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手塚貴晴・平田晃久らが審査する、JIA・大光電機 主催の「あかりコンペ2018」が応募エントリーを受付中。学生含め広く応募可能。入賞作品は商品化される可能性も。
手塚貴晴・平田晃久らが審査する、JIA・大光電機 主催の「あかりコンペ2018」が応募エントリーを受付中。学生含め広く応募可能。入賞作品は商品化される可能性も。

 
手塚貴晴・平田晃久らが審査する、JIA・大光電機 主催の「あかりコンペ2018」が応募エントリーを受付中です

手塚貴晴・平田晃久・羽鳥達也・永山祐子・面出薫・前芝辰二が審査する、JIA(日本建築家協会)・大光電機(株)主催の「建築家のあかりコンペ2018」が、応募エントリーを受付ています。応募資格は「年齢、国籍、資格を問わず照明デザインに興味のある方 ※製品化対象に選ばれた際、実行できる方」。
応募エントリーの締切日は2018年8月6日(月)。入賞作品は商品化される可能性もあり。最優秀賞の副賞は30万円です。
詳細はリンク先でご確認ください
。(ap・pr)

募集作品テーマ:LED照明プロダクトコンペ「見えないスタンド」

見えないスタンドが欲しい。我々が欲しいのは灯りそのものであって、器具ではないからである。無理難題であることはわかっている。照明には電線とLED素子がある。電源コードとその先に付属するトランスもなくならない。しかしミニマリズムを追求する建築家達にとって、器具は邪魔なのである。特に作家性の強いデザインほど扱いにくいものはない。美しいフランク・ロイド・ライト氏のスタンドを置いたりしたら、少々の空間の工夫は吹き飛び、今は亡き巨匠の亡霊に空間を支配されてしまう。物質である以上存在を消すことはできない。しかし部屋を去った後、器具があったことに気がつかない程に自然な照明を作ることはできる。美しい灯りだけが空間の然るべきところに浮いていて欲しい。だからといって建築化照明で代用してはいけない。欲しいのはスタンドである。今日ではさまざまなテクノロジーが存在する。ただし映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」に登場する光学迷彩の技術はまだ製品化に至っていないのでNGである。入賞作品には製品化の可能性がある。

最も注目を集めたトピックス [期間:2018/7/23-7/29]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2018/7/23-7/29)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページ右下の「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


