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ザハ・ハディド・アーキテクツとビューロー・キューブ・パートナーズによる、セルビアの「ニコラ・テスラ博物館」。歴史ある工場建築を改修して発明家の博物館にする計画。施設に必要な循環性と機能性の向上を意図し、既存の壁や床を切り欠いて“三次元球形のヴォイド”空間をつくる
ザハ・ハディド・アーキテクツとビューロー・キューブ・パートナーズによる、セルビアの「ニコラ・テスラ博物館」。歴史ある工場建築を改修して発明家の博物館にする計画。施設に必要な循環性と機能性の向上を意図し、既存の壁や床を切り欠いて“三次元球形のヴォイド”空間をつくる image©Norviska
ザハ・ハディド・アーキテクツとビューロー・キューブ・パートナーズによる、セルビアの「ニコラ・テスラ博物館」。歴史ある工場建築を改修して発明家の博物館にする計画。施設に必要な循環性と機能性の向上を意図し、既存の壁や床を切り欠いて“三次元球形のヴォイド”空間をつくる image©Norviska

ザハ・ハディド・アーキテクツビューロー・キューブ・パートナーズによる、セルビア・ベオグラードの「ニコラ・テスラ博物館」です。
歴史ある工場建築を改修して発明家の博物館にする計画です。建築家は、施設に必要な循環性と機能性の向上を意図し、既存の壁や床を切り欠いて“三次元球形のヴォイド”空間をつくります。


こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

ザハ・ハディド・アーキテクツ(ZHA)とビューロー・キューブ・パートナーズがニコラ・テスラ博物館デザインコンペで勝利

新しいニコラ・テスラ博物館のための匿名デザインコンペティションの結果、審査員は、ザハ・ハディッド・アーキテクツ(ZHA)とセルビアのビューロー・キューブ・パートナーズが共同で提出したデザインを選びました。

先見性のある発明家でありエンジニアであったニコラ・テスラは、電気工学と技術への画期的な貢献により、現代の世界を形作りました。交流電流の開発で最もよく知られているテスラのイノベーションには、テスラコイルの発明、無線通信の初期の進歩、そしてラジオやレーダー技術の基礎となるコンセプトも含まれています。1880年代から1900年代初頭にかけてのテスラの仕事は、今日に至るまでエネルギー、通信、テクノロジーの分野における発展に影響とインスピレーションを与え続けています。

新しいニコラ・テスラ博物館は、ベオグラードの歴史的なミラン・ヴァパ製紙工場を、テスラの遺産を称える文化的な目的地にリノベーションします。また、この都市の建築遺産を保存し、地元住民や観光客のためのさまざまな新しい公共スペースを創出します。

ベオグラードの実業家ミラン・ヴァパによって建設され、1924年に同国初の近代的な工場として開業した製紙工場は、約10年前に閉鎖されるまで貨物会社の倉庫として使用されていました。この建物は、ベオグラード文化遺産保護協会により、その文化的価値の重要性を鑑みて保護されてきました。ニコラ・テスラ博物館としての改修工事は、ベオグラード・ウォーターフロントが資金提供しています。

1920年代の構造物の適応的な再利用により、その産業遺産が保存されると同時に、屋内外のスペースを市街地からのアクセスも向上した先進的な文化施設としてアップグレードさせるでしょう。

この博物館のデザインは、テスラの磁場と無線エネルギー伝送に関する研究に基づいています。磁気力と相互接続性のコンセプトを反映したデザインには、この敷地で最も目を引く旧工場の煙突から放射状に伸びるダイナミックな楕円曲線が組み込まれています。

工場の西側ファサードに新たに設けられた円形の開口部は、来館者を13,400㎡の博物館の中心に位置する歴史的な煙突に支えられた3層吹き抜けの中央アトリウムへと導くパブリックエントランスとなります。

建物が博物館として引き続き機能するために、循環性と機能性を向上させる目的で、旧工場の内部を区切る壁に楕円形断面の開口部が設けられます。これらの開口部は、一連の三次元球形のヴォイドを定義し、西側のエントランスからアトリウムを通り、美術館の東端にあるテスラ記念碑まで続く拡張されたパースペクティブを生み出しています。

吉村靖孝の建築展「マンガアーキテクチャ――建築家の不在」の予告動画。吉村によるコメントも収録。TOTOギャラリー・間で開催

吉村靖孝の建築展「マンガアーキテクチャ――建築家の不在」の予告動画です。吉村によるコメントも収録されています。TOTOギャラリー・間で開催されます。会期は、2025年1月16日~3月23日。展覧会の概要はこちら

藤本壮介へのインタビュー動画。大阪・関西万博の会場デザインを中心に語る内容。北海道のニュース番組の制作で2025年1月に公開されたもの

藤本壮介へのインタビュー動画です。大阪・関西万博の会場デザインを中心に語る内容となっています。北海道のニュース番組の制作で2025年1月に公開されたもの。

【ap job更新】 株式会社IKAWAYA建築設計が、業務拡大のため 設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中
【ap job更新】 株式会社IKAWAYA建築設計が、業務拡大のため 設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中
【ap job更新】 株式会社IKAWAYA建築設計が、業務拡大のため 設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中Sky Cave / 2020

