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ヘザウィック・スタジオによる、イギリス・ロンドンのオフィス「メイキング・ハウス」。既存建物を改修したデザイナー自身の事務所。ものづくりの喜びを共有する場所を求め、“自分たちを街に開く方法”としての空間を志向。大きな窓から人々が“活気に満ちた実験的な世界”を垣間見れるようにする
ヘザウィック・スタジオによる、イギリス・ロンドンのオフィス「メイキング・ハウス」。既存建物を改修したデザイナー自身の事務所。ものづくりの喜びを共有する場所を求め、“自分たちを街に開く方法”としての空間を志向。大きな窓から人々が“活気に満ちた実験的な世界”を垣間見れるようにする photo©Raquel Diniz
ヘザウィック・スタジオによる、イギリス・ロンドンのオフィス「メイキング・ハウス」。既存建物を改修したデザイナー自身の事務所。ものづくりの喜びを共有する場所を求め、“自分たちを街に開く方法”としての空間を志向。大きな窓から人々が“活気に満ちた実験的な世界”を垣間見れるようにする photo©Raquel Diniz
ヘザウィック・スタジオによる、イギリス・ロンドンのオフィス「メイキング・ハウス」。既存建物を改修したデザイナー自身の事務所。ものづくりの喜びを共有する場所を求め、“自分たちを街に開く方法”としての空間を志向。大きな窓から人々が“活気に満ちた実験的な世界”を垣間見れるようにする photo©Raquel Diniz
ヘザウィック・スタジオによる、イギリス・ロンドンのオフィス「メイキング・ハウス」。既存建物を改修したデザイナー自身の事務所。ものづくりの喜びを共有する場所を求め、“自分たちを街に開く方法”としての空間を志向。大きな窓から人々が“活気に満ちた実験的な世界”を垣間見れるようにする photo©Raquel Diniz

ヘザウィック・スタジオが設計した、イギリス・ロンドンのオフィス「メイキング・ハウス」
既存建物を改修したデザイナー自身の事務所です。デザイナーは、ものづくりの喜びを共有する場所を求め、“自分たちを街に開く方法”としての空間を志向しました。そして、大きな窓から人々が“活気に満ちた実験的な世界”を垣間見れるようにしています。施設の場所はこちら(Google Map)。


こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

メイキング・ハウス、キングズ・クロスにあるヘザウィック・スタジオの拠点の中に入ってみてください

ヘザウィック・スタジオは、キングズ・クロスの中心にある自らの拠点、メイキング・ハウスの扉を開きました。メイキング・ハウスは単なるデザインスタジオではなく、関わり、刺激を与え、ものづくりの喜びを分かち合う場所です。公衆は光に満ちた4階建ての建物に招かれています――それは、私たちの周りの世界をすべての人にとってより良いものにするというスタジオの使命を体現する建物です。

「これまでは、私たちは常に少し隠れた存在でした」と、ヘザウィック・スタジオの創設者トーマス・ヘザウィック(Thomas Heatherwick)は語りました。「この新しいスタジオは、私たちが自分たちを街に開く方法です。ここで働く250人の人々――物を作り、アイデアを練り、絵を描き、お菓子を焼き、そして特別な会話を交わす人々――の情熱を共有することなのです」

キングズ・クロスのアーガイル・ストリートに位置するメイキング・ハウスは、かつてディーゼル・インダストリーズが使用していた1970年代のオフィスビルを完全に変貌させたものです。通りに面した大きな窓と木製のファサードを通して、通行人は内部の活気に満ちた実験的な世界を垣間見ることができます――通りレベルに設けられたスタジオのデザインプロセスやその歴史を、珍しくのぞき見る機会を提供しているのです。

1階には、過去および将来のプロジェクトからの模型や物品の宝庫があります――有名なロンドンバスの後部の実物大モデルから、珍しいエレベーターのボタンの試作品、さらには別の都市の一部――中国・西安におけるスタジオの最新プロジェクトの陶製柱のモックアップまで展示されています。トーマス・ヘザウィックの初期の作品のひとつであるパヴィリオン――渦を巻くような湾曲した屋根を持つ小さなポリカーボネート製の建物――は、現在模型の間にある会議室として使われています。

1階に沿って広がっているのはスタジオのワークショップで、そこでアイデアが試され、模型が形を成していきます。奥にある青い階段室には、チームメンバーの歪んだ肖像が遊び心たっぷりに飾られており、木製の棚には、長年にわたって作られたり収集されたりした物がぎっしりと並んでいます。

ヘザウィックは、スタジオには本来のデザイン業務を超えた使命があると語っています。

「私の夢は、将来、人間味があり、魅力的で、喜びに満ちた世界をつくろうと働く誰かが『そうだ、あの窓をのぞき込んだことを覚えている。それがデザインを学びたいと思わせてくれたんだ』と言ってくれることです。それが最高の結果だと思います」

ザハ・ハディド・アーキテクツによる展覧会「Function Through Form」の会場写真。自社のZHAギャラリーで開催。家具の仕事に着目し、この20年の活動の中から選ばれた作品を展示。多様な素材や文脈を横断しながらも“二項対立の継続的な探求”から一貫性のあるデザインが生まれる様子を紹介
ザハ・ハディド・アーキテクツによる展覧会「Function Through Form」の会場写真。自社のZHAギャラリーで開催。家具の仕事に着目し、この20年の活動の中から選ばれた作品を展示。多様な素材や文脈を横断しながらも“二項対立の継続的な探求”から一貫性のあるデザインが生まれる様子を紹介 photo©Luke Hayes
ザハ・ハディド・アーキテクツによる展覧会「Function Through Form」の会場写真。自社のZHAギャラリーで開催。家具の仕事に着目し、この20年の活動の中から選ばれた作品を展示。多様な素材や文脈を横断しながらも“二項対立の継続的な探求”から一貫性のあるデザインが生まれる様子を紹介 photo©Luke Hayes
ザハ・ハディド・アーキテクツによる展覧会「Function Through Form」の会場写真。自社のZHAギャラリーで開催。家具の仕事に着目し、この20年の活動の中から選ばれた作品を展示。多様な素材や文脈を横断しながらも“二項対立の継続的な探求”から一貫性のあるデザインが生まれる様子を紹介 photo©Luke Hayes

