〝建築と社会の関係を視覚化する〟メディア。

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『観察の練習』などでも知られるコグニティブデザイナーの菅俊一の講義「行動や判断の手がかりはデザインが可能なのか?」の動画

54.13 『観察の練習』などでも知られるコグニティブデザイナーの菅俊一の講義「行動や判断の手がかりはデザインが可能なのか?」の動画

著書の『観察の練習』や『行動経済学まんが ヘンテコノミクス』などでも知られるコグニティブデザイナーの菅俊一の講義「行動や判断の手がかりはデザインが可能なのか?」の動画です。東京ミッドタウン・デザインハブ第94回企画展「Tama Design University」として行ったものです。

「我々は新しい世界をどうデザインできるのか?」
2000年代になって、デザインは急速に社会に浸透していきました。
ソーシャルデザイン、コミュニティーデザイン、デザイン思考、インクルーシブデザインのように、その対象はかたちあるものだけではなく、関係や考え方、社会的な制度までに及んでいます。
我々は今、環境をはじめとした様々な課題や、テクノロジーによる急減な変化と向き合っています。
その状況の中でどうデザインするかの前に、何をデザインしていくべきなのかを問い直していくことが重要ではと考えました。
多摩美術大学は、自らの枠にとどまらず、第一線で活躍されている研究者、実務家をお招きして、これから重要と思われるデザインについて伝え、共に考えるための場をつくることにしました。
デザイナーはもちろん、研究者、今までデザインに触れてこなかった方々まで、誰もが参加できる期間限定のヴァーチャル大学
“Tama Design University”を東京ミッドタウン・デザインハブに開校します。

乾久美子が、自身が手掛けた「延岡駅周辺整備プロジェクト」について語っている動画。カナダ建築センターが制作したもので、検討模型や建築の様子も紹介

538.97 乾久美子が、自身が手掛けた「延岡駅周辺整備プロジェクト」について語っている動画。カナダ建築センターが制作したもので、検討模型や建築の様子も紹介

乾久美子が、自身が手掛けた「延岡駅周辺整備プロジェクト」について語っている動画です。カナダ建築センターが制作したもので、検討模型や建築の様子も紹介されている約10分の動画です。

【シリーズ・建築思索360°】第4回 長坂常が語る“武蔵野美術大学16号館”と“建築思索”

12,955.01 【シリーズ・建築思索360°】第4回 長坂常が語る“武蔵野美術大学16号館”と“建築思索”

【シリーズ・建築思索360°】第4回 長坂常が語る“武蔵野美術大学16号館”と“建築思索”

「建築思索360°」は「360度カメラ RICOH THETA(リコーシータ)」と建築ウェブメディア「architecturephoto®」のコラボレーションによる特別連載企画です。現代社会のなかで、建築家として様々な試行錯誤を行い印象的な作品をつくる4組の建築家に、その作品と背景にある思索についてインタビューを行い、同時に建築・建設業界で新しいツールとして注目されているRICOH THETA活用の可能性についてもお聞きしました。さらに建築作品をRICOH THETA を用いた360度空間のバーチャルツアー「RICOH360 Tours」でもご紹介します。


建築家・デザイナーの長坂常率いるスキーマ建築計画が内装設計を担当した「武蔵野美術大学16号館」は、利用者である学生自身が作業スペースをつくり出す、長坂曰く「自走する建築」。その空間は、プラスターボードや足場用単管など剥き出しの素材が特徴的であり、学生たちが自然とものをつくりたくなる創作意欲を引き出す空間だ。この作品と、出世作ともいえる「Sayama Flat」を中心に紹介しつつ、長坂が考えるデザインと言葉の重要な関係についても語ってもらった。

※このインタビューは感染症予防の対策に配慮しながら実施・収録されました。


「自走する建築」=「武蔵野美術大学16号館」

以下の写真はクリックで拡大します

【シリーズ・建築思索360°】第4回 長坂常が語る“武蔵野美術大学16号館”と“建築思索”「武蔵野美術大学16号館」(設計:長坂常/スキーマ建築計画、2020年)外観。素地のサイディングにクリア塗装している。 photo©長谷川健太


360度カメラRICOH THETA Z1で撮影・現像した画像データを埋め込み表示した、RICOH360 Toursの「武蔵野美術大学16号館」バーチャルツアー。画像内の矢印をタップすることで、空間を移動することができます。

──2021年3月に竣工した「武蔵野美術大学16号館」(以下「ムサビ16号館」)のコンセプトイメージについて長坂さんは「半建築」、「自走する建築」と説明されています。改めてこの建築について紹介していただけますでしょうか。

長坂:「ムサビ16号館」は、武蔵野美術大学の工芸工業デザイン学科と大学院造形構想研究科の学生の一部が、木材や金属を加工する作業場やデジタル作業を行う工房としてつくられた校舎です。

