architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2011.7.04Mon
2011.7.03Sun
2011.7.05Tue
苅部寛子建築設計事務所+成瀬・猪熊建築設計事務所による”世田谷フラット”
サムネイル:苅部寛子建築設計事務所+成瀬・猪熊建築設計事務所による

SHARE 苅部寛子建築設計事務所+成瀬・猪熊建築設計事務所による”世田谷フラット”

architecture|feature
成瀬・猪熊建築設計事務所住宅リノベーション東京猪熊純苅部寛子成瀬友梨西川公朗

setagaya-flat116.jpg
photo©西川公朗

苅部寛子建築設計事務所+成瀬・猪熊建築設計事務所が設計した”世田谷フラット”です。

setagaya-flat102.jpg
setagaya-flat103.jpg
setagaya-flat105.jpg
setagaya-flat107.jpg
setagaya-flat109.jpg
setagaya-flat110.jpg
setagaya-flat111.jpg
setagaya-flat112.jpg
setagaya-flat115.jpg
setagaya-flat121.jpg
以下、建築家によるテキストです。


世田谷フラット
壁式構造の共同住宅の改装プロジェクトである。第一種低層住居専用地域の三階にあり、広めの間取りと恵まれた環境の一方で、壁を全く変更できないという難点もあった。
躯体の構成は単純で、北側の長い廊下と、そこからアクセスする部屋によって成立している。部屋は必然的に廊下側と外壁側に開口部が開き、廊下と直交する壁が大きな壁面となる。私たちは、特徴的な仕上げ・キッチン・棚などの要素を、この大きな壁面に集めることでその印象を強め、躯体がもっていたレイヤ状の構成を顕在化させた。
仕上げは、コンクリート普通型枠打放し・モルタル金ゴテ・パテ扱きの上クリア塗装・構造用合板の四種がある。普通型枠打放しは古い躯体、構造用合板は新設だが、モルタルとパテ扱きは、壁紙を剥いで現れた不陸調整のためのモルタルとパテ扱きに上塗りをしたものである。古い要素でありながら新しい中間的な存在である。この仕上げによって、視覚的な新旧の対比は限りなく薄まる。新設したものによって構成を顕在化させながら、リテラルな新旧の対比を消すことで、躯体までもが今回の計画によって調整されたかのような印象を与える。

あわせて読みたい

サムネイル:成瀬・猪熊建築設計事務所による、奈良県天川村の集合住宅「天川村定住促進住宅」
成瀬・猪熊建築設計事務所による、奈良県天川村の集合住宅「天川村定住促進住宅」
  • SHARE
成瀬・猪熊建築設計事務所住宅リノベーション東京猪熊純苅部寛子成瀬友梨西川公朗
2011.07.04 Mon 21:44
0
permalink

#成瀬・猪熊建築設計事務所の関連記事

  • 2024.11.08Fri
    成瀬・猪熊建築設計事務所による、東京・杉並区の「高円寺のオフィス」。設計者が監修した製品を用いて構成した自社の事務所。改善や可能性のフィードバックを得る為の“実験の場”を求め、システムパーティション等を実装した空間を考案。働く場の在り方の捉え直しと更新にも繋げる
  • 2024.5.30Thu
    成瀬・猪熊建築設計事務所による、岐阜の店舗「JINSイオンモール各務原店」。既存店のリニューアル計画。商品配置の“計画的な型”を意識し、そのまま形にする“普遍性”と多様な展開が生む“固有性”を両立する設計を志向。型を守りつつ可変性のある“家型の什器”を考案して空間を構成
  • 2024.2.28Wed
    成瀬・猪熊建築設計事務所による、東京・銀座の店舗「meet tree GINZA」。木材会社が手掛けるスイーツとコスメの店。天井高のある既存区画を活かし、ヒノキの材木を用いた“巨大なヴォールト”が浮遊する空間を考案。街に向けて独特の存在感を生み出すと共に物販エリアを分ける役割も担う
  • 2024.1.22Mon
    成瀬・猪熊建築設計事務所のデザイン監修による「common furniture / Partition」。メーカーとコラボした事務所等の為のパーティション。現代の“多様な働き方を可能にする空間”に応える為、様々なフレーム・パネル・カラーから組合せ可能な製品を考案。飲食や物販の商空間でも使える意匠性も意図
  • 2023.9.12Tue
    成瀬・猪熊建築設計事務所による、長野の「旧軽井沢倶楽部の別荘」。様々な表情を見せる自然林の中の敷地。恵まれた環境を“感じる”建築を目指し、開口部等の操作で“過ごし方”と“外の環境”が結びついた空間を多数構築。暮らしの存在が自然を“より豊かに”感じさせる場を作る
  • 2023.8.14Mon
    成瀬・猪熊建築設計事務所と&K architectsによる、東京・中野区のシェアハウス「Social Base東中野」。街中の旧社員寮を転用。中庭のある“ロの字型”平面の活用を意図し、庭に近い場所の壁等を解体し外部化して中庭から共用部が広がる様に再構成。素材や色の選択は都会の喧騒から離れられる“落ち着いた空間”を意図
  • 2022.10.25Tue
    成瀬・猪熊建築設計事務所による、岐阜の宿泊施設「お宿Onn 中津川」。木材の企業が地域活性の為に計画。地元の“素材”とエリアの“地形”を出発点に、様々な“ヒノキ”の要素を散りばめ山裾を再現した共用空間を考案。客室等でも異なる方法でヒノキの魅力を引き出す
  • 2022.10.12Wed
    成瀬・猪熊建築設計事務所のデザイン監修による、山口の宿泊施設「お宿Onn 湯田温泉」。昔からの温泉地に計画。湯治の歴史を背景に“温泉街と温泉旅行のリデザイン”を目指し、要素を削ぎ落した静かで落ち着く空間を考案。現代性と旅館らしさを持つ外観で市街地の環境にも応答
  • 2021.6.15Tue
    成瀬・猪熊建築設計事務所による、岐阜・中津川市の、コスメ店舗・カフェ・サロン「meet tree NAKATSUGAWA」。地域活性と共にCLTと在来工法を組み合わせた“ひらかれた”構法も追求
  • 2021.5.19Wed
    成瀬・猪熊建築設計事務所と鹿島建設による、東京・大田区の、先進モビリティ技術開発拠点(自動運転技術開発施設)「DENSO Global R&D Tokyo, Haneda」
  • view all
view all

