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SOMPO美術館での展覧会「カナレットとヴェネツィアの輝き」の入場チケットをプレゼント。18世紀の“ヴェドゥータ(景観画)”の巨匠の展覧会。アルド・ロッシが自身の概念“類推的都市”を説明する為に言及した画家でもある
image courtesy of SOMPO美術館

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日程
2024年10月12日(土)
–
12月28日(土)
art|exhibition
SOMPO美術館での展覧会「カナレットとヴェネツィアの輝き」の入場チケットをプレゼント。18世紀の“ヴェドゥータ(景観画)”の巨匠の展覧会。アルド・ロッシが自身の概念“類推的都市”を説明する為に言及した画家でもある展覧会ポスター image courtesy of SOMPO美術館
SOMPO美術館での展覧会「カナレットとヴェネツィアの輝き」の入場チケットをプレゼント。18世紀の“ヴェドゥータ(景観画)”の巨匠の展覧会。アルド・ロッシが自身の概念“類推的都市”を説明する為に言及した画家でもあるカナレット《カナル・グランデのレガッタ》、1730-1739年頃、ボウズ美術館、ダラム The Bowes Museum, Barnard Castle, Co. Durham,England
SOMPO美術館での展覧会「カナレットとヴェネツィアの輝き」の入場チケットプレゼントの抽選への応募はこちらから
forms.gle

SOMPO美術館での展覧会「カナレットとヴェネツィアの輝き」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
18世紀の“ヴェドゥータ(景観画)”の巨匠の展覧会です。また、アルド・ロッシが自身の概念“類推的都市”を説明する為に言及した画家でもあります。会期は、2024年10月12日~2024年12月28日まで。展覧会の公式ページはこちら。
入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年10月4日(金)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

18世紀、ヴェドゥータの巨匠 日本初の展覧会

ヴェドゥータ(景観画)の巨匠カナレット(1697-1768)の全貌を紹介する日本で初めての展覧会です。スコットランド国立美術館など英国コレクションを中心に、油彩、素描、版画など約60点で構成します。カナレットによる緻密かつ壮麗なヴェネツィアの描写を通じ、18世紀の景観画というジャンルの成立過程をたどるとともに、その伝統を継承し、ヴェネツィアの新たなイメージを開拓していった19世紀の画家たちの作品もあわせてご紹介します。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。


展示作品の一部

以下の写真はクリックで拡大します

SOMPO美術館での展覧会「カナレットとヴェネツィアの輝き」の入場チケットをプレゼント。18世紀の“ヴェドゥータ(景観画)”の巨匠の展覧会。アルド・ロッシが自身の概念“類推的都市”を説明する為に言及した画家でもあるカナレット《カナル・グランデのレガッタ》、1730-1739年頃、ボウズ美術館、ダラム The Bowes Museum, Barnard Castle, Co. Durham,England
SOMPO美術館での展覧会「カナレットとヴェネツィアの輝き」の入場チケットをプレゼント。18世紀の“ヴェドゥータ(景観画)”の巨匠の展覧会。アルド・ロッシが自身の概念“類推的都市”を説明する為に言及した画家でもあるベルナルド・ベロット《ルッカ、サン・マルティーノ広場》、1742-1746年、ヨーク・ミュージアム・トラスト(ヨーク美術館) York Museum Trust(York Art Gallery).Presented by F.D.Lycett Green through The ArtFund,1955.
SOMPO美術館での展覧会「カナレットとヴェネツィアの輝き」の入場チケットをプレゼント。18世紀の“ヴェドゥータ(景観画)”の巨匠の展覧会。アルド・ロッシが自身の概念“類推的都市”を説明する為に言及した画家でもあるカナレット《ロンドン、ラネラーのロトンダ内部》、1751年頃、コンプトン・ヴァー二ー、ウォリックシャー © Compton Verney / Bridgeman Images
SOMPO美術館での展覧会「カナレットとヴェネツィアの輝き」の入場チケットをプレゼント。18世紀の“ヴェドゥータ(景観画)”の巨匠の展覧会。アルド・ロッシが自身の概念“類推的都市”を説明する為に言及した画家でもあるカナレット《サン・マルコ広場でのコメディア・デラルテの上演》、1755-1757年?、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、ロンドン ©Victoria and Albert Museum, London.

