長坂大が建築設計に関わっている、京都工芸繊維大学 KYOTO Design Labの新施設「KYOTO Design Lab デザインファクトリー(仮称)」

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長坂大が建築設計に関わっている、京都工芸繊維大学 KYOTO Design Labの新施設「KYOTO Design Lab デザインファクトリー(仮称)」

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画像提供:京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab

長坂大が建築設計に関わっている、京都工芸繊維大学 KYOTO Design Labの新施設「KYOTO Design Lab デザインファクトリー(仮称)」です。家具デザインには、中坊壮介が関わっているとのこと。

設計に際しては、若手教員を中心にKYOTO Design Lab[D-lab]宮田識所長(DRAFT代表)のディレクションのもと、建物のコンセプトや使い方を考えるワークショップを定期的に開催し、長坂大教授の基本設計に様々な専門の教員がユーザーとして議論を加え、「皆でアイデアと専門知識を出し合ってつくるデザインファクトリー」を目指し、継続的な議論を進めてきました。
完成後はD-labがおこなうワークショップなどの各種プロジェクトの拠点になります。(via d-lab.kit.ac.jp)

※以下の画像はクリックで拡大します

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以下、同施設に関するテキストです。

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空間コンセプトの開発プロセス
ワークスペースチームは、多様な専門を持つメンバー(デザイン思考、映像、素材、ファブリケーション、ワークプレイスデザイン)で構成されており、D-labの新施設のプレデザインを担当した。チームで様々な調査とラピッドプロトタイプを繰り返しつつ、ブランディング会議において議論を積み重ねた。その概要を紹介したい。D-labで多数行われているワークショップのアクティビティ分析を行い、7つの行動(Field Work、Brainstorming、Rapid Prototyping、PresentationPrep、Presentation、Exhibition、Party)と対応する空間の持つべき機能を整理した。また、スタンフォード大学などのベンチマーク研究から、良い施設ではイノベーションが創発される文化が醸成されており、そのための「繋がる空間」の重要性が確認された。更には、作品の保管という倉庫機能の重要性も同時に浮かび上がり、限られたスペースの中で多様な機能要件を満たすために、使い方を限定しない「機能が変化する空間」のコンセプトが浮かび上がった。
 そして、これらの議論とD-Labのメインコンセプトである「和える」を基に、下記空間コンセプトに辿り着いた。

空間が触媒となって、多様で自発的な行為を和える器
・行為が可視化された空間
 =行われた行為の過去と現在の可視化
・使いながら作る空間=未完成、仮設的
・使い方を限定せず変化する空間
 =汚せる、フレキシブル
・新しい行為や発想を生む、癖のある空間=触発空間
・イノベーション文化を醸成する空間
 =繋がる場、カフェ

このコンセプトが、多様な行為をやわらかく包み込みつつ各行為の相乗効果を促す建物に繋がっていった。
(仲隆介)

建築設計の考え方
全体がワンルームのワークショップスペースのような建築である。隣接する建築・デザイン系既存棟と連結させて、D-labの活動をより一層充実させることを目的として計画された。建築の平面形状は、既存棟と敷地境界線間の、細長い100mの「余白」のかたちで決められている。敷地境界線の屈曲に、地盤レベルの変化と片流れ屋根を組み合わせることで、個性的な建築空間を生み出している。
(長坂大)

家具デザインの考え方
この家具のプロジェクトは、ある程度のまとまった数量の生産が見込める点で、マスプロダクション的なものづくりと言える。それと同時に、限定された用途や空間の制限から、オーダーメイドの造り付け家具のように仕様をあつらえる必要もあった。生産性を重視した効率の高いものづくりをベースに、工房を備えるアートスクールに入るものであることを活かし、ユーザーによるブリコラージュ的なDIYでの応用・修正を可能にすれば、ここD-labでしか成し得ない固有なものとなると考えた。そこから、「マスプロダクション」「オーダーメイド」「DIY」といった、本来は異なるものの在り方を兼ね備えるプロダクトの実現を試みた。
 オーダーメイドにも関わらず、工場に発注する際にはユニット化されたパーツを自由に組み合わせ、あたかも製品をカタログ注文するかのような仕組みを取りながら、 ノコギリや金槌を使って、また塗装により自由にDIYできる素材や構造を持たせている。
 単なるシェルフであることを超え、テーブルやワゴンとして、またドアを取り付けて仕切り壁のように、ユーザーである学生がものづくりに参加することで、多様に変化するものになることを期待している。
(中坊壮介)


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