そもそもは将来のキャンパス計画までのつなぎとして使われる、言うなれば仮校舎の計画です。ただこれまでも仮校舎が20年ぐらい使われることがよくあったらしく、ならばローコストながらきちんとつくろうということで、プレハブメーカーの大和リースが建築本体を設計施工し、我われは内装設計とサインなどのデザイン監修を担当しました。

【シリーズ・建築思索360°】第4回 長坂常が語る“武蔵野美術大学16号館”と“建築思索”建築家の長坂常。 photo©大原宗

長坂:設計にあたって、まず既存の校舎を訪れ、雑然とした中で自分のアジトをつくっている様子が面白く印象に残りました。そこから自分の学生時代を思い出しました。当時うわべのデザインはいいから自分のつくったものが一番かっこよく見える、そしてつくりやすい場所を欲していたんです。そこで、学生たちが自分でつくる校舎という意味で「半建築」、「自走する建築」というイメージに辿り着きました。

具体的には、平面に設定したグリッド上に天井から穴のあいたレースウェイを吊り、その穴に先端を差し込んで立てる、足場用単管を転用したポールを用意しました。ポール同士の間にDIYで合板のパネルをはめれば壁になります。

レースウェイには配線ダクトを併走させ、個別にオンオフ可能なスマートライトや移動可能なリールコンセントを取り付けることによって、目的にあった空間の増減が簡単にできます。

他にもハンドリフターで移動できる棚やロッカー、つくり替えと積み重ねが可能な作業台など、学生たちが主体的に作業スペースをつくれる仕組みを用意しました。

これらのアイデアは、よく行っていたパリで見た光景がもとになっています。
というのも、パリが歴史的な建物に一切触れずに都市に豊かなアクティビティを生んでいるのが不思議で、観察したことがあるんです。すると、ベンチをハンドリフターで自由に動かしたり、マルシェのテント用ポールを立てる穴をあらかじめ地面に開けたりしていることに気付きました。

宮川清志 / SESNによる、東京・中央区の「MOONRAKERS 東京日本橋ショールーム」。ショールーム特有の商品数を大量確保する要件を、“可動ラック兼ストック”の考案によって解決、更に空の状態でもブランドコンセプトを体現すべく素材の組み合わせも考慮

378.91 宮川清志 / SESNによる、東京・中央区の「MOONRAKERS 東京日本橋ショールーム」。ショールーム特有の商品数を大量確保する要件を、“可動ラック兼ストック”の考案によって解決、更に空の状態でもブランドコンセプトを体現すべく素材の組み合わせも考慮

宮川清志 / SESNによる、東京・中央区の「MOONRAKERS 東京日本橋ショールーム」。ショールーム特有の商品数を大量確保する要件を、“可動ラック兼ストック”の考案によって解決、更に空の状態でもブランドコンセプトを体現すべく素材の組み合わせも考慮 photo©長谷川健太
宮川清志 / SESNによる、東京・中央区の「MOONRAKERS 東京日本橋ショールーム」。ショールーム特有の商品数を大量確保する要件を、“可動ラック兼ストック”の考案によって解決、更に空の状態でもブランドコンセプトを体現すべく素材の組み合わせも考慮 photo©長谷川健太
宮川清志 / SESNによる、東京・中央区の「MOONRAKERS 東京日本橋ショールーム」。ショールーム特有の商品数を大量確保する要件を、“可動ラック兼ストック”の考案によって解決、更に空の状態でもブランドコンセプトを体現すべく素材の組み合わせも考慮 photo©長谷川健太

宮川清志 / SESNが設計した、東京・中央区の「MOONRAKERS 東京日本橋ショールーム」です。ショールーム特有の商品数を大量確保する要件を、“可動ラック兼ストック”の考案によって解決、更に空の状態でもブランドコンセプトを体現すべく素材の組み合わせも考慮されました。施設の公式サイトはこちら

中央区日本橋にあるアパレルブランド、MOONRAKERSのショールームデザイン。

ショールーム特有のサイズやカラーバリエーションなど在庫を含めた商品数を大量に確保するという、通常の商品陳列とストックで分けるアパレルショップとは異なる要件からスタートした。

建築家によるテキストより

大量の商品数を確保するために旗竿の敷地を左右に分け、半分を可動ラック兼ストックとし、半分を商品陳列と動線空間とすることで奥行きを生かした計画とした。可動ラックをストック兼用とすることで大量の商品数を確保することが可能になり、ラックを引き出せば商品のサイズやカラーバリエーションが確認できるように収納とショールームに求められる必要な機能を実現した。


建築家によるテキストより

ショールームがクローズしているときは可動ラックを引き出しておくことでラック自体がショップのウィンドウディスプレイの役割を果たすように計画。同時にエンプティな状態でもブランドコンセプトである「Technology & Craftmanship」を体現できるように素材には既製のスチールラックと籐、側溝蓋と真鍮、左官と無機質な照明など、質感も背景も異なるものを組み合わせ、単なる対比ではない、調和をもたせることでこれまでにない使い方や、発見と気付きをもたせている。

