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矢野建築設計事務所と飛騨の森でクマは踊る による、岐阜の「飛騨市役所応接室」。地域産広葉樹の魅力発信を担い展示交流も想定した計画。素材が在り方に関る多目的な空間を目指して、床壁天井に様々な用途に応える木製什器を配置。触れて使える事による効果的周知も意図
photo©長谷川健太

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岐阜長谷川健太行政施設矢野泰司矢野雄司図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・照明)建材(内装・家具)矢野建築設計事務所飛騨の森でクマは踊る田中建築
矢野建築設計事務所と飛騨の森でクマは踊る による、岐阜の「飛騨市役所応接室」。地域産広葉樹の魅力発信を担い展示交流も想定した計画。素材が在り方に関る多目的な空間を目指して、床壁天井に様々な用途に応える木製什器を配置。触れて使える事による効果的周知も意図 photo©長谷川健太
矢野建築設計事務所と飛騨の森でクマは踊る による、岐阜の「飛騨市役所応接室」。地域産広葉樹の魅力発信を担い展示交流も想定した計画。素材が在り方に関る多目的な空間を目指して、床壁天井に様々な用途に応える木製什器を配置。触れて使える事による効果的周知も意図 photo©長谷川健太
矢野建築設計事務所と飛騨の森でクマは踊る による、岐阜の「飛騨市役所応接室」。地域産広葉樹の魅力発信を担い展示交流も想定した計画。素材が在り方に関る多目的な空間を目指して、床壁天井に様々な用途に応える木製什器を配置。触れて使える事による効果的周知も意図 photo©長谷川健太

矢野泰司+矢野雄司 / 矢野建築設計事務所と飛騨の森でクマは踊るが設計した、岐阜の「飛騨市役所応接室」です。
地域産広葉樹の魅力発信を担い展示交流も想定した計画です。素材が在り方に関る多目的な空間を目指して、床壁天井に様々な用途に応える木製什器を配置しています。触れて使える事による効果的周知も意図されました。

飛騨市役所庁舎内にある応接室の改修計画である。

周囲を山脈に囲まれた飛騨市は面積の93.5%を森林で占められており、そのうちの約7割は多種多様な天然広葉樹で構成されている。径が平均的に細いことから90%以上はチップとして加工され、地域外で安価に取引をされており、チップ以外に加工される場合も小物や家具の脚といった限定された活用に留まっている。

建築家によるテキストより

市は市場の中で「飛騨市広葉樹」の価値を向上するため、外部クリエイターや市内の木工作家との連携によって市内産小径木広葉樹の商品化・ブランド化に取り組んできた。この活動を通して、材の需要を高めて適正な価格で取引を行い、この利益によって、手付かずの森に手を入れながら大きな広葉樹が育つ森にしていく、という長期的な構想を立てている。

公募の際には応接機能だけでなく、市内産広葉樹を活用した取り組みや木製品の情報発信の為のショールーム機能、市内外の人が交流する機能を持った木質空間が求められた。

建築家によるテキストより

我々は床や壁の仕上げに木材を採用する一般的な活用方法ではなく、「小さな材によって構成された大きな造形を配置する」ことで、広葉樹の存在が積極的に空間の在り方に関わり、時間帯や利用者の創意によって様々な使い方が可能な多目的空間を目指した。広葉樹を表面的な情報としてではなく、具体的に触れて使ったり、他の人が使っている様を目撃したりする経験が、効果的なPRに繋がると考えた。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

矢野建築設計事務所と飛騨の森でクマは踊る による、岐阜の「飛騨市役所応接室」。地域産広葉樹の魅力発信を担い展示交流も想定した計画。素材が在り方に関る多目的な空間を目指して、床壁天井に様々な用途に応える木製什器を配置。触れて使える事による効果的周知も意図 photo©長谷川健太
矢野建築設計事務所と飛騨の森でクマは踊る による、岐阜の「飛騨市役所応接室」。地域産広葉樹の魅力発信を担い展示交流も想定した計画。素材が在り方に関る多目的な空間を目指して、床壁天井に様々な用途に応える木製什器を配置。触れて使える事による効果的周知も意図 photo©長谷川健太
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矢野建築設計事務所と飛騨の森でクマは踊る による、岐阜の「飛騨市役所応接室」。地域産広葉樹の魅力発信を担い展示交流も想定した計画。素材が在り方に関る多目的な空間を目指して、床壁天井に様々な用途に応える木製什器を配置。触れて使える事による効果的周知も意図 image©矢野建築設計事務所+飛騨の森でクマは踊る

