architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2024.6.12Wed
2024.6.11Tue
2024.6.13Thu
大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介

SHARE 大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介

architecture|feature
棗田久美子大阪・関西万博竹村優里佳大野宏田代夢々根本友樹中井由梨斎藤信吾溝端友輔小林広美村部塁齋藤直紀小俣裕亮井上岳エルサ・エスコベド隈翔平佐藤研吾野中あつみ三谷裕樹鈴木淳平米澤隆浜田晶則パヴィリオントイレ

大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプトを掲載します。後編では、「サテライトスタジオ」「トイレ」の10施設を紹介します。前編はこちらからどうぞ。

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、若手建築家による2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)会場内の「休憩所」「ギャラリー※1」「展示施設※2」「ポップアップステージ※3」「サテライトスタジオ※4」「トイレ」計20施設の設計業務が完了しましたので、各施設概要、設計コンセプト及びイメージパースを公開します。

20施設の公募については、1970年開催の日本万国博覧会(大阪万博)を担当した若手建築家が、その後著名な建築家となったように、大阪・関西万博においても若い世代の活躍、飛躍のきっかけとなるよう、将来が期待される若手建築家を対象に行ったものです。

「多様でありながら、ひとつ」という会場デザインコンセプトの下、SDGs(持続可能な開発目標)達成につながる、意欲的かつ大胆な提案により、会場内に個性豊かで魅力的な博覧会施設を創出していきます。

※1・・・アート、アニメ、ファッション等の催事、各種展示会、フォーラム等の開催を想定した施設。
※2・・・「未来の暮らし(食・文化・ヘルスケア)」が体験できる『フューチャーライフエクスペリエンス)』と、「未来への行動」が体験できる『TEAM EXPOパビリオン』で行われる事業について、それぞれ発表・展示を想定した施設。
※3・・・音楽、トークイベント、お祭り等のイベント実施を想定した小規模ステージ広場。
※4・・・放送局の番組中継・収録用スタジオ。

expo2025.or.jp

以下、各施設のパース画像とコンセプト掲載します。


野中あつみ+三谷裕樹による「サテライトスタジオ(東)」

以下の写真はクリックで拡大します

大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介野中あつみ+三谷裕樹による「サテライトスタジオ(東)」

施設名:サテライトスタジオ(東)

施設概要
設計者:野中 あつみ+三谷 裕樹 | 株式会社ナノメートルアーキテクチャー一級建築士事務所
主用途:放送用スタジオ
階数:平屋建
延床面積:248.08㎡
構造:木造

設計コンセプト
私たちは一般的な建材を扱う合理性を捨て、規格も入手ルートも不鮮明な非合理的な手法で建築をつくります。そんな先の思いやられる設計の足掛かりとなるのは、その木がどのような由来=ストーリー性を持つかということです。
合理的かつハードの側面に価値が見出されがちな木材を非合理的かつソフトの側面に価値を見出し、従来の建築とは真逆のプロセスで建築をつくるのです。ここに集まるのは個性的なバックボーンを持つ、形は歪で土やコケやフジツボ(!?)がついているような、実に厄介で愛らしい木たちです。
そんな木たちを主役に据えることで、木たちを、ひいては建築そのものをストーリー性という新たな視点で批評できる価値観を養うことが私たちの挑戦です。

リリーステキストより

佐藤研吾による「サテライトスタジオ(西)」

以下の写真はクリックで拡大します

大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介佐藤研吾による「サテライトスタジオ(西)」

施設名:サテライトスタジオ(西)

施設概要
設計者:佐藤 研吾 | 佐藤研吾建築設計事務所
主用途:放送用スタジオ
階数:平屋建
延床面積:144.08㎡
構造:木造

設計コンセプト
サテライトスタジオは、会場内のウォーターワールド沿いに建つテレビ局のスタジオとして使われる施設です。海を眺めることができる大きなガラス窓があり、その窓の正面には小さな広場を設け、訪れた人々の居場所を作ることにも配慮しています。この施設は福島県産材を用いた木造の建築で、基礎も含む大部分の部品が再利用可能で、万博会期後には再び福島県に移築し、地域の拠点施設となる予定です。