建築家によるテキストより
SN Design Architects / 佐野剛史による、静岡・藤枝市の住宅「瀬戸新屋の家」。緑豊かな庭と繋がる開放的な住まいという要望を、アプローチや駐車スペースを全て庭の一部として扱い、前後二つの庭をつなぐ“通り土間”を建物内に設けることで実現

458.94 SN Design Architects / 佐野剛史による、静岡・藤枝市の住宅「瀬戸新屋の家」。緑豊かな庭と繋がる開放的な住まいという要望を、アプローチや駐車スペースを全て庭の一部として扱い、前後二つの庭をつなぐ“通り土間”を建物内に設けることで実現

SN Design Architects / 佐野剛史による、静岡・藤枝市の住宅「瀬戸新屋の家」。緑豊かな庭と繋がる開放的な住まいという要望を、アプローチや駐車スペースを全て庭の一部として扱い、前後二つの庭をつなぐ“通り土間”を建物内に設けることで実現 photo©中川敦玲
SN Design Architects / 佐野剛史による、静岡・藤枝市の住宅「瀬戸新屋の家」。緑豊かな庭と繋がる開放的な住まいという要望を、アプローチや駐車スペースを全て庭の一部として扱い、前後二つの庭をつなぐ“通り土間”を建物内に設けることで実現 photo©中川敦玲
SN Design Architects / 佐野剛史による、静岡・藤枝市の住宅「瀬戸新屋の家」。緑豊かな庭と繋がる開放的な住まいという要望を、アプローチや駐車スペースを全て庭の一部として扱い、前後二つの庭をつなぐ“通り土間”を建物内に設けることで実現 photo©中川敦玲

SN Design Architects / 佐野剛史が設計した、静岡・藤枝市の住宅「瀬戸新屋の家」です。緑豊かな庭と繋がる開放的な住まいという要望を、アプローチや駐車スペースを全て庭の一部として扱い、前後二つの庭をつなぐ“通り土間”を建物内に設けることで実現しています。

本計画は、静岡県藤枝市内の閑静な住宅地に計画した夫婦二人の住まいである。

建築主の希望は、緑豊かな庭と開放的な繋がりを持つ住宅であった。

建築家によるテキストより

敷地は、南側道路面よりも約1.3m程度小高い地盤面となっており横並びの隣接地も同様の状況となっていた。近隣住宅は、土留め壁を設け道路レベルへ駐車スペースを確保し、一段上がった地盤面へ住居を建てて幾分の庭を設けるという形になっており、基壇の性質上街とは切り離されていてある意味閉鎖的な印象を受けた。

建築家によるテキストより

近隣と同様に駐車スペースと基壇擁壁、アプローチ及び建物をそれぞれ単体としてレイアウトしてしまうと、建築主の希望を意味する開放的な繋がりを確保することが難しいと感じた。そこで、アプローチや駐車スペースは全て庭の一部と捉え、土留め壁の様な基壇構造はあえて設けず地盤を開放したかのような緩やかな傾斜とすることで、街との接続を試みた。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 大阪を拠点に活動している設計事務所「株式会社TOFU」が、設計スタッフ(正社員・パートタイマー・アルバイト)を募集中

ap job 【ap job更新】 大阪を拠点に活動している設計事務所「株式会社TOFU」が、設計スタッフ(正社員・パートタイマー・アルバイト)を募集中

【ap job更新】 大阪を拠点に活動している設計事務所「株式会社TOFU」が、設計スタッフ(正社員・パートタイマー・アルバイト)を募集中
【ap job更新】 大阪を拠点に活動している設計事務所「株式会社TOFU」が、設計スタッフ(正社員・パートタイマー・アルバイト)を募集中酒蔵セミナー棟

大阪を拠点に活動している設計事務所「株式会社TOFU」の、設計スタッフ(正社員・パートタイマー・アルバイト)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

株式会社TOFUは設計スタッフを募集いたします。

株式会社TOFUは大阪を拠点に活動している設計事務所です。
住宅は勿論、店舗や共同住宅、酒蔵や幼保施設等、ジャンルにとらわれず、大小様々な仕事にトライアルしてきました。
建築やデザインを通して常に社会と繋がっていたいと考えており、今後も幅広い用途に対して、チームで対応できる事務所を目指していきます。

実務経験があり、実施図面のかける人。
人が好き、建築が好き、好奇心旺盛な人。
謙虚で爽やかな人、躊躇なくコンタクトください。

中村拓志による、住宅作品を中心とした講演「祈りの庭と建築」の動画。JIAの主催で2021年11年に開催されたもの

0.00 中村拓志による、住宅作品を中心とした講演「祈りの庭と建築」の動画。JIAの主催で2021年11年に開催されたもの

中村拓志による、住宅作品を中心とした講演「祈りの庭と建築」の動画です。JIAの主催で2021年11年に開催されたもの。

講師:中村拓志(なかむらひろし)/建築家・NAP 建築設計事務所代表

プロフィール:
1974 年東京生まれ。鎌倉と金沢で少年時代を過ごす。1999 年明治大学大学院建築学修士を修めた後、隈研吾建築都市設計事務所を経て 2002 年 NAP 建築設計事務所設立。自然現象や人々のふるまい、心の動きに寄りそう「微視的設計」による、「建築・自然・身体」の有機的関係の構築を信条としている。そしてそれらが地域の歴史や文化、産業、素材等に基づいた「そこにしかない建築」と協奏することを目指している。

