SHARE 新井清一がアルメニア・エレバンの複合施設の国際コンペの最優秀賞に
新井清一がアルメニアの首都エレバンの複合施設の国際コンペの最優秀賞に選ばれています。
アルメニアの首都エレバンに於いてインターコンチネンタルホテルを含む複合施設建設のための国際実施コンペが行われ、新井清一(京都精華大学教授)が最優秀賞に選出された。登録総数1145、275チームの応募総数であった。
最終6チームの再プレゼンに依って選出に至った。総床面積30万平米に及ぶ本計画は三〜四年後に竣工する予定。
以下、プロジェクトに関するテキストです。
本計画は、首都エレバンの将来構想に於いての象徴的なプロジェクトという位置づけを示唆するが如く、その敷地は市街を一望する丘の上に設けられている。又、その先にはアララト山が全ての景色の一部として人々の視界に飛び込んでくる特別な場所でもある。ホテル、レジデンス、ビジネスセンター、商業施設と多様な用途を有するコンプレックス計画である。ARAI ARCHITECTS案は特にこれらの環境を包み込み、又は呼び合う構成をオーダリングフォームとしての道具である、リズム/グラデーション/フローを駆使し、音楽のコンポジションのように建築とランドスケープ、内部の延長、外部の介入などの相互関連を空間的に融合しながら完成させたものである。
建築物の存在と広場、リズミカルガーデン、修景ガーデンなどとアララト山を借景の一部としたシーンの演出が特徴である。Massの構成の第一歩は、全ての部屋が南(市の中心、及びアララト山)を向くことを前提とし計画され、その結果ライン的な形態の設定が主要な要素となっている。