architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2024.1.09Tue
2024.1.08Mon
2024.1.10Wed
ザハ・ハディド事務所を含むチームによる、橋「フェニックス」。コンクリートの3Dプリント技術を用いた実験的な橋。同チームが開発した“Striatus”の進化系として、カーボンフットプリント等を大きく削減。様々なプロジェクトに繋がる“マイルストーン”として完成
photo©Block Research Group

SHARE ザハ・ハディド事務所を含むチームによる、橋「フェニックス」。コンクリートの3Dプリント技術を用いた実験的な橋。同チームが開発した“Striatus”の進化系として、カーボンフットプリント等を大きく削減。様々なプロジェクトに繋がる“マイルストーン”として完成

architecture|culture|feature
橋テクノロジーザハ・ハディドスイス連邦工科大学インクリメンタル3Dホルシム
ザハ・ハディド事務所を含むチームによる、橋「フェニックス」。コンクリートの3Dプリント技術を用いた実験的な橋。同チームが開発した“Striatus”の進化系として、カーボンフットプリント等を大きく削減。様々なプロジェクトに繋がる“マイルストーン”として完成 photo©Block Research Group
ザハ・ハディド事務所を含むチームによる、橋「フェニックス」。コンクリートの3Dプリント技術を用いた実験的な橋。同チームが開発した“Striatus”の進化系として、カーボンフットプリント等を大きく削減。様々なプロジェクトに繋がる“マイルストーン”として完成 photo©Block Research Group
ザハ・ハディド事務所を含むチームによる、橋「フェニックス」。コンクリートの3Dプリント技術を用いた実験的な橋。同チームが開発した“Striatus”の進化系として、カーボンフットプリント等を大きく削減。様々なプロジェクトに繋がる“マイルストーン”として完成 photo©Holcim

ザハ・ハディド・アーキテクツを含むチームによる、橋「フェニックス」です。
コンクリートの3Dプリント技術を用いた実験的な橋です。建築家は、同チームが開発した“Striatus”の進化系として、カーボンフットプリント等を大きく削減しました。また、様々なプロジェクトに繋がる“マイルストーン”として完成させました。
プロジェクトに関するチームは、ホルシム、スイス連邦工科大学チューリッヒ校、ザハ・ハディド・アーキテクツ・コンピュテーション・アンド・デザイン・グループ、インクリメンタル3Dで構成されています。


こちらはリリーステキストの翻訳です

フェニックス:新しい3Dプリントコンクリートの橋

新しいフェニックス・ブリッジは、2021年のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展で発表された世界初の3Dプリント・コンクリートの橋「Striatus」の進化形として発表されました

Striatusブリッジのイノベーションを基に、フェニックスはStriatusのオリジナルのブロックからリサイクルされた骨材を含む10トンのリサイクル材料で建設されました。ECOCycle®サーキュラー・テクノロジーを駆使して、ホルシムはフェニックス用に独自のコンクリート・インクを開発した。このコンクリート・インクは、2021年のStriatusブリッジと比較してCO2排出量を40%削減し、全体的なカーボンフットプリントも25%削減した、最適化された低炭素配合となっています。

コンピュテーショナル・デザインと3Dプリンティングを駆使した循環型構造により、性能に妥協することなく、使用材料を最大50%削減することができます。循環するよう設計されたフェニックスは、補強材を使わず圧縮のみで自立し、ブロックは簡単に分解してリサイクルできます。

リヨンにあるホルシムのイノベーション・ハブで建設されたフェニックスは、ホルシム、スイス連邦工科大学チューリッヒ校のブロック研究グループ、ザハ・ハディド・アーキテクツ・コンピュテーション・アンド・デザイン・グループ(ZHA CODE)、インクリメンタル3Dの共同プロジェクトです。3Dコンクリートプリントと組み合わせた循環型構造が大幅な炭素削減を実現することを示すフェニックスブリッジは、あらゆる規模の低炭素構造ソリューションの開発に取り組むホルシムとそのパートナーによる最新のマイルストーンです。

ホルシム社グローバルR&D部門責任者のエデリオ・ベルメホは述べています。
「私は、フェニックスをお披露目できることを嬉しく思います。これは、共通の目標を達成するためのパートナーとの実りあるコラボレーションの成果です。その目標とは、今日、必要不可欠なインフラは、循環型で低炭素な方法でデザインし、建設することが可能であることを実証するということです。このプロジェクトは、ネット・ゼロの未来のために建築物の脱炭素化を目指すホルシムのミッションにおいて、イノベーションがもたらしうるインパクトを紹介しています」