みどころ

1. 日本初!ヴェドゥータの巨匠、カナレット展

18世紀のイタリアでカナレットが確立した「ヴェドゥータ(景観画)※1」。本展はカナレットの画業を日本で初めてご紹介するとともに、ヴェドゥータ成立の歴史とカナレット以後の展開を本格的に取り上げる日本初の展覧会です。

2. 海、光、祝祭 ―― カナレットでめぐるヴェネツィアへの旅

カナレットによるヴェドゥータは、「グランド・ツアー※2」でイタリアを訪れた英国の上流階級が旅の記念としてこぞって求めたいわば「名所絵」。精密な透視図法を用いて緻密に描かれた街並み、晴朗な空や輝く水面、そして共和国時代の栄華をしのばせる祝祭の光景など、カナレットが残した数々のヴェドゥータを通じて、現在も変わらぬ姿をとどめる世界遺産の街・ヴェネツィアを体感するようにご覧いただきます。

3. 描かれ続けるヴェネツィアの魅力。ホイッスラー、ブーダン、モネが描く「水の都」

カナレットの没後、ヴェネツィアはどのように描かれ続けてきたのでしょうか。スコットランド国立美術館をはじめとする英国内のコレクションに、日本国内作品を加えた総数約60点が集結する本展を通じて、絵画に描かれるヴェネツィアの姿の変遷を、20世紀初頭のクロード・モネに至るまでたどります。 

※1 ヴェドゥータ(景観画)とは
透視図法を用い、主として都市の景観を精密に描いた絵画。名所旧跡を正確に描き出したヴェドゥータは、旅の記念品として、グランド・ツアーでやってきた英国人貴族をはじめとする外国人旅行者に人気を博し、ヴェネツィアやローマで18世紀に発展した。

※2 グランド・ツアーとは
貴族の子弟が教育の仕上げとして数か月から数年をかけて文化の中心地を巡った周遊旅行。

リリーステキストより

以下の写真はクリックで拡大します

SOMPO美術館での展覧会「カナレットとヴェネツィアの輝き」の入場チケットをプレゼント。18世紀の“ヴェドゥータ(景観画)”の巨匠の展覧会。アルド・ロッシが自身の概念“類推的都市”を説明する為に言及した画家でもある展覧会ポスター image courtesy of SOMPO美術館

■展覧会概要
展覧会名:カナレットとヴェネツィアの輝き Canaletto and the Splendour of Venice
会期:2024年10月12日(土)~12月28日(土)
会場:SOMPO美術館 〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
休館日:月曜日(ただし10/14、11/4は開館)
開館時間:10:00-18:00(金曜は20:00まで) ※最終入場は閉館30分前まで
観覧料(税込):一般/事前購入券1,700円、当日券1,800円
大学生/事前購入券1,100円、当日券1,200円
高校生以下無料
身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳を提示のご本人とその介助者1名は無料、被爆者健康手帳を提示の方はご本人のみ無料
※事前購入券は8月7日(水)10:00より販売開始、公式電子チケット「アソビュー!」、イープラス、ローソンチケット(Lコード:33414)、チケットぴあ(Pコード:994-930)などでお買い求めいただけます
※手数料がかかる場合があります
主催:SOMPO美術館、毎日新聞社、スコットランド国立美術館
特別協賛:SOMPOホールディングス
協賛:DNP大日本印刷
特別協力:損保ジャパン
協力:日本航空、日本貨物航空、箱根ガラスの森美術館、ITAエアウェイズ
後援:駐日イタリア大使館、ブリティッシュ・カウンシル、新宿区、TOKYO MX、J-WAVE