五十嵐敏恭 / STUDIO COCHI ARCHITECTSによる、沖縄・南城市の住宅「玉城の家」。沖縄の住宅の均質化を実感する設計者は、内外が連続し開放的で風の抜ける影の空間をつくることで、地域の伝統と精神性を現代的に解釈し再構築した“沖縄の現代建築”を目指す

216.52 五十嵐敏恭 / STUDIO COCHI ARCHITECTSによる、沖縄・南城市の住宅「玉城の家」。沖縄の住宅の均質化を実感する設計者は、内外が連続し開放的で風の抜ける影の空間をつくることで、地域の伝統と精神性を現代的に解釈し再構築した“沖縄の現代建築”を目指す

五十嵐敏恭 / STUDIO COCHI ARCHITECTSによる、沖縄・南城市の住宅「玉城の家」。沖縄の住宅の均質化を実感する設計者は、内外が連続し開放的で風の抜ける影の空間をつくることで、地域の伝統と精神性を現代的に解釈し再構築した“沖縄の現代建築”を目指す photo©神宮巨樹
五十嵐敏恭 / STUDIO COCHI ARCHITECTSによる、沖縄・南城市の住宅「玉城の家」。沖縄の住宅の均質化を実感する設計者は、内外が連続し開放的で風の抜ける影の空間をつくることで、地域の伝統と精神性を現代的に解釈し再構築した“沖縄の現代建築”を目指す photo©神宮巨樹
五十嵐敏恭 / STUDIO COCHI ARCHITECTSによる、沖縄・南城市の住宅「玉城の家」。沖縄の住宅の均質化を実感する設計者は、内外が連続し開放的で風の抜ける影の空間をつくることで、地域の伝統と精神性を現代的に解釈し再構築した“沖縄の現代建築”を目指す photo©神宮巨樹
五十嵐敏恭 / STUDIO COCHI ARCHITECTSによる、沖縄・南城市の住宅「玉城の家」。沖縄の住宅の均質化を実感する設計者は、内外が連続し開放的で風の抜ける影の空間をつくることで、地域の伝統と精神性を現代的に解釈し再構築した“沖縄の現代建築”を目指す photo©神宮巨樹

五十嵐敏恭 / STUDIO COCHI ARCHITECTSが設計した、沖縄・南城市の住宅「玉城の家」です。沖縄の住宅の均質化を実感する設計者は、内外が連続し開放的で風の抜ける影の空間をつくることで、地域の伝統と精神性を現代的に解釈し再構築した“沖縄の現代建築”を目指しました。本記事では竣工写真に加え2021年夏の生活の様子が分かる写真も掲載します。

近年、沖縄も住宅の均質化が進み、何処の地方都市とも変わらない街並みが増え、辛うじて地域性を残しているのは植物と空、海くらいのように感じられる。住宅は、内地仕様の省エネ、高気密高断熱の価値観に流され、深い影と、風の通る開放的な空間は無くなり、住宅の周りをコンクリートで固め、小さい窓を閉じ、空調の効いた快適な室内空間の住宅に変わってきている。

建築家によるテキストより

省エネ、高気密高断熱も良いが、夏の盛り、外にいても風の抜ける庭の木陰は心地よく、この住宅でもそんな人間的な快適さを感じる空間を作りたいと考えた。

建築家によるテキストより

敷地は沖縄県本島南部の集落の外れにあり、山から続く傾斜地で、南側に海を一望できる周辺を緑に囲まれた場所にある。北側に山を削り造られた道路が通り、山から続く敷地は、道路より少し高くなっておりプライバシーの確保と山の記憶を残すため、土地の形状にはなるべく手を加えないよう配置計画を行なった。

建築家によるテキストより
プロダクトデザイナーの深澤直人が行った講義「日常に溶け込むデザインとは?」の動画

162.39 プロダクトデザイナーの深澤直人が行った講義「日常に溶け込むデザインとは?」の動画

プロダクトデザイナーの深澤直人が2021年12月1日行った講義「日常に溶け込むデザインとは?」の動画です。東京ミッドタウン・デザインハブ第94回企画展「Tama Design University」として行ったものです。

「我々は新しい世界をどうデザインできるのか?」
2000年代になって、デザインは急速に社会に浸透していきました。
ソーシャルデザイン、コミュニティーデザイン、デザイン思考、インクルーシブデザインのように、その対象はかたちあるものだけではなく、関係や考え方、社会的な制度までに及んでいます。
我々は今、環境をはじめとした様々な課題や、テクノロジーによる急減な変化と向き合っています。
その状況の中でどうデザインするかの前に、何をデザインしていくべきなのかを問い直していくことが重要ではと考えました。
多摩美術大学は、自らの枠にとどまらず、第一線で活躍されている研究者、実務家をお招きして、これから重要と思われるデザインについて伝え、共に考えるための場をつくることにしました。
デザイナーはもちろん、研究者、今までデザインに触れてこなかった方々まで、誰もが参加できる期間限定のヴァーチャル大学“Tama Design University”を東京ミッドタウン・デザインハブに開校します。

