architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2008.7.27Sun
2008.7.26Sat
2008.7.28Mon
アトリエインクによる”ぐんま総合情報センター”
サムネイル:アトリエインクによる

0.00アトリエインクによる”ぐんま総合情報センター”

architecture|feature
アトリエインク店舗東京銀座

gunma001.jpg

アトリエインクが設計した”ぐんま総合情報センター“です。
この施設は、東京・銀座に「首都圏における情報収集・発信の拠点」として開設されました。(場所はこちら)設計者のアトリエインクは古谷誠章氏が選定委員会委員長を務めるコンペにより選出された。建物一階部分は、エントランスと物販スペースなど。二階には多目的に使うことができるスペース・事務スペースなどがある。

gunma002.jpg
一階エントランス部分。
gunma003.jpg
©Atelier I.M.K.
一階部分。
gunma004.jpg
©Atelier I.M.K.
壁面の合板(木漏れ日パネル)は、場所ごとに厚みが異なる。結果として装飾的な模様が浮かび上がると共に、最も薄い部分では背面の光がぼんやりと透けて見える。
プロジェクトの特徴といえる、この”木漏れ日パネル”は、アトリエインクと天童木工が共同で開発した。
gunma005.jpg
二階へのぼる階段。壁面の色に黒が選択されており、二階天井の明るさを引き立たせている。
gunma006.jpg
2階天井。木漏れ日を思い出させる光が室内に満ちている。
gunma008.jpg
©Atelier I.M.K.
可動壁(木漏れ日パネル)。空間の使い方に合わせて動かすことができる。
gunma009.jpg
©Atelier I.M.K.
木漏れ日パネルで空間を仕切った状態。
gunma010.jpg
©Atelier I.M.K.
gunma011.jpg
©Atelier I.M.K.
gunma012.jpg
gunma013.jpg
小さい開口部には写真が埋め込まれている。
gunma014.jpg
gunma015.jpg
gunma016.jpg
gunma017.jpg
gunma018.jpg
gunma019.jpg
gunma020.jpg
gunma020-2.jpg
gunma021.jpg
窓から見える銀座の景色。
gunma022.jpg
木漏れ日パネルの表面。
gunma023.jpg
©Atelier I.M.K.
家具はアトリエインクとカッシーナの共同で開発された。床に落ちる影が印象的である。
gunma024.jpg
©Atelier I.M.K.
様々な色が重なる。
gunma025.jpg
©Atelier I.M.K.
□アトリエインクと天童木工が共同で開発した”木漏れ日パネル”の制作プロセス写真
gunma026.jpg
gunma027.jpg
gunma028.jpg
gunma029.jpg
process photo:©Atelier I.M.K.
以下、建築家によるプロジェクトに関する記述です。


ぐんま総合情報センターについて
設計中に考えていたことは、装飾についてです。
狭い既存ビルの改修ということで、内装仕上げの変更のみが仕事の範囲です。
また、特に強いブランドイメージがあるわけでもなく、それを新しく作り強要するような施設でもないです。
何となく柔らかい雰囲気で物産イベントなどの雰囲気も損ねず、かつ、いろいろ乱暴に使われても消えてしまわない空間の質、というちょっと矛盾した役割が”内装”に求められました。
派手だけど控えめ。自己主張はしないけどオリジナル。みたいな装飾です。
求められた「ぐんまPRの展示パネル」と「いろいろな場を作る可動間仕切り」を一緒にしちゃって、それだけで空間をつくろう。というのが設計のスタートです。
そこに写真や展示棚をはめ込もうと。。
ぐんまのイメージを考え、自然素材で作ろうというのはすぐに決まりましたが、さらにそれが半透明になっていて後ろの光や気配を通すと、柔らかい雰囲気が出せるのではないかと考えました。
和紙や薄い石などいろいろな素材を考えましたが、自立してかつ可動となるとなかなかシンプルにはいきません。どうしても枠の様なものが必要になってきます。
そこで、その枠がそのまま部分的に薄くなり、半透過するようなものは出来ないかと考え「一枚の分厚い木を極限まで削る」という方法に至りました。
天童木工と共同で、素材・削り方・最薄部分の補強などを開発し、部分的に光を通す一枚木のパネル=木漏れ日パネル、が実現しました。
なんだかすごい技術で、わりと自然な装飾をつくる。おもしろい空間が出来たのではないかと思っています。(菊地裕)


