今津康夫 / ninkipen!による、奈良の築50年の住宅を改修した、照明ブランドのオフィス兼ショールーム「NEW LIGHT POTTERY」
今津康夫 / ninkipen!による、奈良の築50年の住宅を改修した、照明ブランドのオフィス兼ショールーム「NEW LIGHT POTTERY」 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、奈良の築50年の住宅を改修した、照明ブランドのオフィス兼ショールーム「NEW LIGHT POTTERY」 photo©河田弘樹

今津康夫 / ninkipen!による、奈良の築50年の住宅をコンバージョンした、照明ブランドのオフィス兼ショールーム「NEW LIGHT POTTERY」です。作品名となっている「NEW LIGHT POTTERY」はブランドの名称でもあります。ブランドの公式サイトはこちらから。

平城京を臨む田園風景の中に建つ築50年の住宅をコンバージョンしたNEW LIGHT POTTERYのオフィス兼ショールームである。
半世紀に渡り静かに居続けた瓦葺の屋根と漆喰、リシン掻き落としの外観には極力手を加えず、耐震補強を施して必要な内部空間と開口部を確保した。唯一タヌキの尾のように増築したトイレは、テラスとアプローチの2つの領域を分ける役割を担っている。

坂茂が2001年に建設したインドの紙のログハウスが、2018年現在医院として使用されている様子の写真

坂茂が2001年に建設したインドの紙のログハウスが、2018年現在医院として使用されている様子の写真が2枚、坂のサイトに掲載されています。

2001年にインド西部を襲った大地震の被災者のために改良した紙のログハウス。建物の瓦礫を土台にして、その上に泥を固めて伝統的な土間床としている。屋根は竹のヴォールト小屋組に既製品で伝統的な籐の網代マットを2重にし、間にビニールシートをはさんで小屋組に固定している。半円径の妻面に籐の網代を使い、ここから自然換気が行われる。

【ap job更新】 篠崎弘之建築設計事務所が、設計スタッフ(正社員)を募集中
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畑友洋による兵庫の住宅「円側の家」の、矢野紀行が撮影・制作した動画

畑友洋による兵庫の住宅「円側の家」の、矢野紀行が撮影・制作した動画です。矢野はナカサ&パートナーズ出身の建築写真家で、弊サイトで紹介する建築家の作品を多数撮影しています。

以下は、畑による建築のコンセプトです(写真はこちらのページで閲覧可能です)。

密集市街地における小さな個人住宅。四周を建物に囲まれた谷間のような場所で、クライアントは、内と外の間にささやかでも豊かさを持った住まいを求めた。 そこで、改めて我が国の風土の中で、内と外の豊かな関係について考えてみた時、私の頭に真っ先に浮かんできたのは桂離宮であった。このようにして、この小さな住宅の設計は、私なりに桂離宮と向き合うことから始まった。 改めて桂離宮における内と外の関係について考察する中で、その豊かさに通じる多くの要因の中から、ひとまず以下の知見をまとめてみた。 ・雁行した平面構成により、内部は外部に対して多焦点的な関係を持っていることから、内部でのわずかな移動によりその都度風景が再編成されるような多様な関係性が生まれている。 ・また、このような雁行した平面構成は、外部に直接面する立面を保持しながら内部空間に緩やかな分節と連なりを両立し、空間に滞留と流動のリズムを生み出している。 ・居住域の中に離れを持つことで、母屋と離れそれぞれが相互に風景となり、外部空間の向こう側にピントが合う関係から、認識としての奥行きが生まれている。 ・軒の出を方位や内部機能に応じて調整し、内と外の緩衝性を調停している。 広大な庭を持つ桂離宮から抽出したこれらの知見を、密集市街地の小さな谷間で展開する方法を考える中で、思い切って桂の平面に切り込みを入れ、ぐるっと回転させて円環状に閉じるような形式であれば、内外の空間の関係性をコンパクトに折りたためるのではないかと考えた。 それは、奥行きの浅い縁側のような、内と外にまたがりその豊かな関係を取り結ぶことができるような場所が、円環状に連なり、立体的にもぐるぐると連続する、円側とでも呼べそうな新しい形式となった。 結果として、我が国ならではの内と外の豊かな関係性に根差した、市街地における新しい住居の可能性をささやかながらも示せたとすればうれしい。

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