ムトカ建築事務所が完成させた、東京・馬喰町の、スタジオ・ラボラトリー“WOTA bldg.”のレビュー「リノベーション建築の作法がスケールの壁を越えた時に生まれるもの」

675.46 ムトカ建築事務所が完成させた、東京・馬喰町の、スタジオ・ラボラトリー“WOTA bldg.”のレビュー「リノベーション建築の作法がスケールの壁を越えた時に生まれるもの」

ムトカ建築事務所が完成させた、東京・馬喰町の、スタジオ・ラボラトリー“WOTA bldg.”のレビュー「リノベーション建築の作法がスケールの壁を越えた時に生まれるもの」1950年頃に銀行として使われていた面影を残すファサード。 photo©architecturephoto
ムトカ建築事務所が完成させた、東京・馬喰町の、スタジオ・ラボラトリー“WOTA bldg.”のレビュー「リノベーション建築の作法がスケールの壁を越えた時に生まれるもの」1階フロアの様子。中央の階段は既存に手を加えたもの。 photo©architecturephoto
ムトカ建築事務所が完成させた、東京・馬喰町の、スタジオ・ラボラトリー“WOTA bldg.”のレビュー「リノベーション建築の作法がスケールの壁を越えた時に生まれるもの」2階フロアの様子。上部の銀色の素材は断熱材。外気に面する部分を覆うと共に意匠性も兼ねる。 photo©architecturephoto
ムトカ建築事務所が完成させた、東京・馬喰町の、スタジオ・ラボラトリー“WOTA bldg.”のレビュー「リノベーション建築の作法がスケールの壁を越えた時に生まれるもの」3階フロアのカフェの様子。 photo©architecturephoto

村山徹+加藤亜矢子 / ムトカ建築事務所が設計した、東京・馬喰町の、スタジオ・ラボラトリー「WOTA bldg.」をレビューします。本作品は、リノベーション建築の作法がスケールの壁を越えた時に生まれるものを意識させる建築となっています。2010年代のリノベーションが建築作品となった時代を振り返りつつ本建築の意味を考え執筆しました。

以下、実際に訪問したアーキテクチャーフォトによるレビューです

ムトカ建築事務所が設計した、東京・馬喰町のスタジオ・ラボラトリー「WOTA bldg.」を訪れた。
小規模分散型水循環システムの研究開発・事業展開を行うWOTA株式会社の施設であり、旧銀行であった建物の一棟全てを改修した建築である。改修と書いたが本施設の延床面積は約1600㎡であり、フロアも3つある。つまり、改修として規模がかなり大きいのも特徴のひとつだ。

以下の写真はクリックで拡大します

ムトカ建築事務所が完成させた、東京・馬喰町の、スタジオ・ラボラトリー“WOTA bldg.”のレビュー「リノベーション建築の作法がスケールの壁を越えた時に生まれるもの」1950年頃に銀行として使われていた面影を残すファサード。 photo©architecturephoto
ムトカ建築事務所が完成させた、東京・馬喰町の、スタジオ・ラボラトリー“WOTA bldg.”のレビュー「リノベーション建築の作法がスケールの壁を越えた時に生まれるもの」ファサードを見上げる。 photo©architecturephoto
ムトカ建築事務所が完成させた、東京・馬喰町の、スタジオ・ラボラトリー“WOTA bldg.”のレビュー「リノベーション建築の作法がスケールの壁を越えた時に生まれるもの」エントランスを見る。 photo©architecturephoto

建物外観は、旧銀行の面影の多くを残しているのが印象に残った(開口部の新しいサッシはA工事で設置されたもので、ここはC工事を手掛けたムトカの設計によるものではないとの事だった)。内部に足を踏み入れると、広くガランとした空間であることが分かる。これはもちろん家具類が搬入される前の状態で見学したことによるところもあるのだが、その床面積の広さと天井高の高さによるところも大きいだろう。かなりの気積の空間なのだ。

【ap job更新】 株式会社アプルデザインワークショップ(APLdw)が、設計スタッフとアルバイトを急募中

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【ap job更新】 株式会社アプルデザインワークショップ(APLdw)が、設計スタッフとアルバイトを急募中
【ap job更新】 株式会社アプルデザインワークショップ(APLdw)が、設計スタッフとアルバイトを急募中前沢ガーデン 白花亭

株式会社アプルデザインワークショップ(APLdw)の、設計スタッフとアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