リリーステキストより

井上岳+齋藤直紀+中井由梨+棗田久美子による「トイレ1」

以下の写真はクリックで拡大します

大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介井上岳+齋藤直紀+中井由梨+棗田久美子による「トイレ1」
大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介井上岳+齋藤直紀+中井由梨+棗田久美子による「トイレ1」

施設名:トイレ1

施設概要
設計者:井上 岳+齋藤 直紀+中井 由梨+棗田 久美子 | GROUP
主用途:トイレ
階数:平屋建
延床面積:81.27㎡
構造:鉄骨造

設計コンセプト
万博前の夢洲には、植物や鳥類が棲みつき独自の生態系がつくられていました。そして、夢洲は万博やIRによる利用が決まり、更地になりました。本計画では万博期間中に人間が立ち入れない、夢洲につくられていた生態系がアーカイブされた「夢洲の庭」をつくります。利用者は入口から各個室に入り、出口から出ると、アーカイブされた夢洲の生態系を一望できます。この「夢洲の庭」は万博会場の中で、夢洲の過去現在未来に思いを馳せ、自然と人間の共生のあり方を再考できる場となります。

リリーステキストより

小林広美+大野宏+竹村優里佳による「トイレ2」

以下の写真はクリックで拡大します

大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介小林広美+大野宏+竹村優里佳による「トイレ2」
大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介小林広美+大野宏+竹村優里佳による「トイレ2」

施設名:トイレ2

施設概要
設計者:小林 広美+大野 宏+竹村 優里佳 | Studio mikke 一級建築士事務所+Studio on_site+Yurica Design and Architecture
主用途:トイレ
階数:平屋建
延床面積:60.54㎡
構造:鉄骨造 一部 木造

設計コンセプト
-いのちをもつ庭-
地球の中で数百年もの時間をかけて固まった花崗岩を、400年程前の人々が大坂城再建のために切り出し、その幾つかが利用されず、切り出した地に残されました。現代、これらの石は大坂城に運ばれなかったことで残念石と呼ばれています。本計画では、長い時を経て自然の力・人の手によってつくられた石を人間と同じように「いのちある存在」として建築に取り込み、いのちをもつ建築・庭をつくります。
建築になった際に生まれる場では、残念石と人間の距離はこれまでよりも少し近いものとなり存在感、表情、手触り、温度など長い時間をかけて紡がれた唯一無二の生命としての力強さが感じられます。同時に400年もの前の人の痕跡が残っており、人間の力強さを感じることができます。デジタル技術を利用し石を傷つけることなく、時の記憶を持つそのままの姿で建築に取り込みます。石と大屋根によって生まれる空間は、自然と人のいのちを感じる場となります。
世界が一同に介する場で、歴史的な石を現代の建築の中に存在させ、価値を伝えていくきっかけとなることも願っています。
*今回使わせていただく残念石は 1620年頃に大野山から切り出され、木津川にストックされていましたが、その後の人々が川の堤防代わりに土留として利用されていたものが 1975 年に発見されました。切り出された位置から何度か動かされ、現在はまたバイパス工事のために多くの残念石が別の場所に移動途中です。大野山付近にて、400年前の人々が石に残した印が見えるような形でご覧になれますので是非足を運んでみてください。

リリーステキストより

小俣裕亮による「トイレ3」

以下の写真はクリックで拡大します

大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介小俣裕亮による「トイレ3」
大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介小俣裕亮による「トイレ3」
大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介小俣裕亮による「トイレ3」

施設名:トイレ3

施設概要
設計者:小俣 裕亮 | 小俣裕亮建築設計事務所一級建築士事務所 new building office
主用途:トイレ
階数:平屋建
延床面積:249.97㎡
構造:木造 一部 空気膜構造

設計コンセプト
空気を入れてふくらませる風船のような屋根をもった建築です。
屋根を透過した柔らかい日差しが空間を明るく照らし、屋根自体も風速に応じて風量を変えることで形を変化させながら維持コストを抑えるとともに、気温に応じて膜屋根上部に水を溜めて冷却する仕組みをもった膜屋根を計画しました。
1970年の大阪万博で様々な実験がなされた空気膜構造を引き継ぎアップデートすることで、環境レスポンシブな構造をつくります。