チューリッヒ工科大学ブロック研究グループ共同ディレクターのフィリップ・ブロックは述べています。
「コンクリートは人工の石であり、石のようにまっすぐな梁になることを望まず、石積みのアーチになることを望みます。このような歴史的原則に従うことで、私たちはリサイクルしやすいように材料を分別し、解体や再利用しやすいように構造を乾式で組み立てることができます。3Dコンクリートプリントは、私たちが必要とする場所だけに正確に材料を使用することを可能にします。その結果、コンクリート建設に対する持続可能で真に循環的なアプローチが実現したのです」

ザハ・ハディド・アーキテクツ、コンピュテーション&デザイン・グループ責任者、シャジェイ・ブーシャンは述べています。
「フェニックスは、技術的な準備における重要なマイルストーンです。Striatusで始まった設計から施工までの統合技術の成熟を示すものです。デジタルデザインツールの堅牢性の向上、数々の構造設計や 循環性関連の改良との緊密な連携、ロボットによるコンクリートプリントのパラメーターとの緊密な統合、より少ないプリント時間でほぼ2倍のブロック数を生産する効率向上のための広範な調整が行われました」

インクリメンタル3D共同設立者、ヨハネス・メーゲンスは述べています。
「その設計理念により、Striatusはすでに3Dコンクリート・プリンティングを可能な限り純粋な形で表現していました。現在、2年の歳月を経て2度目の改良が施されたフェニックスは、二酸化炭素排出量を大幅に削減し、建築基準法に準拠した恒久性を備え、その他にも多くの改良が加えられています。その結果、我々インクリメンタル3Dチームはフェニックスに非常に興奮しており、同様の精神で進化する他の多くのプロジェクトを楽しみにしています」


以下の写真はクリックで拡大します

ザハ・ハディド事務所を含むチームによる、橋「フェニックス」。コンクリートの3Dプリント技術を用いた実験的な橋。同チームが開発した“Striatus”の進化系として、カーボンフットプリント等を大きく削減。様々なプロジェクトに繋がる“マイルストーン”として完成 photo©Block Research Group
ザハ・ハディド事務所を含むチームによる、橋「フェニックス」。コンクリートの3Dプリント技術を用いた実験的な橋。同チームが開発した“Striatus”の進化系として、カーボンフットプリント等を大きく削減。様々なプロジェクトに繋がる“マイルストーン”として完成 photo©Block Research Group
ザハ・ハディド事務所を含むチームによる、橋「フェニックス」。コンクリートの3Dプリント技術を用いた実験的な橋。同チームが開発した“Striatus”の進化系として、カーボンフットプリント等を大きく削減。様々なプロジェクトに繋がる“マイルストーン”として完成 photo©Holcim
ザハ・ハディド事務所を含むチームによる、橋「フェニックス」。コンクリートの3Dプリント技術を用いた実験的な橋。同チームが開発した“Striatus”の進化系として、カーボンフットプリント等を大きく削減。様々なプロジェクトに繋がる“マイルストーン”として完成 photo©Block Research Group
ザハ・ハディド事務所を含むチームによる、橋「フェニックス」。コンクリートの3Dプリント技術を用いた実験的な橋。同チームが開発した“Striatus”の進化系として、カーボンフットプリント等を大きく削減。様々なプロジェクトに繋がる“マイルストーン”として完成 photo©Block Research Group
ザハ・ハディド事務所を含むチームによる、橋「フェニックス」。コンクリートの3Dプリント技術を用いた実験的な橋。同チームが開発した“Striatus”の進化系として、カーボンフットプリント等を大きく削減。様々なプロジェクトに繋がる“マイルストーン”として完成 photo©incremental3D

以下、建築家によるテキストです。


Phoenix: the new 3D-printed concrete bridge
Holcim Innovation Hub in Lyon, France

The new Phoenix bridge represents the evolution of the Striatus, the first-of-its-kind 3D-printed concrete bridge presented during the 2021 Venice Architecture Biennale.

Building on the innovations of the Striatus bridge, Phoenix is constructed from 10 tons of recycled materials, including recycled aggregates from the original blocks of Striatus. Using its ECOCycle® circular technology, Holcim developed a proprietary concrete ink for Phoenix that incorporates an optimized low-carbon formulation with a 40% lower CO2 footprint compared to the 2021 Striatus bridge and an overall carbon footprint that is 25% lower than the original structure.

