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2015.6.16Tue
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富樫雅行建築設計事務所による、北海道の住宅「WABI-YA」
サムネイル:富樫雅行建築設計事務所による、北海道の住宅「WABI-YA」

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住宅北海道富樫雅行

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富樫雅行建築設計事務所が設計した、北海道の住宅「WABI-YA」です。

日本の道百選として知られる赤松街道。明治9年に明治天皇が七飯勧業課試験場に行幸されたのを記念し赤松並木となった。そんな赤松街道沿いも大規模開発により、その景観は近年少しづつ崩れつつある。侘び屋では、横手に見える横津岳の稜線に連なるよう細長い寄棟とし限りなく軒を深く低く抑えた。「マウンテンハット」と名付けたこの屋根は赤松街道の景観にスッと馴染むよう配慮している。

※以下の写真はクリックで拡大します

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以下、建築家によるテキストです。


日本の道百選として知られる赤松街道。明治9年に明治天皇が七飯勧業課試験場に行幸されたのを記念し赤松並木となった。そんな赤松街道沿いも大規模開発により、その景観は近年少しづつ崩れつつある。侘び屋では、横手に見える横津岳の稜線に連なるよう細長い寄棟とし限りなく軒を深く低く抑えた。「マウンテンハット」と名付けたこの屋根は赤松街道の景観にスッと馴染むよう配慮している。外壁には、比較的安価な道南杉の胴縁に実加工し、一手間加えて繊細に包み込んでいる。軒天井や垂木、玄関ドアやルーバーなども道南杉の無垢材で表しとし、経年変化で外観の趣きは益々深まる。裏庭には赤松街道横の地元石切場で施主と選んできた1mほどの大きな安山岩を4畳 半+6畳敷き詰め石庭としている。外周の犬走りにも同じくその砕石を敷き詰め、地場の素材をもってその大地と景観が呼応する。ポーチのコンクリートの土間は地元七飯産の砕石を、研ぎ出すテラゾーとした。無垢のステンレスの柱で支えられたポーチを抜け、玄関を開けるとまっすぐな通り土間が、居間から石庭へと抜ける。土間と言っても、茶室以外は全て、2匹の犬と猫の為に60センチの大判タイル敷きになっている。居間に入ると、部屋の中心にあるアサダの大黒柱と、クリの太鼓梁のダイナミックな架構が目に飛び込む。その架構の下には、ステンレスの塊のようなトーヨーキッチン、無垢のアルミの窓台、ナラの一枚板で造作したキッチンの作業台やテレビ台、白い薪ストーブなどが並ぶ。居間、キ ッチン、主寝室や子供部屋などは、北側の河川敷に向かって開かれている。軒高を抑えた事で光が行き届いた河川敷の植樹の借景が望める。石庭に配した水盤と南側浴室の水面には朝日がバウンドして居間へと入り込む。子供の部屋には、その性格に合わせ選んだイタヤカエデやナラのデスク、寝室にはニレやセンで本棚を組み、洗面台にはナラの一枚板、茶室にはクルミの柱など施主と隣町の厚沢部の鈴木木材で選んできた道産の木材を山建中川組の大工さんが一枚一枚カンナを掛け仕上げていった。インターネットで何でも取り寄せられる時代ではあるが、自立した地域づくりをしていくうえでも、地元の素材と地元の手で賄っている。不足の中に美を見い出した「侘び」という概念も、身近にあるもの(素材で あり、周辺環境であり、その土地の歴史でもある)に常に想像力を働かせ、新たなものを生み出すことから生まれたのではないかと思う。その侘びの精神を込めた家づくりとなった。

■建築概要
所 在 地:北海道亀田郡七飯町
主要 用途:専用住宅
家族 構成:夫婦+子供2人+おばあちゃん+猫2匹+犬2匹
主体 構造:木造
階  数 :平屋建て
敷地 面積:282.04m2
建築 面積:125.87m2
延べ床面積:112.62m2
設計 監理:富樫雅行建築設計事務所
施  工 :株式会社 山建 中川組
竣  工 :2015.5

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住宅北海道富樫雅行
2015.06.16 Tue 11:39
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    ノンスケールによるロンドンのパビリオン「SKY PAVILION」の完成した写真

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    architecture|competition

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    村野藤吾の建築模型約80個が展示される展覧会「村野藤吾の建築 -模型が語る豊饒な世界」が目黒区美術館で開催[2015/7/11-9/13]

    SHARE 村野藤吾の建築模型約80個が展示される展覧会「村野藤吾の建築 -模型が語る豊饒な世界」が目黒区美術館で開催[2015/7/11-9/13]

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    村野藤吾の建築模型約80個が展示される展覧会「村野藤吾の建築 -模型が語る豊饒な世界」が目黒区美術館で開催されます

    村野藤吾の建築模型約80個が展示される展覧会「村野藤吾の建築 -模型が語る豊饒な世界」が目黒区美術館で開催されます。会期は2015年7月11日~9月13日。

    日本を代表する建築家の一人、村野藤吾(1891-1984)は、戦前戦後を通して幅広く多様な建築を数多く設計しました。村野は住まう人々、集う人々に対して建築はいかにあるべきか、向き合うべきかを常に考え、時代の流行に乗ることのない、ゆるぎない独自の理論を展開したと言えます。その姿勢から生まれた建築は、きめ細かい配慮による密度のあるディテールと豊かな素材感、そして有機的な優しさと品格を備えています。

    改修工事を経て2003年に目黒区総合庁舎に生まれ変わった旧千代田生命本社ビル(1966年竣工)は、時代を超えた建築の魅力が50年近く経過した現在でも、いきいきと感じられます。移転から12年を迎える今年、来る7月11日より目黒区美術館で、約80個の村野藤吾の建築模型による「村野藤吾の建築 - 模型が語る豊饒な世界」展を開催いたします。近年、関心が高まる村野建築の再評価をさらに推し進め、村野建築の全体像について、メディアとしての「模型」を通して俯瞰していく事をねらいとしています。

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    2015.06.16 Tue 11:20
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    2015.6.15Mon
    • 谷尻誠・吉田愛のSUPPOSE DESIGN OFFICEの展覧会「MULTIPLE SCALE」が名古屋のギャラリーNで開催[2015/6/20-7/12]
    • [ap job 更新] ペーパレススタジオジャパン株式会社がBIMに関わる様々なスタッフ及び「就職に有利なBIMが無料で学べる」スクールの受講者を募集中
    • El Croquisの最新号(179/180)は、SANAAの特集号。
    • BIGが設計する事になった、ワールドトレードセンター跡地の高層ビルのプレゼンテーション動画
    • old book『妹島和世+西沢立衛 1995-2000 El Croquis 99』
    • ほか
    2015.6.17Wed
    • NHKクローズアップ現代の特集「そのパソコン遺(のこ)して死ねますか?~デジタル時代の新たな“遺品”~」の内容
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    • ピーター・ズントーの書籍『空気感(アトモスフェア)』の概要などが出版社のサイトに掲載
    • ぽむ企画の構成・本編イラストによる連載「発注者目線の仕事術」の9回目「改正品確法の施行で 重要さ増す基本設計」
    • old book『スティーブン・ホール 1986-1996 El Croquis 78』
    • ほか

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