リリーステキストより

浜田晶則による「トイレ4」

以下の写真はクリックで拡大します

大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介浜田晶則による「トイレ4」

施設名:トイレ4

施設概要
設計者:浜田 晶則 | 株式会社浜田晶則建築設計事務所 AHA 一級建築士事務所
主用途:トイレ
階数:平屋建
延床面積:138.63㎡
構造:木造

設計コンセプト
人、植物、そして環境を土の壁でつなぐ、峡谷のような建築をつくります。自然界の形から抽出した有機的な形態の壁を大型の3Dプリンターで各地域の土地からとれる土を出力し、外壁やランドスケープを構成します。それらを依り代として人々が集まり、自然との共生や循環について考え休息する、現代の人間の巣のような建築像と社会を提示します。

リリーステキストより

米澤隆による「トイレ5」

以下の写真はクリックで拡大します

大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介米澤隆による「トイレ5」

施設名:トイレ5

施設概要
設計者:米澤 隆 | 米澤隆建築設計事務所
主用途:トイレ
階数:平屋建
延床面積:246.04㎡
構造:鉄骨造

設計コンセプト
本計画では、1970 年の大阪万博にて終焉を迎えたと言われている、建築の「生命性」について思考した建築思想「メタボリズム」を、55 年の時を経てアップデートし、再びこの大阪の地にリバイバルさせます。積み木のようにユニットを積み重ねることで建築を構築する仕組みにより、閉会後はユニット単位に解体し、公園や広場などに移設し、その場に必要な数や形に組み換えることができる計画です。また、カラフルなユニットを緩く連帯させながら共存させることで、会場デザインコンセプトである「多様でありながら、ひとつ」をデザインします。

リリーステキストより

隈翔平+エルサ・エスコベドによる「トイレ6」

以下の写真はクリックで拡大します

大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介隈翔平 + エルサ・エスコベドによる「トイレ6」

施設名:トイレ6

施設概要
設計者:隈 翔平 + エルサ・エスコベド | KUMA&ELSA
主用途:トイレ
階数:平屋建
延床面積:288.98㎡
構造:木造

設計コンセプト
空から雨水が落ちて、蒸発し、雲となり、また雨になる。あるいは、溜まった雨水を人が利用して排水管へと吸い込まれていく。水が循環するそのプロセスの中に、水と人の多様な出会いをつくり、人々は水にまつわる現象を体感します。また、丘のような屋根上をすこし登ると、「静けさの森」を見渡すことができます。視線は自然と水の流れる方向を向き、その先には水によって生かされている森の風景が広がっています。

リリーステキストより

鈴木淳平+村部塁+溝端友輔による「トイレ7」

以下の写真はクリックで拡大します

大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介鈴木淳平+村部塁+溝端友輔による「トイレ7」

施設名:トイレ7

施設概要
設計者:鈴木 淳平+村部 塁+溝端 友輔 | HIGASHIYAMA STUDIO+farm+株式会社 NOD
主用途:トイレ
階数:平屋建
延床面積:95.46㎡
構造:鉄骨造

設計コンセプト
3Dプリントされた樹脂パネルによってつくられる建築です。外周を湾曲したパネルで覆うことで、周辺の風景や光を不規則に反射させ、蜃気楼のように景色を映し込むことで広場に溶け込むような建築となります。同時にパネルは光を透過させることで、内部を光に満ちた空間にします。
パビリオンのような強い象徴性を示す存在ではなく、人や自然環境が寄り添うことで表情が変わるような建築を目指します。会期後、樹脂パネルは粉砕・再加工され、形を変えながら様々な場面で使われることを想定しています。

リリーステキストより

斎藤信吾+根本友樹+田代夢々による「トイレ8」

以下の写真はクリックで拡大します

大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介斎藤信吾+根本友樹+田代夢々による「トイレ8」
大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介斎藤信吾+根本友樹+田代夢々による「トイレ8」

施設名:トイレ8

施設概要
設計者:斎藤 信吾+根本 友樹+田代 夢々 | 斎藤信吾建築設計事務所+Ateliers Mumu Tashiro
主用途:トイレ
階数:平屋建
延床面積:56.19㎡
構造:木造 一部 鉄骨造