Circular construction, using computational design and 3D printing, allows for a reduction of up to 50% of the materials used with no compromise in performance. Circular by design, Phoenix stands solely through compression without reinforcement, with blocks that can be easily disassembled and recycled.

Constructed at Holcim’s Innovation Hub, in Lyon, Pheonix is a collaboration between Holcim, Block Research Group at ETH Zurich, Zaha Hadid Architects Computation and Design Group (ZHA CODE) and incremental3D. Demonstrating circular construction combined with 3D concrete printing offers significant carbon reductions, the Pheonix bridge is the latest milestone by Holcim and its partners in their work to develop low-carbon structural solutions at every scale.

Edelio Bermejo, Head of Global R&D, Holcim: “I am thrilled to unveil Phoenix, the result of a fruitful collaboration with our partners to meet a common goal: demonstrating that essential infrastructure can be designed and built in a way that is circular and low-carbon today. This project showcases the impact that innovation can have in Holcim’s mission to decarbonize building for a net-zero future.”

Philippe Block, Co-Director, Block Research Group at ETH Zurich: “Concrete is an artificial stone, and like stone, it does not want to be a straight beam, it wants to be a masonry arch. Following these historical principles allows us to keep materials separated for easy recycling and to dry-assemble the structure for easy deconstruction and reuse. 3D concrete printing allows us to use material only and exactly where needed. The result is a sustainable and truly circular approach to concrete construction.”

Shajay Bhooshan, Head of Computation and Design Group, Zaha Hadid Architects: “Phoenix is a significant milestone in technology readiness. It showcases the maturation of integrated design to construction technologies that were initiated with Striatus. There have been improvements in the robustness of the digital design tools, closer alignment with the numerous structural design and circularity-related improvements, tighter integration with robotic concrete printing parameters and extensive calibration to improve efficiency of production of almost double the number of blocks in less printing time.”

Johannes Megens, Co-Founder, incremental3D: “Thanks to its design principles, Striatus already represented 3D concrete printing in its purest possible form. Now, after two years and in its second iteration, Phoenix adds a largely reduced carbon footprint and permanence according to building codes along with many other further improvements. Consequently we, the incremental3d team, are very excited about Phoenix and we are looking forward to many other projects that will evolve in similar spirit.”

■建築概要

Striatus Development Team (2021)
───
Design
ZHA CODE: Jianfei Chu, Vishu Bhooshan, Henry David Louth, Shajay Bhooshan, Patrik Schumacher
ETH BRG: Tom Van Mele, Alessandro Dell’Endice, Philippe Block
───
Structural Engineering
ETH BRG: Tom Van Mele, Alessandro Dell’Endice, Sam Bouten, Philippe Block
───
Fabrication design
ETH BRG: Shajay Bhooshan, Alessandro Dell’Endice, Sam Bouten, Chaoyu Du, Tom Van Mele
ZHACODE: Vishu Bhooshan, Philip Singer, Tommaso Casucci
───
3D concrete printing
In3D: Johannes Megens, Georg Grasser, Sandro Sanin, Nikolas Janitsch, Janos Mohacsi
───
Concrete material development
Holcim: Christian Blachier, Marjorie Chantin-Coquard, Helene Lombois-Burger, Francis Steiner
LafargeHolcim Spain: Benito Carrion, Jose Manuel Arnau
───
Assembly & Construction
Burgin Creations: Theo Bürgin, Semir Machler, Calvin Graf
ETH BRG: Alessandro Dell’Endice, Tom Van Mele

あわせて読みたい

ザハ・ハディド・アーキテクツによる「NatPower H」。イタリア各地に設置されるレジャーボート用の水素補給ステーション。3Dプリントコンクリートを用いて建設され、性能の妥協無く必要な構造材を最大50%削減。船舶業界の持続可能性を求める傾向にも応える
  • SHARE
橋テクノロジーザハ・ハディドスイス連邦工科大学インクリメンタル3Dホルシム
2024.01.09 Tue 07:03
0
permalink