#西川公朗の関連記事

  • 2025.2.17Mon
    古谷野裕一 / 古谷野工務店による、埼玉の「東川口の家」。緑地と住宅地に挟まれた敷地。この環境に“調和する住まい”として、素朴な切妻屋根の外観と棟木等を現しにした内部空間を特徴とする建築を考案。近隣のベンチ等を参照して設計した造作類でも周辺の文脈と繋げる
  • 2024.11.29Fri
    橋本尚樹 / NHAによる建築展「before the beginning はじまりのけはい」。プリズミックギャラリーを会場に開催。2025年大阪・関西万博の“いのち動的平衡館”を中心とした展示。同建築は、生物学者の福岡伸一がプロデュースしてNHAとArupが基本設計などを手掛ける
  • 2024.11.08Fri
    成瀬・猪熊建築設計事務所による、東京・杉並区の「高円寺のオフィス」。設計者が監修した製品を用いて構成した自社の事務所。改善や可能性のフィードバックを得る為の“実験の場”を求め、システムパーティション等を実装した空間を考案。働く場の在り方の捉え直しと更新にも繋げる
  • 2024.6.21Fri
    森田悠紀建築設計事務所による、東京の「春日の家」。見晴らしの良い坂道沿いの敷地。“この場所ならでは”の存在を求め、街特有の空間体験に通じる上階に登った先に“眺望が開ける”建築を考案。“必要な線を適切に存在させる”設計で地域の親密さとの繋がりも作る
  • 2024.6.20Thu
    齋藤和哉建築設計事務所による、東京・世田谷区の「駒繋のハウス」。四周を家々に囲まれた敷地での計画。快適な住環境の獲得を主題とし、全体を包む“囲い”で視線を遮りつつ“光と風”を導入する構成を考案。生活の様々な状況に応じる為に建具の開閉で空間の性質が変わるように作る
  • 2024.5.31Fri
    森田悠紀建築設計事務所による、東京の「稲城の家」。緑地に面する北欧家具店を営む施主の為の住宅。竣工後に置かれる家具類の把握から出発し、簡素で実直な品々を納める為の“器”としての空間を志向。風景と家具の存在感と釣り合う“A”型の架構を持つ建築を造る
  • 2024.5.24Fri
    森田悠紀建築設計事務所による、東京の「国分寺の家」。住宅密集地にある敷地。街と家の“距離感”を課題とし、適切な関係を結ぶ為の“街から遠く離れた静かな場所”を備えた建築を志向。玄関から長い距離を歩いて辿り着く“居間”で再び“街と繋がる”住まいを造る
  • 2024.4.23Tue
    黒崎敏 / APOLLOによる、東京・世田谷区の住宅「Le49Ⅱ」。閑静な住宅街の角地での計画。家族が豊かに暮らせる住まいとして、地下と一階に個室等をまとめて二階に“パブリックルーム”としてのLDKを設ける構成を考案。間接照明と勾配天井を用いて団欒の空間を演出する
  • 2024.4.18Thu
    矢野青山建築設計事務所による、愛媛・大洲市の「あいわ苑」。就労支援と生活介護を行う多機能型事業所。景観条例・自然災害・安全性等の与件に対し、問題への応答に加えて“街に適切に開かれた”建築を志向。屋根形状と開口部の操作で“街との繋がり”を構築する
  • 2024.3.27Wed
    齋藤弦と酒井禅道による、神奈川・足柄下郡の週末住宅「湯河原の擁壁」。雛壇状の造成地での計画。敷地と呼応する“独自の建築の形式”を求め、土木と建築のスケールを調停する“擁壁に擬態した構造体”を“背骨”とする建築を考案。軽やかな“木架構の屋根”で地形に寄添う住空間も作る
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    60,896
    • Follow
    82,050
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    西沢立衛による”軽井沢千住博美術館”の写真