ザハ・ハディド・アーキテクツによる展覧会「Function Through Form」の会場写真です。
自社のZHAギャラリーで開催されています。同事務所の家具の仕事に着目し、この20年の活動の中から選ばれた作品を展示。多様な素材や文脈を横断しながらも“二項対立の継続的な探求”から一貫性のあるデザインが生まれる様子を紹介しています。会期は2025年の夏までとのこと。


こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

ZHAギャラリーでの「Function Through Form」展

クラーケンウェル・デザイン・ウィークで開始され、2025年の夏まで開催される、この新しい展覧会は、ザハ・ハディド・アーキテクツ(ZHA)の家具デザインへのアプローチを探求します。図面、模型、素材サンプル、完成品を含む「Function Through Form: Furniture Designs by Zaha Hadid Architects」は、スタジオの創造的プロセスの舞台裏を紹介します。

2005年から2025年までの選ばれた作品を取り上げながら、この展覧会では、デザインとテクノロジーの限界に挑んできた多様な委託作品やコラボレーションが紹介されます。これらの作品は多様な素材や文脈を横断しながらも、二項対立の継続的な探求が、これらのデザインに一貫性を与えています。それは、実体と空間、内と外、伝統的な工芸と最新技術です。

実験精神を出発点としている「Function Through Form」は、形状、機能、素材性、空間体験が常に対話を重ねる、ZHAのリサーチ主導のデザインアプローチを際立たせています。

20年にわたるプロジェクトの年表は、デジタル設計ツール、製造技術、さまざまな分野における協働の新たな展開を描きながら、ザハ・ハディド・アーキテクツの学際的な研究を進めるための継続的な取り組みを示しています。

本展で紹介される新たなプロジェクトには、2025年のフオリサローネで初披露された、Febal Casaとのコラボレーションによる「ONDA」のほか、2024年のサローネ・デル・モービレで初公開された、iSiMARとの協働による「TOPOS」コレクションなど、近年のプロジェクトの最新ヴァージョンが含まれます。

ロンドンに拠点を置くZHAのギャラリーの2フロアにわたって展示される「Function Through Form」は、機能的なニーズと革新的なプロセスが新たな定義のインスピレーションとなり、家具や空間を通じて日常の関わり方を再構築している様子を明らかにします。

MVRDVによる「SOMBRAパヴィリオン」。ヴェネツィアでの展覧会の為の作品。環境と調和する新しい建築の実例として、モーター無しでパネルが開閉して遮光する“動的建築要素”を考案。企業とのコラボでソフトロボティクスの原理に着想を得た機構を実装
MVRDVによる「SOMBRAパヴィリオン」。ヴェネツィアでの展覧会の為の作品。環境と調和する新しい建築の実例として、モーター無しでパネルが開閉して遮光する“動的建築要素”を考案。企業とのコラボでソフトロボティクスの原理に着想を得た機構を実装 photo©Federico Vespignani
MVRDVによる「SOMBRAパヴィリオン」。ヴェネツィアでの展覧会の為の作品。環境と調和する新しい建築の実例として、モーター無しでパネルが開閉して遮光する“動的建築要素”を考案。企業とのコラボでソフトロボティクスの原理に着想を得た機構を実装 photo©Jaap Heemskerk
MVRDVによる「SOMBRAパヴィリオン」。ヴェネツィアでの展覧会の為の作品。環境と調和する新しい建築の実例として、モーター無しでパネルが開閉して遮光する“動的建築要素”を考案。企業とのコラボでソフトロボティクスの原理に着想を得た機構を実装 photo©Jaap Heemskerk
MVRDVによる「SOMBRAパヴィリオン」。ヴェネツィアでの展覧会の為の作品。環境と調和する新しい建築の実例として、モーター無しでパネルが開閉して遮光する“動的建築要素”を考案。企業とのコラボでソフトロボティクスの原理に着想を得た機構を実装 photo©Jaap Heemskerk

MVRDVによる「SOMBRAパヴィリオン」です。
ヴェネツィアでの展覧会“Time Space Existence”の為の作品です。建築家は、環境と調和する新しい建築の実例として、モーター無しでパネルが開閉して遮光する“動的建築要素”を考案しました。企業とのコラボでソフトロボティクスの原理に着想を得た機構を実装しています。展覧会の公式サイトはこちら。会期は、2025年の晩秋まで。


こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

太陽への賛歌:ヴェネツィアのSOMBRAパヴィリオンの動的遮光システムは、電子機器やモーターを必要としません。

ヴェネツィアで開催される「タイム・スペース・エグジスタンス(Time Space Existence)」展のために、MVRDVはMetadecor、Airshade、Alumetなどと協力して、SOMBRAパヴィリオンを制作しました。その形状はヘリオドン装置に着想を得ており、今後6か月間にわたり、この「太陽への賛歌」はヨーロピアン・カルチュラル・センターのジャルディーニ・マリナレッサで動的な遮光構造を提供します。SOMBRAパヴィリオンは、その名称がラテン語の「太陽(sol)」と「影(umbra)」を組み合わせた混成語であるように、革新的な技術のデモンストレーション手段として機能します。それは、電子機器やモーターを使用せず、完全に受動的な物理原理のみに基づいて動作する動的建築要素です。

このパヴィリオンの6本の金属製リブは太陽の方向に傾けられており、上部と下部のアーチはそれぞれ夏至と冬至の太陽の角度に対応しています。これらのアーチは、以前のプロジェクトから再利用された梁で作られており、三角形のパネルを支えています。そして、そのパネルは、MetadecorのMD Formaturaによる穴あきスクリーンのおかげで、斑(まだら)状の日陰を生み出します。これらのパネルには蝶番が取り付けられており、太陽の動きに応じて開閉します。静止状態では、遮光スクリーン越しの眺望を最大限に確保するために、パネルは開いた状態になっています。しかし、強い直射日光が当たると、各パネルは閉じて最大限の日陰を提供します。その印象はまるで生きている有機体のようで、太陽が空を移動するにつれて姿勢を変え、曇りの時にはため息をつくかのようです。