#スイス連邦工科大学の関連記事

  • 2021.7.20Tue
    ザハ・ハディド・アーキテクツ、ETHZ、incremental3Dによる、3Dプリントコンクリートで作られたアーチ型の組積造の橋「Striatus」。テクノロジーによってサステナブル性が追求された本作の、図面や施工プロセス写真も豊富に掲載
  • 2021.5.21Fri
    ザハ・ハディド・アーキテクツ、ETHZ、incremental3Dが共同研究した橋「Striatus」。伝統的な石積みと先端技術を組み合わせて作られ、ヴェネチアビエンナーレで公開
  • 2020.6.13Sat
    //
    スイス連邦工科大学チューリッヒ校 建築理論・建築史研究所による展覧会「リテール・アポカリプス(小売店最後の日)」の会場写真等
  • 2020.5.28Thu
    /
    スイス連邦工科大学建築学科が、2020年春学期のバーチャル展示会として特設サイトを公開中
  • 2019.9.09Mon
    /
    スイス連邦工科大学(ETH)チューリッヒ校 / スタジオ・モンテ・ローザによる「新たなモンテ・ローザの山小屋」の建物の背景に注目した動画
  • 2019.2.28Thu
    //
    スイスの連邦研究能力センターとETHZの教授陣が進めている、デジファブの技術で1:1スケールの空間をつくる「DFAB HOUSE」が完成
  • 2018.11.02Fri
    /
    ザハ・ハディド・アーキテクツと、スイス連邦工科大学がコラボした、3Dニットの技術を発展させて制作したパヴィリオンの様子とプロセスの動画
  • 2018.7.29Sun
    //
    スイスの連邦研究能力センターとETHZの教授陣が進めている、デジファブの技術で1:1スケールの空間をつくる「DFAB HOUSE」の動画
  • 2018.6.23Sat
    //
    ETHZの学生達が開発した、3Dプリント製の金型を使用した複雑な金属製ファサードのプロトタイプの写真
  • 2017.9.26Tue
    /
    スイス連邦工科大学チューリッヒ校の研究者たちによる、ロボットで建設する最新実験の様子を紹介する動画(日本語字幕付)
  • view all
view all

#橋の関連記事

  • 2024.7.15Mon
    OMA / レム・コールハース+クリス・ヴァン・ドゥインによる、フランス・ボルドーの「シモーヌ・ヴェイユ橋」。幅44m長さ549mの橋。地域のアイデンティティとなる存在を目指し、全幅の半分以上を“多目的に使える公共空間”とする構成を考案。形式や構造表現への関心を捨ててパフォーマンスにフォーカスして構想
  • 2024.4.01Mon
    石上純也建築設計事務所による、韓国・大邱広域市寿城区の、橋設計コンペ「Suseongmot Lake Bridge(Skywalk) Development」の勝利案
  • 2023.8.17Thu
    ザハ・ハディド事務所による、中国・成都市の、橋「Jiangxi River Bridge」。自動車・自転車・歩行者の為の橋の計画。全長約300mを高さ約30mのアーチで支える構造で、形状は“彫刻的なランドマーク”としても機能。構造解析で200年に1度の気象現象にも耐えうる強度も担保
  • 2022.3.20Sun
    //
    アメリカ西海岸に掛かる、1937年竣工の橋“ゴールデン・ゲート・ブリッジ”の建設過程を解説するTEDの動画「不可能だったものを建てる」(日本語字幕付)
  • 2021.7.20Tue
    ザハ・ハディド・アーキテクツ、ETHZ、incremental3Dによる、3Dプリントコンクリートで作られたアーチ型の組積造の橋「Striatus」。テクノロジーによってサステナブル性が追求された本作の、図面や施工プロセス写真も豊富に掲載
  • 2021.5.21Fri
    ザハ・ハディド・アーキテクツ、ETHZ、incremental3Dが共同研究した橋「Striatus」。伝統的な石積みと先端技術を組み合わせて作られ、ヴェネチアビエンナーレで公開
  • 2020.9.06Sun
    //
    世界一の長さの、床がガラス製の橋が中国にオープン。設計は浙江大学建築設計研究院
  • 2020.8.05Wed
    //
    「動画:崩落事故の橋再建、伊ジェノバで落成式 遺族ら反発」(AFP BB NEWS)
  • 2020.7.25Sat
    /
    レンゾ・ピアノがデザインを手掛けた、イタリア・ジェノバの橋が、2020年8月に開通することに。2018年の崩落事故後に建設が進められていたもので、写真も掲載
  • 2020.4.19Sun
    /
    アトリエ・ライによる、中国・黄山市の、現地で取れる竹を構造とした片持ち梁構造の橋「Bambow Bridge」の写真など
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    60,709
    • Follow
    82,488
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・中央区の「AURALEE × TDS FW23」。店舗の一角のアパレル販売の為のインスタレーション。展示製品のアーカイブをベースにしたという背景から着想し、既成の“運搬用什器”を手掛かりとした設計を志向。素材と色を変更して“洗練”された印象を付与
    photo©長谷川健太

