SHARE 隈研吾による群馬の「(仮称)富岡市新庁舎」の画像
隈研吾のウェブサイトに群馬の「(仮称)富岡市新庁舎」の画像が掲載されています
隈研吾のウェブサイトに群馬の「(仮称)富岡市新庁舎」の画像が4枚掲載されています。
富岡製糸場の世界遺産登録を目指す富岡市のまちづくりの一環として、周辺の景観と調和する庁舎が求められた。
また、今後少子高齢化により到来する急激な人口減少に対応できる柔軟性も期待されている。私達は “小さな屋根の集まり”による分棟形式の庁舎を提案した。
大きな施設を“小さな屋根”から構成し、将来空間を自由に分節できる柔らかな仕組みをつくる。
行政・議会・市民活動などの様々なアクティビティを包む片流れ屋根の集合は、敷地の中心に向かって大庇を葺き下ろし、雁行型に連続するひろば=「鍵曲の庭」を形成する。
小さなたまり場を数珠繋ぎに連結させた「鍵曲の庭」は、地域コミュニティを育みやすい適度なスケール感を保ちながら、多様な賑わいの連鎖を生み出す。外装は、表裏で素材の異なるアルミと木のハイブリッドルーバーを使用する。
庭で生まれるジグザグ動線に呼応して、刻々と表情が移り変わる現象的なファサードが地域の活動に躍動感を与えることを期待する。