これらすべては、Airshadeのおかげで、自然の物理原理のみを用いて実現されています。この構造のアーチ状のリブには、一連の小型エアキャニスターが内蔵されています。構造の一部が太陽によって加熱されると、キャニスター内の圧力が上昇し、空気が構造体とパネルをつなぐ小さなエアバッグに送り込まれます。ソフトロボティクスの原理に着想を得た機構を用い、エアバッグが膨らむと筋肉のように収縮し、蝶番にあるバネの力に対抗してパネルを閉じます。したがって、このパヴィリオンは、光・熱・換気を動的に制御する建築実験であり、運用時の炭素排出量はゼロです。

「気候危機が加速する中で、より環境と調和した新しい建築が必要であることは明らかです」と、MVRDVのパートナーであるベルトラン・シッパン(Bertrand Schippan)は語ります。「SOMBRAは、この哲学に対する数あるアプローチの一つを示す実例です。その建築は環境を感知し、植物がそうするのとほぼ同じ方法でそれに反応します」

ヘザウィック・スタジオによる「スペースガーデン」の大型模型。ベネチアビエンナーレ国際建築展で公開。宇宙を“人間らしい空間”にする実験として、宇宙での自律型園芸を探求するプロジェクト。異なる植物種が収められた30個のポッドが群となる形態を考案
ヘザウィック・スタジオによる「スペースガーデン」の大型模型。ベネチアビエンナーレ国際建築展で公開。宇宙を“人間らしい空間”にする実験として、宇宙での自律型園芸を探求するプロジェクト。異なる植物種が収められた30個のポッドが群となる形態を考案 photo©Marco Zorzanello, courtesy La Biennale di Venezia
ヘザウィック・スタジオによる「スペースガーデン」の大型模型。ベネチアビエンナーレ国際建築展で公開。宇宙を“人間らしい空間”にする実験として、宇宙での自律型園芸を探求するプロジェクト。異なる植物種が収められた30個のポッドが群となる形態を考案 photo©Marco Zorzanello, courtesy La Biennale di Venezia
ヘザウィック・スタジオによる「スペースガーデン」の大型模型。ベネチアビエンナーレ国際建築展で公開。宇宙を“人間らしい空間”にする実験として、宇宙での自律型園芸を探求するプロジェクト。異なる植物種が収められた30個のポッドが群となる形態を考案 photo©Nik Eagland

ヘザウィック・スタジオによる「スペースガーデン」の大型模型です。
ベネチアビエンナーレ国際建築展で公開されました。スペースガーデンは、宇宙を“人間らしい空間”にする実験として、宇宙での自律型園芸を探求するプロジェクトです。デザイナーは、異なる植物種が収められた30個のポッドが群となる形態を考案しました。展覧会の公式ページはこちら


こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

スペースガーデン:地球の課題への解決策としての宇宙探査(ベネチアビエンナーレ国際建築展2025にて)

・ヘザウィック・スタジオとオーレリア研究所が提携し、宇宙における自律型園芸を探求する近地球軌道プロジェクト「スペースガーデン」を創設
・スペースガーデンの大型模型が、第19回ベネチアビエンナーレ国際建築展に展示されます
・スペースガーデンの開発は進行中であり、近い将来に実世界でのコンセプト実証を行う計画があります

今年のベネチアビエンナーレ国際建築展は、宇宙と持続可能性に対する私たちの認識に挑戦する先駆的な新プロジェクトを紹介します。スペースガーデン、地球外の居住空間を人間らしくし、地球上の生活を向上させるようにデザインされた革新的なコンセプトです。ヘザウィック・スタジオとオーレリア研究所の協力により生まれたこのプロジェクトは、宇宙環境における自然の役割についての私たちの考え方を再定義します。

建築と人間中心のデザインに対する革新的なアプローチで知られるヘザウィック・スタジオは、MIT卒業生で宇宙建築家、そしてオーレリア研究所のCEOであるアリエル・エクブロー博士(Dr. Ariel Ekblaw)との対話を経て、この野心的な道のりに乗り出しました。スペースガーデンは、宇宙建築における抜本的な変革を提案します――それは、人間の幸福、持続可能性、そして極限環境においてさえ自然とのより深いつながりを優先するものです。

「私は宇宙に魅了されています。でも、意外かもしれませんが、それ自体にではありません。むしろ、宇宙が人類の地球での生活をより良くする可能性に惹かれているのです」とトーマス・ヘザウィックは語りました。「多くの種類のマイクロチップ、生体組織、そして医薬品は、低重力環境の方がより良く製造できることが研究によって示されています。宇宙技術が進歩するにつれて、宇宙で働き生活する人々の数が増えていくのは必然です。しかし、宇宙居住空間の設計は常に生き延びることを目的としており、豊かに生きることが考慮されたことはありませんでした。スペースガーデンは、限られた空間でも精神的な健康に良い影響を与える植物種を育てることで、宇宙を人間らしい空間にするという実験として始まりました。しかし最終的には、地球低軌道という独自の“裏庭”を活用して、地球上の生命に利益をもたらすことにもつながっています」

ミリメーター社が製作した4メートル四方の大型スペースガーデン模型がアルセナーレに展示されており、来場者にそのヴィジョンをより具体的に体感させています。その有機的な形状は、30個のポッドが群となった構成をしています。それぞれのポッドには、地球上のコミュニティガーデンで育てられた異なる植物種が収められています。また、成長用ポッドの一つの断面模型が、オーレリアがオートデスク・リサーチ・レジデンシー・プログラムに参加する一環として、ボストンのオートデスク・テクノロジー・センターで製作されました。中央のチャンバーには、特に魅力的または文化的に重要とされる代表的な植物種が配置されています。それは、ザクロの木であり、人類が最も早く栽培した植物の一つです。

これらのチャンバーは開閉可能で、宇宙のデブリからの防護や最適な日光の取り込みを可能にし、有機的で機能的な形状を形成しています。外側の表面には太陽光発電セルが備えられています。