株式会社IKAWAYA建築設計の、業務拡大のため 設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

株式会社IKAWAYA建築設計では、「設計スタッフ(正社員)」、「アルバイト」を複数名募集しております。

代表の井川充司は、中村拓志&NAP建築設計事務所にて設計室長を務め「Optical Glass House」をはじめ多数のプロジェクトを担当した後独立。現在は、「庭から考える」をデザインテーマとし、プロダクトから、マテリアル、家具、インテリア、建築、庭、ランドスケープに至るまで、横断的な設計活動をしています。

2023年には、「Concrete Log House」にてモダンリビング大賞、JID AWARD大賞を受賞しました。

私達は、業務拡大に伴い、デザイン力、コミュニケーション力があり、明るく前向きに仕事に取り組める方を複数名募集いたします。オフィスは世田谷区桜新町にあり、駅前通りの八重桜並木に面した気持ちの良い環境です。

弊社では、チーフから若手とバランス良く構成したチーム体制によってプロジェクトを担当します。
業務内容も、様々な用途・規模の新築設計監理業務を中心に、デザイン監修、内装設計監理、と幅広く、クライアントも個人から大手ディベロッパーと様々なパートナーとの協業となり、幅広い経験を積むことができます。一つ一つ丁寧に建築を作り上げてきました。

また、弊社では働かれる方の福利厚生にも力を入れており「子供手当」等も導入しています。

皆様のご連絡をお待ちしています。

【ap job更新】 “地域の可能性を拡げる”を掲げ、アトリエと組織を経験した水野芳康が主宰する「水野建築事務所」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 “地域の可能性を拡げる”を掲げ、アトリエと組織を経験した水野芳康が主宰する「水野建築事務所」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 “地域の可能性を拡げる”を掲げ、アトリエと組織を経験した水野芳康が主宰する「水野建築事務所」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中

“地域の可能性を拡げる”を掲げ、アトリエと組織を経験した水野芳康が主宰する「水野建築事務所」の、設計スタッフ(既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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水野建築事務所は、静岡県焼津市に拠点を置く建築設計事務所です。

私たちのミッションは「交流の力」を生み出すことです。私たちは、地方都市の課題を真正面からとらえ地域の可能性を拡げるアウトプットをし続けていきます。私たちの事業は東京ではできない挑戦です。

近年の仕事である、焼津市ターントクルこども館や焼津市豊田地域交流センターの設計を通じ、建築を点でとらえるのではなく、面的にとしてとらえることで、交流の場を中心とした、都市としての広がりをつくりだしてける可能性を感じました。また、焼津駅前通りの復興に貢献すべく、自社ビルの建設(設計中)、ランドバンク(低利用地の有効利用の促進)や商店街や行政への提案と実践を行っています。

私たちの掲げる「交流の力」はすべてのビルディングタイプに共通したコンセプトです。どんな仕事でも、そのやり方次第で世界に発信しうる建築が出来ることを信じ、新たな挑戦を恐れずに取り組んでいます。

代表の水野芳康は、大学卒業後、2つのアトリエ事務所(山中デザイン研究所、aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所)と1つの組織事務所(日建設計)に勤務し、都内で10年間実務経験を積みました。
「建築家になりたい!」という思いだけで突き進んだ時期でした。
どこを拠点にして活動していくのかとても悩みましたが、東日本大震災の経験や、地元への思いから、地方都市に新しい建築の可能性を直感し、実家のある静岡県焼津市に戻ってきました。

そこから、10年あまり「よい建築とは何か?」真っ直ぐにこの問いと向き合うのなら、地域に根ざした事務所こそチャンスに恵まれていると思っています。よい建築は、場所の空気を正確に理解し、人々と密な対話をすることからしか生まれないと思うからです。そこには、今までのように都市部の流行を時間差で写していくという価値観とは違った、独自の地域性の中から生まれる次世代の建築の可能性を感じます。

私たちと一緒に、次世代の設計事務所をつくりませんか。
幅広い視野を持って、建築家が地域社会に何ができるのか、地域からどんな発信ができるのか、可能性を拡大していきたいと考えています。皆さんが当社で経験していただくことは、建築を極めて行くことはもとより、街づくりや、都市経営の目線で、建築を実践していくことで、新たな価値観を発見していただけると思います。設計者人生の中で必ずプラスになるはずですし、将来独立を考えている方も大歓迎です。

焼津は東京駅まで1時間半と比較的近いため、首都圏と日常的な行き来のある地域です。一方で水産加工を中心としたしっかりとした産業と、小さなコミュニティの中で、東京の事務所にはない地域と建築との関わり方を経験できると思います。同時に不安な部分も多くあると思いますので、仕事以外の部分でも十分バックアップしたいと思います。

