SHARE 荒木信雄・佐藤淳らが出演するフォーラム 「超ビルディングタイプ型HILTシステム・プロジェクト宣言」がLIXILショールーム東京で開催
荒木信雄・佐藤淳らが出演するフォーラム 「超ビルディングタイプ型HILTシステム・プロジェクト宣言」がLIXILショールーム東京で開催されます。開催は2013年12月16日。
【HILT システムとは】
■問題意識
社会、経済状況が急激に変化する時代になっています。オフィスでは事務所の開設、経済状況に応じた事業拡大・縮小に対応しやすさが求められ、住宅も中古市場が拡大し、賃貸住宅など所有にこだわらない層が増大しています。つまり移転や引っ越しなどによる使用環境の変化に対応した空間づくりのシステムが求められています。
住宅、オフィスなど空間にかかわる分野ではスケルトン・インフィルの考え方が浸透しています。可動や取り換え可能にすることで改修コストの削減、ライフスタイルに対応した居住空間をカスタマイズできるからです。
経済成長の鈍化や財政難からスクラップアンドビルドではなく既存の建築物をリノベーションやコンバージョンして活用する傾向が強くなっています。
既存建築物の耐震性向上が求められており、非構造部材の耐震性も向上させる必要があります。
環境の意識が高まり、環境負荷を少なくするための配慮から省資源、資源の循環的利用、省エネルギーを目的に各業界3R(リデュース、リサイクル、リユース)の取り組みが行われています。
以上の状況から既存の建築物の長寿命化や多様な用途に対応できるインフィル・システムを構築しておくことは有意義であると考えました。
■開発計画
50ミリのH鋼をフレームとするインフィル・システムを開発します。50ミリのH型を中心にL型、I型、T型のスチール部材の組み合わせを基本にインフィルのフレーム・システムです。
開発された部品・部材は使用者に購入、あるいはリース、レンタルされ、インフィルや仮設建築など様々な用途の構築物を形づくるために使用されます。形づくられた構築物はその役割を終えた後に産業廃棄物として廃棄されるのではなく、リユース、リサイクルを前提として解体され、使用されていた部品・部材は回収、換金などを経て再び流通していきます。このように部品・部材が使用される場面を変えながら使い続けられるシステムを構築したいと考えています。
フォーラム 『超ビルディングタイプ型HILTシステム・プロジェクト宣言』
3R対応循環型スチール・インフィル・システム「HILTプロジェクト」を提案するフ
ォーラムを開催します。■ 日時:2013年12月16日(月)
開場:17:30~ 開演:18:00■ 会場:LIXILショールーム東京7F「イベントルーム2・3」
(東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー)
google map:http://goo.gl/maps/FSZ4n■ 定員:80名(専用フォームよりお申込み頂けます。http://hiltsystem.com/)
■ 参加費:無料
■ プログラム
【HILTシステム研究会メンバー・プレゼンテーション】18:00~18:45
「超ビルディングタイプ型HILTシステム・プロジェクトについて」
<プレゼンター>
荒木信雄(建築家)
佐藤淳(構造設計家)
信太洋行(東京都市大学准教授
<モデレーター>
中崎隆司(建築ジャーナリスト・生活環境プロデューサー)
【先進企業・プレゼンテーション】18:50~19:50
「リサイクル・リノベーション・リースの可能性について」
<プレゼンター>
1. 中台澄之(株式会社ナカダイ支店長)
「モノ・ファクトリー」について(18:50~19:10)
2. 大隈哲(株式会社イーソーコ総合研究所特任研究員)
「倉庫リノベーション」について(19:10分~19:30)
3. 建材メーカー(予定)
「サッシのリース」について(19:30~19:50)
<モデレーター>
中崎隆司(建築ジャーナリスト・生活環境プロデューサー)
【情報交換会】19:50~20:10■ 展示
コンセプトイメージおよび実物大50ミリH鋼サンプルを展示します。■ 主催
HILT研究会[荒木信雄(建築家)、佐藤淳(構造設計家)、信太洋行(東京都市大学准教授)、中崎隆司(建築ジャーナリスト・生活環境プロデューサー)]