
SHARE 世田谷美術館での「横尾忠則 連画の河」の入場チケットをプレゼント。和歌を複数人で分担して詠みあう“連歌”と似て非なる、昨日の自作を他人の絵のように眺めて制作した“連画”の作品を公開。新作油彩画約60点に加え関連作品やスケッチ等も展示
- 日程
- 2025年4月26日(土)–6月22日(日)

世田谷美術館での「横尾忠則 連画の河」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
和歌を複数人で分担して詠みあう“連歌”と似て非なる、昨日の自作を他人の絵のように眺めて制作した“連画”の作品を公開します。新作油彩画約60点に加え関連作品やスケッチ等も展示されます。会期は、2025年4月26日~2025年6月22日まで。展覧会の公式ページはこちら。
入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2025年4月11日(金)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。
様々な手法と様式を駆使し、多岐にわたるテーマの絵画を生み出し続ける破格の画家・横尾忠則(1936-)。1972年のニューヨーク近代美術館での個展開催など、早くから国際的な知名度を得てきた作家ですが、近年ではその息の長い驚異的な創造力が注目を集めています。
2023年春、からだの衰えに淡々と応じつつ、テーマも決めずに大きなキャンバスに向かううち、横尾の「連歌」ならぬ「連画」制作が始まりました。和歌の上の句と下の句を複数人で分担して詠みあうのが連歌ですが、横尾は昨日の自作を他人の絵のように眺め、そこから今日の筆が導かれるままに描き、明日の自分=新たな他者に託して、思いもよらぬ世界がひらけるのを楽しんでいました。
「連画」は、気づけば川の流れのなかにありました。遠い昔に郷里の川辺で同級生たちと撮った記念写真。そのイメージを起点に、横尾の筆は日々運ばれます。水は横尾の作品の重要なモチーフの一つですが、いま、その絵画世界は悠々とした大河となり、観客の前に現れるのです。さまざまなイメージが現れては消え、誰も見たことがないのになぜか懐かしくもある光景――生も死も等しく飲みこんで、「連画の河」は流れます。
150号を中心とする新作油彩画約60点に、関連作品やスケッチ等も加え、88歳の横尾忠則の現在をご紹介します。
「絵は、本当にわかりません。絵のほうが僕をどこかに連れていく。僕は、ただ描かされる。そのうち、こんなん出ましたんやけど、となる」
―横尾忠則(2023年6月)
以下に、詳細な情報を掲載します。