1、谷尻誠+吉田愛 / SUPPOSE DESIGN OFFICEが、山口の「複合図書館設計」プロポで委託候補者に

2、GENETOによる、京都・西陣の、集合住宅と宿泊施設の複建築「JURAKU RO」

3、千葉学・久米設計 設計共同体による、東京・府中市の、新市庁舎の実施設計の概要

4、手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所による、静岡・富士市の「むく保育園」の写真など

5、京都・八幡市の新庁舎等設計プロポで、山下設計が特定受注候補者に。提案書も公開

6、藤本壮介が2005年に完成させた前橋の住宅「T house」でのアート展が今年も開催

7、春口滉平による論考「インスタ映えする建築写真論──空間、ロラン・バルト、表面」

8、青木淳が、広島・尾道の「千光寺公園頂上エリアリニューアル設計」プロポで最優秀者に

9、フォスターの設計で、イタリア・ミラノのリベルティー広場の地下に作られた、地上にガラスボックスと滝が配置されたアップルストアの写真

10、石井修による、大阪の住宅「天と地の家」が売りに出されています

11、槇文彦の連続講座の第3回「5つの質問 槇文彦氏に聞く」の動画

12、小堀哲夫による講演「ROKI Global InnovationCenter-ROGIC-を通して考えたこと、そして今考えていること」の動画

13、谷尻誠が、映画「サマーウォーズ」などで知られる細田守の新作映画「未来のミライ」の中に登場する住宅を設計

14、森下陽 amp/アンプ建築設計事務所による、静岡・浜松の住宅「タテノノコヤ」

15、千葉学+久米設計が最優秀者に選ばれた府中市新庁舎設計コンペの提案書の画像。隈+安井、デネフェス+オンデザインらの提案書も

16、門脇耕三 / アソシエイツ+明治大学構法計画研究室による、東京・世田谷区の住宅「門脇邸」の動画

17、下川 徹 / TORU SHIMOKAWAによる、山口・下関の住宅「菊川の家」

18、千田建築設計による、長野の「木曽町役場本庁舎・防災センター」の基本設計図書が公開

19、ヘルツォーク&ド・ムーロンとベイヤー・ブラインダー・ベルが、ハーバード大学GSDの主施設の改修と増築を手掛けることに

20、成瀬友梨と猪熊純へのインタビュー「シェアする場のデザイン」


過去の「最も注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ

フォスターの設計で、イタリア・ミラノのリベルティー広場の地下に作られた、地上にガラスボックスと滝が配置されたアップルストアの写真
フォスターの設計で、イタリア・ミラノのリベルティー広場の地下に作られた、地上にガラスボックスと滝が配置されたアップルストアの写真 プレスリリースより。

フォスターの設計で、イタリア・ミラノのリベルティー広場の地下に作られた、地上にガラスボックスと滝が配置されたアップルストアの写真が、dezeenに掲載されています

フォスターの設計で、イタリア・ミラノのリベルティー広場の地下に作られた、地上にガラスボックスと滝が配置されたアップルストアの写真が12枚、dezeenに掲載されています。
以下は、プレスリリースからの写真です。

春口滉平による論考「インスタ映えする建築写真論──空間、ロラン・バルト、表面」

春口滉平による論考「インスタ映えする建築写真論──空間、ロラン・バルト、表面」が、山をおりる に掲載されています

春口滉平による論考「インスタ映えする建築写真論──空間、ロラン・バルト、表面」が、山をおりる に掲載されています。

本稿では、インスタ映えする写真に写された建築について考えるのだが、これは、どのようにすればインスタ映えする建築をつくることができるかを考える、ということを指していない。

人びとはどのように建築をとらえているのか。本稿は、インスタ映えという現象を観察することで、その一端を見定めてみようという試みであり、あるいはそこから既存の建築批評とは別のしかたで建築を評価しようという試みでもある。

藤村龍至と社会起業家達がコラボしてつくる、南相馬市のコミュニティを取り戻すための施設「パイオニアビレッジ」の整備費をクラウドファウンディングで募集中

藤村龍至と社会起業家達がコラボしてつくる、南相馬市のコミュニティを取り戻すための施設「パイオニアビレッジ」の整備費をクラウドファウンディングで募集しています

藤村龍至と社会起業家達がコラボしてつくる、南相馬市のコミュニティを取り戻すための施設「パイオニアビレッジ」の整備費をクラウドファウンディングで募集しています。施設は既に着工しているそうで、そのイメージパースや模型写真も掲載されています。

今回、施設整備を予定している南相馬市小高区でも、1万4000人の住民全員が避難指示の対象となり、5年にわたり立ち入りを制限されました。避難の解除から2年が経ち、帰還者はたった4000人ほど。一度は無人になってしまった街に、再びコミュニティを再建し、営みを取り戻すために、「パイオニアビレッジ」を立ち上げるために挑戦をはじめます。

東日本大震災以後、多くのコミュニティが失われ、様々な課題が山積しています。しかし、捉え方を変えれば、「ゼロベースから解決策を講じ、チャレンジを始めることができる」という無限の可能性が広がっています。困難な状況で、限られた資源により、オープンに立ち上げられるからこそ、革新的な価値を生み出すことができる、そう信じています。