□関連リンク
>アトリエインクのホームページ
>ぐんま総合情報センターのホームページ

  • 0.00
  • 0
  • 0
  • 0
  • 0
アトリエインク店舗東京銀座
2008.07.27 Sun 16:39
0
permalink

#銀座の関連記事

  • 2021.12.31Fri
    トラフ建築設計事務所による、東京・銀座の店舗「暮らしの香り メインストア銀座」。銀座ガス灯通りに位置し、目に見えない香りを扱う空間を体現する為、ブランドを象徴する色彩とロゴのラインを手掛かりに設計を進めこの場所の相応しい店舗を目指す
  • 2021.12.16Thu
    長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・銀座の、レストラン兼ショップ「ギンザ・イニット」。レトルト食品を食事として提供し販売もする店舗で、レトルトとの共通性をダイノックフィルムに見出し全面的に使用、内装制限もクリアしフィルムだからこその木目表現を追求
  • 2021.7.20Tue
    南木隆助のデザインとディレクションによる、東京・銀座の、美容ブランドの移動型旗艦店「SHOTMODE ポップアップストア」。様々な場所に移動できる仕組みと世界観を象徴させるディテール等を両立
  • 2021.3.20Sat
    青木淳 / ASの建築設計、ピーター・マリノによる内装設計で完成した、東京の「ルイ・ヴィトン 銀座並木通り店」がオープン。水の反射を物質的な現象として解釈したファサードが特徴
  • 2021.1.29Fri
    //
    青木淳と品川雅俊の AS らによる、2021年3月にオープンする新しい「ルイ・ヴィトン銀座並木通り店」の写真
  • 2020.12.25Fri
    資生堂のディレクション、ULTRA STUDIOのデザインによる、東京銀座資生堂ビルのウインドウディスプレイ「HOME TREE」
  • 2020.10.20Tue
    吉岡徳仁による、東京メトロ銀座駅に設置された、636個のクリスタルガラスを使用した作品「光の結晶」
  • 2020.10.14Wed
    坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、ドーバーストリートマーケット銀座での、ディスプレイデザイン「TOKYO DESIGN STUDIO New Balance × Snow Peak 2020」
  • 2020.9.04Fri
    宮川清志 / SESNによる、東京・銀座の、美容クリニック「N BEAUTY CLINIC GINZA」
  • 2020.9.03Thu
    /
    テレビドラマ「名建築で昼食を」の第3回(ビヤホールライオン銀座登場回)が、TVerで9月6日まで無料視聴可能
  • view all
view all