私たちの考えに共感していただき、情熱をもって建築に取り組んでくれる方を募集します。

武田慎太良+篠元貴之+住野裕樹 / MYSTによる、愛知・名古屋市の店舗「ESSENCE」。アロマ等の香りを扱うカフェバーの内装計画。様々な表情を見せる“魅惑的な煙”を参照し、強弱や緩急があり“奥へと誘なう”空間を志向。平安時代から使われる深みのある色を用いて動きのある場に落ち着きも与える
武田慎太良+篠元貴之+住野裕樹 / MYSTによる、愛知・名古屋市の店舗「ESSENCE」。アロマ等の香りを扱うカフェバーの内装計画。様々な表情を見せる“魅惑的な煙”を参照し、強弱や緩急があり“奥へと誘なう”空間を志向。平安時代から使われる深みのある色を用いて動きのある場に落ち着きも与える客席からカウンター席を見る。 photo©森田真悠
武田慎太良+篠元貴之+住野裕樹 / MYSTによる、愛知・名古屋市の店舗「ESSENCE」。アロマ等の香りを扱うカフェバーの内装計画。様々な表情を見せる“魅惑的な煙”を参照し、強弱や緩急があり“奥へと誘なう”空間を志向。平安時代から使われる深みのある色を用いて動きのある場に落ち着きも与えるカウンター席 photo©森田真悠
武田慎太良+篠元貴之+住野裕樹 / MYSTによる、愛知・名古屋市の店舗「ESSENCE」。アロマ等の香りを扱うカフェバーの内装計画。様々な表情を見せる“魅惑的な煙”を参照し、強弱や緩急があり“奥へと誘なう”空間を志向。平安時代から使われる深みのある色を用いて動きのある場に落ち着きも与えるカウンター席から客席を見る。 photo©森田真悠

武田慎太良+篠元貴之+住野裕樹 / MYSTが設計した、愛知・名古屋市の店舗「ESSENCE」です。
アロマ等の香りを扱うカフェバーの内装計画です。建築家は、様々な表情を見せる“魅惑的な煙”を参照し、強弱や緩急があり“奥へと誘なう”空間を志向しました。また、平安時代から使われる深みのある色を用いて動きのある場に落ち着きも与えることも意図されました。施設の場所はこちら(Google Map)。

名古屋市内のアロマとシーシャを中心とした香りに重きをおくカフェバーの内装計画。



お香や水タバコの煙はゆらりと漂いながら上昇をしたり、時には渦をまいたり、様々な表情を見せます。
この一様ではないものの、指向性をもって漂う魅惑的な煙に倣い、強弱や緩急を含みながらも、奥へ奥へ誘なうような空間構成としています。



建築家によるテキストより

色彩計画においては、無機質すぎず、家のような日常すぎる環境にならないように、色の氾濫もさけながら、日常生活ではあまり使用されない「蘇芳(すおう)」という平安期から使用される色を中心に据えました。



蘇芳の深い赤茶色は、十二単でも好まれたとされており、動きのある空間に落ち着きを与えることを期待しています。お香もまた平安の時より嗜まれたことも含めて、親和性が高いことを期待しました。



建築家によるテキストより

昼間はカフェ、夜はバー営業という店舗の特性から、単なる華やかさを追求することはせず、深みのある色を選ぶことで、光の受光面としての空間に奥行きが生まれたと考えています。



建築家によるテキストより
【ap job更新】 住宅から公共施設までを手掛け、全国の設計プロポにも積極的に参加する「八板建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)を募集中
【ap job更新】 住宅から公共施設までを手掛け、全国の設計プロポにも積極的に参加する「八板建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)を募集中
【ap job更新】 住宅から公共施設までを手掛け、全国の設計プロポにも積極的に参加する「八板建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)を募集中金沢区民文化センター(仮称)進行中 | © YAITA Architect & Associates

住宅から公共施設までを手掛け、全国の設計プロポにも積極的に参加する「八板建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

八板建築設計事務所では新規スタッフを募集しています。
現在、当事務所では文化センター(ホール+ギャラリー)や学校のプロジェクトが進行しております。

個人の生活と密接に関わる住宅から、長期に渡りその街の将来や社会の在り方にも影響していくような公共施設まで規模は様々です。

その大小に関わらず、構造・設備の設計者と共にチームを組んで、敷地のリサーチ、設計から工事監理まで、かたちのないアイデアの段階から実際にモノとして実現するまで、一貫した視点を持つことで建築が普遍的な価値を持つことを目指しています。

さらに全国各地の設計プロポーザルにも積極的に参加し、常に新しい建築の可能性を追求しています。

経験の有無によらず、対話を重ねながら主体的にプロジェクトを進めていくことができる方の応募をお待ちしております。

馬場正尊+平岩祐季 / OpenAによる、広島・福山市の「iti SETOUCHI」。解体にも莫大な費用が掛かる元百貨店を改修した複合施設。放置状態からの転換を目指し、地上階のみを再生する等の“大きく割り切った”計画を考案。街の巨大なヴォイドを“セミパブリックスペース”へと変える
馬場正尊+平岩祐季 / OpenAによる、広島・福山市の「iti SETOUCHI」。解体にも莫大な費用が掛かる元百貨店を改修した複合施設。放置状態からの転換を目指し、地上階のみを再生する等の“大きく割り切った”計画を考案。街の巨大なヴォイドを“セミパブリックスペース”へと変える外観、東側より物販店のある出入口を見る。 photo©楠瀬友将
馬場正尊+平岩祐季 / OpenAによる、広島・福山市の「iti SETOUCHI」。解体にも莫大な費用が掛かる元百貨店を改修した複合施設。放置状態からの転換を目指し、地上階のみを再生する等の“大きく割り切った”計画を考案。街の巨大なヴォイドを“セミパブリックスペース”へと変える1階、「公開空地」 photo©楠瀬友将
馬場正尊+平岩祐季 / OpenAによる、広島・福山市の「iti SETOUCHI」。解体にも莫大な費用が掛かる元百貨店を改修した複合施設。放置状態からの転換を目指し、地上階のみを再生する等の“大きく割り切った”計画を考案。街の巨大なヴォイドを“セミパブリックスペース”へと変える1階、「公開空地」からイベントスペースを見る。 photo©楠瀬友将
馬場正尊+平岩祐季 / OpenAによる、広島・福山市の「iti SETOUCHI」。解体にも莫大な費用が掛かる元百貨店を改修した複合施設。放置状態からの転換を目指し、地上階のみを再生する等の“大きく割り切った”計画を考案。街の巨大なヴォイドを“セミパブリックスペース”へと変える1階、「公開空地」から西側の出入口を見る。 photo©楠瀬友将

