藤森照信による、長野・諏訪郡の宿泊施設「小泊Fuji」です。
自然あふれる小さな集落の中に計画されました。建築家は、1日1組が泊まれる施設として、桜の木が植えられた屋根と焼杉の外壁を持つ建築を設計しました。また、外装材はワークショップで制作されました。施設の公式サイトはこちら。
コンセプト「いのちの中で呼吸する」
長野県と山梨県の境に近い、小さな集落の中に建つ小泊Fuji。
ここには身近な自然に寄り添う穏やかな人の営みと、南アルプスを一望し、八ヶ岳、富士山も望めるダイナミックな環境があります。
“人と自然が織りなす里山の風景に、ゆっくりと心を満たす滞在” を目的とした施設。
チェックイン後に施設スタッフは常駐しない為、一組のみで完全プライベートに藤森建築の世界観を堪能する事ができます。(家具のデザインも藤森氏による)
宿に併設された宿泊者専用のパントリーストア(売店のような役割)では、地元の食品やお酒などを購入することもできチェックアウトまでの時間、加不足のない滞在となるように整えられております。
のちのちの人生に小さなきっかけをもたらす、心のお土産を持ち帰るような体験を提供いたします。
以下の写真はクリックで拡大します
宿泊施設概要
・長野県諏訪郡富士見町
・敷地4000㎡/客室面積63㎡
・1日1組限定(定員5名)
・朝食付き(セルフサービスでのご用意)
・ミニキッチン付き
宿泊料金(税込み)
一棟基本料金 66000円(季節変動あり)
大人 8800円 中学生5500円 小学生3300円 小学生以下無料
藤森照信のプロフィール
1946年長野県生まれ、建築史家、建築家
東京大学名誉教授。東京都江戸東京博物館館長。
1986年「路上観察学会」を発足。1991年「神長官守矢資料館」で建築家としてデビュー。
1997年「ニラハウス」赤瀬川原平邸で日本芸術大賞。
2006年「第10回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展」日本館のコミッショナーをつとめる。
2020年「ラコリーナ近江八幡 草屋根」で芸術院賞を受賞。