設計コンセプト
今を生きる人々は、様々な文化や国籍にルーツがあり、統一された言語はなく、宗教も異なり、体格や身体能力もバラエティーに富み、「こころ」と「からだ」の性や個性も多様化しています。これからは、従来の標準とされた「人間」をモデルに作られた「建築計画」を一度解体し、現代におけるあたらしい「かた」(typology)から建築を考える必要があるのではないでしょうか。万博のトイレの計画では、視覚・聴覚障がい・車椅子利用者とのワークショップを行い、「こころとからだの性の多様性」にも呼応しなが
ら、様々な国籍や宗教にも配慮した計画を行いました。個性ある異なるもの同士の総体が、へだたりながらもひとつながりの群となる風景を目指します。

リリーステキストより
  • 前編の記事はこちらからどうぞ
  • その他の大阪・関西万博の関連記事はこちらからどうぞ

あわせて読みたい

大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(前編)。前編では、休憩所・ギャラリー・展示施設・ポップアップステージの10施設を紹介
  • SHARE
棗田久美子大阪・関西万博竹村優里佳大野宏田代夢々根本友樹中井由梨斎藤信吾溝端友輔小林広美村部塁齋藤直紀小俣裕亮井上岳エルサ・エスコベド隈翔平佐藤研吾野中あつみ三谷裕樹鈴木淳平米澤隆浜田晶則パヴィリオントイレ
2024.06.12 Wed 16:28
0
permalink

#エルサ・エスコベドの関連記事

  • 2024.10.25Fri
    篠原一男の展覧会が、TOTOギャラリー・間で2025年4月-6月に開催。2025年7月-10月には「(仮)1980年以降生まれの建築家展」が行われる
  • 2024.5.31Fri
    大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプトが公開
  • 2019.9.05Thu
    隈翔平+エルサ・エスコベド / KUMA & ELSAによる、フランス・サボアのパヴィリオン「Hut of Silver」
  • view all
view all

#小林広美の関連記事

  • 2024.10.25Fri
    篠原一男の展覧会が、TOTOギャラリー・間で2025年4月-6月に開催。2025年7月-10月には「(仮)1980年以降生まれの建築家展」が行われる
  • 2024.5.31Fri
    大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプトが公開
  • 2022.8.08Mon
    若手建築家を対象とした、大阪・関西万博の休憩所等設計コンペの結果が発表
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    60,853
    • Follow
    82,867
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(前編)。前編では、休憩所・ギャラリー・展示施設・ポップアップステージの10施設を紹介

    SHARE 大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(前編)。前編では、休憩所・ギャラリー・展示施設・ポップアップステージの10施設を紹介

    architecture|feature
    大阪・関西万博桐圭佑新森雄大パヴィリオン佐々木慧工藤浩平服部大祐小室舞大西麻貴百田有希三井嶺トイレ金野千恵萬代基介山田紗子

    大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプトを掲載します。
    前編では、「休憩所」「ギャラリー」「展示施設」「ポップアップステージ」の10施設を紹介します。後編はこちらからどうぞ。

    公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、若手建築家による2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)会場内の「休憩所」「ギャラリー※1」「展示施設※2」「ポップアップステージ※3」「サテライトスタジオ※4」「トイレ」計20施設の設計業務が完了しましたので、各施設概要、設計コンセプト及びイメージパースを公開します。

    20施設の公募については、1970年開催の日本万国博覧会(大阪万博)を担当した若手建築家が、その後著名な建築家となったように、大阪・関西万博においても若い世代の活躍、飛躍のきっかけとなるよう、将来が期待される若手建築家を対象に行ったものです。

    「多様でありながら、ひとつ」という会場デザインコンセプトの下、SDGs(持続可能な開発目標)達成につながる、意欲的かつ大胆な提案により、会場内に個性豊かで魅力的な博覧会施設を創出していきます。