馬場正尊+平岩祐季 / OpenAが設計した、広島・福山市の「iti SETOUCHI」です。
解体にも莫大な費用が掛かる元百貨店を改修した複合施設です。建築家は、放置状態からの転換を目指し、地上階のみを再生する等の“大きく割り切った”計画を考案しました。そして、街の巨大なヴォイドを“セミパブリックスペース”へと変えました。施設の場所はこちら(Google Map)。

数多くの地方都市で百貨店が廃業し、建物が使われないまま巨大な空き家として放置されている。
街の消費の象徴が、郊外移転やオンライン化による産業構造変化の象徴となってしまった。福山駅近くのこの建物も典型的なそれで、かつては「そごう」(2000年廃業)だった。

総面積約70,000㎡、解体するにも、再び使えるように設備を入れ替えるだけで莫大な投資が必要となる。
地方都市にそれだけの投資を担える事業主体はもはやおらず、にっちもさっちもいかないまま放置される運命にある。
このプロジェクトは、大きな割り切りをすることで膠着状態を抜け出すためのひとつのモデルである。

建築家によるテキストより

その割り切りとは、

・街と接するグランドレベルだけを再生し、上階や地下には一切手をつけない(法的には上階は巨大な天井裏、地下は巨大なピットと解釈し、全館を利用する場合に更新する必要のある設備機器のコストを削減する)

・1階の外壁をぶち抜き、室内を半屋外化。屋根のある公園のように見立てる。

・全体の機械空調はなし。既存エスカレーターの吹抜けを使った重力換気などの自然通風と、小さなスポット空調のみ。

・残置されたエスカレーターや既存仕上げを、オブジェやパターンとして楽しむ。

・竣工と言う概念を放棄し、運営者がテナントや客と共に空間をつくり続ける。

数々の発想の転換により、街の巨大なボイドは、公園なのか商店街なのか、定義の難しいセミパブリックスペースとなった。

建築家によるテキストより

街との連続性を助長する工夫として、公開空地を室内に引きずり込み、通り抜け道路のように見立てた。抜いた壁面の代わりを存在が曖昧なビニールカーテンとし、街行く人々が迷い込みやすくした。

もちろん、これが決定的な解答であるとは思っていない。ただ、動かないことが人々の諦めを呼び、地方都市の硬直をさらに進めてしまう。横たわる巨大な塊に風穴を開け、工作的に使いながらつくり続け、関わる人々を増やしてゆく。それはいつしか集合的な経験知となり、次の段階への創造へ繋がっていくと信じている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 別荘やホテルを中心に、上質でモダンに昇華した建築を数多く手掛ける「ニュートラル合同会社」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
【ap job更新】 別荘やホテルを中心に、上質でモダンに昇華した建築を数多く手掛ける「ニュートラル合同会社」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
【ap job更新】 別荘やホテルを中心に、上質でモダンに昇華した建築を数多く手掛ける「ニュートラル合同会社」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中Villa IM

別荘やホテルを中心に、上質でモダンに昇華した建築を数多く手掛ける「ニュートラル合同会社」の、設計スタッフ(経験者・既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

ニュートラル合同会社は東京・渋谷に事務所を構え、別荘やホテル、ゴルフ場のクラブハウスの設計を中心に日本各地の風土に根差しながら上質でモダンに昇華した建築を数多く実現してきました。

この度、業務拡大と依頼物件の増加に伴い、設計スタッフを募集いたします。

一人の建築家として真摯に設計デザインに取り組み、柔軟なコミュニケーションができる方を広く募集しています。
やりがいと責任ある仕事、充実した職場環境と収入、これらのバランスの取れた新しい設計事務所像を一緒に作っていきましょう。

【ap job更新】 OMAとNAPで経験を積んだ中本剛志と田中裕一が主宰する「STUDIO YY」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 OMAとNAPで経験を積んだ中本剛志と田中裕一が主宰する「STUDIO YY」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 OMAとNAPで経験を積んだ中本剛志と田中裕一が主宰する「STUDIO YY」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中まきのさんの道の駅・佐川(高知)

OMAとNAPで経験を積んだ中本剛志と田中裕一が主宰する「STUDIO YY」の、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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STUDIO YYでは業務拡大に伴い、経験者と新卒・既卒の設計スタッフを募集します。

【STUDIO YYってどんな事務所?】
STUDIO YYはOMAとNAP建築設計事務所出身者の中本と田中によって設立された設計事務所です。
個人住宅や飲食店からこども園、オフィスビル、道の駅、スポーツ施設、宿泊施設、3万平米超えの海外物件まで多岐にわたるスケールのプロジェクトを国内外で展開しています。公共施設のプロポーザルでも、6度最優秀案に選定され、日本各地でプロジェクトを進めています。

