SHARE 槇文彦、古谷誠章なども参加するイベント「アーキテクト and / vs アーバニスト」が開催[2013/10/4・11]
槇文彦、古谷誠章なども参加するイベント「アーキテクト and / vs アーバニスト」が開催されます。開催日は、2013年10月4日と11日。関連の展示も行われます。
復興の様々な現場において、建築家の職業が問われている。まちづくり・都市づくりの現場において、建築家はアーキテクトであり、かつアーバニストであることが求められるからだ。しかし、日本においてはこの二つの立場は長らく分離してきた。
1960年代の丹下健三、メタボリストたちの活動は、表面上アーキテクト=アーバニストとしてのものであったが、実質的にはアーキテクトがアーバニストの領域に踏み込んだものだった。以後、アーキテクトとアーバニストは異なるフィールドで活動を展開させ、現在に至った。いわばアーキテクトとアーバニストは、お互いの存在を忘れ去ってきた。しかし、震災復興が進み、逆都市化時代に突入した2010年代、われわれは建築と都市を真に同時に考える視点を打ち立てるべきではないだろうか?国土開発は専門家を必要としたが、国土復興は統合家を必要とする。1960年代と2010年代という、二つの特徴的な時代に注目することによって、21世紀の建築と都市を考えるための議論をはじめたい。
このイベントの詳細は以下でどうぞ。
アーキテクト and / vs アーバニスト
第1夜:「アーキテクト and アーバニスト――1960年代の建築と都市」
日 時:2013年10月4日(金)18:00~20:30(開場 17:30)
登壇者:
槇文彦(建築家、槇総合計画事務所代表)
蓑原敬(都市計画家、蓑原計画事務所代表)
豊川斎赫(建築家・建築史家、小山高等専門学校准教授)
中島直人(都市計画、慶應義塾大学准教授)
武田重昭(都市及び地方計画・緑地計画、大阪府立大学助教)
モデレーター:松田達(建築家・都市デザイン、東京大学助教)
第2夜:「アーキテクト vs アーバニスト――2010年代の建築と都市」
日 時:2013年10月11日(金)18:00~20:30(開場 17:30)
登壇者:
古谷誠章(建築家、早稲田大学教授)
羽藤英二(都市工学、東京大学教授)
柄沢祐輔(建築家、東京理科大学助教)
木下斉(経営とまちづくり、一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス代表理事)
モデレーター:松田達(前掲)
会 場:建築会館ホール(東京都港区芝 5-26-20)
定 員:300 名(当日先着順)
参加費:無料
問合せ:日本建築学会事務局出版・普及事業グループ 三島
TEL 03-3456-2056 E-mail mishima@aij.or.jp
関連企画展覧会「アーキテクト and / vs アーバニスト」展
会 期:2013年10月2日(水)~10月14日(月) 10:00~19:00(土日祝日は17時まで)
出展者:饗庭伸、新居千秋、木下斉、遠藤新、柄沢祐輔、武田重昭、東京大学都市デザイン研究室、豊川斎赫、中島直人、成瀬
友梨+猪熊純、羽藤英二、古谷誠章、槇文彦、松田達+和田吉史、蓑原敬、ミリメーター
会場:建築博物館ギャラリー
入場料:無料
キュレーション:松田達