小山貴弘 / コヤマアトリエによる”落合のシェアハウス ym-flat”
サムネイル:小山貴弘 / コヤマアトリエによる

小山貴弘 / コヤマアトリエによる”落合のシェアハウス ym-flat”

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小山貴弘 / コヤマアトリエが設計した東京都新宿区の”落合のシェアハウス ym-flat”です。
また、2011年3月19日・20日に新作の”東中野の家”のオープンハウスも開催されるとの事です。

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以下、建築家によるテキストです。


落合のシェアハウス ym-flat
ym-flatは、5名のメンバーが暮らすシェアハウスです。
敷地は新宿区の住宅とアパートが混在した住宅地にあります。前面道路を除く隣地には住宅がピッタリと建っており、この建築の外観は前面道路からのファサードでしか認識できません。ファサードには片廊下型のアパートとは異なる、集まって住む場としての表情を求めました。
また、延床21.5坪の床に5室とLDK、水廻設備を確保するためには、個室にはロフトを活用した床の積層が必要となりました。
これらの要求を、計画的にもコスト的にもシンプルに解決する為に、在来木造の切妻登梁を採用しています。
内部空間は、桁行方向を間仕切る壁に、登梁を支えるように方杖を設置しています。その結果、各室(スペース)は梁間長さに応じて大小様々な切妻空間となります。床レベルはフラットなので、廊下は縦に伸びた切妻空間、ロフト付の個室は平べったい切妻空間となります。
縦に伸びた切妻空間(共用部)には白い仕上げを施し、平べったい切妻空間(個室)にはラワンべニアの仕上げを施しました。同じ切妻形状の空間でありながら性格の異なる居場所としています。
これらの切妻空間の総体としての断面が、ファサードとなり集まって住む場としての表情をつくっています。
■建築概要
所在地: 東京都新宿区
設計: 小山貴弘 | コヤマアトリエ
施工: 平成建設
竣工: 2010
構造: 木造
敷地面積: 61.21㎡
建築面積: 36.44㎡
延床面積: 71.23㎡

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