#店舗の関連記事

  • 2022.8.16Tue
    坂口舞+井佐子恵也 / 設計機構ワークスによる、長崎・波佐見町の店舗「花西海」。生花店の建替え計画。働き易く地域に愛される職人技術を活かした建築の要望に、地元産の“茅・土・石”を用いた手仕事が断面方向に重なる空間を考案。伝統の更新と未来への接続も意図
  • 2022.8.11Thu
    ツバメアーキテクツによる、東京・浅草の、飲食店「仲見世通り隣のごはん屋 梅と星」。著名な観光客地に計画。都市とインテリアの繋がりを意識し、路地を引き込む“開放性”と距離を取り居心地を向上する“奥性”の均衡を取る設計を志向。建具や素材等の操作により内外の関係性を作る
  • 2022.8.08Mon
    MASS & HACHI と まほろば設計による、東京・世田谷区の店舗「かきゴオリ八家」。高級かき氷を提供する店。制作過程を客席から楽しめる空間を目指して、“氷削り機”を中心とした円を補助線に各要素の配置や形状を決定。職人を起点とした求心性と包容感のある空間を作る
  • 2022.8.05Fri
    佐藤可士和 / SAMURAIによる、東京・渋谷区の店舗「くら寿司原宿」。Z世代へ向けたグローバル旗艦店。東京ポップカルチャーと日本伝統文化の発信を目指し、“世界一映える寿司屋”をテーマにSNSでの拡散を意図した場を多数考案。新たな食体験の提示も意図
  • 2022.8.02Tue
    照井洋平+湯山皓 / I INによる、大阪・北区の店舗「BLUE BOTTLE COFFEE UMEDA CHAYAMACHI CAFE」。企業の大阪初の店舗。地域へのブランドメッセージの簡明な伝達を目指し、ロゴを参照した青色ガラスのテーブルを考案し空間に配置。上階等では他分野の創作者とコラボして独自の体験も提供
  • 2022.8.02Tue
    堤由匡建築設計工作室と北京鳴意品牌設計による、中国の「鮨 雲響」。タワーの展望室を寿司店に改装。煌びやかな外の光景と対照する落ち着きと高級感を目指し、多様な黒の素材を集め作った“闇”の中に金箔を散りばめた空間を考案。卓上からの反射光で黄金が浮かび上がる
  • 2022.8.01Mon
    久保秀朗+都島有美 / 久保都島建築設計事務所による、東京・渋谷区の飲食店「阡寿」。会員制寿司店の内装計画。五感を研ぎ澄ませ料理を楽しむ体験を目指し、暗さによって視覚情報を減らし距離感をぼかした“水墨画のような”空間を考案。茶室の様な動線を用意し高揚感も生み出す
  • 2022.7.25Mon
    小野晃央 / シグマ建設+ONOによる、埼玉の「熊谷のペンシルビル」。駅前大通りと裏通りに接道する敷地に計画。街との連続性を考慮し、通り抜けできる1階の構成と全面開放できる各階の開口を考案。夜間には見上げた天井面がファサードとして機能するよう意図
  • 2022.7.22Fri
    元木大輔 / DDAAによる、東京・千代田区の、期間限定のショールーム「WABARA LABORATORY TOKYO」。滋賀が拠点のバラ園の為に計画。バラの存在の“ドレスダウン”と新たな面の提示を目指して、工業製品を極力“無加工”で組み合わせた什器による空間を考案。コスト面や会期後の移動や再利用も考慮
  • 2022.7.21Thu
    河部圭佑建築設計事務所による、愛知・大府市の改修「八寸勾配の見世」。運動の盛んなエリアに建つ飲食店とジム。地域性の象徴と装飾の可能性を求め、店の発信とは別の存在となる“走る人”を屋根面に描画。内外の意匠もイラストとの関係を際立たせる設計を意図
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    47,954
    • Follow
    60,368
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    アトリエ・ワンが長野に設計した新しい別荘の写真

    0.00 アトリエ・ワンが長野に設計した新しい別荘の写真

    architecture

    アトリエ・ワンが長野に設計した別荘の写真がアローリゾートコーポレーションのサイトに掲載されています

    アトリエ・ワンが長野に設計した別荘の写真がアローリゾートコーポレーションのウェブサイトに10枚掲載されています。

    • 0.00
    • 0
    • 0
    • 0
    • 0
    2008.07.27 Sun 22:49
    0
    permalink
    二川幸夫の講演会”建築のこと”のレポート

    0.00 二川幸夫の講演会”建築のこと”のレポート

    architecture

    二川幸夫の講演会”建築のこと”のレポートがportrait in somethingにあります

    アーキフォーラムでのGAの二川幸夫の講演会”建築のこと”のレポートがportrait in somethingに掲載されています。

    • 0.00
    • 0
    • 0
    • 0
    • 0
    2008.07.27 Sun 22:09
    0
    permalink
    平田晃久”インフォメーションセンター・イエノイエ”の現場写真

    0.00 平田晃久”インフォメーションセンター・イエノイエ”の現場写真

    architecture
    現場

    平田晃久”インフォメーションセンター・イエノイエ”の現場写真が横浜インデックスにあります

    平田晃久が設計した横浜トリエンナーレ2008のインフォメーションセンター”インフォメーションセンター・イエノイエ”の現場写真が6枚横浜インデックスに掲載されています。平田晃久のサイトにはこのプロジェクトの模型写真と思われるものが1枚掲載されています。

    • 0.00
    • 0
    • 0
    • 0
    • 0
    現場
    2008.07.27 Sun 08:28
    0
    permalink
    2008.7.26Sat
    • 動画、隈研吾と坂井直樹の対談3
    2008.7.28Mon
    • a+u、最新号(2008年8月号)
    • 神戸芸術工科大学・オープンスタジオ”青木淳と建築を考える”

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    47,954
    • Follow
    60,368
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter(β)

    メールマガジンで更新情報を配信を予定しています。
    ただいま事前登録受付中。

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • 特定商取引法に関する表記
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • 特定商取引法に関する表記
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink
    -1
    -1
    -1
    -1

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white