スイスの連邦研究能力センターとETHZの教授陣が進めている、デジファブの技術で1:1スケールの空間をつくる「DFAB HOUSE」の動画

スイスの連邦研究能力センターとETHZの教授陣が進めている、デジタル・ファブリケーションの技術で1:1スケールの空間をつくる「DFAB HOUSE」の動画です。3Dプリントの技術で「smart slab」を制作設置している動画です。
プロジェクトの公式ページはこちらです。またトップページの下部の動画リンクから過去の施工の動画が閲覧できます。

手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所による、静岡・富士市の「むく保育園」の写真など

手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所のウェブサイトに、静岡・富士市の「むく保育園」の写真などが掲載されています

手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所のウェブサイトに、静岡・富士市の「むく保育園」の写真と図面が17枚掲載されています。

食を提供する企業「ひかり」の為の企業主導型保育所。
富士の裾野に広がる広い敷地と絶景を生かした、広々とした外部空間のあるクラスター型平面計画。
碗を模した円形の園舎は、児童に行き止まりのない回遊空間を編み出している。

延床面積:403.51㎡(122.06坪)
施工:株式会社 佐藤建設
構造:オーノJAPAN 大野博史
竣工:2018.2

成瀬友梨と猪熊純へのインタビュー「シェアする場のデザイン」
成瀬友梨と猪熊純へのインタビュー「シェアする場のデザイン」

 
成瀬友梨と猪熊純へのインタビュー「シェアする場のデザイン」が、サンゲツヴォーヌのウェブサイトに掲載されています

成瀬友梨と猪熊純へのインタビュー「シェアする場のデザイン」が、サンゲツ社の新ブランド「サンゲツヴォーヌ」のウェブサイトに掲載されています。
また、同サイトのコラムページには、田根剛へのインタビュー「古来と未来をつなぐデザイン」、エルメス祇園店などを手掛けた鬼木孝一郎へのインタビュー「魅力的な商業店舗のつくり方」なども掲載されています。【ap・pr】

シェアする場のデザイン(第1話)

高尾山スミカと豊島八百万ラボ

「シェアする場をつくること」をコンセプトに、社会情勢の変化にあわせた
新しい住まい、オフィス、商業施設などのデザインを手がける成瀬友梨さんと猪熊純さん。
しなやかな空間を生みだす秘訣についてお話をうかがいました。

成瀬 友梨さん

愛知県出身。東京大学工学部建築学科卒業、同大学院修士課程修了、同大学院博士課程単位取得退学の後、2007年に成瀬・猪熊建築設計事務所共同設立。

猪熊 純さん

神奈川県出身。東京大学工学部建築学科卒業、同大学院修士課程修了の後、千葉学建築計画事務所を経て2007年に成瀬・猪熊建築設計事務所共同設立。

「シェアする場をつくること」をコンセプトに、社会情勢の変化にあわせた新しい住まい、オフィス、商業施設などを手がける。本コラムで紹介している以外にも、キュープラザ二子玉川、天川村南日裏定住促進住宅、坂の上テラス、株式会社デンソー名古屋オフィスなど多くの建築・内装設計やインスタレーションに携わっている。第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館 特別表彰、GOOD DESING AWARD 2015・グッドデザイン賞(りくカフェ本設)、日本建築学会作品選集 新人賞(LT城西)など受賞多数。

サンゲツヴォーヌ、コラム一覧ページ
サンゲツヴォーヌ、トップページ

ヘルツォーク&ド・ムーロンとベイヤー・ブラインダー・ベルが、ハーバード大学GSDの主施設の改修と増築を手掛けることに

ヘルツォーク&ド・ムーロンとベイヤー・ブラインダー・ベルが、ハーバード大学GSDの主施設の改修と増築を手掛けることになったそうです

ヘルツォーク&ド・ムーロンベイヤー・ブラインダー・ベル(Beyer Blinder Belle)が、ハーバード大学GSDの主施設の改修と増築を手掛けることになったそうです。dezeenが伝えています。「Gund Hall」と呼ばれるこの建物は、階段状に学生の作業スペースが配置されているのが特徴で、写真で見て知っている方も多いと思います。こちらのブログに訪問記と写真が掲載されています
ベイヤー・ブラインダー・ベルは、エンパイアステートビルの改修などにも関わった設計事務所との事です。
以下が改修対象の建物。

