真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案玄関側からカウンターテーブルとキッチンを見る。 photo©真泉洋介
真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案リビング photo©真泉洋介
真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案キッチンから玄関側を見る。 photo©真泉洋介
真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトが設計した、東京の住戸改修「世田谷の住宅」です。
本や雑貨を多数所有する施主の為の住まいの計画です。建築家は、“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向しました。そして、雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案しました。
オーナーのご自宅にお邪魔した際に印象的だった、本や生活雑貨などのたくさんのモノ。
単にモノが多いだけでなく、自分の把握できるテリトリー内にあることで、モノと共存できている生活を垣間見た。本計画では、モノと共存する生活を、建築から助長することを目指した。
壁は、テクスチャーや色などそれぞれ異なる。目線ぐらいや背丈ぐらいなど天井まで到達せず、自立している。モノが置けたり、立てかけたり、ぶら下げたりすることで、壁自体も家具のように機能する。
リビングにはぐるっと居間を囲う高さ200mmのサークル。
座ってもいい高さで、段の下にはCDやおもちゃ、文庫本が入るオープン収納になっている。
キッチン裏の円弧状のカウンターテーブルはキッチンの作業場所でもあり、仕事や勉強スペースでもあり、モノが置ける場所にもなっていて、それらが同時に共存できるだけの十分な大きさを持っている。
建築的な要素も家具のようにつくることで、モノに囲まれた生活を助長することを目指した。
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真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案玄関側からカウンターテーブルとキッチンを見る。 photo©真泉洋介

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案リビング側からカウンターテーブルとキッチンを見る。 photo©真泉洋介

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案カウンターテーブルとキッチン photo©真泉洋介

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案カウンターテーブル photo©真泉洋介

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案キッチン側からリビングを見る。 photo©真泉洋介

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案リビング photo©真泉洋介

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案リビングからカウンターテーブルとキッチン側を見る。 photo©真泉洋介

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案カウンターテーブルとキッチン photo©真泉洋介

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案カウンターテーブル側からリビングを見る。 photo©真泉洋介

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案キッチンからカウンターテーブル越しにリビングを見る。 photo©真泉洋介

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案キッチンから玄関側を見る。 photo©真泉洋介

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案リビングの本棚とサークルの床 photo©真泉洋介

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案リビング、照明の詳細 photo©真泉洋介

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案リビング、床の詳細 photo©真泉洋介

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案ベッドルーム、照明の詳細 photo©真泉洋介

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案ベッドルームから洗面室側を見る。 photo©真泉洋介

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案壁と床の詳細 photo©真泉洋介

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案壁と床の詳細 photo©真泉洋介

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京の住戸改修「世田谷の住宅」。本や雑貨を多数所有する施主の為の住まい。“物と共存する生活”の発展を意図し、建築的要素を“家具”の様につくる空間を志向。雑貨類が置ける“自立する壁”や文庫本を納められる“サークル状の床面”等を考案平面図 image©プラスマイズミアーキテクト
以下、建築家によるテキストです。
マンションの一室のリノベーション。
北西向きの一階、また間仕切りで小分けの空間になっていたため、採光と湿気に難を抱えていた。
この計画では、既存の間仕切りを撤去し、光と空気が隔たれることなく、つながる住宅とした。
モノに囲まれた生活
オーナーのご自宅にお邪魔した際に印象的だった、本や生活雑貨などのたくさんのモノ。
単にモノが多いだけでなく、自分の把握できるテリトリー内にあることで、モノと共存できている生活を垣間見た。本計画では、モノと共存する生活を、建築から助長することを目指した。
壁は、テクスチャーや色などそれぞれ異なる。目線ぐらいや背丈ぐらいなど天井まで到達せず、自立している。モノが置けたり、立てかけたり、ぶら下げたりすることで、壁自体も家具のように機能する。
リビングにはぐるっと居間を囲う高さ200mmのサークル。
座ってもいい高さで、段の下にはCDやおもちゃ、文庫本が入るオープン収納になっている。
キッチン裏の円弧状のカウンターテーブルはキッチンの作業場所でもあり、仕事や勉強スペースでもあり、モノが置ける場所にもなっていて、それらが同時に共存できるだけの十分な大きさを持っている。
建築的な要素も家具のようにつくることで、モノに囲まれた生活を助長することを目指した。
大きな一続きの天井
木板の天井は900mmのグリットでトイレと浴室以外は一体でつながる。また、以前は隠れていた既存建物の梁が露出する。建築自体のスケールが、モノに囲まれたコンパクトな領域と、独立しながら共存することで、奥行きを生み、窮屈さを感じない、おおらかさを創出した。
■建築概要
題名:世田谷の住宅
所在地:東京都世田谷区
主用途:住宅
設計:株式会社プラスマイズミアーキテクト 担当/真泉洋介、真泉絵美
施工:株式会社タフデザインプロダクト 担当/山崎拓治
構造:鉄筋コンクリート造
階数:1階部分(7階建)
延床面積:67.20㎡
設計:2022年2月~2022年4月
工事:2024年5月~2024年6月
竣工:2024年6月
写真:真泉洋介