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中村竜治建築設計事務所の会場構成による「ものたちの誰彼(たそがれ)展」。身近な壊れやすい物との付合い方を主題とし開催。展示されるオブジェとその写真の関係性に向合い、説明的ではない“即物的”な展示計画を志向。其々の独立した鑑賞を促す“1.4mの高さに梁を掛けた空間”を考案
photo©中村竜治

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architecture|exhibition|feature
東京会場構成中村竜治図面あり中央区建材(内装・造作家具)HIGURE17-15cas
中村竜治建築設計事務所の会場構成による「ものたちの誰彼(たそがれ)展」。身近な壊れやすい物との付合い方を主題とし開催。展示されるオブジェとその写真の関係性に向合い、説明的ではない“即物的”な展示計画を志向。其々の独立した鑑賞を促す“1.4mの高さに梁を掛けた空間”を考案 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所の会場構成による「ものたちの誰彼(たそがれ)展」。身近な壊れやすい物との付合い方を主題とし開催。展示されるオブジェとその写真の関係性に向合い、説明的ではない“即物的”な展示計画を志向。其々の独立した鑑賞を促す“1.4mの高さに梁を掛けた空間”を考案 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所の会場構成による「ものたちの誰彼(たそがれ)展」。身近な壊れやすい物との付合い方を主題とし開催。展示されるオブジェとその写真の関係性に向合い、説明的ではない“即物的”な展示計画を志向。其々の独立した鑑賞を促す“1.4mの高さに梁を掛けた空間”を考案 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所の会場構成による「ものたちの誰彼(たそがれ)展」。身近な壊れやすい物との付合い方を主題とし開催。展示されるオブジェとその写真の関係性に向合い、説明的ではない“即物的”な展示計画を志向。其々の独立した鑑賞を促す“1.4mの高さに梁を掛けた空間”を考案 photo©中村竜治

中村竜治建築設計事務所の会場構成による「ものたちの誰彼(たそがれ)展」です。
身近な壊れやすい物との付合い方を主題とし開催されました。建築家は、展示されるオブジェとその写真の関係性に向合い、説明的ではない“即物的”な展示計画を志向しました。そして、其々の独立した鑑賞を促す“1.4mの高さに梁を掛けた空間”を考案しました。展覧会の公式ページはこちら。※会期はすでに終了しています

「ものたちの誰彼(たそがれ)」展の会場構成です。
展覧会の内容は、朽ちかけたガラスのオブジェと、それを撮り続けた泊昭雄さんの写真を通して、身近なこわれやすいものとのつきあい方を見つめ直すというものです。

建築家によるテキストより

実物とその写真が展示されるとき、2つはどんな関係が良いのか?一般的には、主従関係があり、どちらかがどちらかの説明や補足になると思うのですが、2つはそういう関係ではないように思えました。なぜなら、2つからはそれぞれ異なったことが感じられ、良い意味でそれぞれ自立した作品として感じられたからです。

そこで、紹介的、説明的、演出的展示ではなく、2つの自立したものがただただあるという即物的な展示方法が良いのではないかと考えました。場所からも発想を得つつ、そのような状態を生み出す空間や展示方法とはどのようなものかを模索しました。

建築家によるテキストより

会場となるギャラリーは無印良品のお店に併設されており、ギャラリーにしては壁面が少なく、売場に対して比較的オープンな場所でした。床も同じ仕上げが続いているため、どこまでが展示場所なのか判然としません。このような場所に、展示場所としての不安定さを感じると同時に面白さも感じ、場所を全部使い切るのではなく、一部を売場に開放することを考えました。

具体的には、ギャラリーを半分ほど囲っている壁の両端を直線で結ぶように梁を架けました。梁は1.4mの高さにかかっており、下を潜れば向こう側へも行くことができます。これにより、梁の奥は不整形に囲いとられ、手前は少し広めの通路のようになりました。

ギャラリーが一部売場空間に取り込まれたように感じられますが、逆に売場全体が展示空間に取り込まれたようにも感じられます。何のための場所か以前より曖昧になったわけですが、そのような場所を利用するように、ガラスのオブジェは梁の上に置き(泊さんが即興で)、写真は梁の向こう側の壁に梁の天端と高さを合わせピンナップしました。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

中村竜治建築設計事務所の会場構成による「ものたちの誰彼(たそがれ)展」。身近な壊れやすい物との付合い方を主題とし開催。展示されるオブジェとその写真の関係性に向合い、説明的ではない“即物的”な展示計画を志向。其々の独立した鑑賞を促す“1.4mの高さに梁を掛けた空間”を考案 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所の会場構成による「ものたちの誰彼(たそがれ)展」。身近な壊れやすい物との付合い方を主題とし開催。展示されるオブジェとその写真の関係性に向合い、説明的ではない“即物的”な展示計画を志向。其々の独立した鑑賞を促す“1.4mの高さに梁を掛けた空間”を考案 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所の会場構成による「ものたちの誰彼(たそがれ)展」。身近な壊れやすい物との付合い方を主題とし開催。展示されるオブジェとその写真の関係性に向合い、説明的ではない“即物的”な展示計画を志向。其々の独立した鑑賞を促す“1.4mの高さに梁を掛けた空間”を考案 photo©中村竜治
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中村竜治建築設計事務所の会場構成による「ものたちの誰彼(たそがれ)展」。身近な壊れやすい物との付合い方を主題とし開催。展示されるオブジェとその写真の関係性に向合い、説明的ではない“即物的”な展示計画を志向。其々の独立した鑑賞を促す“1.4mの高さに梁を掛けた空間”を考案 image©中村竜治建築設計事務所