    ※1・・・アート、アニメ、ファッション等の催事、各種展示会、フォーラム等の開催を想定した施設。
    ※2・・・「未来の暮らし(食・文化・ヘルスケア)」が体験できる『フューチャーライフエクスペリエンス)』と、「未来への行動」が体験できる『TEAM EXPOパビリオン』で行われる事業について、それぞれ発表・展示を想定した施設。
    ※3・・・音楽、トークイベント、お祭り等のイベント実施を想定した小規模ステージ広場。
    ※4・・・放送局の番組中継・収録用スタジオ。

    expo2025.or.jp

    以下、各施設のパース画像とコンセプト掲載します。

    • 残り21枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    大阪・関西万博桐圭佑新森雄大パヴィリオン佐々木慧工藤浩平服部大祐小室舞大西麻貴百田有希三井嶺トイレ金野千恵萬代基介山田紗子
    2024.06.12 Wed 16:26
    0
    permalink
    建築家の槇文彦さんが亡くなりました

    SHARE 建築家の槇文彦さんが亡くなりました

    architecture|culture
    槇文彦訃報

    建築家の槇文彦さんが亡くなりました。95歳でした。
    ご冥福をお祈りいたします。

    以下のように様々なマスメディアが報じています。

    • NHK:世界的建築家 槇文彦さん死去 95歳 幕張メッセなど設計
    • 朝日新聞:建築家の槇文彦さんが死去 挑んだモダニズム建築の日本への着地
    • 読売新聞:プリツカー建築賞を受賞の建築家・槇文彦さん死去、95歳…代官山のヒルサイドテラス設計
    • 産経新聞:世界的建築家の槇文彦さん死去 95歳 世界文化賞受賞、幕張メッセなど手掛ける
    • 日本経済新聞:槙文彦さんが死去 建築家、幕張メッセなど設計
    • 中日新聞:世界的建築家の槇文彦さん死去 95歳、名古屋大豊田講堂や幕張メッセなど手掛ける
    • 時事通信:槇文彦さん死去、95歳=世界的建築家、文化功労者
    • FNN:建築家・槇文彦さん(95)死去 代官山のヒルサイドテラスや幕張メッセなど設計し世界文化賞も受賞
    • The Japan Times:Renowned Japanese architect Fumihiko Maki dies at 95
    • SHARE
    槇文彦訃報
    2024.06.12 Wed 07:21
    0
    permalink
    元木大輔 / DDAAとUDSによる、東京・渋谷区の「Mikkeller Kiosk Bar / ABOUT LIFE COFFEE BREWERS」。ビアバーとカフェがひとつの区画をシェアする店舗。“普段からそこにあった様な”在り方を目指し、綺麗すぎない“少しのノイズとクラフト感”のある空間を志向。従業員と共にDIYで制作した家具類で場を構築する
    photo©長谷川健太

    SHARE 元木大輔 / DDAAとUDSによる、東京・渋谷区の「Mikkeller Kiosk Bar / ABOUT LIFE COFFEE BREWERS」。ビアバーとカフェがひとつの区画をシェアする店舗。“普段からそこにあった様な”在り方を目指し、綺麗すぎない“少しのノイズとクラフト感”のある空間を志向。従業員と共にDIYで制作した家具類で場を構築する

    architecture|feature
    東京店舗長谷川健太元木大輔渋谷区DDAAナカノフドー建設VOILLDThe LandscapersSitoh
    元木大輔 / DDAAとUDSによる、東京・渋谷区の「Mikkeller Kiosk Bar / ABOUT LIFE COFFEE BREWERS」。ビアバーとカフェがひとつの区画をシェアする店舗。“普段からそこにあった様な”在り方を目指し、綺麗すぎない“少しのノイズとクラフト感”のある空間を志向。従業員と共にDIYで制作した家具類で場を構築するテラスより内部を見る。 photo©長谷川健太
    元木大輔 / DDAAとUDSによる、東京・渋谷区の「Mikkeller Kiosk Bar / ABOUT LIFE COFFEE BREWERS」。ビアバーとカフェがひとつの区画をシェアする店舗。“普段からそこにあった様な”在り方を目指し、綺麗すぎない“少しのノイズとクラフト感”のある空間を志向。従業員と共にDIYで制作した家具類で場を構築する左:「Mikkeller Kiosk Bar」、右:客席 photo©長谷川健太
    元木大輔 / DDAAとUDSによる、東京・渋谷区の「Mikkeller Kiosk Bar / ABOUT LIFE COFFEE BREWERS」。ビアバーとカフェがひとつの区画をシェアする店舗。“普段からそこにあった様な”在り方を目指し、綺麗すぎない“少しのノイズとクラフト感”のある空間を志向。従業員と共にDIYで制作した家具類で場を構築する客席から「ABOUT LIFE COFFEE BREWERS」のカウンターを見る。 photo©長谷川健太

