竹口健太郎 + 山本麻子/アルファヴィルによる”House Twisted”

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竹口健太郎 + 山本麻子/アルファヴィルによる住宅"House Twisted"です。


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写真:杉野圭
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House Twisted
1.建築のマクロなヴォリュームの操作 (敷地の特徴の抽出)細長い四角形の一部が、既存の町屋により切り取られた敷地形状にまず着目し、敷地の長さをいかしてリニアーなヴォリュームを居住スペースとすることとした。線形の長いヴォリュームは限られた床面積の空間に奥行きを与え、アクティビティーにスピードを与える。
そのリニアーな空間に流れを作ること、それも一様でなく、川のような変化のある流れはできないかと考え、ヴォリュームを二度、敷地形状にそって折り曲げることとした。折り曲げられることによって中庭と前庭が発生し、中央のヴォリュームは南北軸と並行になる。さらに、曲げれられた部位において片流れの屋根に亀裂がはいり、内部全体に南からの理想的な自然光が降り注ぐ。
2.高さ2000mmまでのミクロな操作(機能的な要素の付与)
折り曲げられた壁面に、内部と外部とをつなぐインターフェースとして、三つの開口が切り込まれる。
一つは玄関、一つは勝手口、そしてもう一つが中庭への出入口である。いずれも、この建物によってうまれた外部空間と内部とを行き来するための開口であると同時に、通風孔でもある。そしておのおのの開口は、高さ2000mmかつ建物が折り曲げられたのと同じ角度で、室内に切り込まれている。同様に収納や本棚といった家具、そしてキッチンのブースも高さ2000㎜にそろえられすべて白い仕上げとし、これらの機能に呼応するよう、床の素材もフローリングとコンクリートが機能的に切り替えられている。
これら二つの操作の重ね合わせ、建物の屈曲点の裂け目とその下にたなびく高さ2000㎜の白いひだの重ね合わせが、メインスペースに光の陰影をおこし、ゆるやかにしかし強制的に空間に抑揚を生み出す。それぞれ論理的かつ合理的にほどこされた二つの操作が、重ねあわされることで、個人の恣意的なデザインをのがれられるのではないか、それぞれはシンプルな操作が重ねあわされることによって、奥行きのある多様な場所が発生するのではないか、ここではそれは、まず全体のリニアーなヴォリューム内の流れがまず基底のノイズとして存在し、そこに、その流れをさえぎるような、と同時に人や風や太陽がたえまなく出入する開口が影響を与え、大小のノイズが、さまざまなよどみや渦のように、発生したり消えたりすることをイメージした。
住居とは長きにわたって複数の人間が使用する空間である。シンプルでありながら、変化の激しい現代のアクティビティーに同調するような抑揚と動きのある空間をつくれるか?複数の人間のアクティビティーを飲み込みながら、それぞれの人間がその空間を楽しむことができるか?そしてこういったアクティビティーの背景として、美しいシーンをつくることができているか?こういったことを考えながらデザインした。
構造について
1.柱を約2mピッチに密に配して鳥かご化していること
2.屋根の折れ点の三角形、それと水平面へと連続させる斜め補強を入れ、屋根面全体で立体トラス形状とし、屋根面剛性を確保することにより平面的にもいびつなブレースの形状へ力を流すことを考えていること
以上により構造体すべての梁・柱をH-125x125とし、ハイサイドライトごしの屋根の切れ目を合理的な薄さにすることが可能となった。これにより、建築全体のマクロな操作と間仕切壁や家具のミクロな操作のスケールを近づけ結果として構造体と壁・家具などの襞(ひだ)によっておこる現象を渾然一体とすることに成功した。
竹口健太郎 + 山本麻子/アルファヴィル
□建物概要
House Twisted
設計:2006.06-2007-11
竣工:2008.06
規模:地上2階、鉄骨造
延床面積:99.83m2
建築面積:84.46m2


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