SHARE 松田達+林野紀子による石川県の「JAISTギャラリー」の写真
松田達+林野紀子が設計した石川県の「JAISTギャラリー」の写真が松田達のウェブサイトに掲載されています
松田達と林野紀子が設計した石川県の「JAISTギャラリー」の写真が9枚、松田達のウェブサイトに掲載されています。
世界有数のパズルコレクションの展示ギャラリー。既存の大学建物のエントランスホールに、多様なコレクションを陳列する展示空間、子供がパズルを自由に手に取って遊べる空間、パズルや資料を保存・整理するための空間が求められた。
展示空間の規模的条件と展示のための最適寸法から、300mm立方のキューブを基本単位として選び取り、それらを5つ組み合わせた「Nペンタキューブ」を基本ユニットとして採用した。Nペンタキューブ144個による、8x9x10の巨大な直方体の箱詰めパズルを想定し、アルゴリズムを用いて解いた。完成形の直方体を12のパーツに分解し、ギャラリー空間に再配置した。
空間は同型のユニットから出来上がりつつ、無数の組み合わせを提示する。来館者はパズルの空間に入り込み、自由に探索しながらパズルと空間のルールを身体で体験しながら解いていくことになる。我々はパズルと建築の複合した空間の可能性を模索した。