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後藤周平建築設計事務所による、静岡市の「静岡のリノベーション」
サムネイル:後藤周平建築設計事務所による、静岡市の「静岡のリノベーション」

1,376.82後藤周平建築設計事務所による、静岡市の「静岡のリノベーション」

architecture|feature
リノベーション住宅後藤周平長谷川健太


all photos©長谷川健太(改修前を除く)

後藤周平建築設計事務所による、静岡市の「静岡のリノベーション」です。

既存鉄骨が露出した2層吹き抜けのリビングの上部に、大きな南北に連続した開口部を設け、空が見え、明るい広場のような空間をつくり、その吹き抜けに対して各個室の開口部が設けられている。この二重の開口部は、どこまでが室内でどこからが外部なのか、その境界が曖昧に感じられるような働きをしている。
吹き抜け上部の開口部は、隣家に対してもオープンになっており、リビングの様子は見えないが、その向こうの町並みには視線が開けていて、視覚的な都市のオープンスペースとして機能している。住宅の空間の一部が都市に共有されることで、密集地において周囲の人にとっても開放感を感じられるのではないかと考えた。

“家の中の広場の中の家”といえるような、復層的な構成が、都市に対して奥行きを保ちつつ開くという独特な距離感を住宅の内外につくり出している。

※以下の写真はクリックで拡大します

以下、建築家によるテキストです。


静岡のリノベーション

都市との距離感の調整をテーマにしたプロジェクトとして、”袋井の三壁”とは別のアプローチを試みた住宅である。
都市に対してどのように開くか、という問題は常に住宅の主要なテーマのひとつである。暮らしにおいて開放的になりたい状況と、閉鎖的になりたい状況は、一日の中でも、季節ごとでも絶えず変化しており、その変化に対してどちらかに偏るのではなく、適度に調整できるような住宅をつくりたいと考えていた。
ここでは、住宅の半分を占める大きな2層吹き抜けを、暮らしと都市との関係を調整する装置として、都市へ快適に開くことを試みた。

築30年超の事務所兼アパートを、住宅にコンバージョンしたプロジェクトである。敷地は静岡市の繁華街にほど近い、戦後すぐに開発された住宅街にあり、老朽化に伴う建て替えが近隣で多く行われ、将来的な環境が想定し難い状況にある。

既存鉄骨が露出した2層吹き抜けのリビングの上部に、大きな南北に連続した開口部を設け、空が見え、明るい広場のような空間をつくり、その吹き抜けに対して各個室の開口部が設けられている。この二重の開口部は、どこまでが室内でどこからが外部なのか、その境界が曖昧に感じられるような働きをしている。
吹き抜け上部の開口部は、隣家に対してもオープンになっており、リビングの様子は見えないが、その向こうの町並みには視線が開けていて、視覚的な都市のオープンスペースとして機能している。住宅の空間の一部が都市に共有されることで、密集地において周囲の人にとっても開放感を感じられるのではないかと考えた。

“家の中の広場の中の家”といえるような、復層的な構成が、都市に対して奥行きを保ちつつ開くという独特な距離感を住宅の内外につくり出している。

■建築概要
設計:後藤周平建築設計事務所
所在地:静岡県静岡市
構造:鉄骨造
設計期間:2015.8-2016.3
工事期間:2016.3-2016.8
敷地面積:102.34㎡
建築面積:57.16㎡
床面積:85.74㎡ (1階57.16 ㎡、2階28.58 ㎡)
設計協力:高橋俊也構造建築研究所
写真撮影:長谷川健太

後藤周平/後藤周平建築設計事務所
1982年静岡県磐田市生まれ。京都工芸繊維大学工芸学部造形工学科、同大学院博士前期課程修了。中山英之建築設計事務所を経て2012年後藤周平建築設計事務所設立。

静岡県磐田市国府台2-3 2A
http://shuheigoto.com

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リノベーション住宅後藤周平長谷川健太
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    建築求人情報
    2017.10.11 Wed 20:37
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    スペインの建築誌『El Croquis』の191号が、長谷川豪を特集。22pのサンプルも公開。