【STUDIO YYはどんな建築を作るの?】
私たちが重視しているのは、その場所の自然や文化を人々が感じられる建築を作ることです。その土地の風景、文化や歴史を丁寧に読み込み、その場所だけにしかできない建築となるように。さらに、公共物件を手がけるようになり、地域の魅力を発掘し、観光や持続可能な地域づくりに貢献し、そこに住む方々や利用者に寄り添った建築を作るように心掛けています。
また、これからの地球環境を考え、地産地消の建築を謳い、地場の素材を積極的に採用し、CLTと伝統建築を掛け合わせた建築や、世界初となる木造吊り構造の建築など、今までにない建築をつくる挑戦を行っています。

【STUDIO YYでは、どんな業務をするの?】
特定の業務に特化されることはありません。新しいプロジェクトやコンペが始まれば、代表も含めて皆で案出しをします。
模型や3Dを使ったスタディ、BIMや2DCADを使った設計業務、CG作成やスケッチ、プレゼン業務など多種多様な業務内容を各々の特技を活かしながら、みんなで協力して進めます。
STUDIO YYに在籍することで、多岐にわたる技術を身につけることができます。

【STUDIO YYの職場環境】
東京の日本橋の浜町駅から徒歩30秒の位置に事務所を構えています。浜町公園に隣接しており、公園での花見やBBQをするなど、風通しの良い環境となっています。他の設計事務所との交流や勉強会も定期的に開催しており、事務所内だけで完結しない学びの機会が得られる環境です。2020年からBIM(ArchiCAD)を導入し、設計業務の効率化を進めています。全員が入社してからBIMを学んで設計しています。

HYG ARCHITECTSと櫻井春美による、東京・日野市の「高幡山の家」。山の尾根近くの住宅地に建つ設計者の自邸。“多様な居心地の良い場所”のある住宅を求め、“敷地までの自然豊かなシークエンス”を引き込むような設計を志向。各々の空間と庭が呼応する凸凹の平面形状の建築を考案
HYG ARCHITECTSと櫻井春美による、東京・日野市の「高幡山の家」。山の尾根近くの住宅地に建つ設計者の自邸。“多様な居心地の良い場所”のある住宅を求め、“敷地までの自然豊かなシークエンス”を引き込むような設計を志向。各々の空間と庭が呼応する凸凹の平面形状の建築を考案外観、北側の道路より見る。 photo©矢原亮 ペップフォトグラフ
HYG ARCHITECTSと櫻井春美による、東京・日野市の「高幡山の家」。山の尾根近くの住宅地に建つ設計者の自邸。“多様な居心地の良い場所”のある住宅を求め、“敷地までの自然豊かなシークエンス”を引き込むような設計を志向。各々の空間と庭が呼応する凸凹の平面形状の建築を考案リビング photo©矢原亮 ペップフォトグラフ
HYG ARCHITECTSと櫻井春美による、東京・日野市の「高幡山の家」。山の尾根近くの住宅地に建つ設計者の自邸。“多様な居心地の良い場所”のある住宅を求め、“敷地までの自然豊かなシークエンス”を引き込むような設計を志向。各々の空間と庭が呼応する凸凹の平面形状の建築を考案外観、南側の庭より見る。 photo©矢原亮 ペップフォトグラフ

柳橋啓一 / HYG ARCHITECTSと櫻井春美が設計した、東京・日野市の「高幡山の家」です。
山の尾根近くの住宅地に建つ設計者の自邸です。建築家は、“多様な居心地の良い場所”のある住宅を求め、“敷地までの自然豊かなシークエンス”を引き込むような設計を志向しました。そして、各々の空間と庭が呼応する凸凹の平面形状の建築を考案しました。

多摩丘陵の南側斜面に造成された住宅街の一画に建つ設計者自身のための家。
夫婦共にハイキングや渓流釣り等のアウトドアアクティビティを趣味とし、家造りにおいてもハイキング装備のような身軽さを意識した。

山の尾根近くに位置する敷地までの自然豊かなシークエンスを内部空間にも引き込むように、ダイニング・キッチン・リビング・ベッドルームを動線に沿って数珠繋ぎとし、小さいながらも多様な居心地の良い場所のある住宅を目指した。

建築家によるテキストより

庭とそれぞれの部屋との関係を考えながら部屋のサイズを決めていった結果、凸凹の壁が小さな居場所をつくり、庭に奥行きをもたらした。外壁凹部分は庭に対してのニッチとなり、縁側やテラスなどのちょっとした休憩ができる心地よい場所となるよう意図した。
窓から見える庭ごとに植栽の種類を変えて佇まいに変化をつけることで部屋と庭との一体感が生まれ、内外の境界を超えて広がりのある家となった。

建築家によるテキストより

光環境を意識しながら使い方に合わせて部屋ごとに窓の位置や形状を決定した。ダイニングは樹木越しに朝日を取り込む木漏れ日の部屋、リビングは拡散された光による柔らかい明るさの部屋、寝室は天窓による光の明暗のある部屋など、場所に応じた最適な光環境を目指した。それらの異なる明るさを持った部屋を緩やかに繋いだ空間構成とすることで、生活の拠り所となるゆらぎのある光が連なる場が生まれた。

