スタジオ・ムンバイのビジョイ・ジェインによる、カルティエ現代美術財団での建築展「Breath of an Architect」です。
“人間と自然の関係に対する深い関心”を反映した作品をつくる建築家の展覧会です。光と影、明るさと重力、土、石、水等を組み合わせて感覚的な体験を構成しています。会期は2024年4月21日まで。展覧会の公式サイトはこちら。
2023年12月9日から2024年4月21日まで、カルティエ現代美術財団は、インドのスタジオ・ムンバイの創設者である建築家ビジョイ・ジェインが同財団のために特別に制作した展覧会「Breath of an Architect」を開催します。ビジョイ・ジェインの作品には、人間と自然の関係に対する深い関心が反映されており、そこでは時間とジェスチャーが不可欠な要素となっています。ビジョイ・ジェインは、アート、建築、マテリアルのつながりを探求し、ジャン・ヌーヴェルの象徴的な建物と対話しながら、カルティエ財団で回想と瞑想の空間を提供します。
建築家の息吹(Breath of an Architect)
ビジョイ・ジェインは、展覧会を身体的、感情的な体験として思い描いています。「Breath of an Architect」は、呼吸をし、静寂の中をさまよい、沈黙を再発見することへの誘いである。「静寂には音があり、私たちは自分の中でその共鳴を聞く。この音はすべての生きとし生けるものをつなぐものであり、生命の息吹です。それは私たち全員の中で同期しています。静寂、時間、空間は永遠であり、水、空気、光もまた我々の構成要素です。この豊富な感覚現象、夢、記憶、想像力、感情、直感は、私たちの目尻、足の裏、耳たぶ、声の音色、呼吸のささやき、手のひらに埋め込まれた経験のプールから生まれています」
石上の主なプロジェクトには、神奈川工科大学KAIT工房(厚木、日本、2008年)、コペンハーゲンのHouse of Peace(2014年)、山東省の谷の教会(中国、2016年)、ボタニカルガーデンアートビオトープ「水庭」(栃木、日本、2018年)、サーペンタイン・パヴィリオン(ロンドン、2019年)などがあります。
(原文)
Held in celebration of the opening of the “Symbiosis: Living Island” exhibition at JAPAN HOUSE Los Angeles, this event presented the opportunity for guests to gain insight into the background of the exhibition and its concept, as well as its meaning for the future relationship of art & architecture in Japan and across the globe.
This talk program featured the exhibition’s curators: Yuko Hasegawa, Director of the 21st Century Museum of Contemporary Art in Kanazawa and Artistic Director of the Inujima “Art House Project,” and Kazuyo Sejima, internationally renowned architect, founding member of the SANAA office and winner of the Pritzker Architecture Prize in 2010.