SANAAによる、台湾の「Taichung Green Museumbrary」が2025年12月にオープン。旧軍用空港跡地の公園内に計画された美術館と図書館を統合した施設。軽やかで開かれた存在を目指し、アルミとガラスの二重構造のファサードで地上レベルに全方向からアクセス可能な公共広場を備えた建築を考案外観と周辺環境 image courtesy of Cultural Affairs Bureau, Taichung City GovernmentSANAAによる、台湾の「Taichung Green Museumbrary」が2025年12月にオープン。旧軍用空港跡地の公園内に計画された美術館と図書館を統合した施設。軽やかで開かれた存在を目指し、アルミとガラスの二重構造のファサードで地上レベルに全方向からアクセス可能な公共広場を備えた建築を考案美術館のアトリウム image courtesy of Cultural Affairs Bureau, Taichung City GovernmentSANAAによる、台湾の「Taichung Green Museumbrary」が2025年12月にオープン。旧軍用空港跡地の公園内に計画された美術館と図書館を統合した施設。軽やかで開かれた存在を目指し、アルミとガラスの二重構造のファサードで地上レベルに全方向からアクセス可能な公共広場を備えた建築を考案公共図書館の読書エリア image courtesy of Cultural Affairs Bureau, Taichung City GovernmentSANAAによる、台湾の「Taichung Green Museumbrary」が2025年12月にオープン。旧軍用空港跡地の公園内に計画された美術館と図書館を統合した施設。軽やかで開かれた存在を目指し、アルミとガラスの二重構造のファサードで地上レベルに全方向からアクセス可能な公共広場を備えた建築を考案屋上の「カルチュラル・フォレスト」 image courtesy of Cultural Affairs Bureau, Taichung City Government
妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、台湾・台中の「Taichung Green Museumbrary」が2025年12月にオープンします。
旧軍用空港跡地の公園内に計画された美術館と図書館を統合した施設です。建築家は、軽やかで開かれた存在を目指し、アルミとガラスの二重構造のファサードで地上レベルに全方向からアクセス可能な公共広場を備えた建築を考案しました。
延べ床面積58,016㎡を有する台中グリーン・ミュージアムブラリーは、新設の台中市立美術館と台中市立図書館を有し、2010年プリツカー賞を受賞した妹島和世と西沢立衛が率いる著名な日本の建築ユニットSANAAと、台湾の建築設計事務所リッキー・リウ・アンド・アソシエイツ・アーキテクツ+プランナーズ(Ricky Liu & Associates Architects + Planners)との国際共同プロジェクトによって設計されました。この二つの施設からなる複合施設は、SANAAにとって台湾で初めての公共建築であり、これまでで最大規模の文化プロジェクトでもあります。
台湾、ルーマニア/韓国、アメリカからなる国際チームがキュレーションを手がけた、台中市立美術館の開館記念展「A Call of All Beings: See you tomorrow, same time, same place」の発表により、台中グリーン・ミュージアムブラリーの完成は、現代都市の革新への取り組みと国際的な対話への意欲を反映しています。
レイニエル・デ・グラーフ(Reinier de Graaf)「現代の橋のほとんどは、純粋なランドマークであろうとしています。しかしこの橋は違います。OMAの橋は風景を支配するのではなく、それを完成させており、都市のウォーターフロントと川の自然な縁との間に優雅なつながりを提供しています。この設計は周囲の環境から着想を得ており、西側のラ・バルムの険しい緑の斜面と調和しつつ、東側のコンフリュアンス側では控えめに姿を現します」
この設計は、OMAのパートナーであるレイニエル・デ・グラーフが主導し、アソシエイトのジル・ギヨ(Gilles Guyot)とプロジェクト建築家のアントン・アニケエフ(Anton Anikeev)が加わりました。OMAはまた、ボルドーにあるシモーヌ・ヴェイユ橋(Simone Veil Bridge)も設計しており、これは2024年に完成し、同年にインフラおよび土木工学部門でエケール・ダルジャン(Equerre d’Argent)を受賞しました。リヨン都市圏において、OMAはヴァレ・ド・ラ・シミ(Vallee de la Chimie )のマスタープランを担当しており、このヨーロッパ最大級の化学および石油化学工業地帯のひとつを活性化しています。
ファラが設計した、ポルトガル・マトジニョシュの住宅「house with an inverted roof」です。
郊外の“奇妙な輪郭”を持った住まい。建築家は、半透明の台座に置かれた“爆発した箱”に見える外観を、様々な色の図形が散りばめられた“紙のコラージュ”のように設計しました。そして、完結すると同時に断片的でもある建築が建ち上がりました。