SHARE book『丘の上の修道院 ル・コルビュジエ 最後の風景』
書籍『丘の上の修道院 ル・コルビュジエ 最後の風景』がamazonで発売されています
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無神論者であるコルビュジエはなぜ、死後の一夜を教会堂に求めたのか
ル・コルビュジエ設計の宗教建築の傑作、ラ・トゥーレット修道院。いまなお宗教と芸術との奇跡的な融合と謳われるこの建築はコルビュジエ自ら最 後の一夜を過ごす場所と決めていた。果たして、無神論者コルビュジエがこの修道院に込めた想いとは?写真家范毅舜が解き明かす、巨匠の内なる世界と実像。
ある日、写真家に一通の招待状が届いた。そこには、親愛なる神父からこう記して あった。「芸術家としてのあなたの目でこの建築を見に来なさい」フランスのリヨン郊外。丘の上にそれはある。宗教的なシンボルを排除した、異様 なまでの佇まいで写真家の眼前に再びあらわれた、ラ・トゥーレット修道院。偉大 なる建築家、ル・コルビジュエが手掛けた宗教建築の傑作。20年前、写真家は修道院を訪れていた。しかし、無神論者の巨匠コルビジュエによるそのあまりにも極端な造形が彼の深い信仰心を打ち砕き、ファインダーを曇らせた。そして20年後、写真家・范毅舜は再び巨匠との時を超えた対話をはじめた。