SOMPO美術館での展覧会「カナレットとヴェネツィアの輝き」の入場チケットプレゼントの抽選への応募はこちらから
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    architecture|feature
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    平山健太建築設計事務所による、東京・文京区の住戸改修「白山の住宅」。大きな緑地に面した角の区画。大きな柱や梁がない“RC壁式構造”の躯体に着目し、構造体と内装に“丁寧な関係”をつくる設計を志向。工事の簡素化も意図し“造作家具と建具”を用いて間仕切る計画を考案リビングからダイニングを見る。(ベッドルームの引戸を閉じた状態) photo@見学友宙

    平山健太建築設計事務所が設計した、東京・文京区の住戸改修「白山の住宅」です。
    大きな緑地に面した角の区画に計画されました。建築家は、大きな柱や梁がない“RC壁式構造”の躯体に着目し、構造体と内装に“丁寧な関係”をつくる設計を志向しました。そして、工事の簡素化も意図し“造作家具と建具”を用いて間仕切る計画を考案しました。

    室内面積約57㎡のマンション住戸のリノベーション計画。
    コンパクトな住戸ではあるが、角部屋であると共に大きな緑地にも面しており、小さいながらも豊かな生活像を思い描ける住戸であった。

    建築家によるテキストより

    本建物はRC壁式構造であり、プランニングに制限はあるが、大きな柱や梁が無いため目に見える構造体の厚みが小さく、コンパクトな住居のスケール感にとてもフィットしていた。スケルトンになった空間を見ながら、そのような実感をもとに、内装デザインにおいても構造体と丁寧な関係をつくるように設計をした。

    建築家によるテキストより

    工事を簡素化するために、間仕切壁はできるだけ作らないようにし、主に造作家具と建具でプランを構成するように計画した。この工夫はコンパクトな住居に軽やかさと広がりを与えることにも繋がっている。

    夫婦と小さな子供が暮らすこの家では、キッチンが生活像の中心にあった。
    キッチンをプランの中心に据え、キッチンカウンターに立つとダイニングやデスクスペース、寝室に目が届くよう意図した。また、キッチンの奥が行き止まりにならないようにリビングへ通じる導線を設けている。回遊性のある導線は小さな住居を狭く感じさせない工夫にもなっている。

    建築家によるテキストより
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    平山健太ファインアーツ建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・キッチン)建材(内装・家具)図面あり文京区住戸リノベーション東京見学友宙
    2024.09.11 Wed 14:45
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    境原桃太+境原彩香 / 境原建築設計事務所による、愛知・半田市の「間の家」。北側接道の三方を囲まれた敷地。“外との親密さ”と“囲まれた落ち着く場”の両極端な要望に対し、環境のポジティブな要素の収集から計画を開始。片側に寄せた母屋から細長い“間の空間”を突出させる構成を考案
    photo©ToLoLo studio 田島ナナ

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    architecture|feature
    誠和建設境原建築設計事務所ストラリズモ田島ナナ境原桃太境原彩香建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・水廻り)建材(外構・床)住宅ToLoLo studio図面あり愛知
    境原桃太+境原彩香 / 境原建築設計事務所による、愛知・半田市の「間の家」。北側接道の三方を囲まれた敷地。“外との親密さ”と“囲まれた落ち着く場”の両極端な要望に対し、環境のポジティブな要素の収集から計画を開始。片側に寄せた母屋から細長い“間の空間”を突出させる構成を考案外観、北側の道路より見る。 photo©ToLoLo studio 田島ナナ
    境原桃太+境原彩香 / 境原建築設計事務所による、愛知・半田市の「間の家」。北側接道の三方を囲まれた敷地。“外との親密さ”と“囲まれた落ち着く場”の両極端な要望に対し、環境のポジティブな要素の収集から計画を開始。片側に寄せた母屋から細長い“間の空間”を突出させる構成を考案外観、南側の庭より建物全体を見る。 photo©ToLoLo studio 田島ナナ
    境原桃太+境原彩香 / 境原建築設計事務所による、愛知・半田市の「間の家」。北側接道の三方を囲まれた敷地。“外との親密さ”と“囲まれた落ち着く場”の両極端な要望に対し、環境のポジティブな要素の収集から計画を開始。片側に寄せた母屋から細長い“間の空間”を突出させる構成を考案1階、畳スペース側から「間」のスペース全体を見る。 photo©ToLoLo studio 田島ナナ
    境原桃太+境原彩香 / 境原建築設計事務所による、愛知・半田市の「間の家」。北側接道の三方を囲まれた敷地。“外との親密さ”と“囲まれた落ち着く場”の両極端な要望に対し、環境のポジティブな要素の収集から計画を開始。片側に寄せた母屋から細長い“間の空間”を突出させる構成を考案1階、左:ユーティリティ、中央:「間」のスペース、右:ソファスペース photo©ToLoLo studio 田島ナナ