藤本壮介が、自身が設計した武蔵野美術大学の図書館を解説している動画。2025年5月に公開されたもの

藤本壮介が、自身が設計した武蔵野美術大学の図書館(2010年竣工)を解説している動画です。2025年5月に公開されたもの。合計で5つの動画が公開されています。

以下に、4つの動画も掲載します。

ピタゴラスイッチ等の創作で知られる、佐藤雅彦の展覧会の入場チケットをプレゼント。横浜美術館で開催。多様な作品の創作プロセスを紹介し、その独創的な“作り方”を紐解く内容。ピタゴラ装置の実物も展示
ピタゴラスイッチ等の創作で知られる、佐藤雅彦の展覧会の入場チケットをプレゼント。横浜美術館で開催。多様な作品の創作プロセスを紹介し、その独創的な“作り方”を紐解く内容。ピタゴラ装置の実物も展示展覧会メインビジュアル image courtesy of 横浜美術館
ピタゴラスイッチ等の創作で知られる、佐藤雅彦の展覧会の入場チケットをプレゼント。横浜美術館で開催。多様な作品の創作プロセスを紹介し、その独創的な“作り方”を紐解く内容。ピタゴラ装置の実物も展示ピタゴラ装置(NHK「ピタゴラスイッチ」より) image courtesy of 横浜美術館

ピタゴラスイッチ等の創作で知られる、佐藤雅彦の展覧会の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
横浜美術館で開催されます。多様な作品の創作プロセスを紹介し、その独創的な“作り方”を紐解く内容です。ピタゴラ装置の実物も展示されます。展示会期は、2025年6月28日~11月3日まで。展覧会の公式ページはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2025年6月20日(金)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

横浜美術館は、2025年6月28日(土)から11月3日(月・祝)まで、横浜美術館リニューアルオープン記念展として「佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)」(読み:さとうまさひこてんあたらしいつくりかたとあたらしいわかりかた)を開催します。

この展覧会は、佐藤の創作活動の軌跡をたどる世界初の大規模個展です。佐藤が表現者・教育者として世に送り出してきたコンテンツを一堂に紹介し、40年にわたる創作活動を概観します。

佐藤の創作の根幹には、「作り方」「分かり方」についての独自の理論やアイデアが蓄積されています。展覧会では、佐藤の多様な作品の創作プロセスを紹介し、その独創的なコミュニケーションデザインの考え方や理論を紐解いていきます。

「作り方が新しければ、自ずとできたものは新しい」と語る佐藤。あらゆる物事にじっくりと対峙すること、自分なりの考え方を整理整頓すること、そこから表現を生み出すことの大切さ、面白さを、展覧会を通して広く伝えます。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。

吉岡徳仁による「氷の椅子『Aqua Chair』」。ミラノデザインウィーク2025で発表された作品。“光”を素材とした“形を超える”存在を求め、透明な氷塊から放たれる“無垢な光を放つ”椅子を考案。自然が生み出す形のない“水”を主要素として作り上げる
吉岡徳仁による「氷の椅子『Aqua Chair』」。ミラノデザインウィーク2025で発表された作品。“光”を素材とした“形を超える”存在を求め、透明な氷塊から放たれる“無垢な光を放つ”椅子を考案。自然が生み出す形のない“水”を主要素として作り上げる photo courtesy of 吉岡徳仁デザイン事務所
吉岡徳仁による「氷の椅子『Aqua Chair』」。ミラノデザインウィーク2025で発表された作品。“光”を素材とした“形を超える”存在を求め、透明な氷塊から放たれる“無垢な光を放つ”椅子を考案。自然が生み出す形のない“水”を主要素として作り上げる photo courtesy of 吉岡徳仁デザイン事務所
吉岡徳仁による「氷の椅子『Aqua Chair』」。ミラノデザインウィーク2025で発表された作品。“光”を素材とした“形を超える”存在を求め、透明な氷塊から放たれる“無垢な光を放つ”椅子を考案。自然が生み出す形のない“水”を主要素として作り上げる photo courtesy of 吉岡徳仁デザイン事務所

吉岡徳仁がデザインした「氷の椅子『Aqua Chair』」です。
ミラノデザインウィーク2025で発表された作品です。デザイナーは、“光”を素材とした“形を超える”存在を求め、透明な氷塊から放たれる“無垢な光を放つ”椅子を考案しました。自然が生み出す形のない“水”を主要素として作り上げられました。会期は終了しています

これまで、ガラスなどの透明な素材で「光」を表現してきました。
透明な素材は、輝きを放つ、「光」に一番近い素材だからです。
「光」を素材に、形を超える作品を生み出したいと思っています。

デザイナーによるテキストより

人体を支えるために、水を結晶化させることで、氷で作られた自然構造の椅子を生み出すことを考えました。
レンズ効果のある曲面で構成される形状は、光を屈折させ、氷塊から光が放たれるようにデザインされています。
透明な氷塊から放たれる、無垢な光を放つ作品を生み出したかったのです。
氷が時間と共に変化し、自然現象が作品を完成させます。

デザイナーによるテキストより

水の椅子「Aqua Chair」からは、無垢なる光が放たれます。
この作品が光を表現することで、自然の美しさとエネルギー、そして自然の大切さを改めて考えるきっかけになればと思っています。

デザイナーによるテキストより
OMA / 重松象平による、ルイ・ヴィトンのインスタレーション。大阪・関西万博のフランス館の中での計画。“愛の讃歌”というテーマの中で、ブランドの伝統的な匠の技を体験できる空間を志向。製品のトランクを用いて積層や構成で展示スペースやオブジェを作り出す
OMA / 重松象平による、ルイ・ヴィトンのインスタレーション。大阪・関西万博のフランス館の中での計画。“愛の讃歌”というテーマの中で、ブランドの伝統的な匠の技を体験できる空間を志向。製品のトランクを用いて積層や構成で展示スペースやオブジェを作り出す photography by Marco Cappelletti, Courtesy of Louis Vuitton
OMA / 重松象平による、ルイ・ヴィトンのインスタレーション。大阪・関西万博のフランス館の中での計画。“愛の讃歌”というテーマの中で、ブランドの伝統的な匠の技を体験できる空間を志向。製品のトランクを用いて積層や構成で展示スペースやオブジェを作り出す photography by Marco Cappelletti, Courtesy of Louis Vuitton
OMA / 重松象平による、ルイ・ヴィトンのインスタレーション。大阪・関西万博のフランス館の中での計画。“愛の讃歌”というテーマの中で、ブランドの伝統的な匠の技を体験できる空間を志向。製品のトランクを用いて積層や構成で展示スペースやオブジェを作り出す photography by Marco Cappelletti, Courtesy of Louis Vuitton
OMA / 重松象平による、ルイ・ヴィトンのインスタレーション。大阪・関西万博のフランス館の中での計画。“愛の讃歌”というテーマの中で、ブランドの伝統的な匠の技を体験できる空間を志向。製品のトランクを用いて積層や構成で展示スペースやオブジェを作り出す photography by Marco Cappelletti, Courtesy of Louis Vuitton