【急募】株式会社アプルデザインワークショップ(APLdw)では、設計スタッフおよびアルバイトを募集します。

私たちは、組織設立以来三十数年にわたり、教育施設や福祉施設を中心に、建築からインテリアまで幅広く設計に取り組んできました。また、工場やキャンパスなどのマスタープランなど広域計画も手がけています(当社のウエブサイトに主要な作品を掲載しています)。
我々が手がけた多くの設計プロジェクトは、権威ある建築賞を多数受賞するなど建築界から高い評価を得ています。また、依頼者にも高い満足をいただき継続的に発注を頂いています。

大野秀敏・江口英樹・山本真也

胡実建築設計事務所による、東京・町田市の住宅「丹沢山を眺める家」。木の塊から作品を作り出す施主への敬意を込め、外装に節材を使い様々なスケールで豊かな素材感を与える、木から削り出したようなヴォリュームの建築

162.39 胡実建築設計事務所による、東京・町田市の住宅「丹沢山を眺める家」。木の塊から作品を作り出す施主への敬意を込め、外装に節材を使い様々なスケールで豊かな素材感を与える、木から削り出したようなヴォリュームの建築

胡実建築設計事務所による、東京・町田市の住宅「丹沢山を眺める家」。木の塊から作品を作り出す施主への敬意を込め、外装に節材を使い様々なスケールで豊かな素材感を与える、木から削り出したようなヴォリュームの建築 photo©田中克昌
胡実建築設計事務所による、東京・町田市の住宅「丹沢山を眺める家」。木の塊から作品を作り出す施主への敬意を込め、外装に節材を使い様々なスケールで豊かな素材感を与える、木から削り出したようなヴォリュームの建築 photo©田中克昌
胡実建築設計事務所による、東京・町田市の住宅「丹沢山を眺める家」。木の塊から作品を作り出す施主への敬意を込め、外装に節材を使い様々なスケールで豊かな素材感を与える、木から削り出したようなヴォリュームの建築 photo©田中克昌

胡実建築設計事務所が設計した、東京・町田市の住宅「丹沢山を眺める家」です。木の塊から作品を作り出す施主への敬意を込め、外装に節材を使い様々なスケールで豊かな素材感を与える、木から削り出したようなヴォリュームの建築となっています。

丹沢連山を望む高台に立地する住宅。

建築家によるテキストより

木工アーティストである施主は、欅などの木の塊から生き生きとしたユーモラスな作品を作り出す。
そんな施主の作品へのリスペクトを込めて、削り出したような木の塊のようなボリュームとした。

建築家によるテキストより

外装材では、節のある木を使用したが、結果的に、外壁のスケールと素材のスケールの中間的なスケールの要素として存在することで、外壁が生き生きとしたものとなり、様々なスケールにおいて豊かな素材感を感じられる住宅となった。

建築家によるテキストより
近森穣 / 07BEACHによる、京都市の、呉服店のショールーム兼写真スタジオ「京都の町家リノベーション」。伝統を守り集客にも繋がるという要望に、既存外壁を取り除きガラスの多面体への置き換えにより、町家が魅力的に見えると共に“ユーモアや工夫のある美しさ”が加わることを目指す

595.43 近森穣 / 07BEACHによる、京都市の、呉服店のショールーム兼写真スタジオ「京都の町家リノベーション」。伝統を守り集客にも繋がるという要望に、既存外壁を取り除きガラスの多面体への置き換えにより、町家が魅力的に見えると共に“ユーモアや工夫のある美しさ”が加わることを目指す

近森穣 / 07BEACHによる、京都市の、呉服店のショールーム兼写真スタジオ「京都の町家リノベーション」。伝統を守り集客にも繋がるという要望に、既存外壁を取り除きガラスの多面体への置き換えにより、町家が魅力的に見えると共に“ユーモアや工夫のある美しさ”が加わることを目指す photo©Ruri Photo Studio
近森穣 / 07BEACHによる、京都市の、呉服店のショールーム兼写真スタジオ「京都の町家リノベーション」。伝統を守り集客にも繋がるという要望に、既存外壁を取り除きガラスの多面体への置き換えにより、町家が魅力的に見えると共に“ユーモアや工夫のある美しさ”が加わることを目指すどっしりと重い従来の飛び石の印象とは違い、グラフィカルで軽やかなものになった。 photo©Ruri Photo Studio
近森穣 / 07BEACHによる、京都市の、呉服店のショールーム兼写真スタジオ「京都の町家リノベーション」。伝統を守り集客にも繋がるという要望に、既存外壁を取り除きガラスの多面体への置き換えにより、町家が魅力的に見えると共に“ユーモアや工夫のある美しさ”が加わることを目指す photo©Ruri Photo Studio

近森穣 / 07BEACHが改修を手掛けた、京都市の、呉服店のショールーム兼写真スタジオ「京都の町家リノベーション」です。伝統を守り集客にも繋がるという要望に、既存外壁を取り除きガラスの多面体への置き換えにより、町家が魅力的に見えると共に“ユーモアや工夫のある美しさ”が加わることを目指す。店舗の公式サイトはこちら

