服部信康建築設計事務所による愛知の「小屋と暮らす家」

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服部信康建築設計事務所による愛知の「小屋と暮らす家」

architecture, feature

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all photos(C)西川公朗写真事務所

服部信康建築設計事務所が設計した愛知の「小屋と暮らす家」です。

丸太を使った洋小屋組みの大屋根の下に、ワンルーム的な平面計画にした。リビングではテレビを見る、ダイニングでは食事をする、という機能と空間を決め付けた配置ではなく、 床レベルをつけたり、素材を変えたり、収納ボックスを置いたりして 境界線が曖昧な「人の溜まり」を作り出し、曖昧さだからこそ、その家族だけの生活スタイルや気づきが時間軸とともに築かれるのだと思う。

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以下、建築家によるテキストです。

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この敷地は、海沿いから緩やかに登った高台に位置し、また、市街化調整区域内のため、北側以外には建物がなく、いわゆる海沿いにある里山のようなのどかで、穏やかな時間が感じられる場所に位置する。その時や自然を肌で感じれる場所に対して、どの様な建物の佇まい、どの様な敷地環境を整えるかによって、その家族が一日一日築いて行く記憶や思い出に少しずつ影響されるのではないかと思う。
 
この家族に対してこの建築物(住居)と敷地(庭)とを考えるときに、建築物としての存在、敷地としての存在という事柄からまず紐解くとにした。

この敷地は南西角に接道道路があり、車がやっと通れるあぜ道で、その周りには田畑が広がっている。その田畑が続く奥からは海が眺められる。区画整理された住宅地のような急激に確立された環境ではなく、時代ともに生活の中からにじみ出てきた緩やかに変化してきた環境に対して、その時間軸を簡単に遮断することより、シャボン玉のようなあいまいでふあとした位置に建物と環境を整えることが、その土地に「住む」という概念が明確にされるのでは無いかと、平原に三角屋根の丸太小屋を置くような立ち振る舞いをすることにした。 また、あぜ道の中に、樹木で覆われた小道を整えたり、道路と敷地の境界線を緩やかに繋げることで、ふっと家族の思い出を思い返すと、そこには平原にそっと佇む小屋と庭で遊んだ記憶が、その家族だけの原風景として浮かんでくる。

丸太を使った洋小屋組みの大屋根の下に、ワンルーム的な平面計画にした。リビングではテレビを見る、ダイニングでは食事をする、という機能と空間を決め付けた配置ではなく、 床レベルをつけたり、素材を変えたり、収納ボックスを置いたりして 境界線が曖昧な「人の溜まり」を作り出し、曖昧さだからこそ、その家族だけの生活スタイルや気づきが時間軸とともに築かれるのだと思う。ダイニングから玄関土間越しの和室が眺められたり、リビングから収納ボックス越しにダイニングや子供部屋が眺めたり、子供部屋から収納ボックス越しにキッチンやリビングが眺めれる。そこには、どこかしこかで家族の気配や姿が見え隠れし、家族の存在を意識し家族の関係が色濃くなる空間です。丸太小屋に護られながらも、シャボン玉のような ふわぁ としたその家族だけの生活と記憶がゆっくりと、形を変えながらもその家族の思い出の一つとして刻まれればと設計した。

■建築概要
建物名称/小屋と暮らす家
所在地/愛知県知多郡美浜町
主要用途/専用住宅
家族構成/夫婦+子供
設計
設計者 服部信康建築設計事務所
構造 ㈲ワークショップ 犬山分室  担当/安江一平
外構・造園  庭アトリエ 担当/金子達郎 金子周代
主体構造・構法 木造在来工法
基礎 べた基礎
規模
階数 地上2階 
軒高 2,940mm  最高の高さ 6,690mm
敷地面積 318.15m2
建築面積 94.72m2(建蔽率29.77% 許容60.00%)
延床面積 110.00m2(容積率42.73% 許容200.00%)
   1階 94.72m2
   2階 15.28m2
工程
設計期間 2011年 3月〜2012年  1月
工事期間 2012年 3月〜2012年 10月
敷地条件
地域地区  防火指定なし 法22条区域 その他の条件 市街化調整区域


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