    元木大輔 / DDAAとUDSが設計した、東京・渋谷区の「shibuya Mikkeller Kiosk Bar / ABOUT LIFE COFFEE BREWERS」です。内装・外構設計をDDAAが、建築設計をUDSが手掛けています。
    ビアバーとカフェがひとつの区画をシェアする店舗です。建築家は、“普段からそこにあった様な”在り方を目指し、綺麗すぎない“少しのノイズとクラフト感”のある空間を志向しました。そして、従業員と共にDIYで制作した家具類で場を構築しました。
    本作品は、アーキテクチャーフォトにて特集記事として掲載した、同設計者が手掛けた宿泊施設「all day place shibuya」の1階にあります。店舗の場所はこちら(Google Map)。

    all day place shibuyaの雰囲気をつくる重要な要素、1階のテナントにはデンマークのクラフトビールメーカーMikkellerと、ホテルのすぐ近くにもコーヒースタンドを持つABOUT LIFE COFFEE BREWERSが入っている。

    朝から夕方までオープンしているカフェと、お昼から深夜まで営業しているビアバーという2つの店舗がひとつのスペースをシェアしているという珍しい形態での営業なので、それぞれ店舗のための2つのカウンターがある。朝から深夜までいつでもあいている、まさに“all day place”な場所だ。

    建築家によるテキストより

    店内にはホテルのエントランスから連続するように、緑のタイルを連続して使用した。
    クラフトビールやスペシャリティーコーヒーの雰囲気も、何よりホテルのあり方としても、新築の綺麗すぎるデザインではなく、普段からそこにあったような、すこしのノイズやクラフト感があった方が良いと思った。

    建築家によるテキストより

    さらに、店舗スタッフのみなさんと家具をDIYで作ることを考えた。DDAAデザインのTri Stacking Stoolに加え、DIYを前提としたリートフェルトのfurniture you can make yourself(自分で作る椅子)のシリーズとエンツォ・マリのAutoprogettazione(セルフ・デザイン)のシリーズを制作している。

    建築家によるテキストより
    • 残り25枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    東京店舗長谷川健太元木大輔渋谷区DDAAナカノフドー建設VOILLDThe LandscapersSitoh
    2024.06.12 Wed 06:34
    0
    permalink
    2024.6.11Tue
    • 【ap job更新】 株式会社 中倉徹紀建築都市設計が、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)を募集中
    • 堀部安嗣による連載「建築の対岸から」。建築外の様々なジャンルの人たちに話を聞き、“いま、なぜ建てるのか?”を問う
    • 【ap job更新】 革新的な建築を創り出す“建築系スタートアップ”の「VUILD」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
    • ファラによる、ポルトガル・リスボンの住宅「house of countless windows」。通常よりも多くの階数と窓を備えた家。空間システムの各要素は“普遍的”で、数え切れないほど“繰り返す”ように設計。住居というよりも物理的な形をした“数式”に近い建築として構想
    2024.6.13Thu
    • 【ap job更新】 公共プロポから地域のプロジェクトまで、大小様々な建築を手掛ける「STA土屋辰之助アトリエ」が、設計スタッフ(経験者・既卒 / 正社員・プロジェクト契約)を募集中
    • 【ap job更新】 デザイナーと協業して様々なブランド店舗を手掛ける、博報堂のグループ企業「ディー・ブレーン」が、施工管理職(経験者・既卒)を募集中
    • 【ap job更新】 母子家庭向け居住支援にも関わり、“福祉と住まいの間”を追求する設計事務所「秋山立花」が、設計スタッフ(経験者・既卒)と CADオペレーターを募集中
    • 平田晃久建築設計事務所による、群馬・前橋市の「まえばしガレリア」。旧広場に建つ商業と居住の為の施設。街を盛り上げる“建築的な提案”との要望に、現地で感じた広場の“リアリティー”から着想して構想を開始。店舗と中庭からなる広場の上に“輪をなす住居群”が浮かぶ建築を造る

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    60,853
    • Follow
    82,867
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white