永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る ショールーム photo©表恒匡
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る ショールーム photo©表恒匡
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る ショールーム photo©表恒匡
永山祐子建築設計 が設計した、大阪市の「YAMAGIWA OSAKA」です。
老舗照明メーカーのショールームの計画です。建築家は、企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案しました。また、可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作られました。店舗の公式ページはこちら 。
照明業界で100年の歴史を誇るYAMAGIWAの大阪ショップ・ショールーム「YAMAGIWA OSAKA」の移転リニューアルのプロジェクトです。
亀倉雄策デザインのYAMAGIWAのロゴマークに象徴される放射状に広がる光線のイメージから、空間を繊細な線の集合体で構成しました。天井には木ルーバー、パーティションとして障子のような柔らかな光を通すバーティカルルーバーを用いています。
また、モルタル壁やフローリングには真鍮棒を埋め混んで磨き、照明の光を受けて金糸の織物のように煌めく光の線を表現しました。
これからグローバルブランドとして日本から世界に発信するYAMAGIWAの新しいショールームとして繊細な表現や、光と影、ニュートラルでありながら日本を感じさせる空間としました。
光を中心としたライフスタイル提案を見せるショールームとして住宅のようなヒューマンスケールを感じさせるために天井の木ルーバーは角度と高さを自在に変化させることができるようにし、自由に位置を変えられるバーティカルブラインドと組み合わせ、緩やかな分節感を作り出し、場所ごとに雰囲気を変化させることができるようになっています。
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永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る 外観 photo©表恒匡
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る 外部からショーウィンドウを見る。 photo©表恒匡
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る ショールーム photo©表恒匡
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る ショールーム photo©表恒匡
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る ショールーム photo©表恒匡
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る ショールーム photo©表恒匡
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る ショーウィンドウ部分を見る。 photo©表恒匡
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る ショールーム photo©表恒匡
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る ショールーム photo©表恒匡
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る ショールーム photo©表恒匡
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る ショールーム photo©表恒匡
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る ショーウィンドウ部分を見る。 photo©表恒匡
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る 壁のディテール photo©表恒匡
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る 床のディテール photo©表恒匡
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る 床と壁のディテール photo©表恒匡
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る ワークスペース photo©表恒匡
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る ワークスペース photo©表恒匡
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る 平面図 image©永山祐子建築設計
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る 断面スケッチ image©永山祐子建築設計
永山祐子建築設計による、大阪市の店舗「YAMAGIWA OSAKA」。老舗照明メーカーのショールーム。企業ロゴの“放射状に広がる光線”に着想を得て、ルーバー等を用いた“繊細な線の集合体”で構成する空間を考案。可動式の要素で場所毎に雰囲気を変えられる仕組みも作る 天井の木ルーバーの角度と高さを電動で自在に変化させることができるようになっている。イベント時には天井をフラットにしパブリックな大空間としたり、シーンに合わせて空間を変化させる。 photo©表恒匡
以下、建築家によるテキストです。
照明業界で100年の歴史を誇るYAMAGIWAの大阪ショップ・ショールーム「YAMAGIWA OSAKA」の移転リニューアルのプロジェクトです。
亀倉雄策デザインのYAMAGIWAのロゴマークに象徴される放射状に広がる光線のイメージから、空間を繊細な線の集合体で構成しました。天井には木ルーバー、パーティションとして障子のような柔らかな光を通すバーティカルルーバーを用いています。
また、モルタル壁やフローリングには真鍮棒を埋め混んで磨き、照明の光を受けて金糸の織物のように煌めく光の線を表現しました。
これからグローバルブランドとして日本から世界に発信するYAMAGIWAの新しいショールームとして繊細な表現や、光と影、ニュートラルでありながら日本を感じさせる空間としました。
光を中心としたライフスタイル提案を見せるショールームとして住宅のようなヒューマンスケールを感じさせるために天井の木ルーバーは角度と高さを自在に変化させることができるようにし、自由に位置を変えられるバーティカルブラインドと組み合わせ、緩やかな分節感を作り出し、場所ごとに雰囲気を変化させることができるようになっています。
イベント時には天井をフラットにするなどパブリックな大空間としたり、シーンに合わせて空間を変化させることで、来た方に常に新鮮な体験を提供ができるショールームを目指しています。
ショールームの背面にはオフィスがあります。オフィスの光環境や家具の提案も行うYAMAGIWAのオフィスは、時にショールームとして機能します。天井の一部はショールームから見えるようになっており、オフィス照明を見せると共に天井が連続して見えることで空間としての広がりを感じるよう設計しました。
環境照明には時間帯によって色温度が変わるプログラムを入れ、ショールーム側との光の調和を図り、快適な光環境をつくっています。人数変動にもフレキシブルに対応できるカウンターテーブルを採用したり、テレビ会議用のブースを設けるなど、昨今多様化する働き方に柔軟に対応できるよう計画しています。
■建築概要
YAMAGIWA OSAKA
所在地:大阪府大阪市中央区南船場3-5-8 オーク心斎橋ビル1階
主用途:ショールーム、オフィス
設計:有限会社 永山祐子建築設計 担当/永山祐子・小森陽子・近藤弘起
施工:株式会社WINWIN
設計協力:株式会社YAMAGIWA(照明計画)、株式会社ピロティ(空調設備)
施工協力:株式会社ファサード・ラボ(可動天井部分)
延床面積:ショールーム 257.4㎡、オフィス 217.8㎡
設計:2021年8月~2021年10月
工事:2021年11月~2022年1月
竣工:2022年2月
写真:表恒匡