青木公隆 / ARCO architectsによる、埼玉の「ABC Cooking Studio所沢店」

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青木公隆 / ARCO architectsによる、埼玉の「ABC Cooking Studio所沢店」

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青木公隆 / ARCO architectsが設計した、埼玉の「ABC Cooking Studio所沢店」です。

店内にはファサードから続く木軸がリズミカルに配置されている。木軸は杉材60角で構成され、他の什器に比べて華奢なこの柱は、飲食スペースを舞台として設える。共用廊下には樹木のように斜材を含んだ木軸が配置され、木軸と飲食スペースのテーブルを一体的にデザインすることでファサードに厚みを与えている。またファサードの木軸を店内の奥まで引込み連続させることで、共用部からの延長上として店内の動線を計画し、また木軸で囲われた空間を1つのボリュームとして捉えられるようにし、エントランスから受付、調理スペース、そして飲食スペースというように段階的に構成し、店舗内に奥行を与えた。

※以下の写真はクリックで拡大します

photo©竹田俊吾

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以下、建築家によるテキストです。

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ABC Cooking Studio所沢店の新店の内装デザインである。ABC Cooking Studioとは、仕切りのないオープンスタジオで生徒が料理を学ぶために店舗に通い料理を楽しむためのスタジオである。店内には料理を学ぶ教室としての場と調理した料理を食事する場が求められる。

店内にはファサードから続く木軸がリズミカルに配置されている。木軸は杉材60角で構成され、他の什器に比べて華奢なこの柱は、飲食スペースを舞台として設える。共用廊下には樹木のように斜材を含んだ木軸が配置され、木軸と飲食スペースのテーブルを一体的にデザインすることでファサードに厚みを与えている。またファサードの木軸を店内の奥まで引込み連続させることで、共用部からの延長上として店内の動線を計画し、また木軸で囲われた空間を1つのボリュームとして捉えられるようにし、エントランスから受付、調理スペース、そして飲食スペースというように段階的に構成し、店舗内に奥行を与えた。

壁面の什器については、店内の構成要素を極力少なくするために壁と一体的に捉えて、什器の本体を壁面と同色設えている。受付什器はモルタル薄塗り、背後の壁は杉の縦貼りとし、木軸の杉と合わせて木調の空間を演出している。各調理テーブルは、オークとシナから構成され、本体(オーク)と引出しなどの可動部(シナ)を素材で分けてデザインしている。

ABC Cooking Studioのように什器の多い内装デザインは、什器とレイアウトのデザインに終始してしまうが、本店舗では木軸を手掛かりにファサードの厚みや共用部からの動線、段階的な構成、ボリュームとしての空間など建築的な操作に導くことを試みている。ABC Cooking Studioの生徒がテーブル上での調理や飲食を楽しむだけでなく、店舗内の空間体験を楽しみながら料理を学んでくれることを期待している。

■建築概要
敷地:埼玉県所沢市
設計期間:2017年9月~2017年10月
工期:2017年11月~2018年1月
構造規模:鉄筋コンクリート
区画面積:238.83㎡
施工:株式会社 大昌工芸
写真:竹田 俊吾(http://takedaphoto.jp/


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