    SHARE 西沢立衛による”軽井沢千住博美術館”の写真

    architecture|remarkable

    西沢立衛による”軽井沢千住博美術館”の写真がCINARA.NETに掲載されています

    西沢立衛が設計した”軽井沢千住博美術館“の写真が7枚、CINARA.NETに掲載されています。

    • SHARE
    2011.07.04 Mon 21:18
    0
    permalink
    ヴァレリオ・オルジアティやクリスチャン・ケレツによる建築を特集した番組”Building Switzerland”の動画

    SHARE ヴァレリオ・オルジアティやクリスチャン・ケレツによる建築を特集した番組”Building Switzerland”の動画

    architecture|video|remarkable

    ヴァレリオ・オルジアティやクリスチャン・ケレツによる建築を特集した番組”Building Switzerland”の動画をswiss.infoのサイトで見ることができます

    ヴァレリオ・オルジアティやクリスチャン・ケレツなどのスイスの建築家による建物を特集した番組”Building Switzerland”の動画をswiss.infoのウェブサイトで見ることができます。

    • SHARE
    2011.07.04 Mon 11:22
    0
    permalink
    伊東豊雄が設計した今治の二つの施設”今治市伊東豊雄建築ミュージアム”と”今治市岩田健母と子のミュージアム”が今年の夏にオープン

    SHARE 伊東豊雄が設計した今治の二つの施設”今治市伊東豊雄建築ミュージアム”と”今治市岩田健母と子のミュージアム”が今年の夏にオープン

    architecture

    伊東豊雄が設計した今治の二つの施設”今治市伊東豊雄建築ミュージアム”と”今治市岩田健母と子のミュージアム”が今年の夏にオープンします(PDF)

    伊東豊雄が設計した今治の二つの施設”今治市伊東豊雄建築ミュージアム”と”今治市岩田健母と子のミュージアム”が今年の夏にオープンします。リンク先はPDFです。
    “今治市伊東豊雄建築ミュージアム”は2011年7月30日オープン、”今治市岩田健母と子のミュージアム”は2011年8月20日オープンだそうです。リンク先の”広報今治”に概要や写真が掲載されています。

    • SHARE
    2011.07.04 Mon 10:19
    0
    permalink
    中村竜治らが出展している”rep extra「SPACE OURSELVES」浜松展”が開催[2011/7/17-7/31]

    SHARE 中村竜治らが出展している”rep extra「SPACE OURSELVES」浜松展”が開催[2011/7/17-7/31]

    architecture|exhibition

    中村竜治らが出展している”rep extra「SPACE OURSELVES」浜松展”が開催されます。開催期間は、2011年7月17日(日)-7月31日(日)の土・日です。(※事前にご連絡いただけましたら平日も開廊可との事)
    詳しい概要は以下でどうぞ。

    本展覧会は、2011年4月28日から5月15日まで京都「radlab.」にて開催されました「SPACE OURSELVES」展の巡回展です。

    「SPACE OURSELVES」=私たち自身の/による/のため空間とは、建築を設計する専門家だけでなく、日々の営みを行うすべての人、すなわち「私たち」によって生み出され/ 発見され/ 実践されていく空間のあり方を意味しています。

    そのような空間を引き起こし、手助けする建築はどんなかたちをしているのでしょうか。それはみんなのものであり、公共の建築ですが、いわゆる公共建築と呼ばれるもののみにはありません。あらかじめ与えられる「公共」ではなく、「私たち」がともに生きているということを問い直し、また「私たち」が何かをともにしながら、自身の実践によって生み出されていく「公共」。これがいかにあり得るかを考え、そこに根付く建築を考えること。その過程の中で日々の豊かさが生み出されてくると信じています。

    • 続きを読む
    • SHARE
    2011.07.04 Mon 09:51
    0
    permalink
    2011.7.03Sun
    • BRUTUS、最新号(2011年 7/15号) 特集:イームズハウスはイームズホーム
    • CAAUによる香港デザイン学院の写真
    • 東京理科大学小嶋一浩研究室+佐藤淳構造設計事務所+太陽工業による”MOOM Tensegritic membrance structure”の動画
    • 堀場弘+工藤和美 / シーラカンスK&Hによる”金沢海みらい図書館”の動画
    2011.7.05Tue
    • 松葉邦彦+福島慶介、TYRANT KUNIHIKO MATSUBA+N合同会社による”旧廣盛酒造所再生計画”
    • ピーター・ズントーとルイーズ・ブルジョワによる”魔女裁判の犠牲者達のための記念館”の写真
    • アトリエ・ワンによる住宅”split machiya”の写真
    • “レゴ アーキテクチャー ファンズワース邸”がamazonで発売中
    • 青木淳や西澤徹夫らによる”TAKADAI PROJECT”

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    60,896
    • Follow
    82,050
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white