京町家を改修し呉服屋のショールーム兼写真スタジオへとリノベーションした。
クライアントからは呉服屋も伝統を守るだけでは難しく集客に繋がるような面白いものにしたいと言う様な話があった。

それに対し既存の外壁を取り除き、内外の境界線を横断する様なガラス曲面の配置を中心に応えようと考えた。古い町家とガラスの曲面、新旧のコントラストが目を引くのは当たり前として、それだけでは無いユーモアや工夫のある美しさを加えていきたいと思いながらデザインをしていった。

建築家によるテキストより

当初あったガラス曲面案は予算的に非現実的な事が分かり、小幅なガラス板を連ねた多面体に変更した。大きなガラスで透明に見せようとするのとは違うガラスの多面体には着物の煌びやかさに繋がるような魅力があり、等間隔で入る垂直線はガラス壁を町家の意匠と繋いでくれる感覚もあり、コストと意匠両面で積極的に多面体案へと変更していった。

建築家によるテキストより

通りに接していた玄関扉を取り払い室内だった部分へアプローチを引き込み半屋外とし来店時の体験に奥行きを持たせた。様々な使い勝手に対応できる様に表通りに直接面する大きな出入口も欲しいと言うことで、多面体をそのままドアにも当てはめ、への字に折れたガラスドアをデザインした。

建築家によるテキストより
吉岡徳仁がユニクロの為にデザインした「エアリズム 3D マスク」。製造工程からデザインされ、インナーウェアの製造技術から着想を得た縫い目のないマスクで、約1年の時間をかけ100パターン以上の試作検証を行い完成

811.95 吉岡徳仁がユニクロの為にデザインした「エアリズム 3D マスク」。製造工程からデザインされ、インナーウェアの製造技術から着想を得た縫い目のないマスクで、約1年の時間をかけ100パターン以上の試作検証を行い完成

吉岡徳仁がユニクロの為にデザインした「エアリズム 3D マスク」。製造工程からデザインされ、インナーウェアの製造技術から着想を得た縫い目のないマスクで、約1年の時間をかけ100パターン以上の試作検証を行い完成 photo courtesy of 吉岡徳仁デザイン事務所

吉岡徳仁ユニクロの為にデザインした「エアリズム 3D マスク」です。製造工程からデザインされ、インナーウェアの製造技術から着想を得た縫い目のないマスクで、約1年の時間をかけ100パターン以上の試作検証を行い完成されました。発売日は2022年1月1日とのこと。

これまでの吉岡徳仁の作品と同様に、「エアリズム 3D マスク」においても、形だけではなく、その製造工程からデザインすることを考えました。

肌を包むインナーウェアの製造技術から着想を得て、熱で繊維を溶着し、縫い目のないマスクを実現しています。

開発には約1年の時間をかけ、100パターン以上の試作と検証を行い、機能的でありながらシンプルで美しいデザインを追求しました。

デザインプロセスのテキストより
GROUPによる、神奈川の「海老名のアトリエ付きシェアハウス」。メーカーが建設した集合住宅の改修の依頼に、設計者が実際にそこに住み“生活の痕跡”を見つけ“形”に再構築することで、その新しい関係性により建築が更に変化する発端となることを構想

541.30 GROUPによる、神奈川の「海老名のアトリエ付きシェアハウス」。メーカーが建設した集合住宅の改修の依頼に、設計者が実際にそこに住み“生活の痕跡”を見つけ“形”に再構築することで、その新しい関係性により建築が更に変化する発端となることを構想

GROUPによる、神奈川の「海老名のアトリエ付きシェアハウス」。メーカーが建設した集合住宅の改修の依頼に、設計者が実際にそこに住み“生活の痕跡”を見つけ“形”に再構築することで、その新しい関係性により建築が更に変化する発端となることを構想 photo©高野ユリカ
GROUPによる、神奈川の「海老名のアトリエ付きシェアハウス」。メーカーが建設した集合住宅の改修の依頼に、設計者が実際にそこに住み“生活の痕跡”を見つけ“形”に再構築することで、その新しい関係性により建築が更に変化する発端となることを構想 photo©高野ユリカ
GROUPによる、神奈川の「海老名のアトリエ付きシェアハウス」。メーカーが建設した集合住宅の改修の依頼に、設計者が実際にそこに住み“生活の痕跡”を見つけ“形”に再構築することで、その新しい関係性により建築が更に変化する発端となることを構想 photo©高野ユリカ
GROUPによる、神奈川の「海老名のアトリエ付きシェアハウス」。メーカーが建設した集合住宅の改修の依頼に、設計者が実際にそこに住み“生活の痕跡”を見つけ“形”に再構築することで、その新しい関係性により建築が更に変化する発端となることを構想 photo©高野ユリカ

GROUPが設計した、神奈川の「海老名のアトリエ付きシェアハウス」です。メーカーが建設した集合住宅の改修の依頼に、設計者が実際にそこに住み“生活の痕跡”を見つけ“形”に再構築することで、その新しい関係性により建築が更に変化する発端となることが構想されました。高野ユリカと三野新がそれぞれ撮影した写真で紹介します。