OMA / 重松象平による、ルイ・ヴィトンのインスタレーションです。
大阪・関西万博のフランス館の中での計画です。建築家は、“愛の讃歌”というテーマの中で、ブランドの伝統的な匠の技を体験できる空間を志向しました。そして、製品のトランクを用いて積層や構成で展示スペースやオブジェを作り出しました。


OMA / 重松象平デザインによるルイ・ヴィトンのインスタレーションが、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のフランス館で公開

2025年大阪・関西万博のフランス館では、OMAがデザインしたルイ・ヴィトンに捧げられた二つの部屋が展示されています。パートナーの重松象平とプロジェクトリーダーのジェシー・カタラーノが主導するこのインスタレーションは、パヴィリオンのテーマ「愛の讃歌」という大きな文脈の中で、ルイ・ヴィトンの伝統的な匠の技を体験できる二つの展示を紹介しています。

「愛の賛歌」は、ロダンの手の彫刻によって象徴される5つの賛歌を織り交ぜています。カテドラル(統合する手)は、ルイ・ヴィトンの伝統的な匠の技への賛歌、そして職人技と常に進化し続ける創造性との永続的なつながりを象徴する存在となっています。

OMAパートナーの重松象平は述べています。「ルイ・ヴィトンの伝統的な匠の技は、時代を超えた伝統と絶え間ない革新の絶妙なバランスです。この二面性を体現するために、私たちはひとつのモジュール、トランクを用いて対照的な二つの空間を創り出しました。ひとつは、開いたトランクを積み重ねて作られた環境であり、もうひとつは、トランクだけで構成された球体をひとつのオブジェとして提示しています。結びつけられた2つの異なる体験は、伝統と変革、アーカイブとアートワーク、図書館と劇場、光と影を対比させています。クラフトマンシップと革新という共通の価値観を持つフランスと日本、二つの文化の対話を広げることに貢献できることを嬉しく思います」

最初の部屋はクラフトのライブラリーであり、ルイ・ヴィトンの技芸の背後にある歴史と「ノウハウ」を保存と共有するだけでなく、その多様性を即座に伝えることを目的としています。創業以来進化を続けてきたルイ・ヴィトンを象徴するクリエーションである84個のワードローブ・トランクが、床から天井まで無限に積み上げられ、部屋全体を包み込んでいます。トランクを開くと、職人や工芸家の映像を展示するために設計されたさまざまな内部構成が現れます。また、IRCAMによって再構成された、メゾンの歴史あるアニエール工房の音風景が現代的な音響の層を加えています。内部から照らされたトランクの積み重ねは、ランタンのように部屋を温かい光で満たします。そして、トランクは入り口の方向に大きく開かれ、空間を進むにつれて徐々に閉じられていくという開放度のグラデーションが、次の部屋へと続く光から夜への繊細な移行を演出します。

伝統的で情報性のある「ライブラリー」空間とは対照的に、2つ目の部屋は旅の精神に捧げられた、現代的でパフォーマティブな空間です。90個のクーリエ・ロジーヌトランクが組み合わされて巨大な球体を形成し、万博でおなじみの象徴を再解釈しています。直径6.6メートル、13トンのこの球体は白いモノグラム・トランクで構成されており、真鍋大度による映像インスタレーションのための空白のキャンバスとなっています。二層吹き抜けの空間を満たすこの球体はモーターで駆動され、回転しながら上下に動き、没入型アートワークと同期しています。これらのインスタレーションは、対比と融合のリズムを生み出し、伝統的な匠の技という唯一無二の精神と、過去と未来を同時に見つめることで生まれるダイナミズムを体験するための2つの視点を提供します。

コンラン卿の展覧会「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」の入場チケットをプレゼント。福岡市美術館で開催。生活空間から社会までを視野に入れて“デザインによる変革”に取り組んだ人物。300点以上の作品や資料などを通して実像に迫る
コンラン卿の展覧会「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」の入場チケットをプレゼント。福岡市美術館で開催。生活空間から社会までを視野に入れて“デザインによる変革”に取り組んだ人物。300点以上の作品や資料などを通して実像に迫る展覧会ポスター image courtesy of 福岡市美術館
コンラン卿の展覧会「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」の入場チケットをプレゼント。福岡市美術館で開催。生活空間から社会までを視野に入れて“デザインによる変革”に取り組んだ人物。300点以上の作品や資料などを通して実像に迫るバートン・コート自邸内の仕事部屋、2004年撮影 photo©David Garcia, Courtesy of the Conran family

コンラン卿の展覧会「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
福岡市美術館で開催されます。生活空間から社会までを視野に入れて“デザインによる変革”に取り組んだ人物。300点以上の作品や資料などを通して実像に迫る内容です。会期は、2025年4月19日~6月8日まで。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2025年4月14日(月)9時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

「Plain, Simple, Useful(無駄なくシンプルで機能的)」なデザインが生活の質を向上させると信じ、個人の生活空間から都市、社会までを広く視野に入れ、デザインによる変革に突き進んだサー・テレンス・コンラン(1931-2020)。本展は、イギリスの生活文化に大きな変化をもたらし、デザインブームの火付け役にもなったコンランの人物像に迫る展覧会です。

戦後まもなくテキスタイルや食器のパターン・デザイナーとして活動を始めたコンランは、1960年代、ホームスタイリングを提案する画期的なショップ「ハビタ」をチェーン化して成功を収め、起業家としての手腕を発揮します。そして、1970年代から展開した「ザ・コンランショップ」におけるセレクトショップの概念は、日本を含む世界のデザイン市場を激変させました。 このほか、家具などのプロダクト開発、廃れていたロンドンの倉庫街を一新させた都市の再開発、書籍の出版など、関わった事業は多岐にわたります。いっぽう、1950年代からレストラン事業にも乗り出し、高級レストランからカジュアルなカフェまで50店舗以上を手がけ、モダン・ブリティッシュと称される新しい料理スタイルをイギリスの食文化に定着させました。 長年あたためていたデザイン・ミュージアムの設立構想を1989年、世界に先駆け実現させたことも大きな功績のひとつです。