【ap job 更新】 それぞれの人生と向き合い、楽しい未来をつくる会社「スマサガ不動産」が、設計デザインスタッフを募集中
【ap job 更新】 それぞれの人生と向き合い、楽しい未来をつくる会社「スマサガ不動産」が、設計デザインスタッフを募集中
【ap job 更新】 それぞれの人生と向き合い、楽しい未来をつくる会社「スマサガ不動産」が、設計デザインスタッフを募集中

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

それぞれの人生と向き合い、楽しい未来をつくる会社「スマサガ不動産」の、設計デザインスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

それぞれの人生と向き合い、楽しい未来をつくる会社
「スマサガ不動産」が設計デザインスタッフを募集します

■こんな人が向いています
・人が好き
・想像・妄想することが好き
・ルーティン業務が嫌い
・新しいことを楽しめる
・設計業務だけにとらわれず、色々なことに関わってみたい
・従来の形や建築知識にとらわれず、自由にやってみたい
・独立前に自分を試したい

私たちスマサガ不動産は、中古マンション×リノベ-ションを軸に、クライアントと一緒にもっと楽しい未来を考えつくっていく会社です。現在、住居のリノベーションをメインとし、ビジネスホテルやビル外装のデザイン監修、オフィスの内装や、プロダクト等複数の多様なプロジェクトが進行中です。今後も不動産や建築デザインの枠を超えた様々な業務展開を考えており、一緒に働く仲間を募集します。

■クライアントと共につくる設計デザイン
スマサガのデザインチームの仕事は、クライアントとの打合せからデザイン企画、設計、現場進行管理、竣工後のフォローまで一貫して行います。
不動産コンサルチームが、予算などの希望条件に加え「どんな人生を送りたいか?」という視点を踏まえて探し出した物件を引き継ぎ、ヒアリングと提案を重ねながら、住まう人の生活のリズムや好きなこと、未来の理想像など、それぞれの「普通」や「人生」そのものを探り出して形にしていきます。

スマサガの設計デザインは、住居に求めるスペックだけでなく、クライアントと一緒に未来の生き方を共有し、共に成長していく住まいをつくる仕事です。

■個人の裁量と発想力
良くも悪くも、個人の裁量が大きいスマサガの設計などのデザイン業務。想像力や企画力があり、様々な場面で柔軟に対応できる方が向いています。会社やチームのマニュアルはなく、自由でありながら個々の責任範囲が大きい職場です。他の設計デザインに準ずることなく、クライアントと一緒に未来の住まいを探りながら、発想力を発揮してください。自由な環境を楽しみ、責任を持って仕事をしていただける方を求めています。

【ap job 更新】 元Herzog & de Meuronアソシエイトの小室舞が香港で設立した「KOMPAS」が、設計スタッフ・インターンを募集中
【ap job 更新】 元Herzog & de Meuronアソシエイトの小室舞が香港で設立した「KOMPAS」が、設計スタッフ・インターンを募集中
【ap job 更新】 元Herzog & de Meuronアソシエイトの小室舞が香港で設立した「KOMPAS」が、設計スタッフ・インターンを募集中

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

元Herzog & de Meuronアソシエイトの小室舞が香港で設立した「KOMPAS」の、設計スタッフ・インターン募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

KOMPASは2017年末に香港で設立され東京に日本法人を持つ建築デザインスタジオで、世界中のどこでも、家具から都市のスケールまで、幅広く空間に関わる提案をしています。
設立してまだ間もないもののありがたいことに面白い仕事がいくつも動き始めているので、これから一緒に建築を実現させて事務所を軌道に乗せていくスタッフ(アーキテクト、インターンも可)を募集しています。