以下、建築家によるテキストです。


透明な場所

「ものたちの誰彼(たそがれ)」展の会場構成です。
展覧会の内容は、朽ちかけたガラスのオブジェと、それを撮り続けた泊昭雄さんの写真を通して、身近なこわれやすいものとのつきあい方を見つめ直すというものです。

実物とその写真が展示されるとき、2つはどんな関係が良いのか?一般的には、主従関係があり、どちらかがどちらかの説明や補足になると思うのですが、2つはそういう関係ではないように思えました。なぜなら、2つからはそれぞれ異なったことが感じられ、良い意味でそれぞれ自立した作品として感じられたからです。

そこで、紹介的、説明的、演出的展示ではなく、2つの自立したものがただただあるという即物的な展示方法が良いのではないかと考えました。場所からも発想を得つつ、そのような状態を生み出す空間や展示方法とはどのようなものかを模索しました。

会場となるギャラリーは無印良品のお店に併設されており、ギャラリーにしては壁面が少なく、売場に対して比較的オープンな場所でした。床も同じ仕上げが続いているため、どこまでが展示場所なのか判然としません。このような場所に、展示場所としての不安定さを感じると同時に面白さも感じ、場所を全部使い切るのではなく、一部を売場に開放することを考えました。

具体的には、ギャラリーを半分ほど囲っている壁の両端を直線で結ぶように梁を架けました。梁は1.4mの高さにかかっており、下を潜れば向こう側へも行くことができます。これにより、梁の奥は不整形に囲いとられ、手前は少し広めの通路のようになりました。

ギャラリーが一部売場空間に取り込まれたように感じられますが、逆に売場全体が展示空間に取り込まれたようにも感じられます。何のための場所か以前より曖昧になったわけですが、そのような場所を利用するように、ガラスのオブジェは梁の上に置き(泊さんが即興で)、写真は梁の向こう側の壁に梁の天端と高さを合わせピンナップしました。

梁の手前から見ると、2つは離れているため、同時に焦点が合わず、一方に目を凝らすともう一方がぼやけます。梁をくぐって向こう側に行ってもやっぱり、2つを同時に見ることはできず、振り向かないともう一方が見れません。片方に集中するともう片方がぼやける、あるいは振り返らないと見られないという体験を通じて、作品が互いに独立した存在であることが強調されます。

空間の在り方や展示物の配置の仕方は、説明や見やすさや意味から遠ざかっているけれども、それにより、2つの展示物に純粋に向き合うことができるのではないかと思っています。

■建築概要

展覧会タイトル:ものたちの誰彼(たそがれ)
会場:ATELIER MUJI GINZA Gallery2(東京都中央区銀座3-3-5 無印良品銀座 6階)
会場構成:中村竜治建築設計事務所 担当/中村竜治、若木麻希子
施工:HIGURE 17-15 cas
主催:良品計画
写真(展示作品):泊昭雄
特装本:FRAGILE BOOKS
特装本協力:BON BOOK(TOPPANクロレ)
展示品協力:内田鋼一、杉本理、辻和美、濱田萌、茂呂裕司、poubelle
グラフィックデザイン:太田江理子
面積:41.1㎡
完成:2024年2月1日
会期:2024年2月2日~3月25日
撮影:中村竜治

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・造作家具梁

アルミ角パイプ、合板、塗装

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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    敷地は傾斜地にある角地で、不整形なかたちをしています。東側の隣地は境界線に沿って擁壁が立ち、南に向かって下り坂となってるため隣家の屋根が見えます。前面道路の方向には視線が抜けますが、傾斜地の中腹なので道路からの目線も気になるような場所でした。

    建築家によるテキストより

    敷地なりに折れ曲がる擁壁の様子となじむようなたたずまいを目指しながら、方角によってさまざまな周辺環境と、不整形な敷地形状にあわせて居場所を作っていきました。木々の隙間から差し込むような、いろいろな方向からの光、その隙間から覗く景色とともに日常を過ごすことができるといいな、と思い計画をはじめました。

    建築家によるテキストより

    1階には寝室、水廻りを配置し、2階LDKは3段のスキップフロアとし、天井高さも変えることで、北側斜線と道路斜線をクリアしながら要望の機能を配置しました。

    道路から中が見えないように壁の角度、高さを調整しながらも、空や木々は中から見えるようになっています。遠くに富士山の頭がのぞくような見晴らしのいい方向にはベランダと大きな開口を設けました。

    そのような開口から切り取られた景色や、入りこむ光が壁の切れ間から現れて見えるように、垂れ壁の位置や天井の高さを窓の枠に揃え、仕上げもラワン合板とクロスを切り替えました。玄関土間に設置された薪ストーブや2階のキッチンについても、建物に合わせた形状をデザインしました。

    建築家によるテキストより
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