SHARE 木村智彦 / グラムデザインによる鳥取県米子市の住宅「三本松の家」
以下、建築家によるテキストです。
三人の子供をもつ五人家族、将来四人目の出産も想定した家族の住宅。 あまり明るい印象のない住宅地、祖父の代から引き継いだ四方を道路に囲まれた敷地である。 何かしらのかたちで周辺環境にも寄与することを望まれたため、道路と建物の余白に植栽を施し、外周に設ける障子から行灯のようにやさしく光を漏らすことを考えた。 7.2M×16.2Mの中庭を介し、リビングダイニングキッチンと、寝室となるスペースを向い合せるシンプルなプラン。 中庭を囲む回廊の天井高を2,100mmに抑え、二寸勾配の屋根で断面を統一している。徹底的にディティールの検証を行い、木製建具のディティールも幾つかのパターンに統一して設計を行った。
■建築概要
所在地:鳥取県米子市
構造/規模:木造/平屋建て
延床面積:188.33㎡
設計期間:2011年3月~2012年1月
竣工:2012年7月
設計者:木村智彦 / グラムデザイン
Tomohiko Kimura / GRAMDESIGN
施工:有限会社まごころ
造園:前田造園
web : http://gramdesign.biz
mail : info@gramdesign.biz