代表の小室は東京大学大学院からのETHチューリヒ校での留学を経て、バーゼルを拠点とするHerzog & de Meuron事務所で計9年強勤務し、同香港事務所ではアソシエイトとしてM+という美術館プロジェクトを担当してきました。
HdMでの経験を活かし、国際的なスタッフと共に日本のみならず世界を相手に国際的なプロジェクトに取り組めるような事務所をつくりたいと思い、日本法人も設立しつつ香港を拠点にKOMPASをスタートさせました。
スタッフもプロジェクトもクライアントも、日本も海外もフラットに捉えてチャンスのある場所・人と仕事ができればと思っています。

まだ初期段階のプロジェクトが多く公開できるイメージがほとんどないのですが、現在最もプロジェクトが多いのは日本国内で、それ以外に香港やアジア外のプロジェクトもあります。
プログラムは住宅、ギャラリー付き住宅、アートセンター、新しい商業・クリエイティブスペース、コミュニティハブ施設などで、規模として最大のものは2000㎡超の新築物件です。
プロジェクトの種類や場所もこれからより広げていきたいですし、国内・海外を問わず面白そうなコンペにも積極的に取り組んでいきたいと思っています。

槇文彦の連続講座の第3回「5つの質問 槇文彦氏に聞く」の動画 谷尻誠+吉田愛 / SUPPOSE DESIGN OFFICEが、山口の「複合図書館設計」プロポで委託候補者に

谷尻誠+吉田愛 / SUPPOSE DESIGN OFFICEが、山口の「複合図書館設計」プロポで委託候補者に選ばれてます(PDF)

谷尻誠+吉田愛 / SUPPOSE DESIGN OFFICEが、山口の「柳井商業高等学校跡地利活用に伴う複合図書館設計業務」プロポで委託候補者に選ばれてます。画像や提案書は今のところ公開されていません。

柳井商業高等学校跡地利活用に伴う複合図書館設計業務委託の公募型プロポーザルについて、以下のとおり委託候補者を特定しましたので、公表します。(via city-yanai.jp

GENETOによる、京都・西陣の、集合住宅と宿泊施設の複建築「JURAKU RO」
GENETOによる、京都・西陣の、集合住宅と宿泊施設の複建築「JURAKU RO」建物ファサードを見る。間口が狭く、奥に長い京都の典型的な敷地形状をしている。 photo©近藤泰岳

GENETOが設計した、京都・西陣の、集合住宅と宿泊施設の複建築「JURAKU RO」です。

京都の西陣に建つ、集合住宅と宿泊施設が複合した建築である。建物名にも用いられているとおり敷地は、もと聚楽第の跡地とされているエリアに位置している。
一条通りに南接道で北側は、智恵光院というお寺に面しており、典型的な「うなぎの寝床」と言われる敷地形状である。
戊辰戦争では西の陣地となったことから西陣という地名がつき、一昔前までは織物業を営む町家が立ち並ぶ風景だった。現在では数件の町家は残っているものの、マンションが多く建てられ、そのどれもが景観に寄与せず景観条例を満たすことだけに終始しているファサードとなっている。
積極的に京都の街並みを作ることや通りとの関係を位置づけている建物は見当たらないのが街の現状である。そうした街並みに対して、我々が建てる集合住宅がどの様に関わっていくことが、現代における京都の風景を創っていけるのかを検討した。

小堀哲夫による講演「ROKI Global InnovationCenter-ROGIC-を通して考えたこと、そして今考えていること」の動画

小堀哲夫による講演「ROKI Global InnovationCenter-ROGIC-を通して考えたこと、そして今考えていること」の動画です。静岡・浜松に建つ「ROKI Global InnovationCenter-ROGIC-」は、2017年の日本建築学会賞(作品賞)の受賞作品です。

「ROKI Global InnovationCenter-ROGIC-」の動画も以下に掲載します。

BIGのビャルケ・インゲルスへのインタビュー動画「ニューヨークの威厳」

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