本展は、パターン・デザインした食器やテキスタイルなどの初期プロダクト、家具デザインのためのマケット、ショップやレストランのアイテム、発想の源でもあった愛用品、著書、写真、映像など300点以上の作品や資料に加え、彼から影響を受けた人々のインタビューを交えながらさまざまなコンラン像を浮かびあがらせます。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。

グラフィックデザイナーの菊地敦己による講演の動画。自身の展覧会「グラフィックデザインのある空間」に合わせて2025年1月に行われたもの。青木淳をはじめとする建築家との協働でも知られる

グラフィックデザイナーの菊地敦己による講演の動画です。自身の展覧会「グラフィックデザインのある空間」に合わせて2025年1月17日に行われたもの。青木淳をはじめとする建築家との協働でも知られる人物です。

グラフィックデザイナーの佐藤卓を特集したテレビ番組「Style2030 賢者の映す未来」の動画。2025年2月に放送されたもの 大阪高島屋での「ヒュッゲな暮らしをデザイン 北欧のあかり展」の入場チケットをプレゼント。北欧で誕生した約100点の名作照明器具とそのデザイナーを紹介。照明と家具をコーディネートし、あかりを体験できる場も用意
大阪高島屋での「ヒュッゲな暮らしをデザイン 北欧のあかり展」の入場チケットをプレゼント。北欧で誕生した約100点の名作照明器具とそのデザイナーを紹介。照明と家具をコーディネートし、あかりを体験できる場も用意グッド・シェパード教会 グッド・シェパード教会のペンダントランプ/ユハ・レイヴィスカ/2002 メーカー不詳 ©Kentauros Yasunaga

大阪高島屋での「ヒュッゲな暮らしをデザイン 北欧のあかり展」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
北欧で誕生した約100点の名作照明器具とそのデザイナーを紹介する内容です。また、照明と家具をコーディネートし、あかりを体験できる場も用意されます。会期は、2025年3月27日~2025年4月14日まで。展覧会の公式サイトはこちら
入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2025年3月17日(月)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

居心地の良い時間や空間を意味する「ヒュッゲ」というデンマークの言葉があります。
北欧の人々は、照明器具やキャンドルの「あかり」をうまく用いながら、「ヒュッゲな暮らし」を楽しんでいます。

本展覧会では、北欧の人々の住まいで使われているあかりや建築と調和しているあかり、そして北欧からどのようにして質の高い照明器具が生まれたのかを捉えながら、この100年の間に北欧で誕生した約100点の名作照明器具とそのデザイナーを4章に分けてご紹介します。また北欧のあかりを体験できる場や北欧のあかりと日本について考える場もご用意しました。

リリーステキストより

以下に、展示作品の写真なども掲載します。

MVRDVによる、タイ・バンコクでのインスタレーション「Mega Mat」。国のプラスチック廃棄を主題として制作。地域固有の敷物“スア”も参照して、処理方法の現状を色のグラデーションで表現する作品を考案。会期中は街の休憩場所としても機能し、終了後にはアップサイクルされる
MVRDVによる、タイ・バンコクでのインスタレーション「Mega Mat」。国のプラスチック廃棄を主題として制作。地域固有の敷物“スア”も参照して、処理方法の現状を色のグラデーションで表現する作品を考案。会期中は街の休憩場所としても機能し、終了後にはアップサイクルされる photo©Depth of Field
MVRDVによる、タイ・バンコクでのインスタレーション「Mega Mat」。国のプラスチック廃棄を主題として制作。地域固有の敷物“スア”も参照して、処理方法の現状を色のグラデーションで表現する作品を考案。会期中は街の休憩場所としても機能し、終了後にはアップサイクルされる photo©Depth of Field
MVRDVによる、タイ・バンコクでのインスタレーション「Mega Mat」。国のプラスチック廃棄を主題として制作。地域固有の敷物“スア”も参照して、処理方法の現状を色のグラデーションで表現する作品を考案。会期中は街の休憩場所としても機能し、終了後にはアップサイクルされる photo©Depth of Field
MVRDVによる、タイ・バンコクでのインスタレーション「Mega Mat」。国のプラスチック廃棄を主題として制作。地域固有の敷物“スア”も参照して、処理方法の現状を色のグラデーションで表現する作品を考案。会期中は街の休憩場所としても機能し、終了後にはアップサイクルされる photo©Depth of Field

MVRDVによる、タイ・バンコクでのインスタレーション「Mega Mat」です。
国のプラスチック廃棄を主題として制作されました。建築家は、地域固有の敷物“スア”も参照して、処理方法の現状を色のグラデーションで表現する作品を考案しました。また、会期中は街の休憩場所としても機能し、終了後にはアップサイクルされます。展示は、2025年2月23日まで。作品の公式ページはこちら


こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

インフォグラフィックとしてのパブリックスペース:MVRDVによるバンコク・デザイン・ウィークでの「Mega Mat」インスタレーションは、プラスチック廃棄物とリサイクルの物語を語る

MVRDVは、バンコク・デザイン・ウィークの中心で仮設のインスタレーションを完成させ、タイにおけるプラスチック廃棄物とリサイクルの物語を伝えるパブリックスペースを創り出しました。バンコク首都圏庁市庁舎の外にあるラン・コン・ムアン・タウン・スクエアに位置する「メガマット」は、500枚以上のリサイクルプラスチック製マットで作られたモジュール式の作品であり、リサイクルプラスチックを日常の物に活用する可能性を示しています。鮮やかな色はデザインウィークにエネルギーの爆発を付加し、メガマットをその周囲とつなげます。また、860㎡のインフォグラフィックでタイのプラスチック廃棄物処理についても表現しています。

タイは年間約200万トンのプラスチック廃棄物を排出しており、この問題は全国的な関心事となっています。産業界や政府がプラスチックの消費を削減し、リサイクルされる廃棄物の割合を増やすための政策や枠組みを導入しているためです。この国全体の勢いをさらに推進するために、MVRDVはバンコク・デザイン・ウィークへの貢献を通じて、リサイクルプラスチックが日常の製品に使用できる多用途な素材であることを称えることを求めました。

