SHARE 山中俊治によるTEDxKeioSFCでのプレゼン「思考の道具としてのスケッチ」の動画
山中俊治によるTEDxKeioSFCでのプレゼン「思考の道具としてのスケッチ」の動画です。
われわれの目前に迫る未来は、一体どんな様相をしているのだろう。未来がわれわれに与えてくれる「わくわく」には、どんなものがあるのだろう。その可能性の一つを、美しいプロトタイピングをもって提示することが、これからのデザイナーの役割だ。日本を代表するプロダクトデザイナー山中俊治氏は、アートとテクノロジー両方のスキルを兼ね備えた人物だ。デザイナーとして腕時計から鉄道車両に至る幅広い工業製品をデザインする一方、技術者として、ロボティックスや通信技術にも関わっている。氏が常に意識しているものに、美意識と時代認識の2つがある。研究成果や試作品に常に美しさを持ち込めることに、彼のデザイナーとしての価値がある。また、かっこいいもの・美しいものをつくれるということへの喜びや好奇心に正直でありながらも、時代認識を欠かさない。だからこそ未来のデザイナー像を思い浮かべることができる。自分の位置づけを認識できるのだろう。