
SHARE 最も注目を集めたトピックス[期間:2025/8/11-8/17]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2025/8/11-8/17)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。
- 塩崎太伸による論考「y/g──近接した可能世界群としての建築、あるいはフィクショナリティと世界の複数性について」。湯浅良介が設計してGottinghamが撮影した住宅“LIGHTS”を訪問して執筆
- 永山祐子のデザイン監修による集合住宅が、東京・下北沢に建設へ。街並みとの調和を意図し、ヴォリュームを縦に二分割。低層部は“浮遊感”のあるガラスボックスとして商業スペースを配置。24時間楽器演奏が可能な防音賃貸マンションとして計画
- ネリ&フーによる、香港の店舗「Piaget Flagship Boutique」。時計と宝飾品のブランドの旗艦店。施主の技術の表現に加えて“場所自体への応答”も意図し、貿易や工業などの“地域の歴史や特質”を参照する設計を志向。濃い青の特注タイルをブロンズで縁取った外観の建築を考案
- 隈研吾建築都市設計事務所によるインスタレーション「Domino 3.0」。ヴェネチアビエンナーレ国際建築展の出展作。全体テーマの“AI”に対し、人が自然の中で暮らす為の“最強の助手”としてAIを扱う作品を志向。倒木を素材に3DスキャンとAIを活用して構造的整合性をとり実現
- 黒川智之建築設計事務所による、東京・新宿区の「KEITOKU BLDG」。都心の大通りに建つテナントオフィスビル。街と密接に繋がる存在を目指し、奥行2mでガラス張りの“ファサード空間”を各階に配置する構成を考案。建築全体が“立面を通じて都市と関係を持つ構え”をつくり出す
- 小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、宮城・仙台市の宿泊施設「界 秋保」。既存建物を改修して新たな温泉宿にする計画。周辺に存在する“美しい水脈と風景”に呼応するように、色彩や光に加えて“当地の民芸品”も取り込む空間を志向。一部の客室では地域の伝説も色として取り入れる
- 小滝健司+高藤万葉 / TOAStによる、東京・港区の「窓辺の小さな美容室」。面積は小さいが大きな窓面のある区間。水平に連続する額縁に“フレームレスの鏡”を配置し、“虚像と実像”が境界なく切替わる“風景”を創出。入隅を曲面とした設計は必要座席数の確保や動線の効率化にも寄与
- 湯浅良介による、埼玉・狭山市の住宅「LIGHTS」。ウルフの描く“灯台”をモチーフとして構想。“誰かの帰りの足並みを軽くする”住まいを求め、灯台の様に“光を指し示す”在り方を志向。形態・配置・開口部の検討に加えてカーテンの柄までも考慮して作り上げる
- 阿曽芙実建築設計事務所による、兵庫・淡路市の「dots n / 地域交流施設」。同設計者が手掛けた農園付き住居群に続いて計画。“ここにしかない風景”というテーマを引継ぎ、住居の“寄棟+換気塔”のモチーフも踏襲した建築を考案。地域の人だけでなく来訪者も交流できる場所としても機能
- トラフ建築設計事務所の会場構成による「そのとき、どうする?展 –防災のこれからを見渡す–」。自然災害への向合い方を多角的に紹介する展示。“継続的な備え”への意識を育む為、巨大なモノリスで“問い”を示しつつ空間をテーマごとに分割する計画を考案。一つの正解の提示ではなく“問いかける”場を作る
- 篠崎弘之建築設計事務所による、栃木・那須町の「Nasu Forest & Art Museum」。インド細密画を展示する施設等。広がる森と繊細な作品の“スケール”を体験する場として、遠景と近景が交互に現れるように機能を点在させる計画を考案。美術館は入れ子状の構成で“森と展示室の境界の横断”も意図
- 大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(前編)。前編では、休憩所・ギャラリー・展示施設・ポップアップステージの10施設を紹介
- 大松俊紀アトリエによる「GHOST」。同建築家が継続的に探究するアルミ製椅子の一環。一般的な椅子の“対極”の存在として、貫材を省いて座面が“一枚板”のみのデザインを考案。先端技術での背板の窪みは“亡霊”の様に曖昧な輪郭を描く
- ザハ・ハディド・アーキテクツによる、スペイン・マラガの高層集合住宅。湾岸エリアを再生させる開発の一環として計画。都市の住宅需要の高まりに応える建築として、地上21階のタワーを考案。153戸の住戸ユニットに加えて80戸の公的支援付き住戸も内包
- 鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定。コンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」。提案のイメージも公開
- リナ・ゴットメによる、大阪・関西万博の「バーレーンパビリオン」。“海をつなぐ”をテーマに計画。同国と海の繋がりを伝える施設として、“伝統的な船の製造技術”の参照に加えて“日本の木組の技術”も融合させる建築を考案。持続可能性を考慮して殆どの材料を再利用可能とする
- フォスター+パートナーズによる、大阪・関西万博の「サウジアラビアパビリオン」。国の魅力を伝える場として、町や都市を探訪する体験を想起させる存在を志向。迷路の様な曲がりくねる路地を探索する空間構成を考案。ローカルアーキテクトとして梓設計も参画
- 庄司光宏と牧野恭久による、中国の店舗「Shanghai Kitcho」。老舗の寿司店の計画。両者の文化を“高次元で融合するデザイン”を求め、中国の“装飾性”と日本の“優雅さ”を併せ持つ“扇形の彫刻的な天井”を備えた空間を考案。陰影で場に象徴的なリズムと緊張感も与える
- 【ap job更新】 “みどりと建築の共生”を設計し、成長できる労働環境作りにも取り組む「古谷デザイン建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒)、秘書兼広報、アルバイトを募集中
- 小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、福岡市の店舗「DANTON FUKUOKA」。三方開放の区画での計画。来館者の視線が奥のテナントに抜けていく状況に対し、唯一の壁面側に“緩やかに膨らむ円弧形状の壁”を新設する構成を考案。視線の“引っかかり”で商品に次々に出会う体験を創出する