    376.58 スペインの建築誌『El Croquis』の191号が、長谷川豪を特集。22pのサンプルも公開。

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    長谷川豪

    スペインの建築誌『El Croquis』の191号が、長谷川豪を特集していて、22ページのサンプルも公開されています

    スペインの建築誌『El Croquis』の191号が、長谷川豪を特集していて、22ページのサンプルも公開されています。※フラッシュがないと閲覧できない使用のようです。

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    長谷川豪
    2017.10.11 Wed 11:56
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    若林秀典建築設計事務所による、京都の学習塾「StudyRoom」
    サムネイル:若林秀典建築設計事務所による、京都の学習塾「StudyRoom」

    757.82 若林秀典建築設計事務所による、京都の学習塾「StudyRoom」

    architecture|feature
    京都店舗清原明音若林秀典


    all photos©Akane Kiyohara

    若林秀典建築設計事務所による、京都の学習塾「StudyRoom」です。

    「StudyRoom」は中高生を対象にした個別指導の学習塾である。本校では細かく区画された閉鎖的な教室ではなく、集中しつつも適度にリラックスできる学習環境が求められた。そこで大小いくつかの円で切り取られた大きなテーブルが生み出す開放的なワンルーム空間を提案。1対1の学習指導がなされている隣では自習生が勉強している。それは常に他者を意識することで適度な緊張感を生み、集中力を持続させることができる。また授業が行なわれない休校日はワークショップやイベント等が行なわれ、レンタルスペースとして地域の人々も利用する。黒板塗装された壁面とベンチタイプでフリーアドレスの座席からなるワンルーム空間は、これら求められる様々なシーンにフレキシブルな対応が可能である。学業のみにとどまることなく地域との交流の中で育まれる本質的な教育の場となることを期待している。

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    京都店舗清原明音若林秀典
    2017.10.11 Wed 11:27
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    成瀬・猪熊建築設計事務所+東急設計コンサルタント+奥村組による、東京都世田谷区の「キュープラザ二子玉川」
    サムネイル:成瀬・猪熊建築設計事務所+東急設計コンサルタント+奥村組による、東京都世田谷区の「キュープラザ二子玉川」

    2,080.51 成瀬・猪熊建築設計事務所+東急設計コンサルタント+奥村組による、東京都世田谷区の「キュープラザ二子玉川」

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    世田谷奥村組店舗成瀬・猪熊建築設計事務所成瀬友梨東京東急設計コンサルタント猪熊純


    all photos©西川公朗

    成瀬・猪熊建築設計事務所+東急設計コンサルタント+奥村組による、東京都世田谷区の「キュープラザ二子玉川」です。
    詳細は最下部の概要に記載していますが、商環境デザインを成瀬・猪熊建築設計事務所、基本設計・監修などを東急設計コンサルタント、実施設計・施工を奥村組が手掛けています。

    本プロジェクトは、2015年にオープンした二子玉川ライズの再開発事務所跡地に計画された、東急不動産株式会社の都市型商業施設「キュープラザ」4番目の施設である。敷地は二子玉川駅の北、今は廃線となっている砧線の終着駅があった場所に位置し、二子玉川ライズと玉川高島屋の二大開発エリアを結ぶ区道沿いにある。本計画はこの好立地を活かし、街の賑わいがそのままかたちになったような、立体的な街路を組み込んだ建築を目指した。

    ともすると必要なものだけを詰め込み、効率優先となってしまう積層型の商業建築において、私たちはまず、外部階段を植栽と組み合わせながら、最も環境が良く、印象的な場所である敷地南東に配置した。またこの縦動線の魅力を最大限に引き立たせるため、ファサードは周囲に残る砧線の形跡を思わせるエレメントで構成し、押出成形をしたレール形状のフレームと、枕木で作ったパネルを組み合わせ、外部階段を覆うように配置した。

    結果この建築は、テナントの自由度・貸床面積・フレキシビリティを確保したまま、二子玉川らしくも新鮮な、レイヤー状の風景をつくりだしている。街と連続し徒歩で全てのフロアにアプローチすることができ、ダイナミックなシークエンスを体験しながら、街の歴史に自然とふれあうことができるものになっている。

