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2016.2.16Tue
2016.2.15Mon
2016.2.17Wed
島田宇啓建築設計事務所による、東京都杉並区の住宅「テルヤマモミジの家」
サムネイル:島田宇啓建築設計事務所による、東京都杉並区の住宅「テルヤマモミジの家」

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architecture|feature
住宅島田宇啓新建築社写真部東京

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撮影:新建築社写真部

島田宇啓建築設計事務所が設計した、東京都杉並区の住宅「テルヤマモミジの家」です。

 住宅街におけるご高齢の施主にとっての豊かな住宅を考えた。
 敷地は東京都杉並区の典型的な住宅街。施主は90代の高齢の母と、定年退職した娘の女性二人である。良好な住環境確保のための第一種低層住居専用地域であるが、地価は上がり周辺の土地は年々細分化され所狭しと建て込む苦しい状況。隣地にはマンションが壁のように建った。それによりリビングには光が入らなく、庭いじりする様子も見下ろされる状況となってしまった。二人の施主からは、老朽化した建物と家族構成や周辺環境の変化からの建て替えにあたり、終の住処となる高齢者のためのコンパクトな住宅を求められた。

※以下の写真はクリックで拡大します

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以下、建築家によるテキストです。


 住宅街におけるご高齢の施主にとっての豊かな住宅を考えた。
 敷地は東京都杉並区の典型的な住宅街。施主は90代の高齢の母と、定年退職した娘の女性二人である。良好な住環境確保のための第一種低層住居専用地域であるが、地価は上がり周辺の土地は年々細分化され所狭しと建て込む苦しい状況。隣地にはマンションが壁のように建った。それによりリビングには光が入らなく、庭いじりする様子も見下ろされる状況となってしまった。二人の施主からは、老朽化した建物と家族構成や周辺環境の変化からの建て替えにあたり、終の住処となる高齢者のためのコンパクトな住宅を求められた。
 そこで私は、年を重ねたお二人がゆっくり穏やかに過ごす様々な「時間」をつくることを目標と定めた。その中でバリアフリーや介護のための仕様は当然だが、装置でバリアフリー=高齢者住宅と謳うのではなく、空間的・体験的にバリアフリーを実現できないか考えた。都市居住の限られた敷地と迫り建つ隣地から、それを超えた「広がり」を持つ静謐で穏やかな環境を目指した。それは行動範囲が限られた高齢の母に対しての空間づくりを考える事とも言える。
 まず施主の思い入れのあった「モミジ」に着目し3つの庭を計画した。モミジは紅葉があり落葉する。それは四季や時間、光や風や雨などの環境を見えるようにするものとして象徴的に捉えた。「まえ」「なか」「うしろ」3つの庭の間を縫うようにボリュームを作り、庭との関係や動線、二人の距離感等で多様な部屋をつくっていく。部屋間の建具は全て引戸で考える。それは高齢者の使い勝手のためのものでもあるが、その開閉によって空間のつながりが変わる。視線の抜けや明るさの変化が建て込む住宅街でありながら敷地境界を超えて大きな広がりを生む。それらは視線や風の流れだけでなく動線にも現れる。シンプルな動線は高齢者の動きの一助となる。
 シルバーの金属屋根は刻一刻と表情を変える。うっすら緑を含むグレー色で吹き付けた外壁も光の状態で表情を変える。木で設えた玄関扉や戸袋鏡板、縁側、軒裏も年々表情を変える。メンテナンスフリーではないが、それはお堂や茶室のように、日々手をかけながら更に年輪を増していく。変化する表情が時間を刻む。密集住宅地の中で静かに佇むそのような建築を目指した。

■建築概要
意匠設計:島田宇啓建築設計事務所
構造設計:株式会社ハシゴタカ建築設計事務所
設備設計:有限会社ZO設計室
施工者:株式会社宮嶋工務店
建設地:東京都杉並区
設計期間:2014.7-2014.12
施工期間:2015.3-2015.09
建築面積:88.53㎡
延床面積:87.20㎡
最高高さ:4.71m
写真:新建築社写真部

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住宅島田宇啓新建築社写真部東京
2016.02.16 Tue 15:51
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    2016.02.16 Tue 16:50
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    [ap job 更新] 北九州市の(株)古森弘一建築設計事務所が、設計スタッフ(正社員・新卒)を募集中
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    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

    北九州市の(株)古森弘一建築設計事務所の、設計スタッフ(正社員・新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    2016年度新卒採用募集要項

    (株)古森弘一建築設計事務所では設計スタッフ(正社員)を募集しています。
    現在、住宅、医療施設、宗教施設、公共施設、教育施設など様々なビルディングタイプのプロジェクトが進行中です。