建築家によるテキストより
吉村真基建築計画事務所|MYAOによる、愛知・岡崎市の店舗「ENCとしば太」。外装を触れない木造平屋テナントでの計画。内装だけで環境と接続する方法を模索し、“店舗空間の外部化”と“風景の内部化”のアプローチを考案。客席を部分的にテラス化して周囲と呼応する素材を仕上げに取入れる
吉村真基建築計画事務所|MYAOによる、愛知・岡崎市の店舗「ENCとしば太」。外装を触れない木造平屋テナントでの計画。内装だけで環境と接続する方法を模索し、“店舗空間の外部化”と“風景の内部化”のアプローチを考案。客席を部分的にテラス化して周囲と呼応する素材を仕上げに取入れる外観、モール内の北西側より見る。 photo©ToLoLo studio
吉村真基建築計画事務所|MYAOによる、愛知・岡崎市の店舗「ENCとしば太」。外装を触れない木造平屋テナントでの計画。内装だけで環境と接続する方法を模索し、“店舗空間の外部化”と“風景の内部化”のアプローチを考案。客席を部分的にテラス化して周囲と呼応する素材を仕上げに取入れる外観、モール内の西側より見る。 photo©ToLoLo studio
吉村真基建築計画事務所|MYAOによる、愛知・岡崎市の店舗「ENCとしば太」。外装を触れない木造平屋テナントでの計画。内装だけで環境と接続する方法を模索し、“店舗空間の外部化”と“風景の内部化”のアプローチを考案。客席を部分的にテラス化して周囲と呼応する素材を仕上げに取入れる正面:テラス、右:カウンター席 photo©ToLoLo studio
吉村真基建築計画事務所|MYAOによる、愛知・岡崎市の店舗「ENCとしば太」。外装を触れない木造平屋テナントでの計画。内装だけで環境と接続する方法を模索し、“店舗空間の外部化”と“風景の内部化”のアプローチを考案。客席を部分的にテラス化して周囲と呼応する素材を仕上げに取入れる正面:カウンター席、右:テラス photo©ToLoLo studio

吉村真基建築計画事務所|MYAOが設計した、愛知・岡崎市の店舗「ENCとしば太」です。
外装を触れない木造平屋テナントでの計画です。建築家は、内装だけで環境と接続する方法を模索し、“店舗空間の外部化”と“風景の内部化”のアプローチを考案しました。しして、客席を部分的にテラス化して周囲と呼応する素材を仕上げに取入れて完成させました。店舗の場所はこちら(Google Map)。

JR岡崎駅前の木造テナントモール「駅西小町」の一角にある店舗の内装。
構造、外装はさわれないといういつもとは真逆のレギュレーションを前向きに捉えた、内装だけで環境とつながる方法論とその実践である。

テナントモールは駅から歩いて30秒、線路のすぐ脇に位置している。木造平屋というテナント建物としては珍しい形式で、そのため周辺環境とのつながりが分厚く、駅に急ぐ人々の往来やホームとの絶妙な距離感、フェンス・線路・プラットフォーム・跨線橋といった鉄道工作物への近さが他にはない環境を形成していた。

建築家によるテキストより

既存躯体は切妻の木造平屋で、昇り梁どうしの頂点を金物でつなぐシンプルな架構を並べた形であった。6mの切妻架構を並べたおよそ6m×12mの区画となっており、木造でありながら大きな無柱空間を実現している。この木架構をできるだけ生かして表しとすることも要件の一つであった。

既存建物の内部に展開するダイナミックな架構の傍ら、外観についてはガルバリウム角波の外壁、開口部は木造用サッシの反復といった住宅スケールの要素でつくられており、これらを店舗らしい構えに読み替える必要があった。

ドア一枚取り替えるのもNG、サインも限られた範囲のみという商業モールとしては厳しいレギュレーションの中、外装に手を加えない規約を尊守しながら、ファサードを設けず内装だけで街に対する広がりを生み出すために何をしたら良いかを考えたプロジェクトである。

建築家によるテキストより

ここでは大きく二つのアプローチを用いている。

1.空間的仕掛け:店舗空間の外部化
空間的な仕掛けとして、区画の一部を大きく外部化した。
客席の1/4程度をテラスとし、都市と客席との間に緩衝空間を設けることで、店舗へのアプローチをコントロールする余地を生み出し、客席のバリエーションと駅前空間の居場所を増やしている。外部化に伴い、反復する住宅用サッシの建具は外して抽象的な開口部へと還元し、のれん用ということでギリギリ許可されたスチールのバーを一本通している。このバーは高さの異なる開口部を整理する役割も同時に担っている。

2.意匠的仕掛け:風景の内部化
亜鉛鉄板、セメント板、銅板など、窓の外に広がるコンクリートのプラットフォーム、線路、上にまたがる鉄骨の跨線橋や線路といった鉄道特有の風景と呼応するような素材を内側に点在させている。内装面材のようないわゆる二次製品は使わず、モルタル・亜鉛鉄板・セメント板・銅板・左官・合板など、多様な一次素材を用いることで、環境の断片としての内装が立ち表れてくることを期待している。

