SHARE 勝野大樹 / 建築研究所フォーラムによる、長野県伊那市の住宅「ハウス M」
勝野大樹 / 株式会社建築研究所フォーラムが設計した、長野県伊那市の住宅「ハウス M」です。
長野県の南信地方に建つ住宅で、この地方によくみられる本棟造りという民家形式をモ チーフにした住宅である。本棟造りは、広い梁間に架かったゆるい勾配の「大きな切妻屋根」と、「妻入りの大きな立面」が特徴で、クライアントから求められた薪ストーブによっ て建物全体が暖められる「一体的な空間」と、家族4人の布団を一気に干すことのできる。
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以下、建築家によるテキストです。
長野県の南信地方に建つ住宅で、この地方によくみられる本棟造りという民家形式をモチーフにした住宅である。本棟造りは、広い梁間に架かったゆるい勾配の「大きな切妻屋根」と、「妻入りの大きな立面」が特徴で、クライアントから求められた薪ストーブによっ て建物全体が暖められる「一体的な空間」と、家族4人の布団を一気に干すことのできる。
「幅の広いベランダ」が、本棟造りの特徴である「大屋根」と「大きな妻側立面」によっ て実現可能であると考えたからである。この地方に伝わる伝統的な住宅形式を、薪ストーブや布団干しといった日常生活の一側面から再解釈することで、現代的な住宅でありながらも、田園的な地域性との結びつきを感じられるような住宅になればと考えながら設計を 行った。
■建築概要
物件名:ハウス M
所在地:長野県伊那市
主要用途:専用住宅
工事種別:新築
建築設計理:勝野大樹 / 株式会社建築研究所フォーラム
構造設計:金田泰裕 / yasuhirokaneda STRUCTURE
施工:宮下建設株式会社
構造:木造軸組工法
階数:地上 2 階
敷地面積:532.43m2
建築面積:104.40m2
延床面積:137.89m2
竣工:2015 年 10 月