メガマットは、タイの家庭で何世代にもわたって座り続けられてきた、普遍的な家庭用品である「スア」またはマットの素材として、リサイクルプラスチックを使用しています。伝統的なタイの織物パターンで織られた合計532個のモジュールピースが組み合わさり、街全体のための特大の「スア」が形作られます。各モジュールは1.8メートル×0.9メートルの大きさで、バンコク・デザイン・ウィーク終了後は、このメガマットは解体され、個々のマットは第3の人生を歩むことになります。一部は地元の寺院に寄付され、また一部はヨガマットとして再利用され、また一部はバッグなどの製品にアップサイクルされます。

このメガマットの鮮やかな色はグラデーションを形成しており、国内におけるプラスチック廃棄物の現在の処理方法を示すインフォグラフィックの展示となっています。赤は不衛生な埋立地に送られる廃棄物の割合を示し、オレンジの色合いは、地面の汚染を防ぐためのバリアが設置された衛生的な埋立地に送られる割合を示します。黄色は回収されない廃棄物の割合を示し、最後に、中央の緑の色合いはリサイクルされるプラスチックの割合を示しています。同心円状に配置された色は、広場の裏手にある寺院、ワット・スタット・テープワララムのカラフルな屋根をイメージしたものです。

「世界中で、人々は自分が使用する物についてもっと考える必要があることを理解し、製品を相互につながった生態系の一部として捉えるようになってきています」MVRDVの創設者のヴィニー・マースは言います。「タイでは、この議論はすでに活発に進められています。私はそれを奨励します。また、我々のメガマットのデザインでは、リサイクル素材に重点を置くことで生まれる可能性を目にする機会として、それを称えたいとも考えていました。コンクリートに覆われたこの都市において、このマットは靴を脱ぎ、座ったり、寝転んだり、読書をしたり、遊んだりできる柔らかな空間を生み出しています」

21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「ラーメンどんぶり展」の入場チケットをプレゼント。デザインの視点で“ラーメン丼”をひもとく内容。40組の“アーティストラーメンどんぶり”に加えて歴史や産地なども紹介。石上純也、佐藤卓、深澤直人が手掛けたどんぶりも含まれる
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「ラーメンどんぶり展」の入場チケットをプレゼント。デザインの視点で“ラーメン丼”をひもとく内容。40組の“アーティストラーメンどんぶり”に加えて歴史や産地なども紹介。石上純也、佐藤卓、深澤直人が手掛けたどんぶりも含まれる佐藤 卓 どんぶり photo courtesy of 21_21 DESIGN SIGHT
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「ラーメンどんぶり展」の入場チケットをプレゼント。デザインの視点で“ラーメン丼”をひもとく内容。40組の“アーティストラーメンどんぶり”に加えて歴史や産地なども紹介。石上純也、佐藤卓、深澤直人が手掛けたどんぶりも含まれる服部一成 どんぶり photo courtesy of 21_21 DESIGN SIGHT

21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「ラーメンどんぶり展」の入場チケットをプレゼントいたします。
デザインの視点で“ラーメン丼”をひもとく内容です。40組の“アーティストラーメンどんぶり”に加えて歴史や産地なども紹介。40組の中には、石上純也、佐藤卓、深澤直人が手掛けたどんぶりも含まれています。会期は、2025年3月7日~2025年6月15日まで。展覧会の公式サイトはこちら
入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2025年3月17日(月)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

21_21 DESIGN SIGHTでは、2025年3月7日より企画展「ラーメンどんぶり展」を開催いたします。展覧会ディレクターには、グラフィックデザイナーの佐藤 卓と、ライターの橋本麻里を迎えます。

本展は佐藤と橋本が2012年から取り組んでいる美濃焼に関するプロジェクトのひとつである、「美濃のラーメンどんぶり展」をきっかけとしています。美濃焼は、岐阜県の東濃地方西部(多治見市、土岐市、瑞浪市)を中心とした地域でつくられる陶磁器の総称です。実は日本のラーメン丼の90%は美濃焼です。これまで、佐藤と橋本はラーメン丼を多様な視点から見ることで、1300年以上の歴史を持つ美濃焼の歴史や背景、つくり手たちの活動、そして日常食の器が私たちの生活にもたらす豊かさについて、伝えてきました。

本展では、プロジェクト開始から続く、さまざまなジャンルのデザイナーやアーティストらがラーメン丼とレンゲをデザインする「アーティストラーメンどんぶり」に新作10点を加えた、全40点のオリジナルラーメン丼を展示。プロジェクト初の試みとなる建築家・デザイナー3組の設計による「ラーメン屋台」も紹介します。また、身近な製品を「デザインの視点」で解剖し、その成り立ちを徹底して検証する試みである「デザインの解剖」の手法で迫る「ラーメンと器の解剖」、ラーメンの文化や歴史、器の産地である東濃地方の風土や環境、歴史についても紹介します。

ラーメンは、忙しい時に手軽に食べられる食べ物であるだけでなく、のんびりした休日に誰かと楽しむ食べ物として、さらに、旅行時の携帯食、非常時の保存食、宇宙食に至るまで、さまざまなシーンで食されています。生活にひとときの輝きとも呼べる時間をもたらしてくれる「ラーメン」を「器」からひもとくことにより、慣れ親しんだ日常の世界が、どのような要素で成り立ち、そこにどのように人やデザインが関わっているのかを発見し、その面白さを味わっていただく機会となれば幸いです。