建築家によるテキストより
鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「BIOCHAR」。水質等に課題がある湖の畔の敷地。建築と環境の新たな関係を求め、負荷軽減ではなく回復させる“リジェネラティブ”な設計を志向。地域の廃材から“水質浄化機能”をもつ“バイオ炭ブロック”を開発して内外に使う
鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「BIOCHAR」。水質等に課題がある湖の畔の敷地。建築と環境の新たな関係を求め、負荷軽減ではなく回復させる“リジェネラティブ”な設計を志向。地域の廃材から“水質浄化機能”をもつ“バイオ炭ブロック”を開発して内外に使う外観、南側の道路より見る。 photo©田中克昌
鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「BIOCHAR」。水質等に課題がある湖の畔の敷地。建築と環境の新たな関係を求め、負荷軽減ではなく回復させる“リジェネラティブ”な設計を志向。地域の廃材から“水質浄化機能”をもつ“バイオ炭ブロック”を開発して内外に使う外観、南側の道路より1階屋根と2階部分を見る。 photo©田中克昌
鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「BIOCHAR」。水質等に課題がある湖の畔の敷地。建築と環境の新たな関係を求め、負荷軽減ではなく回復させる“リジェネラティブ”な設計を志向。地域の廃材から“水質浄化機能”をもつ“バイオ炭ブロック”を開発して内外に使う1階、リビングからダイニングを見る。 photo©田中克昌
鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅「BIOCHAR」。水質等に課題がある湖の畔の敷地。建築と環境の新たな関係を求め、負荷軽減ではなく回復させる“リジェネラティブ”な設計を志向。地域の廃材から“水質浄化機能”をもつ“バイオ炭ブロック”を開発して内外に使う2階、廊下から1階への階段側を見る。 photo©田中克昌

鈴木亜生 / ASEI建築設計事務所が設計した、静岡・浜松市の住宅「BIOCHAR」です。
水質等に課題がある湖の畔の敷地。建築家は、建築と環境の新たな関係を求め、負荷軽減ではなく回復させる“リジェネラティブ”な設計を志向しました。そして、地域の廃材から“水質浄化機能”をもつ“バイオ炭ブロック”を開発して内外に使いました。

浜松市郊外の佐鳴湖公園に面した住宅である。

佐鳴湖は2001年から全国ワーストワンの水が汚い湖となっていた。そこで、県と市は2015年に佐鳴湖地域協議会を発足し、ワーストワンからの脱却と快適な湖岸景観の形成を目指し、佐鳴湖の水質改善及び生物多様性の保全のための調査・研究を行い、地域住民らも環境保全活動を継続してきている。

こうした佐鳴湖の環境課題に対して、これまでの地球環境に「やさしい/負荷をかけない」というサステナブルなアプローチから、地域環境を「再生/回復する」というリジェネラティブ(環境再生)なアプローチを通して、建築と環境の新たな関係性を見出そうとした。

建築家によるテキストより

地域の未利用資源であったみかんの枝木をバイオ炭(Biochar)に再利用することを考えた。
バイオ炭とは、バイオマス、すなわち生物由来の資源を嫌気的条件(酸素濃度が低い環境)の下で加熱することによって生成された炭化物をいう。このバイオ炭は多孔質な構造を有しているため、水や空気の浄化性能が高く、大きな比表面積をもつため、様々な環境汚染物質を吸着する機能を持っている。

このバイオ炭の高い水質浄化や土壌改善の機能を活かすため、炭職人とブロックの製造業者との協働で、みかんの枝木を炭化させたバイオ炭を象嵌したバイオ炭ブロックを製造開発した。そのバイオ炭ブロックを鉄骨造の躯体の内外装に仕上げた。外壁では高い断熱性を持ち、内壁では調湿、空気清浄化を果たし、温熱環境を調和している。

建築家によるテキストより

建築自体の環境性能としては、外皮の高断熱化(UA値0.52W/㎡・K)、縁台の石へのダイレクトゲインによる蓄熱、全長34mの共用スペースの全開口木製サッシとトリプルガラス、床下空調による居住域快適性の確保、パッシブ熱交換換気による空調負荷の低減、太陽光発電と蓄電池の設置などにより、ZEH認証を取得している。CO2は約40%の削減目標に対して、56%削減している。

さらに外壁では雨水の浄化を促進し、その雨水がバイオ炭同様に水質浄化の作用がある銅板の屋根を流れ、外構の植栽帯に放水され、土中のバイオ炭を介してさらに浄化して地下水に浸透して、敷地目前にある湿地帯に流れていく。宅地の雨水を効果的に集水、浄化、浸透させ、そして湿地帯から佐鳴湖へ水を循環させている。佐鳴湖の環境に視覚的にだけでなく、生態的にもつながっている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 ホテルや集合住宅を中心とし、多岐にわたるプロジェクトに取り組む「川嶋洋平建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中
【ap job更新】 ホテルや集合住宅を中心とし、多岐にわたるプロジェクトに取り組む「川嶋洋平建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中
【ap job更新】 ホテルや集合住宅を中心とし、多岐にわたるプロジェクトに取り組む「川嶋洋平建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイトを募集中T_student dormitory photo©Koji Fujii / TOREAL