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    世田谷奥村組店舗成瀬・猪熊建築設計事務所成瀬友梨東京東急設計コンサルタント猪熊純
    2017.10.11 Wed 10:51
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    杉本博司が設立し施設の設計も手掛けた、小田原の複合文化施設「江之浦測候所」の写真

    348.35 杉本博司が設立し施設の設計も手掛けた、小田原の複合文化施設「江之浦測候所」の写真

    architecture|art|remarkable
    杉本博司神奈川美術館・博物館

    杉本博司が設立し施設の設計も手掛けた、小田原の複合文化施設「江之浦測候所」の写真が、fashionsnap.comに掲載されています

    現代美術作家の杉本博司が設立し施設の設計も手掛けた、小田原の複合文化施設「江之浦測候所」の写真が55枚、fashionsnap.comに掲載されています。
    以下は、公式サイトによる概要。

    江之浦測候所の各施設は、美術品鑑賞の為のギャラリー棟、石舞台、光学硝子ストラクチャー、茶室、庭園、門、待合棟などから構成される。また財団の各建築物は、我が国の建築様式、及び工法の、各時代の特徴を取り入れてそれを再現し、日本建築史を通観するものとして機能する。よって現在では継承が困難になりつつある伝統工法をここに再現し、将来に伝える使命を、この建築群は有する。

    建築群に使用される素材は、近隣で得られる素材を中心に使用するものとし、擁壁、造園等に使用される石材は根府川石、小松石等を使用する。また造園の為の景石には、平成21年度の広域農道整備事業に伴い、近隣の早川石丁場群跡から出土した江戸城石垣用の原石を使用する。また造園の為の景石には古代から近代までの建築遺構から収集された貴重な考古遺産が随所に配されている。

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    杉本博司神奈川美術館・博物館
    2017.10.11 Wed 09:55
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    SANAAが、静岡の「仮称静岡市歴史文化施設」設計プロポで設計候補者に

    1,082.60 SANAAが、静岡の「仮称静岡市歴史文化施設」設計プロポで設計候補者に

    architecture|competition
    SANAA美術館・博物館静岡

    SANAAが、静岡の「仮称静岡市歴史文化施設」設計プロポで設計候補者に選定されています(PDF)

    SANAAが、静岡の「仮称静岡市歴史文化施設」設計プロポで設計候補者に選定されています。
    次点者は、安井建築設計事務所でした。審査講評のPDFはこちらに。
    その他には隈研吾・シーラカンスアンドアソイエイツ、平田晃久、UAoなども参加していました。

    公募型プロポーザルにより、仮称静岡市歴史文化施設の基本設計の設計候補者を次のとおり特定しました。

    趣旨
    静岡市では、平成28年3月に「(仮称)静岡市歴史文化施設建設基本計画」を策定しました。「歴史文化から静岡の未来をつくる」を基本理念とし、本市の豊かな歴史と文化を活かし、「世界に輝く静岡」を実現するため、歴史文化のまちづくりの拠点となる歴史文化施設を整備します。
    本施設の建設地は、静岡市景観計画に基づく重点地区内であるとともに、歴史的名所の核と位置付ける駿府城公園の玄関口に位置しています。そのため、駿府城公園や周辺景観との調和を考慮するとともに、本市の新しい魅力となる優れた景観を備えた施設が求められます。
    また、本施設は、本市ならではの歴史的・文化的資源の価値と魅力を発信する活動によって集客をはかるとともに、市内各地への回遊性を促し、地域の賑わいと豊かさを創出することで、本市の発展を牽引していくことが求められます。
    このような歴史文化施設の設計にあたって、設計者の高度な発想力、設計能力等を求めるべく、公募型プロポーザルを実施しました。(via city.shizuoka.jp)

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    SANAA美術館・博物館静岡
    2017.10.11 Wed 09:43
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    • 二俣公一 / ケース・リアルによる、東京の住宅「南荻窪の家」
    • 東京R不動産が、街の形成の背景となっている、法規を含む「ルール」をテーマとしたウェブメディアを開設
    • 檜垣幸志建築設計事務所+竹島建築設計事務所による、東京・世田谷の住宅「淡島の改修」

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