    SHARE 坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・中央区の「AURALEE × TDS FW23」。店舗の一角のアパレル販売の為のインスタレーション。展示製品のアーカイブをベースにしたという背景から着想し、既成の“運搬用什器”を手掛かりとした設計を志向。素材と色を変更して“洗練”された印象を付与

    architecture|feature
    東京店舗長谷川健太図面あり中央区坂本拓也建材(内装・造作家具)ATELIER WRITEStudio HOHO
    坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・中央区の「AURALEE × TDS FW23」。店舗の一角のアパレル販売の為のインスタレーション。展示製品のアーカイブをベースにしたという背景から着想し、既成の“運搬用什器”を手掛かりとした設計を志向。素材と色を変更して“洗練”された印象を付与ハンガーラック photo©長谷川健太
    坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・中央区の「AURALEE × TDS FW23」。店舗の一角のアパレル販売の為のインスタレーション。展示製品のアーカイブをベースにしたという背景から着想し、既成の“運搬用什器”を手掛かりとした設計を志向。素材と色を変更して“洗練”された印象を付与全体を見る。 photo©長谷川健太
    坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・中央区の「AURALEE × TDS FW23」。店舗の一角のアパレル販売の為のインスタレーション。展示製品のアーカイブをベースにしたという背景から着想し、既成の“運搬用什器”を手掛かりとした設計を志向。素材と色を変更して“洗練”された印象を付与全体を見る。 photo©長谷川健太

    坂本拓也 / ATELIER WRITEが設計した、東京・中央区の「NB Archive Remastered by AURALEE × TDS FW23」です。
    店舗の一角のアパレル販売の為のインスタレーションです。建築家は、展示製品のアーカイブをベースにしたという背景から着想し、既成の“運搬用什器”を手掛かりとした設計を志向しました。そして、素材と色を変更して“洗練”された印象を付与しました。※展示期間は終了しています

    ファッションブランド「AURALEE」とニューバランスが展開するライフスタイルブランド「TOKYO DESIGN STUDIO New Balance」のコラボレーションによるアパレルライン「NB Archive Remastered by AURALEE × TDS」のためのインスタレーション。

    建築家によるテキストより

    ニューバランスのアーカイブピースをデザインのベースにしたというコレクションのストーリーに倣い、本インスタレーションも既製の運搬用什器(かご台車)を設計のてがかりにしている。

    建築家によるテキストより

    まず、床板を天然の大理石に置き替え、フレームは艶感を抑えた塗装とすることで、カゴ台車のもつ存在感を保ちつつラフな印象を洗練させた。そして、ビニールハウス用の金物でパイプを付け加え改造した。
    中央の1台では中に設置したプロジェクターでサテン生地のスクリーンを照らし、キャンペーンムービーを上映。素材や空気感を大切に扱うブランドの姿勢に寄り添い、液晶等の艶やかなサイネージによる表現を避け、フィジカルとデジタルの融和した佇まいを目指した。

    建築家によるテキストより
    • 残り13枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    東京店舗長谷川健太図面あり中央区坂本拓也建材(内装・造作家具)ATELIER WRITEStudio HOHO
    2024.01.09 Tue 14:09
    0
    permalink
    2024.1.08Mon
    • MADによる、中国・広東省の「南海アートセンター」。湖の畔に計画された約6万㎡の劇場・博物館・運動施設を内包する建築。人が集う地域文化の未来への継承を目指し、最大限の“中間領域”を備えた構成を考案。外観を特徴づける半透明の幕屋根は地域の伝統建築も参照
    • 最も注目を集めたトピックス[期間:2024/1/1-1/7]
    2024.1.10Wed
    • 村上譲+菊田康平 / Buttondesignによる、東京・千代田区の「OAG office」。複数の法人を束ねる本部事務所の計画。社員交流等を活性化する存在を目指し、働く人々の“様々な営み”が混じり合う空間を志向。会議室群の点在で複数の“小さな溜まりの空間”を生み出して多様な居場所として提供
    • 吉田裕一建築設計事務所による、東京・世田谷区の「大蔵・HOUSE・U」。様々な条例のある地域の擁壁下の敷地。緑化や壁面後退を行った“建築可能な範囲”に、各用途の空間が“ベン図”の様に重なり合う立体的な構成の建築を考案。環境と呼応する量塊の操作で風景に加え光や風も取り込む

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    60,709
    • Follow
    82,488
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white