ホテルや集合住宅を中心とし、多岐にわたるプロジェクトに取り組む「川嶋洋平建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)と アルバイト 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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現在、全国でリゾートホテル、集合住宅、テナントビル、住宅、別荘などの新築設計およびアパレル内装設計等、多岐にわたる業務が進行中。その中でもホテルや集合住宅の案件は多く、将来このような仕事に関わりを持ちたい方には有益な職場環境です。

基本設計から実務設計、現場管理まで一貫して携わっていただきます。
経験年数によらずプロジェクトを担当してもらうので、当然責任も生じますが、努力や取り組み次第で成長を感じられると思います。

基本体制は一つのプロジェクトに対しスタッフ一人が担当し、責任をもって最初から最後までプロジェクトを進めてもらいます。
また大きなプロジェクトは複数名のスタッフでチームを作り取り組んでいます。

若い事務所ですので代表の川嶋と担当スタッフの対話の中でプロジェクトを進めていくことが多く、建築設計が好きで積極的にデザインや提案をしたい方が活躍できる事務所となっております。

【ap job更新】 大学施設から住宅まで多様な建築を手掛け、個々を尊重した働きやすい職場も目指す「アーキシップスタジオ」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 大学施設から住宅まで多様な建築を手掛け、個々を尊重した働きやすい職場も目指す「アーキシップスタジオ」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 大学施設から住宅まで多様な建築を手掛け、個々を尊重した働きやすい職場も目指す「アーキシップスタジオ」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中大熊町立 学び舎ゆめの森

大学施設から住宅まで多様な建築を手掛け、個々を尊重した働きやすい職場も目指す「アーキシップスタジオ」の、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)とアルバイト 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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設計スタッフ・アルバイト募集のお知らせ

株式会社アーキシップスタジオでは設計スタッフ(新卒、既卒、経験者)・アルバイトを募集します。

株式会社アーキシップスタジオでは、現在11名(1級建築士6名)が在籍し、横浜、京都に事務所を置きながら、住宅から大学施設まで様々な規模のプロジェクトを行っています。

大きな案件では、京都府にある大学施設の新築プロジェクト、東京都の大学施設の新築プロジェクト、その他、新築・改修を問わず住宅やホテル等、多種多様なプロジェクトが進行中です。さらに、国内外のプロポーザルの応募にも積極的に取り組んでいます。

また、これまで私たちは、建築の設計監理のみならず、デザイン監修やインテリア・家具デザイン、ワークショップ、自社で運営するブックカフェの営業、イベントの開催など多岐にわたる事業を展開しています。その理由は建築デザインという領域が、狭義の設計活動に留まらない社会と人をつなぐとても重要な役割を担っている、と考えているからです。

【私たちの姿勢―そこでしかできない建築を考える―】
私たちは、その場所のさまざまな記憶、歴史、気候、風土、地形、資源などを十分に読み込み、その目的を最もよく達成するためのプログラム、技術、構造、環境、素材、コストなどを十分に探ることで、つまり、目に見えないことから目に見えるものまで、創造力(想像力)の全てをかけて建築を生みだすこと、を目指したいと考えます。
様々な視点や専門的な領域から建築を考える、プロフェッショナルな集団を目指して日々仕事に取り組んでいます。

【キャリアについて】
実務経験者が希望するキャリアを尊重し、幅広い経験ができるよう、一人一人が働きやすい職場を目指しています。現在在籍しているスタッフの中にも、様々な案件に携わりながら事務所の中心となって長く勤めている方や、産休から復帰し働き始めている女性のスタッフもいます。また独立を視野に入れている経験者も歓迎します。独立して活躍しているOB・OGとの繋がりも深く、コンペやプロジェクト単位で共同する機会も増えています。

【ap job更新】 文脈の再構成として設計を考える「B2Aarchitects」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 文脈の再構成として設計を考える「B2Aarchitects」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 文脈の再構成として設計を考える「B2Aarchitects」が、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)を募集中LinkMURAYAMA

文脈の再構成として設計を考える「B2Aarchitects」の、設計スタッフ(2025年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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私たちは、建築を取り巻くさまざまな文脈を注意深く見つめて、選り分けたり、性質を強めたり、解釈を変えたり、時に新たなものごとを投入したりしながら、それらを再構成する行為として設計を捉えています。

そうすることで、社会の複雑さや豊かさ、制御できない本性のようなものを建築に取り込み、表現できるのではないか、また時に建物/敷地や設計者/施工者/利用者という区分を越境して建築という出来事をより広く対象にした活動ができるのではないか、と考えています。

現在、住宅や事務所ビルの全面改修・全国展開中のベーカリー店舗・公共建築の改修や増築などのプロジェクトを進めながら、年に数回公共建築のプロポーザルにも挑戦しています。また、プロジェクトから派生したプロダクトデザインや書籍の制作など、文脈から採掘されたものやデザインのプロセスそのものを表現することも並行して試みています。

計画や形態を直線的に検討するだけでなく、設計の対象とする範囲を柔軟に捉えて、一見無関係なものごとに何らかの連関や意味を見出したり、認識すらされていないような現象から構築を試みたりする作業は長い道のりで厳しさもありますが、常に新鮮で静かなる刺激に満ちています。

このような思索を巡らせつつプロジェクトをともにして頂ける新卒または既卒の方、そしてプロジェクトを主体的にまとめあげて頂けるような実務経験のあるメンバーを募集します。興味と意欲のある方、ぜひご連絡下さい!

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