    ●応募資格
    2016年3月に専門学校、大学、大学院を卒業、修了予定の方
    第二新卒可(卒業後2 年程度)

    ●望む人物像
    建築が好きな人、コミュニケーション力があり、チームで働ける人
    ※経験・設計能力は問いません

    ●採用時期
    2016年4月~

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    2016.02.16 Tue 15:53
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    ヘルツォーク&ド・ムーロンが完成させた、イギリスの、オックスフォード大学ブラバトニック公共政策大学院の新施設の写真

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    イギリスヘルツォーグ&ド・ムーロン教育施設

    ヘルツォーク&ド・ムーロンが完成させた、イギリスの、オックスフォード大学ブラバトニック公共政策大学院の新施設の写真がdesignboomに掲載されています

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    2016.02.16 Tue 15:24
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    髙宮眞介と飯田善彦による書籍『髙宮眞介 建築史意匠講義 ―西洋の建築家100人とその作品を巡る―』
    サムネイル:髙宮眞介と飯田善彦による書籍『髙宮眞介 建築史意匠講義 ―西洋の建築家100人とその作品を巡る―』

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    飯田善彦髙宮眞介

    髙宮眞介と飯田善彦による書籍『髙宮眞介 建築史意匠講義 ―西洋の建築家100人とその作品を巡る―』がamazonで販売されています

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    髙宮眞介 建築史意匠講義 ―西洋の建築家100人とその作品を巡る― (アーキシップ叢書01)
    髙宮 眞介 飯田 善彦 大川 三雄
    4908615004

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    飯田善彦髙宮眞介
    2016.02.16 Tue 11:22
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    木下昌大の展覧会「最適化する建築」が、アーツ千代田3331のD-lab東京ギャラリーで開催 [2016/2/27-3/27]

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    architecture|exhibition
    木下昌大

    木下昌大の展覧会「最適化する建築」が、アーツ千代田3331のD-lab東京ギャラリーで開催されます

    木下昌大の展覧会「最適化する建築」が、アーツ千代田3331のD-lab東京ギャラリーで開催されます。開催期間は、2016年2月27日~3月27日。

    KYOTO Design Labでは、2月27日(土)〜3月27日(日)の1ヶ月間、「木下昌大展 最適化する建築」を開催いたします。本展覧会では、本学助教で建築家の木下昌大が「最適化する建築」を求めた結果、実現した6つのプロジェクトと、木下研究室で3人の学生が取り組んだ卒業製作を紹介します。9つのプロジェクトには、それぞれに異なる与件があり、その与件から導かれた姿があります。与件がどのように「建築」へと昇華されていったのか、「建築」がどのようにその内外の環境を最適化しているのかをご覧いただければ幸いです。

    私が大学で建築を学び始めたころ、既に日本ではバブルが崩壊し、建設行為が必ずしも肯定的に受け入れられなくなっていました。しかし、建設行為に逆風が吹く中でこそ、建築家が果たすべき役割があるのではないかと考えました。
    建築がつくられる時、そこには多くの与条件が存在します。その建築で何が行われるのか? かけられる予算はいくらか? いつまでに必要なのか? 周辺環境に与える影響は? 法的な制限は? 何年間使用されるのか? 費用対効果は? などなど…これら多くの与件を切り捨てることなくすくい上げたうえで、それでもなお人の心を動かす「建築」はいかに可能だろうか?
    この問いに応える理想の建築の姿を「最適化する建築」(Optimized Architecture)と呼び、その実現を目指しています。
    −−−−−−
    「最適化する建築」とは、建築が内包する空間とその建築を取り巻く環境を、人間が活動するために最適な状態にかえる行為の過程全体、あるいは一部のこと。また、そのような行為によって作られた構造物そのものを指す
    −−−−−−
    木下昌大

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    木下昌大
    2016.02.16 Tue 11:11
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    [ap job 更新] 山﨑健太郎デザインワークショップが、設計スタッフ・非常勤プロジェクトスタッフを募集中
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    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

    山﨑健太郎デザインワークショップの、設計スタッフ・非常勤プロジェクトスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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    私たちは、個人住宅、福祉施設、医療施設、商業施設、アジアなどの海外案件など幅広い設計業務に取り組んでいます。変化する社会状況の中で、さまざまな建築との関わりを持ちながら、社会に必要な人の集まる場をデザインしています。同様にそれに関わる設計事務所での働き方も変わっていくかもしれません。組織事務所やアトリエ事務所の今後のビジョンやキャリアに疑問を感じている方や、まちづくりに関わり形だけの建築計画にとどまらない建築事務所のあり方にチャレンジしたいなど、一緒に新しい建築事務所の働き方をつくっていきませんか?

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    8000m2のホテルデザイン業務
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