リリーステキストより

以下に、展示作品の写真なども掲載します。

津川恵理の織物共同開発等、原瑠璃彦のリサーチ等による展覧会「庭と織物」。京都のHOSOO GALLERYが会場。1年を掛けて3Dスキャンした坪庭の点群データを元に開発した“西陣織”の展示。時間の変移から現れる“間のデータ”を翻訳し、見る角度などで色が多様に変化する“透明な織物”を作り上げる
津川恵理の織物共同開発等、原瑠璃彦のリサーチ等による展覧会「庭と織物」。京都のHOSOO GALLERYが会場。1年を掛けて3Dスキャンした坪庭の点群データを元に開発した“西陣織”の展示。時間の変移から現れる“間のデータ”を翻訳し、見る角度などで色が多様に変化する“透明な織物”を作り上げる織物のインスタレーション「かげのかげ The Shades of Shadows」 photo©Kotaro Tanaka
津川恵理の織物共同開発等、原瑠璃彦のリサーチ等による展覧会「庭と織物」。京都のHOSOO GALLERYが会場。1年を掛けて3Dスキャンした坪庭の点群データを元に開発した“西陣織”の展示。時間の変移から現れる“間のデータ”を翻訳し、見る角度などで色が多様に変化する“透明な織物”を作り上げる織物のインスタレーション「かげのかげ The Shades of Shadows」 photo©Kotaro Tanaka
津川恵理の織物共同開発等、原瑠璃彦のリサーチ等による展覧会「庭と織物」。京都のHOSOO GALLERYが会場。1年を掛けて3Dスキャンした坪庭の点群データを元に開発した“西陣織”の展示。時間の変移から現れる“間のデータ”を翻訳し、見る角度などで色が多様に変化する“透明な織物”を作り上げる織物のインスタレーション「かげのかげ The Shades of Shadows」 photo©Kotaro Tanaka
津川恵理の織物共同開発等、原瑠璃彦のリサーチ等による展覧会「庭と織物」。京都のHOSOO GALLERYが会場。1年を掛けて3Dスキャンした坪庭の点群データを元に開発した“西陣織”の展示。時間の変移から現れる“間のデータ”を翻訳し、見る角度などで色が多様に変化する“透明な織物”を作り上げる織物のインスタレーション「かげのかげ The Shades of Shadows」 photo©Kotaro Tanaka

津川恵理 / ALTEMYの織物共同開発と空間構成、原瑠璃彦 / Garden Archives Projectのリサーチと企画による、京都での展覧会「庭と織物――The Shades of Shadows」です。(詳細なクレジットは末尾に掲載しています)
京都のHOSOO GALLERYが会場となっています。1年を掛けて3Dスキャンした坪庭の点群データを元に開発した“西陣織”の展示です。建築家たちは、時間の変移から現れる“間のデータ”を翻訳し、見る角度などで色が多様に変化する“透明な織物”を作り上げました。展覧会の公式ページはこちら。会期は2025年3月16日まで。

庭と織物と建築は、どこか共通点がある。
そんな期待をもって、約3年前にHOUSE of HOSOOを初めて訪れた。

西陣織を深く知るため技術や工房を拝見し、一通り工程を理解したのちに、小さなルーペで織物の中を覗き込んだ。織物の表面から感じられる繊細な模様や微細な凹凸は西陣織のごく一部であり、織物の内部にある立体的な世界こそが西陣織の本質のように感じた。
二次元だと捉えていた織物が頭の中で立体化され立ち上がった。その瞬間、織物が建築的に感じられ、内部に潜む西陣織の構造をそのままあぶり出すような織物がつくれないかと思った。
その時のイメージが、「The Shades of Shadows」の原点である。

建築家によるテキストより

HOUSE of HOSOOの坪庭を12ヶ月かけて3Dスキャンした点群データを西陣織にどう翻訳するか、またHOSOO GALLERYにどう構成するかを考えた。今、目の前にある物質を見るのではなく、常に動き続ける四季折々の変化を受けとめ、揺れ動く時間の中で状況を眺めるのが庭である。織物でもそのような状況をつくることができないだろうか。

建築家によるテキストより

物質的に織物を扱うよりは、織物が媒介者となって、時間の変化や身体の動きという動的な状況で初めて現象が浮かび上がる織物を考えた。つまり、織物の周りにどのように身体を置くかによって見える現象が変化し、人の動きに伴って織物の様相が変化するような、まるで庭のように、時間を取り込んだ状況を表現したかった。
また、庭というのは人為と自然の間の絶妙なバランスにより成り立っている。HOSOOの何代にもつづく職人による手仕事と環境的な現象を、絶妙なバランスにより織物に織り込むことを考えた。

12ヶ月分の坪庭の点群データを観察すると、実際には庭で認知することのできない「間のデータ」というのが見えてくる。12個のデータをデジタル空間の中で重ね合わせることで、各月や各季節の変移だけを抽出し、認識することができた。“動き続ける庭”の動的な部分だけに注目し、その「間のデータ」を織物に翻訳していった。

今回、織物には2021年にHOSOO GALLERYで展示された「Ambient Weaving」にも使用された光弾性の仕組みをつかい、織物の周りの動的な状況によって意匠が変化することを試みている。光弾性とは、外力を受けて変形した柔らかな弾性体(透明フィルム)が複屈折することで、多様な色が出てくる仕組みである。また、見る角度によっても色が変化する。

建築家によるテキストより
日本橋高島屋での「ヒュッゲな暮らしをデザイン 北欧のあかり展」の入場チケットをプレゼント。北欧で誕生した約100点の名作照明器具とそのデザイナーを紹介。照明と家具をコーディネートし、あかりを体験できる場も用意
日本橋高島屋での「ヒュッゲな暮らしをデザイン 北欧のあかり展」の入場チケットをプレゼント。北欧で誕生した約100点の名作照明器具とそのデザイナーを紹介。照明と家具をコーディネートし、あかりを体験できる場も用意グッド・シェパード教会 グッド・シェパード教会のペンダントランプ/ユハ・レイヴィスカ/2004 メーカー不詳 ©Kentauros Yasunaga

日本橋高島屋での「ヒュッゲな暮らしをデザイン 北欧のあかり展」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
北欧で誕生した約100点の名作照明器具とそのデザイナーを紹介する内容です。また、照明と家具をコーディネートし、あかりを体験できる場も用意されます。会期は、2025年3月5日~2025年3月24日まで。展覧会の公式サイトはこちら
入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2025年2月25日(火)9時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

居心地の良い時間や空間を意味する「ヒュッゲ」というデンマークの言葉があります。
北欧の人々は、照明器具やキャンドルの「あかり」をうまく用いながら、「ヒュッゲな暮らし」を楽しんでいます。

本展覧会では、北欧の人々の住まいで使われているあかりや建築と調和しているあかり、そして北欧からどのようにして質の高い照明器具が生まれたのかを捉えながら、この100年の間に北欧で誕生した約100点の名作照明器具とそのデザイナーを4章に分けてご紹介します。また北欧のあかりを体験できる場や北欧のあかりと日本について考える場もご用意しました。

リリーステキストより

以下に、展示作品の写真なども掲載します。

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