以下、建築家によるテキストです。


飛騨市役所庁舎内にある応接室の改修計画である。

周囲を山脈に囲まれた飛騨市は面積の93.5%を森林で占められており、そのうちの約7割は多種多様な天然広葉樹で構成されている。径が平均的に細いことから90%以上はチップとして加工され、地域外で安価に取引をされており、チップ以外に加工される場合も小物や家具の脚といった限定された活用に留まっている。

市は市場の中で「飛騨市広葉樹」の価値を向上するため、外部クリエイターや市内の木工作家との連携によって市内産小径木広葉樹の商品化・ブランド化に取り組んできた。この活動を通して、材の需要を高めて適正な価格で取引を行い、この利益によって、手付かずの森に手を入れながら大きな広葉樹が育つ森にしていく、という長期的な構想を立てている。

公募の際には応接機能だけでなく、市内産広葉樹を活用した取り組みや木製品の情報発信の為のショールーム機能、市内外の人が交流する機能を持った木質空間が求められた。

計画地である応接室は市役所1階の通りに面した東角に位置し、2方向に大きな開口部を持つ間口4m×奥行7mの小さな部屋であった。

株式会社飛騨の森でクマは踊る(通称ヒダクマ)と矢野建築設計事務所の協働でこのプロポーザルに参加するにあたって、実際に飛騨の広葉樹の森に入り、製材所や木工所を訪れた上で提案を行った。プロポーザル後も飛騨市の優れた木工技術を持つ事業者と協力し、様々な実験を繰り返しながら制作に取り組んだ。

我々は床や壁の仕上げに木材を採用する一般的な活用方法ではなく、「小さな材によって構成された大きな造形を配置する」ことで、広葉樹の存在が積極的に空間の在り方に関わり、時間帯や利用者の創意によって様々な使い方が可能な多目的空間を目指した。広葉樹を表面的な情報としてではなく、具体的に触れて使ったり、他の人が使っている様を目撃したりする経験が、効果的なPRに繋がると考えた。具体的には、部屋の床、壁、天井にそれぞれ大きな3つの什器を設置し、什器以外の部分は既存のコンクリートと同系色であるグレーに統一した。

床には全長4m 高さ82cmの大きなミズナラ材のテーブルとハイチェアを部屋の中央に設置して室内の回遊性を確保した。また、テーブルの天板面は材をルーバー状に並べ、複数の樹種で造られた四角型と丸型の天板プレートを使い方に応じて配置する形式を採用している。壁には50㎜幅のホオノキ材を濃淡のグラデーション状に並べた背もたれ1.8mのベンチを取り付け、天井にはブナ丸太の表面をかつらむきにした薄さ0.6mmの突板によるランプシェード吊るした。辺りが暗くなると木目を通した柔らかな拡散光が街並みの中で優しく浮かび上がる。

それぞれの什器は複数の用途が複合化した造形を採用することで、応接機能や調印式等の対外的な活動から、展示や昼食会といった市民にとって身近な活動まで対応可能な、自由で生き生きした空気感を作り出すことを心がけた。
広葉樹材の魅力発信をきっかけに地方都市の市役所の一角にある小さな部屋が自然と人の集まる象徴的な場所となることを期待している。

■建築概要

所在地:岐阜県飛騨市
主要用途:応接室
チーム名:矢野建築設計事務所+飛騨の森でクマは踊る
構造:RC造
規模:地上3階建ての1階一部
施工:田中建築
専有面積:28㎡
竣工:2020年
写真:長谷川健太

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・床床

薄塗モルタル:A1プライマー(エレホン)

内装・壁壁

PB+薄塗モルタル:A1プライマー(エレホン)

内装・天井天井

PB+EP塗装

内装・照明ランプシェード

ブナ突板+強化和紙

内装・家具家具

ハイバックベンチ:ホオノキ
テーブル:ミズナラ
ハイチェアチェア:ミズナラ

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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    亀田潤+佐々木洸奈 / STUDIO ALUCが設計した、愛知・名古屋市の美容室「sisu」です。
    街の中心地の築40年超ビルの1室の改修計画です。デザイナーは、明るく開放的な空間と席数確保を目指して、窓面を活かす為の間隔を確保した上で席を一列に配置しました。そして、受付位置も“窓に向かう意識”を高める為に考慮しました。店舗の場所はこちら(Google Map)。

    名古屋市栄の中心地に位置する、築40年を超える鉄骨ビルの一室。初めて現場を訪れた時は、外光を一切遮断した、隠れ家のような状態であった。65㎡という小面積と限られた予算の中で、求められる席数をクリアし、明るく開放的な空間を実現することが命題であった。

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    建築家によるテキストより

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    どちらにも共通して「大きなR」をあしらうことで、お互いが関連しあい、サロンの象徴的な存在となっている。ヴィンテージ家具のような茶染色が白いさわやかな空間の中でひときわ目立つよう、木の配置のバランスには推敲を重ねた。

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