私たちが改修設計を依頼された住宅は、平成のはじめにハウスメーカーによってつくられた6棟が連なる長屋形式の集合住宅でした。
クライアントからアトリエ付きシェアハウスへのリノベーションの依頼を受け、敷地を訪れたとき、ハウスメーカーについてよく言われている均質な空間の中に、生活の痕跡が残されていることに気が付きました。

建築家によるテキストより

海老名の家プロジェクトでは、まず、設計者も含めた9名がその場所に実際に住むことで、家に残された生活の痕跡を見つけつつ、同時に新たにつくりだしていきました。そして、生活を送る中で海老名の家に積み重なっていった痕跡を、写真や映像を用いて記録していきました。そこに写っているものは、食事の風景であったり、庭の植物であったり、部屋に差し込む光であったり、中には私たち設計者が写り込んでいるものもありました。

建築家によるテキストより

私たちはその記録を元に、生活の痕跡の「形」を再構築し、外壁に各部屋をまたがった曲線の開口、共用棟の吹き抜け、北側の作業場に通ずる扉をつくりました。これらは既存建築の中に、柔らかい光を取り入れたり、座ったり、ものを置いたり、思い思いに使うことのできる余白を生みだすものとして設計しました。
また、「形」に還元できない痕跡を用いて、共用棟へのスロープと、北側の外部アトリエをつくりました。スロープは各住戸の入り口へと曲線を描きながら伸び、外部アトリエは、隣地の森の樹木の位置と呼応し、制作中にふと目をあげると樹木たちが近くいることを意識できるように設計しました。

建築家によるテキストより
森恵吾+ジャン・ジエ / ATELIER MOZHによる、中国・西安市の、ギャラリーと絵画教室「Liu painting studio」。設計検討の中で“森の礼拝堂での体験”を回顧した設計者は、天井に完璧な正円を描くことで、集まる生徒と先生の行為を支える背景としての空間を構想

216.52 森恵吾+ジャン・ジエ / ATELIER MOZHによる、中国・西安市の、ギャラリーと絵画教室「Liu painting studio」。設計検討の中で“森の礼拝堂での体験”を回顧した設計者は、天井に完璧な正円を描くことで、集まる生徒と先生の行為を支える背景としての空間を構想

森恵吾+ジャン・ジエ / ATELIER MOZHによる、中国・西安市の、ギャラリーと絵画教室「Liu painting studio」。設計検討の中で“森の礼拝堂での体験”を回顧した設計者は、天井に完璧な正円を描くことで、集まる生徒と先生の行為を支える背景としての空間を構想 photo©FUSION Photography - Zhu Runzi
森恵吾+ジャン・ジエ / ATELIER MOZHによる、中国・西安市の、ギャラリーと絵画教室「Liu painting studio」。設計検討の中で“森の礼拝堂での体験”を回顧した設計者は、天井に完璧な正円を描くことで、集まる生徒と先生の行為を支える背景としての空間を構想 photo©FUSION Photography - Zhu Runzi
森恵吾+ジャン・ジエ / ATELIER MOZHによる、中国・西安市の、ギャラリーと絵画教室「Liu painting studio」。設計検討の中で“森の礼拝堂での体験”を回顧した設計者は、天井に完璧な正円を描くことで、集まる生徒と先生の行為を支える背景としての空間を構想 photo©FUSION Photography - Zhu Runzi

森恵吾+ジャン・ジエ / ATELIER MOZHが設計した、中国・西安市の、ギャラリーと絵画教室「Liu painting studio」です。設計検討の中で“森の礼拝堂での体験”を回顧した設計者は、天井に完璧な正円を描くことで、集まる生徒と先生の行為を支える背景としての空間を構想しました。

リヨンで絵画を学んだ若いクライアントのための、ギャラリーと絵画教室の計画である。

クライアントは、慣れ親しんだ西洋のアトリエの雰囲気と同時に、たくさんの若いゲストを迎え入れられるフレッシュな雰囲気の場所を望んでいた。

建築家によるテキストより

改築前のこの場所は、平面的な広さの割りに天井が低く、そのせいで柱の無骨さも気になった。ここにクライアントの要求をどう満たすか考える中で、アスプルンドの森の礼拝堂での体験をふと思い出した。低く抑えられた平天井を支える柱の列。その奥には、白くポッカリと円形に穿たれた天井。その下で参列者たちは中心の祭壇を囲う。

建築家によるテキストより

あの場所の雰囲気 – もちろんここは教会でも何でもないのだが – を思い浮かべながら、プランに線を引いてみた。
円周上には生徒が集まり、中心を見つめることができる。中心は描写する対象(オブジェ)かもしれないし、クライアントである先生かもしれない。あるいは逆に、円の中心に立った先生が、周囲の生徒たちの様子を見渡すこともできる。さらに、円弧に沿ってカーテンを巡らせば、内部はテンポラリーなギャラリー空間として使用できる。

建築家によるテキストより

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