庭山茂による”余地の家”

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庭山茂による”余地の家”

architecture, feature

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photo(C) Hiroshi Ueda

庭山茂が設計した東京都狛江市の住宅”余地の家”です。


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photo(C) Hiroshi Ueda(1枚を除く)
設計:庭山茂
共同設計者:意匠:藤田大海/藤田大海建築設計事務所
構造:OUVI/横尾真
以下、建築家によるテキストです。
********
計画方針として room(余地)
 東京郊外の閑静な住宅地に計画された設計者の自邸である。住人構成は、夫婦+子供+老人1+老人2であるが、老人1と老人2はかつての夫婦という、少
し変則的な住人構成となっている。老人1と老人2はかつての夫婦のまま同居をし、又夫婦+子供も同居する為、互いにそれなりの距離感を保てるよう「個」の領域をしっかりとつくり出すことを計画方針の軸とした。
 とはいえ、確保できる部屋面積にゆとりはほとんど無い為、「個」に応じて設けた開口部と、4分割された「ニワ」が立体的に一体化することにより、個の領域がニワに拡張あるいは呼応するよう試みている。南側立面は、部屋配置に応じた市松状の様相となっており、薄い天井懐がそれを助長させている。
 「room」という言葉には「部屋」の意味の他に「余地」という意味がある。ここからヒントを得てニワに余地を見出した。
 又、2階の欄間・トラス部分には、視線を遮りつつも光を通す透明感のある素材(ポリカーボネート波板、型板ガラス)を用い、2階でキッチンを挟んで隣りあう夫婦と老人2の間に、適度な距離感・連続感をつくりだしている。
(庭山 茂)
骨格からのアプローチ 微振動
 この計画では、複雑なプログラムによる動かしがたいプランに対し、これには影響を及ぼさない建築の骨格を建物内部へと挿入することを考えた。
 まず始めに規範となるグリッドを設定、柱梁全ての部材を120角に統一し、単一部材でフレームを構成させた。特に屋根架構に連続変形トラスを組み込み、約4.5mX12mの無柱空間を実現させた。
 この結果、一定の間隔で開口部の中に柱が出現し、建築の骨格が外部へ露出する。そして透過素材を張った連続変形トラスと透過素材で切り離された間仕切 り壁は、各居室の領域や機能をゆるやかに分節しつつ平面計画の可変性を備えた、連続した一体感のある空間をつくりだした。こうして組み込まれた骨格が、 この建物に微振動を与え、建築へと昇華させるのである。
(藤田大海+横尾真)
■建築概要
所在地:東京都狛江市
主要用途:住宅
主体構造:木造
延床面積:133m2
竣工:2008年12月
施工:井端建築


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