    境原桃太+境原彩香 / 境原建築設計事務所が設計した、愛知・半田市の「間の家」です。
    北側接道の三方を囲まれた敷地です。建築家は、“外との親密さ”と“囲まれた落ち着く場”の両極端な要望に対し、環境のポジティブな要素の収集から計画を開始しました。そして、片側に寄せた母屋から細長い“間の空間”を突出させる構成を考案しました。

    名古屋市の郊外にゆとりを持って区画された古い住宅地の一画。近隣と比べて半分程度(約13m×11m)の敷地に夫婦と2人の子どものための住まいを計画する。
    複数台の駐車スペースを求められることが多い郊外においては十分な広さといえない。水捌けが良くないせいか湿っぽく、北側道路で三方には隣家が迫りこちらに影を落としている。幼少期をここで過ごした施主は家の中が薄暗かったことを記憶しているという。

    夫婦は家の広さに固執しておらず、それぞれが心地よく過ごせる居場所を求めた。
    地面を眺めて暮らしたいという共通点はあったが、蓋を開けてみれば2人の気質は両極端なものだった。アウトドアが趣味で外部を親密に感じられる場所を好む夫。一方で、窓が少なく壁に囲まれたちいさな場所が落ち着く妻。仕事柄家族と生活リズムが異なる夫は、気兼ねなく過ごせる居場所も望んだ。

    建築家によるテキストより

    広くて開放的な一体空間が相応しいとは思えないし、いくら経済的とはいえこの限られた敷地条件下でむやみに四角い箱を置くと、陰鬱とした隙間を残して光や空気の流れを遮ってしまう。土地の豊かさを損ねないよう、必要諸室を整理して建築のボリュームを抑え、散りばめられた手掛かりを丁寧に扱いながら豊かな余白を残すことで、夫婦の不揃いな要望を一括りに受容できてしまいそうな大らかな場所を目指したいと考えた。

    建築家によるテキストより

    敷地のポジティブな部分を拾い集めていくことを意識して計画を進めた。
    観察していると、家々に囲まれていても日照時間が長い箇所はある。隣家の外壁は午後の光を柔らかく反射する。旗竿敷地の竿(路地)は約束された空地と捉えることができる。広い庭と一部二階建ての近隣が多いため、視線が抜ける部分もあるし、二階レベルで捉えるとより開放性は高い。こちらを向く隣家の裏側は窓が少なく、それほどプライバシーが損なわれていない。囲まれたちいさな敷地は路地裏の小広場のような安堵感が漂う。

    こうした恩恵が期待できる敷地東側を保存するために、安らぐ居場所と水廻り等の機能をコンパクトにまとめた総二階の母屋をできるかぎり西側に寄せた。そのうえで、母屋から余白に向かって手を伸ばすように、三叉路状に交差する渡殿(建物間を結ぶ廊下)のような空間を挿入した。

    建築家によるテキストより
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    誠和建設境原建築設計事務所ストラリズモ田島ナナ境原桃太境原彩香建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・水廻り)建材(外構・床)住宅ToLoLo studio図面あり愛知
    2024.09.11 Wed 06:30
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    2024.9.10Tue
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