雨宮知彦+犬塚博紀/UNITYDESIGN+浜田充/STARBURSTAR+鈴木啓/ASAによるブラジルのカンピナス大学科学博物館の実施国際コンペ2等案

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雨宮知彦+犬塚博紀/UNITYDESIGN+浜田充/STARBURSTAR+鈴木啓/ASAによるブラジルのカンピナス大学科学博物館の実施国際コンペ2等案

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雨宮知彦+犬塚博紀/UNITYDESIGN+浜田充/STARBURSTAR+鈴木啓/ASAがブラジルのカンピナス大学の科学博物館の実施国際コンペで、世界21カ国・170の応募の中から2等に選ばれました。ここで紹介するのは、その作品"NECKLACE"です。
また、UNITYDESIGNのサイトには、コンペ発表時の様子やブラジルの写真なども掲載されています。


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以下、建築家によるテキストです。
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コンペ概要
ブラジル、サンパウロの近郊都市カンピーナス市にあるカンピーナス大学内に計画される科学博物館(Exploratory Science Museum)の国際コンペへの応募案。
敷地面積は29,000㎡、要求床面積は5,350㎡。要綱では具体的な展示物は未定とされ、ハイテクな技術に頼らない、ローコストな建築の提案が求められた。
NECKLACE
我々が提案したのは、敷地の豊かな条件-緩やかな斜面地、穏やかな気候、美しい太陽の光-を最大限に尊重し、内部空間と外部空間が同時に織り込まれた建築<NECKLACE>である。
<NECKLACE>は、博物館のメイン動線かつ屋外の展示スペースでもある<POROUS LOOP>=チェーンと、分離した展示空間=宝石から構成されている。
<POROUS LOOP>はレンガをポーラスに積んで出来た壁にはさまれた屋外空間で、美しい光が移ろい、穏やかな風が流れる。博物館を訪れたひとはここで自然のダイナミズムを体感しながら、各々の展示室にアクセスする。光や風、地形、アクティビティなどを緻密に検討してループのかたちは決定され、建築の骨格をつくる。また、ローコストな現地の材料、工法とすることで要求の倍以上のフットプリントを実現し、全方位からのアクセスを受け入れる。
<DISCRETE VOLUME>は要求面積をみたすボリュームを仮に配置しているにすぎない。詳細な計画の際に場所、形、大きさなどを必要なスペックに応じて決めればよい。また、将来に新しいボリュームを増築することも可能としている。
すばらしいパノラマの眺望を失わないために、<NECKLACE>は傾斜地に対して滑り込むように配置される。その結果、ループの半分が地上で半分が地下となり、ループ1周で様々な断面的な体験をすることができる。ループ天端の水平のスカイラインはキャンパスの新しいランドマークとなると同時に、緩やかな勾配のランドスケープの美しさを強調するだろう。
科学は、われわれの身の回りのどこにでも存在している。閉じた展示室で展示品を鑑賞するだけではなく、実際に起こる自然の奇跡から科学を体感すること。それが新しい科学博物館がもたらすべき価値であるはずだと考え、あえて屋外の動線による<NECKLACE>という形式を提案した。
21世紀のサステイナブル建築へ-永続する建築のために
しなやかさとタフさを兼ね備えた建築をつくりたいと考えている。フレキシブルな要素(永続性)を許容する強い骨格(永遠性)を持った建築。それは、長持ちする材料で作る、といった「物質」の話ではなく、遺跡のように、永遠に続く「現象」によって定義された構築物、その場所の自然現象へのレスポンスとしてかたちづくられた「空間」のイメージである。
我々はこれを仮に「フェノメナル・インフラストラクチャー」と呼んでいる。効率を最適化する交通システムとしてのインフラを超えて、その土地の太陽の運行や風の流れ、地勢、アクティビティなどの条件に敏感に応答してデザインされた、空間をはらんだインフラである。
真にサステイナブルな建築が、物質の寿命や数値的な評価によってではなく、そこに起こる「現象」の追求によって見えてこないだろうか。我々なりの21世紀型サステイナブル建築への探求をこめた提案は残念ながら選に漏れたが、これを機会に更なる追求を進めていきたいと考えている。
チーム
意匠設計:
雨宮知彦+犬塚博紀/UNITYDESIGN
浜田充/STARBURSTAR
構造計画:鈴木啓/ASA
電気・設備計画アドバイザー:
遠藤和広/EOS plus
山下直久/Comodo設備計画
照明計画アドバイザー:横田道子/and LIGHT
建築計画アドバイザー:金子敬輔/ENGINE ARCHITECTS
フォトグラファー:堀田貞雄


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